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「仕事ができたあの人が突然死んだ」 激務といわれる業界へ飛び込むあなたへ


就活をしていると「激務で体を壊す」という話は聞くものの、具体的にそれがどんな状況か、想像がつかないことも多いのではないか。採用の現場に出てくる会社員は、社内でも出世頭だったり、期待の新人だったりして「激務で体を壊す」とはかけ離れた、頑強な人がそろうからだ。

筆者も就活で説明会ばかり参加していた時期は、「働いているだけで体を壊すなんて、よっぽど弱い人だったんじゃないか?」と考えていた。成功している会社員も、おおむねこんな考えを抱きがちだ。

しかし、その考えは社会人8年目になった今、打ち砕かれている。知人が死んだからだ。

<筆者プロフィール>
トイアンナ
慶應義塾大卒。P&Gジャパン、LVMHグループで合わせて約4年間マーケティングを担当。その後は独立し、主にキャリアや恋愛に関するライターや、マーケターとして活動。著書に『就職活動が面白いほどうまくいく 確実内定』や『モテたいわけではないのだが ガツガツしない男子のための恋愛入門』などがある。
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仕事ができる人は、ある日突然死んでしまえる

仕事ができる人は、死なないと思っていた。仕事で病むということは、それ以前に仕事ができないと考えた。そんな私の誤解を打ち砕いたのは、できると評判だった知人の死だった。彼女は子どもが好きだからと、大手企業の内定を辞退して教育業界を選んだ。そこで長時間労働と、モンスターペアレントにつかまったらしい。社会人数年目で、自ら命を絶った。

自死を選ぶ時点で、弱い、できない人間だったと言われるかもしれない。しかし、誰よりも仕事をきびきびこなし、上司からの覚えもめでたく、後輩からは支持され、モンスターペアレントを含む親御さんからの評判も上々だったのだ。

「全方位で優秀と評価された人も死ぬ」のだということを、まずは覚えておいてほしい。いつか自分が病んだとき「無能なせいでそうなった」と自分を責めないために、だ。

 

優秀なあの人も、病む時期はある

そして、優秀な人も病む時期はある。筆者の先輩に、誰よりも出世が早かった女性社員がいる。彼女は日系日用品メーカーの伝統的な社風に阻まれつつも、英国のサッチャー元首相を彷彿とさせる鉄のリーダーシップでビジネスを回していた。

そんな彼女と酒を飲んだとき、「実は、30歳で自殺を考えるほど追い詰められた」と告白されたのだから、びっくりした。当時の彼女は、管理職になったばかり。当時は部下を早く帰らせるために、仕事が激増したという。一日18時間の労働と、相性の悪い上司からのプレッシャーを同時に受け、まいってしまったのだ。限界を迎える直前に上司が異動になって難を逃れたが、それがなければどうなっていたか分からないという。

長時間労働で病むのは、メンタルだけではない。フルマラソンを何度も走るほど元気な男性が、突然胃から血を吐いた。それまでも全身に蕁麻疹を発症していたが、激務業界での蕁麻疹は「普通にあること」なので気にも留めなかったそうだ。いくらタフでも、朝9時から翌朝5時の勤務は堪えたのだろう。ある日、胃腸がぶっ壊れた。幸いにも手術は免れたが、激務と流動食の掛け合わせで、彼はすっかり衰弱し、転職した。

「適度な運動と食事をしていれば大丈夫だろうっていう、驕りがあったんですよね」と、彼は語った。

「倒れたときは、こんなに健康を考えて生活してるのに、なんで俺が! って、悔しかったですよ。もう会社員としては失格だ、出世は諦めるしかないってね。今思えば、あれだけ働いておいて何が“適度な運動と食事だ”って突っ込めますけどね。周りも同じくらい働いてたから、異常な労働時間に気づけなかった

運動をする習慣があって、タフな人ほど自分の異常を無視しがちだ。「血尿が出て当たり前」「生理が来るなんて、まだまだ生ぬるい」。そんな高すぎるスタンダードを健康へ持ち込むと、ある日突然ぶっ倒れることとなる。

激務だけで人は病まない、は本当か

激務業界の人間はよく、「激務だけで人は病まない」と言う。確かに、上司との相性が悪いと、どんなに優秀な人も、定時で帰ろうがものの数カ月で病む。それに裁量の少ない職場は、それだけで人を病ませる力がある(「裁量」に関する参考記事)。逆にイケイケのベンチャーなどで“みんなで頑張るぞ!!”と盛り上がっているときなどは、誰もがハイになっているため、メンタルがやられにくい。

しかし、たとえ健全な人間関係の中にあっても、激務は寿命を削りうる。それが体に表出するのが15年後か、半年後かの違いでしかない。私の父はメーカーの中でも激務な分野へ就職したが、「60歳で大学の同窓会に出席して、驚いたよ」と肩を落として帰ってきた。会社の同期会では60歳を前に寿命を迎えた同期が多数いたが、大学の同窓会ではみんなピンピンしていたからだ。

「激務でも大丈夫かどうか」は20代では分からない。だが、60歳の同窓会で統計を取っても、遅すぎる。

 

激務業界を目指すなら「いつ卒業するか」を視野に入れよう

これらの事例は、決してあなたに「激務業界へ行くな」と止めるものではない。ただ、早く死ぬ「確率」は上がるよ、という話だ。もし行きたい業界が激務と言われているならば「いつこの会社を卒業するか」を視野にいれつつ内定を勝ち取ろう。

また、激務かどうかを就活で確認する際、社員に「激務ですか?」と質問しても意味はない。ある社員にとっては19時退社が激務だし、ある社員には朝の3時退社でも「ゆるい」かもしれない。17時に退社してから子どもの世話をして、0時からリモートで勤務再開する方もいる。人によって激務の常識は異なるから、あなたが線引きをするしかない。

いつか独立開業してワーク・ライフ・バランスを手にしてもいい。積んだ研鑽を生かせる業界へ転職してもよい。ただ、激務業界はいつまでもとどまらない前提で、学びの場として活用しよう。今日パワフルに仕事をする人が、明日も元気かは誰にも保証できないのだから。

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