「10月・11月は何をすれば良い?」難関企業内定者8人にインタビュー【コンサル・外銀・FAS・マーケ・商社・デべ】
2023/10/19
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10月・11月の就活でやるべきこととは?
こんにちは、外資就活 編集部です。
10月に入り、秋ジョブや本選考の募集を開始する企業が増えてきました。一方で、サマーインターンの時期と比較すると、10月11月は就職活動として行うことがあまりなく、「何をして過ごせば良いのだろう?」と不安を感じる方もいると思います。
そこで今回は、難関企業の内定を勝ち取った先輩方8人に「この時期の過ごし方」についてインタビューをしました。
具体的には、
・10月11月、就活関連で何をしていたか?
・後から振り返って、10月11月は何をするべきだったか?
の2点を中心にお聞きしました。
本コラムを読み、秋の就活を充実させましょう!
インタビュイーの紹介
まずは、インタビューに協力してくれた先輩方の内定先と当時の志望業界をご紹介します。
【業界別】10月11月にしていたこと・するべきだったこと
ここからは、業界別にインタビュー内容を掲載していきます。
戦略コンサル
ーー10月11月、就活関連で何をしていた?
Aさん : 志望する戦略ファームのジョブだけでなく、優秀な学生が集まると評判のジョブに参加して、弱点を克服していました。他にも、サマージョブ以来あまりやっていなかったケース面接対策も、少しずつ再開しました。
ーー後から振り返って、10月11月は何をするべきだった?
Aさん : 筆記試験の対策です。サマージョブ選考の筆記試験がかなり上手くいったので、秋は対策しないで受験しました。その結果、志望度の高いファームの筆記試験で落ちてしまいました。 筆記試験はどれだけ得意な人でも、思い出す程度でいいので受験前に必ず復習するべきだと思います。
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外資系投資銀行(IBD)
ーー10月11月、就活関連で何をしていた?
Bさん : 外銀IBDの説明会、日系IBDの冬ジョブ選考への参加をしていました。また、夏のジョブでリクルーターがついた日系IBDのリクルーター面談もこの時期にありました。そのため、 10月11月は証券系の業界知識について深く理解できたと思います。その後、内定をいただけたのも、この時期に業界知識を詰められたことが大きいと感じています。
Cさん : 僕も外銀IBDの説明会や、冬ジョブ選考への参加をしていました。この時期に第一志望の業界が外銀IBDで固まったため、ほとんどの時間を選考対策に費やしました。
ただ、外銀IBDから内定がいただけない場合も考慮し、余った時間で他業界の対策も並行して行っていました。例えば、この時期はOBがつかまりやすいと聞き、商社のOB訪問などをしていました。
ーー後から振り返って、10月11月は何をするべきだった?
Bさん : 僕はIBDの業界理解こそ深まっていたものの、他業界の選考では知識の低さが露呈することも少なくありませんでした。 入社後にも活きるでしょうし、他業界への理解は深めておくべきでしたね。
Cさん : 外銀IBDのOB訪問ですね。商社のOB訪問を通して商社業界の理解が非常に深まったという実感があったので、外銀IBDでも同じようにやっておけば面接でもっと楽ができただろうなと思います。
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FAS
ーー10月11月、就活関連で何をしていた?
Dさん : 夏まではコンサル・外銀を中心に受けていました。10月からは金融の幅をもう少し広げて就活をしようと思って、信託銀行のインターンに参加したり、日系IBDの選考を受けていました。そんな時、たまたま10月ごろに外資就活でFASの存在を知り、調べてみたら興味深かったため受けてみました。
10月11月は興味のある業界の幅を広げて見るようにしていましたね。
ーー後から振り返って、10月11月は何をするべきだった?
Dさん : やりたいことが明確にあったわけではなかったので、興味のある分野で幅を持って見られたのが、満足の行く就活ができた一因なのかなと思います。
やりたいことが明確にあったわけではなかったので、興味のある分野で幅を持って見られたのが、満足の行く就活ができた一因なのかなと思います。
一方で、対策が疎かになった一面もありました。
一方で、対策が疎かになった一面もありました。例えば、コンサルのケース対策は非常に時間がかかったので、そこに比重をおくべきだったなと感じています。
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外資マーケ
ーー10月11月、就活関連で何をしていた?
Eさん : 他の業界についても知っておきたかったので、合同説明会に参加していましたね。外資マーケ職の秋ジョブにもこの時期に参加していました。
Fさん : 10月中旬に第一志望・第二志望の2社(いずれもマーケ職)から内定を頂いており、「どちらに行くか、もしくは別業界も受けるか?」と悩んでいました。そこで、 異なる業界の社会人にたくさん会ってキャリアパスについて議論をし、最終的に決断することができました。
ーー後から振り返って、10月11月は何をするべきだった?
