【戦略コンサル内定】各社戦略コンサルティングファームの過去問と出題傾向｜上級編～McK・BCG・Bain・Kearney・S&・RB・ADL・ZS・DI・IGPI・CDI・AC～

志望企業の過去問を知っておくことは非常に大切

こんにちは、外資就活 コンサルチームです。

戦略コンサル内定シリーズでは、現在全3回（初級編・中級編・上級編）に分けてケース面接対策シリーズを連載しております。前回の中級編ではケース面接「実践問題集28問」をお届けしました。

今回の上級編では、戦略コンサルティングファーム12社の選考で出たケース面接について「出題傾向」と「実際に出題された過去問集」をファーム別にご紹介いたします。また、各過去問には「解説付きの類題」へのリンクを一部掲載しましたので、類題と併せて活用することで攻略のイメージを掴んでいただければと思います。

過去問で出題傾向を掴んでおくことはとても大切です。本コラムでご自身の志望するファームへの対策を効率的かつ徹底的に行いましょう。

また、ケース面接に自信のない方は、一度初級編・中級編で実力を養成してから、再度挑戦してみてください。

マッキンゼー（McK）

McKのケース面接出題傾向

マッキンゼーのケース面接は網羅的・構造的に考えなくてはいけません。
面接の中で「他にはまだある？」「できる限り述べよ」というように広く深く思考することを選考官が求める傾向があります。

そのため、ケース面接の練習をする際には特定の観点だけではなく、一段広く・一段深く意見を挙げられるようにトレーニングすることをお勧めします。
また、面接中に資料が提示され、それに基づいた計算問題が課せられることもあるので、計算が苦手な人はその対策も忘れずに行いましょう。

McKのケース面接過去問

問1
あるレンタカー会社の利益率が減少している。この会社の利益率を向上させる最善の戦略を立案する上で、
・調査しなければならないことを網羅的かつ構造的に列挙せよ。
・資料に基づいて、ある施策を実行した時、１日当たりの利益が何％上昇するか計算せよ。
・上記の施策を実行する際に伴うリスクにはどんなものがあるか。
※類題：中級編【問21】

問2
アメリカのある地方銀行の利益率を改善するために、
・打つことができる施策を網羅的に列挙せよ。
・グラフを見て読み取れることをできる限り多く列挙せよ。
※類題：中級編【問23】

問3
クライアントはPEファンドで、あるアパレルメーカーの買収をすべきかどうか問われている。
・論点を構造的かつ網羅的に挙げよ。
・グラフから言えることは何か？
※類題：中級編【問25】

問4
クライアントはアメリカにある病院チェーンで経営改善策の検討をしている。
・病院の売上が鈍化している原因を構造的かつ網羅的に挙げよ。
・グラフの読み取り問題
・ある部門を撤退すべきかどうか、計算問題とその示唆出し
※類題：中級編【問23】

問5
ある携帯会社が今度発売しようと考えているスマホについて、どんな機能が必要か？
・そもそも何をどのように調べないといけないか。
・その結果次のようなデータが得られた。ここでデータを見せられ、このデータから導き出せることは何か？

問6
ある大手ゼネコンのクライアントから費用削減について意見を求められている。
・かかる費用はどのようなものがあるか。
・グラフを見て、どのようなことを感じたか。
・グラフの数字を用いた計算問題

問7
あるクライアント企業が、石油を貯蔵する施設を作る案について検討している。
・グラフを見て、どのようなことを感じたか。
・どの案が一番いいか。
・グラフの数字を用いた簡単な計算

問8
ある化学系企業のクライアントがいる。いまこの企業の売上が低迷している。
・低迷の原因として考えられるものを出来る限り述べよ。
・その原因に対する対策として考えられるものを追加資料を見た上で、出来る限り述べよ。
・ある新規事業計画を遂行すべきか、理由とともに述べよ。

問9