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【23卒必見】文理問わず外銀のインターンで活躍できる方法

はじめに

こんにちは、外資就活編集部金融チームです。

今回は就活中に、多くの学生が考える「金融の知識が無くとも、外資系投資銀行(以下外銀)のインターンシップで自分は活躍できるのか」という疑問について解説していきます。

結論を言うと、活躍は可能です。

予備知識が無くても価値を発揮する方法はあります。
もちろん、投資銀行のインターンシップでは金融の知識を持っていることに越したことはありません。しかし、予備知識を持っている人にはそれを正しく運用することが求められます。

今回は投資銀行のインターンシップで金融の予備知識がある場合、ない場合に分けて、どのような能力を期待されているかについて記述します。

具体的な選考対策に移る前に企業側の狙いを考える

まず、外銀のインターンシップは完全な選考プロセスです。外銀側も多くの社員や金銭コストをかけて開催しているため、選考材料にしていないわけがありません。このため、外銀志望の方はインターンシップで高い評価を獲得する必要があります。

実際にどのような行動が外銀側に評価されるのか考える前に、まず外銀側がインターンシップをどのような目的で開催しているかを整理してみましょう。
※見ているポイントは各外銀によって異なり、特にプライマリーサイドなのか、セカンダリーサイドなのか、フロント業務なのかバック業務なのかによっても大きく選考基準は異なります。今回は数ある業務、部門の中でも特に就活生に人気のある「投資銀行部門」に焦点を当てて解説していきます。

企業側のインターンシップの狙いは二つに分けられる

インターンシップの目的には大きく分けて2種類あり、広報と選考の目的があります。
2つのウェイトは企業ごとに異なりますが、最終的には自社の採用に活かしたいと考えている点は、すべての企業で共通しています。

広報目的で学生を呼んでいる

企業側の広報面の意図としては、なるべく多くの学生に参加してもらい、自社の魅力を学生に感じてもらうことが挙げられます。
そのため、広報目的の強いインターンでは、なるべく幅広い学部や、年齢、大学から学生が集められ、短期間のインターンが複数回開催されることが多くなります。
ESとWEBテストのみで参加が決まったり、簡単な集団面接のみで参加できるインターンの場合は、殆どが広報目的で、選考要素は非常に弱くなります。

また、インターンで行う内容も業務に近い内容よりは、説明会に近い内容や簡単なゲームをすることがほとんどです。場合によっては社員の方々との大規模な立食パーティーが設けられます。
この形式のインターンでは、学生の能力を見ているというよりも、より多くの学生に後に行われる本選考や、他の期間に開催される一週間程度のインターンに参加してもらうことを目的としています。

そのため、学生の能力に関して詳細に点数付けしていることは少なく、チームでの立ち回り方や、性格などを評価していることが多くなります。
このような場合のインターンではチームでアウトプットを出すことを第一に考え、自分の力を誇示するのではなく、とりあえずマイナス評価がつかないように心がけましょう。

機会があれば社員の方々と話すことで業界知識や業務知識を得ることを目的としつつ、顔を覚えてもらうことが先決です。

選考目的で学生を呼んでいる

企業側が、一週間くらいの期間でインターンを開催した場合、完全に優秀な学生を見つけることを狙いとしています。この場合のインターンシップでは自分の実力をいかに企業側に伝えられるかが肝となってきます。
企業側としては、今までの面接選考ではわからなかった学生の本質的な性格や、膨大な作業量を粘り強くこなせるか、そして周囲の学生や現場の社員と上手くやっていけるかを見ています。

殆どの外銀では、インターンが最も大きな関門となり、ここを突破できれば内定までの可能性はぐっと高まります。逆に、インターン段階で悪い評価がついてしまうと、本選考で呼ばれることはまずなくなります。

インターンにどれほど人員や金銭コストをかけているかを間接的に確認する方法があります。まず、人員からの判断方法を紹介すると、社員数や社員のクラスでどの程度企業側がインターンに力を入れているか判断がつきます。社員さんが各班に一人ずつ付いている場合や、定時に社員さんが周って状況を確認してくる場合、VPクラスが多く参加している場合は、企業側はかなり熱心にインターンで優秀な学生を採用しようとしています。

