【日本人留学生向け】新型コロナは就活にどう影響？ 家でもできる対策と知っておきたい留学支援情報

COVID-19（新型コロナウイルス感染症）の混乱が続く中で留学されている皆様、まずは何よりもお疲れ様です。ただでさえ不安な中、外国語で情報が錯そうし、ストレスがたまる日が続いていると思います。

こういった難しい状況では「自分をご機嫌にする」ことが心を守る上でとても大切です。日々の暮らしで楽しめることを少しでも増やして、問題へ冷静に対処できるようやっていきましょう。

そして、私たち社会人もみなさんが無事に帰国し、留学できるよう全力で支援していきたいと思います。あなたがたには、私たちがついています。共にこの苦難を乗り越え、数年後に笑って振り返ることができるよう全力で応援します。

留学生への支援に関する朗報

まずは、現在の留学支援に関する朗報です。（下記、各文章をタップまたはクリックで情報元のサイトに遷移します）

さらに続報が出てくると思われますが、現状でも留学資金への影響が最低限になるよう、各種団体・個人が尽力してくださっています。

なお、各大学にもコロナウイルスの影響に限らず、急激に家計が傾いた方へ独自の奨学金が設定されているケースもあります。まずは自分の大学にアクセスして、状況を調べてみてください。（下記、各大学名をタップまたはクリックで情報元のサイトに遷移します）

新卒採用で留学生の就活に起きる影響

新型コロナウイルスが留学生へもたらす大きな影響は、即日内定も可能な留学生向け新卒採用イベント「ボストンキャリアフォーラム」関連イベントの中止・延期です。

もともと、留学経験者の最短内定ルートは、ボストンキャリアフォーラムへ参加することでした。その名の通り、アメリカ・ボストンで始まったこのイベントは盛況となり、ロンドン、東京でも例年開催されています。

昨年11月のボストン会場は無事開催されましたが、今後予定されていたロンドンキャリアフォーラムは中止が確定。夏に開催される東京サマーキャリアフォーラムも開催が危ぶまれる状況です。

新卒採用で留学経験者が就活で有利な状況はこれからも続く

しかし、イベントの中止は留学生が不利になることを意味しません。もともと、就活では「体育会・留学経験者・親のコネ」が三種の神器とされています。たとえ留学生向け採用イベントがなくなったとしても、留学経験者の強みが消えるわけではありません。

ですから、各種イベントの延期・中止が相次いでも焦らずに行動しましょう。たとえ今後、リーマン・ショック級の不景気が来ても、あなたがた留学生は最強であり続けます。むしろ今後不景気になったとしても、やっていけるだけのスキルが留学を通じて培われたとポジティブに考えてください。

就活を有利に運ぶ留学生向け対策4つ

とはいえ、いま自学自習に限定される方々の焦りは大きいはず。ぜひ、この逆境をチャンスに変えるような対策を立ててください。

対策1　「こんな時ならでは」のエピソード作り

就活では「チームワークで、自ら動き、数字になる成果を出した」エピソードが業界を超えて好まれます。自宅でじっくり取り組める今こそ、むしろチャンスととらえるべきです。該当する経験を積みましょう。

ここに、具体例を示してみます。

対策2　筆記試験対策。筆記を笑う者は、筆記に泣く

留学生は語学力から就活を有利に進められる半面、就活の第一関門である筆記試験に弱い傾向にあります。特に、単純な計算を高速で求められる「いかにも日本らしい」SPIのスコアでボロが出やすいため、SPI対策をしっかりやっておきましょう。

今後、不景気が来たとして真っ先に新卒採用人数が減りうるのは、外資系企業です。SPIを採用しない外資系企業の採用が減れば、日系企業も多数エントリーせねばなりません。そこでSPI対策をしておかなければ、「アクセンチュアに内定、三菱商事は筆記落ち」といった情けない結果を残しかねません。

筆記を笑う者は、筆記に泣きます。キャリアフォーラムなど、筆記をスキップする選考ルートが減っていく今後だからこそ、筆記対策に今から取り組んでおきましょう。

対策3　見落としがちなちょっとしたコツも。オンライン面接対策

そして、日本に帰れないままでも面接を受けられるようオンライン面接対策をしておきましょう。オンライン面接では通常の面接以上に、プレゼン型のコミュニケーションが求められます。対面だからこそ成り立つ和気あいあいとしたやりとりより、簡潔に滑舌よく話したほうが好印象となるのです。

また、オンライン面接独自の準備も必要です。単純ですが、誰もが見落としがちな準備を記載します。

なお、オンライン面接にも使える話し方は『超一流の人が秘密にしたがる「声と話し方の教科書」 たった1日で、人を動かすプレゼン、スピーチ、説明力が身につく!』をオススメします。

特に高学歴の学生ほど、話す内容に集中しすぎて「話し方」をおろそかにしがちです。

しかし、COVID-19に関し各国首脳陣が話した内容は、内容よりも話し方で説得力が大きく変わったのではないでしょうか。世界中でお手本が見られる今、その資源を有効活用しましょう。

対策4　オンライン飲み会などで語学の学習時間確保

ロックダウンで自学自習が増えると、ダイレクトに現地語を学習する時間が奪われます。こんな時だからこそ、現地語のニュースを目で追い、最新の情報を手に入れて語学力を磨きましょう。

会話が不足しているなら、オンライン飲み会などを開催して現地のクラスメイトとも交流してください。新型コロナウイルスが良くも悪くも、最新の話題を提供してくれることでしょう。

こんな時にも、「最速内定」は手に入る

どんな時でも、就職活動で最速内定を取る学生はいました。トップ企業で勤める氷河期世代もいます。彼ら／彼女らは運にも恵まれていたでしょうが、有事に努力を怠らなかった人たちでもあります。

こんなチャレンジがもらえるのは、100年に一度あるかどうかです。こんな時だからこそ、トラブルも留学生活を有意義にするチャンスと考えましょう。

この苦難を乗り越えたとき、あなたたちは就活生としてだけでなく、人間として一回りも、二回りも成長しているに違いありません。私は外資就活ドットコムや、SNSなどを通じて今後もみなさんの支援を行っていきます。共に頑張りましょう。