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目次
マーケティング職採用している企業の比較をしよう
こんにちは、外資就活 コラムチームです。
25卒の皆さんは、各業界の情報収集を始めて、少しずつ興味のある業界が見つかりつつある頃でしょうか。
さて、今回のコラムでは、マーケティング職を採用しているBtoCの外資系企業4社についてご紹介します。4社それぞれの企業を比較できるように書きましたので、マーケティング職を受けようと思っている学生の皆さんはぜひ参考にしてみてださい。
マーケティング職を採用している外資系企業4社
今回は新卒時からマーケティング職を採用している企業の中でもP&Gジャパン(P&G)、ユニリーバ・ジャパン(ユニリーバ)、ユー・エス・ジェイ(USJ)、日本ロレアル(ロレアル)の4社に関する会社概要、社風・社員、求める人材の3点について書きたいと思います。
1. P&G ジャパン|会社概要・社風/社員・求める人材
P&G ジャパンの会社概要|「暮らし感じる、変えていく」
アメリカのオハイオ州に本拠を置き、事業拠点が70か国以上に存在する世界最大級の日用品消費財メーカーです。「ショッパーベース」と呼ばれる徹底した購入者目線の製品づくりを行い、消費者の暮らしを支える製品を提供し続けています。
代表的なブランドとしては、「アリエール」や「ボールド」「レノア」などの洗剤、「パンテーン」などのシャンプー、「SK-II」を始めとする化粧品があり、その他にも消臭剤の「ファブリーズ」や乳幼児用紙おむつの「パンパース」など、さまざまな商品を取り扱っています。
社風・社員
P&Gは人材育成に力を入れており、「優秀なリーダーを輩出する会社」としても知られています。入社したその日から重要で責任のあるプロジェクトを任されるため、周囲からのサポートを得ながら自身の能力を上回るチャレンジングな経験をすることができ、社員は急速に成長します。
そんなP&Gはマーケティング重視であり数字を多く用いるため、ロジカルで冷たい印象を持たれがちですが、実際はエネルギッシュで情熱を持って働いている社員が多いようです。また、インターンに参加した学生からは会社の風通しがよくオープンな会社という声をよく聞きます。
P&G ジャパンが求める人材
P&Gにとっての最良の人材、つまりP&Gにとって望む人材を一言でいうと、「自分の持てる能力を常に最大限に発揮してビジネスや組織を構築できる人」です。
たとえば、
- 絶えず革新や改善を提案しながら、高い目標に向かってビジネスを推進していく、また、自分がしたいこと、あるいはするべきだと思ったことを他の人を巻き込んで実現に導く力。
- 国内外あるいは社内外のあらゆるネットワークを自分のリソース(資源)として活用し、同時に自分の考え方ややり方を論理的に発信する力。
- ビジネスを成功へと導くことへの強い情熱と不屈の精神力。逆境の中でもあきらめず、より難しい課題に取り組み解決へと導く力。
これら全てを持ち合わせ、そして、その「力」をさらに向上させることに強い意欲を持つ人こそP&Gで活躍できる人材だと言うことができるでしょう。 そして、これらの大前提として、P&Gの企業方針(Purpose)・価値観(Values)・理念(Principles)に共感し、それを実践できることも大変重要な採用基準となります。
2. ユニリーバ・ジャパン|会社概要・社風/社員・求める人材
ユニリーバ・ジャパンの会社概要|「世界中の地域と文化に根を下ろす」
イギリスとオランダに本拠を置き世界180か国以上に拠点を持つ世界有数の消費財メーカーです。
代表的なブランドは、紅茶ブランドとして圧倒的な知名度を誇る「リプトン」やアイスクリーム「ベン&ジェリーズ」などの食品、「ダヴ」や「ラックス」などのパーソナルケア用品などがあります。
環境に配慮した商品販売を行っているのもユニリーバの特徴です。ビジネスを通じて社会の課題を解決するという明確な目的を持っておりそれが企業の成長戦略となっています。
現在ユニリーバは、「環境負荷の半減」「10億人のすこやかな暮らしの支援」「数百万人の暮らしの向上」という三つのサステナビリティの目標を掲げ、世界各国で取り組みを続けています。
ユニリーバ・ジャパンの社風・社員
ユニリーバ・ジャパンにはフラットで風通しがよく、上司や役員にも直接意見を言うことができる、“ザ・外資系企業”の社風があります。その一方で、P&Gのようなガツガツとした雰囲気ではなく、チームワークを重視するなど穏やかで日系企業に近い部分もあるようです。ユニリーバは帰国子女や海外経験者など多様な価値観を持った社員が多く、ダイバーシティを尊重する企業文化があります。
創造性を発揮できるような職場づくりを積極的に行っており、業務内容によって自分の席を選択できるフリーアドレス制を採用しているようです。
ユニリーバ・ジャパンが求める人材
ユニリーバは社風に合うかどうかを非常に重要視します。選考でもユニリーバ独自のゲーム選考(WEBテスト)があり、ユニリーバの社員が事前に受験した結果を参照し、ユニリーバに合う人物かどうかで通過者が決まるようです。
また、学生の情熱の強さも重要視しています。自分自身と企業の成長に情熱を持つ人、日本だけでなく世界各国の消費者の毎日の暮らしに影響を与えたい人、自分の意見を上下関係に臆することなく発言できる人などパッションを持つ人を求めているようです。