金銭的なコストに関しては、食事内容にも影響しています。支給されたお弁当が豪華であったり、インターン後の食事会で社外の高級なお店を利用する場合や、社内であっても近くのホテルからシェフを招いている場合は、自社に好感を持ってもらう狙いが見て取れます。

それだけ、採用活動で重要な位置を占めているため、選考目的の強いインターンでは、企業側も人員を割きますし、金銭的なコストもかけています。企業の努力に報いるためにも、しっかりと選考対策をしておきましょう。

選考目的のインターンでは何を評価しているのか

では実際に、選考目的のインターンでは何を評価しているのでしょうか。

投資銀行のインターンシップで実際に見ていることは、面接では分かりづらい部分です。それは、学生の伸びしろ、周囲とのコミュニケーション能力、心身のタフさの三点を見ていると言われます。そのため、学生時代の専門によって選考段階で落とされるということはまずありません。

もしも、インターンシップ参加のための選考途中で落ちてしまった場合は、それは単純に自分の対策が足りていなかったということでしょう。

今回はインターンシップで具体的にどのような能力を発揮したら選考を突破しやすいのか、金融知識がある場合とない場合に分けて、記述していきます。

金融知識がある場合

すでに金融について知識があることは間違いなくプラスに働きます。講義をみっちりする投資銀行も中にはありますが、基本的にはインターンシップ参加前にある程度の知識量を蓄えて参加することを前提としている投資銀行が大半です。こうした場合には学部や院で金融を専門とする経営学や、商学の学生に優位に働くのは間違いありません。

ただし、自分の知識を過信するのには気を付けましょう。投資銀行の社員は財務のプロとして年間1,000万円以上の給与をゆうに稼いでいます。学生がどれだけ頑張ったとしても、彼らの基準での「優秀」にはなりえないことを自覚しておきましょう。あくまで「学生にしては優秀」という評価です。

そのため、自分が大学で学んだ知識のほうが正しいとは思わず、現場のプロの方が言うことは素直に吸収するようにしましょう。専門が金融系の学生だけでなく、全学生に共通することですが、将来ののびしろを見ている投資銀行は学生の柔軟性や素直さを大きく評価します。

この基準において重要なポイントは3つあります。

1.間違った知識をいかに持たないか
2.知識をチームワークに活かせるか
3.アウトプットに反映させられるか

1つ目については、金融業はミスを嫌う業界のため、中途半端に知識をつけて、間違ったことを言って周囲を惑わせるくらいであれば、知識がないほうがマシという考えです。
もちろん、積極的に発言することは歓迎されます。そのため、少しでも自分の持っている知識に疑問を感じた場合は、社員の方に聞いてみることを推奨します。

2つ目について、チームメンバーに対して持っている知識をひけらかすような姿勢はやめましょう。知識がある学生はインターンシップ選考で知識を持たない学生よりも自分が優位であるような錯覚が生まれがちです。
しかし、インターンシップ選考でみられている点は、知識量の豊富さよりもいかにチームとうまくやっていけるかを見られています。
良好にチームをまとめていくためには、自分がたとえ莫大な知識を持っていたとしても、知識を使ってマウンティングするのではなく、チームメンバーの知識水準に合わせて小出しにしていったほうがよいでしょう。

もしあなたの知識水準が十分であれば、すべての知識をひけらかさなくとも、社員はあなたを必ず評価してくれます。バンカーはきちんと人を見る目を持っています。

3つ目について、これは広義のコミュニケーション能力にあたります。チームをうまく誘導し、自分の知識をきちんと相手に伝えられなければ意味がありません。特に、投資銀行で提案を作る際には他社との差別化のために、なんらかのオリジナリティを求められます。
知識があるだけでよいのであれば、辞書やコンピュータで十分という考え方が強いため、自分の持っている知識に何らかの意見を加え、学生ならではのオリジナリティを付与する姿勢を見せましょう。

余談ですが、最終日のプレゼンテーションにしっかりと反映するためには、パワーポイントやエクセルのスキルも必要になります。ある程度金融についての知識を蓄えたあとは、パソコンスキルの向上にも励みましょう。