Eさん : OB・OG探しです。外資メーカー、特にマーケティング職は人数が少ないので、なかなか先輩が見つけられません。とはいえ、面接ではカルチャーフィットが重視されますし、選考の口コミも少ないです。 説明会やインターンなどで社員さんに相談をするなどして、比較的時間のある秋にOB・OGを探すべきでした。
Fさん : 結果的に早期に就活を終えることになりましたが、継続して続けるべきだったと思います。というのも、新卒の就職活動は一生に1度しかなく、学生でのインターンも同様に一生に1度しかないため、 様々な業界・企業のビジネスモデルや業務内容などを深く理解することができる機会を自ら逃してしまった と、今となっては思います。
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総合商社
ーー10月11月、就活関連で何をしていた?
Gさん : まずは、筆記試験対策です。商社のSPIは難しいと聞いていたのでしっかりと対策をしていました。
他にも、志望していない業界のインターンに参加していました。これは、各業界の理解を深めることが目的で行っていました。実際、「なぜ○○業界ではダメなのか」を明確化するうえで非常に役立ちました。
また、夏のインターンに参加したあるベンチャー企業で長期インターンをやらせてもらうことになりまして、その活動もしていました。これは、ビジネスマンとしての本質的な能力を鍛える目的でやっていました。
小手先の技術では就職活動中のどこかでつまずくと思い長期インターンも頑張っていました。 また、当初の想定とは別に、長期インターンを通してガクチカが作れたので参加して良かったと思います。ただ、長期インターンに忙殺されて就活どころでなくなる方もたまに見かけるので、その辺は注意したほうがいいかもしれません。
ーー後から振り返って、10月11月は何をするべきだった?
Gさん : OB訪問です。 自分自身は4月からOB訪問を始めましたが、この時期だと商社の人が掴まりづらく非常に苦労しました。 早めに行動しておけばよかったです。
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デベロッパー
ーー10月11月、就活関連で何をしていた?
Hさん : 実は夏のインターン後、就活のやる気がなくなってしまいほとんど何もやっていないです。やったことと言えば、サマーインターンに参加した企業の早期選考や特別インターンのようなものには参加していました。
この時期は志望業界が決まっていませんでしたが、早期選考や特別インターンに参加することで、それらの業界には行きたくないなということがわかったので参加してよかったです。
ーー後から振り返って、10月11月は何をするべきだった?
Hさん : 日系志望と言えど、秋から冬にかけてほとんど何もしなかったのは本当に後悔しています。私のように、志望業界が決まらないという方は秋・冬インターンも夏と同様に視野を広げてトライすることが必要だと思います。
逆に、デベロッパーに決まっている場合は秋・冬インターンが選考に有利に働くので、受けることが必須だと言えます。また、 4月から商社・デベロッパーのOB訪問を始めましたが、OBが掴まらなかったため、早期の訪問が必須だったと感じています。 デベロッパーに関してはイメージ通りの部署の人に一人も会えませんでした。
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業界全般でしておくべきこと
ここまでで、業界別の動き方について解説しました。ですが、「まだ志望業界が決まっていない」という方も少なくないと思います。
そこで、業界を問わず「この時期に就活生はどのように動くべきか」についても先程の8人にインタビューしました。以下に概要をまとめるので、今後の参考にしてください。
本選考を見据えた深い情報収集をするべき
本選考では、インターンの面接と比較して志望動機や業界知識などがより深く求められます。
納得感のある志望動機と深い業界理解を備えるには、比較的時間がかかります。そのため、この時期から計画的に取り組む必要があるとのことです。
OB・OG訪問:年明けはOB・OGがつかまりにくい
業界別のインタビューでもありましたが、年明けになるとOB・OGが捕まりにくくなります。OB・OG訪問の必要性が高い業界に関しては、この時期からOB・OG訪問をはじめることが得策であると言えます。
また、OB・OG訪問が選考上で必須では無い業界に関しても、Fさんのようにキャリアを考える上で有効に活用することもできるでしょう。
就活における10月11月の動き方を意識しよう
難関企業の内定を獲得した先輩8人にインタビューしましたが、いかがだったでしょうか。
結果的に内定こそ勝ち取った先輩方ですが、この時期の動き方に後悔している方もいらっしゃいました。
ぜひ先輩方のアドバイスに耳を傾け、本選考に向けて頑張りましょう!
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