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こんにちは、トイアンナです。
そろそろ2025卒のサマーインターンで、明暗が分かれてきたころかと思います。この時期から就活を開始しているみなさんは総じて優秀で、かつ努力家です。だからこそ、全落ちした方はひどく心を傷つけられることでしょう。
まず、サマーインターンに全落ちした方は、本稿の冒頭を読み返してください。あなたが優秀で努力家ならば、この時期から就活をしていたライバルたちも、総じて日本トップクラスの学生だったのです。
しかもサマーインターンで学生を募集しているのは、日本企業というより、世界トップクラスの企業ばかり。 サマーインターンは、いわばオリンピックの選考会のごときハイレベルな場だったといえます。そこへ就活経験が浅い状態で挑んだからとて、全落ちしたとて、恥ずかしくはありません。
サマーインターンは、いわば受験でいうところの模擬試験。秋・冬以降の採用を本番とみなす企業も多いことから、「模試でD判定を取ったようなものだ。これが模試でよかった。これからB、いやA判定にしていこう」とポジティブにとらえていただきつつ、以下3つの思考法で、山場を乗り越えていただきたいと思います。
思考術1.現実的な立ち位置を把握する
一概に「サマーインターン全落ち」といっても、どの企業を受け、落ちたかで状況はまったく異なります。例えばある学生は、P&Gのマーケティング部のサマーインターンだけを受け、落ちたことにひどく憔悴していました。しかしP&Gのマーケティング部門は採用人数が少ないことから、倍率は300~1,000倍ともいわれます。
P&Gは学歴不問とはいえ、もともと高学歴ばかりが受験しがち。トップ層同士で、かつ高倍率な中の競争ですから、落ちる人の方が多くて当たり前です。もっとも、夏インターンを落ちたことで秋以降のエントリー権が失われる企業も多くあり、つらい気持ちはわかります。
しかし 外資は転職での入社も当たり前。極端な話、同職種になってさえしまえれば「新卒で落とされたあの企業」へは数年以内に転職可能 です。ここから秋・冬選考で、同職種の選考へトライしましょう。
一方、日系企業、それも募集人数が多い大手企業でのインターンに全落ちした場合は、趣が異なります。日系企業の、特に1DAYインターンなどは応募者も多いものの、多くは企業の認知度アップを目的としたオープンなイベントです。
ESの選考もあまり厳しくはないため、「この子は志望度が低そうだけれども、学歴が高いからインターンは通そうか」などと、お目こぼしをもらえるチャンスも多いもの。大人数が参加する日系のサマーインターンで落とされているのなら、一度次の項目(思考術2.)まで目を通し、落ちたフェーズごとに改善点を洗い出したほうがよいでしょう。
思考術2.落ちたフェーズ別の振り返り
ここからは「選考のどこで落とされていたか」を思い出しつつ、ただし自分を責めすぎることなく、反省点を洗い出していきましょう。 自分を責めても、パフォーマンスが落ちるばかりで学ぶものはありません。「俺は/私は悪くないが、やり方が悪かった。悪かった方法を変えれば通る」と思いながら読み進めましょう。
●主に「ES」で落ちていたら
●主に「面接」で落ちていたら
∟◆面接の「基礎中の基礎」を見落としている
∟◆志望動機が浅すぎる
∟◆ケース面接、フェルミ推定の練習が不足している
主に「ES」で落ちていたら
「学生時代に頑張ったこと」「インターンの志望理由」のエピソードが弱い可能性があります。
サマーインターンの選考は、ESの書き方が不慣れでも大目に見てもらえるシーズンです。それでも落とされたということは、 そもそも「学生時代に頑張った経験」が不足しているか、「自分の強みは○○です」と語っていても、根拠が弱いのかもしれません。
該当される方には、就活に特化したエピソードづくりをお勧めします。
就活では「チームワークで、自主的に、数字で表せる成果を出した経験」が好まれます。特に一見ハードに見える課題をこなせば、短期間の経験でも好印象となります。具体的には以下のような場所/ことで、10月ごろまでに修練を積みましょう。
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