パワーポイントづくりに関しては複数人で担当すると一貫性のないものとなる可能性が高いため、インターン開始直後に誰がパワーポイントを作成するかを早めに決め、一人に任せた方が見栄えは良くなります。普段からパワーポイントの作成に長けている人に任せるのが無難だと思います。

金融知識に自信がない場合の立ち回り

知識がない、といっても最低限の財務に関する知識が全くないと歯が立ちません。基本的な財務諸表の見方などは、どれだけ時間がなかったとしても学んでから参加しましょう。
それ以降については、当日の立ち回りによって対処ができます。投資銀行のバリュエーションの大枠をつかんでおくことは推奨しますが、実際に計算を自分で練習するほどの知識量は求められません。
インターン参加前にバリュエーションばかりに力をいれている学生をよく目にしますが、バリュエーションの手法さえある程度分かっていれば、後は分からないところを社員の方に聞く方が効率もいいですし、何より間違いが生じません。

学習意欲を見せる

学習意欲を見せる簡単な方法は、わからないことについて、チーム内にいる「知識のある学生」や周囲の社員などに積極的に質問することです。これによって先に述べた自分の考えにはまらない柔軟性や、素直さをアピールすることができます。

特に、調べればわかることは調べた上で、「こういう認識であってますか?」「実務ではどのように使うのですか?」などの質問をして、「知識はないけど興味はありそう」とメモしてもらえば、勉強するのはインターンシップ後からでも間に合います。

実際、11-12月ころの本選考において「御社のサマーインターンで金融に興味をもって、あれから3か月で勉強してきました」などとアピールできれば、数ある学生の中でも、かなり高い評価を得られるでしょう。

非財務情報の分析に注力する

インターンシップのグループワークには、金融の知識が必要な部分とそうでない部分があります。
「そうでない部分」については、基本的な企業活動について知識があれば十分です。たとえば、企業というのが利益を追求する主体であることは、金融について勉強していなくとも知っているでしょう。企業同士が競争する中で、どうすれば企業利益を増加させられるのかを考えれば十分です。

利益の出し方に関してはおそらく就活中に面接対策で学んだフレームワークや、ケース面接のために得た知識を活用するだけで十分でしょう。そのため、わざわざ知識のない財務戦略部分を担当するのではなく、企業戦略について注力するのも有効な手です。
具体的な手法としては、自班の担当企業の戦略を整理しつつ、他社の戦略との比較を行ったり、そもそもの業界分析を行うことをおすすめします。

どの学生にも共通して求められる能力

金融知識があろうとなかろうと、共通して求められるのは「伸びしろ、周囲とのコミュニケーション能力、心身のタフさ」の三点です。

三点とも、わからないところはすぐに質問し、素直に社員の意見を取りいれる柔軟性や、積極的にグループワークに参加して周囲のメンバーの意見を聞くことで達成されていきます。

働き方改革が進む昨今、出社が当たり前だった外銀も、最近ではテレワークを導入している企業も増えているため、以前と比べるとずいぶん働きやすい環境になっているとは思いますが、やはりそれでも夜遅くまで作業をすることが多いため、インターン中についていけないと思ったら他業界への志望変更も考えてみてください。

それでも諦められない人は、せめてインターン中の負担を減らすためにインターン前に金融に関する勉強をしたり、もし事前課題が出ていれば徹底的に調べておくなどをしておきましょう。そうすることでインターン中の負担は多少なりとも軽減されます。

おわりに

外銀のインターンでは基本的には学生の「伸びしろ、周囲とのコミュニケーション能力、心身のタフさ」が見られています。
しかし、当たり前のことですがインターン中の作業負担が減ることからも、金融に関する知識は無いよりもあったほうが良いです。

しかし、付け焼き刃の知識を披露するくらいであれば、自分の長所を活かしていかに知識がない中でどう戦うかを考えたほうが生産的です。
インターンシップの目的は、学生の能力を見る場合には伸びしろとチームワークを見ていることがほとんどのため、知識面での心配はそこまで必要ありません。
自分に何ができるのかをしっかり考えて取り組むとよいでしょう。

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