3. ユー・エス・ジェイ(USJ)|会社概要・社風/社員・求める人材
USJの会社概要|「世界最高を、お届けしたい」
2001年にハリウッド映画をテーマとして開業したテーマパークであるユニバーサル・スタジオ・ジャパンの運営会社です。
2004年に一度、事実上の経営破綻をしました。しかし2010年にP&Gでヘアケア製品のマーケティングを担当していた森岡毅氏がUSJに入社し、P&Gで培ったマーケティングと森岡氏独自の数学マーケティングによってUSJを劇的なV字回復に導きました。
現在USJは、ハリウッド映画だけでなく、「ゴジラ」や「ONE PIECE(ワンピース)」「進撃の巨人」などあらゆるのエンターテイメントを商材として扱っています。
ゲストの期待を常に上回る「ワールドクラスの体験」を提供し、世界のエンターテイメント・リーディングカンパニーを目指すというビジョンのもと、USJのマーケターはUSJのブランドを構築し、国内外から年間1,000万人を超える集客を実現しています。
USJの社風・社員
会社概要でも述べたようにP&G出身である森岡さんの影響もあり、現在のUSJにはP&Gでマーケティングを担当していた社員が多く入社されています。そのため、P&Gに近い社風となっているようです。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの真横にあるオフィスで消費者を見ながら仕事が出来るため、消費者が感動している姿を見ることが仕事のやりがいとなっている社員が多くいるようです。
また新卒1年目からプロジェクトリーダーを任され、一つのイベントやアトラクションを作り上げることが仕事のミッションとなるほど、若手の裁量権が大きく社員の成長スピードが早いようです。
USJが求める人材
求める人材に関してもP&Gと似ていますが、周りの人を巻き込むことができる「リーダシップ」とマーケティングに必要な「戦略的思考」の二つは特に重要視されています。
また、USJは「Swing the bat(バットを振れ)」というスローガンを掲げており、社員に常にチャレンジを求めています。そのため、大きな目標を達成するべく、何事にも挑戦する人材を求めているようです。
4. 日本ロレアル株式会社 |会社概要・社風/社員・求める人材
日本ロレアルの会社概要|「全ての人生に、美しく生きる力を。世界を日本へ。日本を世界へ。」
ロレアルグループは、フランスに本拠を置く世界最大の化粧品メーカーです。
1909年の創業から化粧品に特化したビジネスを行い、ラグジュアリーブランドからコンシューマーブランドまで約30近くのブランドを有し、業界トップの地位を確立しています。
「美」に人生を変える力があると信じているロレアルグループは、業界NO.1を保ち続けるためにリスクや限界を恐れず果敢に挑戦し続けています。
現在は140カ国でビジネスを展開しており、日本ロレアル株式会社はアジアの研究開発の戦略的イノベーション拠点としてヘアケア、スキンケア、メイクアップのすべての分野において日本発の成果を挙げています。
代表的なブランドは、社名でもある「ロレアル パリ」を始め「ランコム」や「シュウ ウエムラ」などの高級化粧品から身近な「メイベリン ニューヨーク」などがあります。
環境保全の活動も積極的に行っており、オフィス、工場、研究所の100%グリーン電力化などより良い環境のために、さまざまなことに取り組んでいます。
日本ロレアル社風・社員
日本ロレアルは会社概要でも述べたようにフランスに本拠を置く外資系企業であるため、社内でのイベントや催し物が華やかであるなどフランス色が濃く、また社員もグローバルで多様性があるようです。
多様性に富む一方、個を尊重する文化があり、起業家精神を持って活発に動いている人が多く主体的にチャレンジを好む社員が多いようです。化粧品メーカーということもあり、女性社員の割合が高く女性が強い会社でも有名です。
日本ロレアルが求める人材
日本ロレアル株式会社は、「右脳と左脳のバランスに優れたリーダー」を採用基準に置かれています。
右脳とはイメージ力や記憶力、想像力などひらめきを司る脳で、感情をコントロールしていると言われています。左脳は言語や計算力、論理的思考を司る脳で、情報を知識として認識し整理する役割を果たしています。
つまり、論理的思考だけではなく感情や感性も優れた人を日本ロレアル株式会社は採用において重視しているようです。
企業分析を進めて自分とのマッチ度を確かめよう
今回はマーケティング職を採用している外資系企業4社について書かせていただきました。マーケターに必要な能力は会社による違いは大きくないため、求める人材については大きく変わりません。
一方で、企業によって社風や扱う商材は異なるため、どの企業に自分がマッチするかはしっかりと知っておく必要性があります。
社風に関しては今回のコラムでご紹介しましたが、やはり言葉だけで完璧にお伝えするには限界があります。もし気になる企業がありましたら、その企業のセミナーやインターンシップに参加し、ご自分の目で企業に合うかどうか確認してみてください。
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