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みなさんこんにちは、外資就活コラムチームのなゆと申します。
IT業界は、近年、就活生に対して非常に高い人気を誇っています。
就職支援サイトの運営企業が行った、24卒の就活生向けの調査でも、文理・性別問わず高い順位にランクインしています。
しかし、「かっこよさそうな業界だけど、何をしているかはわからない」「情報系の学生でなければ、目指すことも難しいのでは?自分は理系科目が得意じゃないので、IT業界は無理かも」」というイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。
実は、一部の専門的な職種をのぞき、 プログラミング未経験でも、十分にIT業界への内定・入社後に活躍するチャンスはあります。
今回は、24卒で文系→ITコンサル・SIerに複数社内定をいただいた筆者が、IT業界の全貌や、IT業界を就活する上で気をつけると良いことについて紹介します。
今までIT業界とは無縁だった人も、実は「自分のやりたいこととぴったりだった」「あまり興味がなかったけれど、適性がありそう」と思える部分があるかもしれません。
ぜひ最後までご覧ください!
なゆ(24卒)
都内国立大学・学部生。留学経験なし、非体育会。
内定実績:外資系ITコンサル(入社)、日系ITコンサル(複数社)、SIer
一言:「外資就活NewsLetter」で「今日知りたいトピックス」を掲載しています。よろしくお願いします!
IT業界について
ひとくちにIT業界といっても、朝から夜までパソコンに向かってコードを書くだけが仕事ではありません。
システムの構想を考え・実際に設計する ITコンサルタントやエンジニア のほかにも、実際に開発を行う プログラマー や、IT関連のシステムの販売を行う 営業 、膨大なデータを活用して企業の戦略を立てる データサイエンティスト など、様々な職種があります。
このうち、データサイエンティストやプログラマーといった職種は、非常に専門性が高く、学部におけるプログラミングの経験や、Webでの制作経験などが問われることが多いです。
一方で 営業・マーケティングなどの事務系職種に加えて、システムエンジニアやITコンサルタントなどの職種は、IT未経験での採用を積極的に行なっています。
この理由としては、入社後の研修やプロジェクトでITの知識を学ぶ機会が十分があることや、企業が ITへの興味に加えて、ゆくゆくはプロジェクト全体を牽引してくれるような、コミュニケーション力やリーダーシップを兼ね備えた学生を求めている からです。
そのため、IT未経験でも、自らの過去の経験をアピールできれば十分内定の可能性はあります。
職種についての詳しい説明は、以下のコラムを参照してください。
IT業界の分類を徹底解説!【前編】ネットビジネス・ITコンサル・SIer編
IT業界の分類を徹底解説!【後編】クラウド・ソフトウェア・ハードウェア・通信編
【徹底比較】IT企業(技術職・ビジネス職)とITコンサルの違い
【保存版】SIer(エスアイアー)とは? 0から徹底解説!【25卒】
【IT志望必見】GAFAMエンジニア内定者による『コーディング試験』の実態
IT業界の就活に向いている人の特徴
では、どのような人がIT業界の就活・就職に向いているのでしょうか。
筆者の経験をもとに、IT業界でのキャリア形成をおすすめしたい方の例をいくつか紹介します。
ITを通じて世の中を変革したい人
上記でIT業界における職種を色々紹介しましたが、どの職種でも根底にあるのは、 ITを通じて世の中をより便利にしたい という気持ちです。
他の企業の経営課題をシステムによって解決したい、より多くの消費者にECサイトを使ってもらって買い物を便利にしたい、通信回線をより充実させたい など…
企業の目的は様々ですが、「IT技術を用いることで、デジタル化やその先にあるDX(デジタルトランスフォーメーション)を起こすことができる」ということを信じているからこそ、IT企業の社員の方は日々様々な課題に取り組んでいるのでしょう。
このコラムを読んでいるあなたにも、日常生活を送る上で不便だと感じることがあるかもしれません。
そのような不便を、「ものづくりを通じて、自分で解決していきたい」「役に立つシステムやサービスを顧客に提案することで、浸透させたい」という方には、IT企業でのキャリアは最適です。
確固たるスキルを身に付けたい人
テクノロジーの発展が著しい現代において、IT技術に対する知識を持った人は重宝されます。そのため、 新卒でIT企業に入社することで、IT業界の中でよりキャリアアップを狙ったり、事業会社のIT部門に転職することができたりと、様々なキャリアパスが見えてきます。
「どこにいっても通用する、目に見えるスキルを身に付けたい」という人には、IT業界は向いているでしょう。
しかし、一度身につけたスキルが半永久的に通用するかというと、もちろんそんなことはありません。技術の移り変わりはとても激しく、常に知識をアップデートさせることが必要です。
研修や業務を通じて、基本的なITの知識は身につきますが、より活躍したいならば勉強は不可欠です。そのため、選考では、勉強し続けられる人だ、という 向上心の高さ などをアピールすると良いでしょう。
チームプレイが好きな人
上記でも紹介した通り、IT業界の 一日中画面と向き合い、誰とも話さずプログラミングをするというイメージは誤りです。
クライアントと密に連絡を取り、お互いの要望をすり合わせる営業や、より顧客にとって良いサービスの開発を目指す企画・マーケティング、実際にシステムを要件定義から設計まで行うエンジニアなど、 1つのプロジェクトでも、膨大な数の職種の人員が関わっています。
何年もかけて何百人以上を巻き込む、超大規模のプロジェクトも存在します。
営業先との交渉や事業の判断について、若手が主責任者として1人でを行うことも多い総合商社や投資銀行とは、ビジネスの仕方がかなり異なります。
そのため、 多くの人とコミュニケーションをとることが好き、チームを引っ張っていきたい という人にはおすすめです。
早期での選考経験・内定を獲得したい人
IT業界(特にITコンサルタントや外資IT・サービスなど)は他の業界と比べてインターンや本選考の開始時期が早い傾向にあります。
そのため、現時点で強い興味がなくても、「とりあえず選考を受けて、ESや面接、グループディスカッションの経験値を積みたい」という方にもIT業界はおすすめです。
IT業界のクライアントは、公共系、金融業界、メーカーなど多岐に渡るため、 選考に参加することで、さまざまな業界の研究にもつながります。
筆者も、もともとIT業界に興味があったわけではなく、サマーインターンの参加を通して、「メーカーなどで1つの専門的な知識を極めるのではなく、幅広い業界の知見を活かして課題解決をするIT業界に行きたい」という思いが固まり、秋以降はIT業界のみ、本選考を受けていました。
選考の中で気づくこともあると思うので、まずは選考を受けてみるのはいかがでしょうか。
IT業界を目指す上で気をつけたいこと
実際にIT業界の選考を受けるにあたって、やっておくと良いことをお伝えします。
適性を見極める
IT業界を受けるにあたって、特筆すべき経験が必要というわけではもちろんありません。IT未経験でも活躍されている社員の方はたくさんいらっしゃいますし、実際にOB・OG訪問や選考で聞いてみると 「プログラミングに全くついていけない人はほとんどいない」 とみなさん口を揃えておっしゃいます。
といっても、やはり、プログラミングの習得のスピードは、人によって違いがあります。数学や物理といった理系科目の得手不得手と重ねて考えがちですが、プログラミングに必要なのは、さまざまな要素を組み合わせていくための 論理的思考力 です。理系だから得意、文系だからできない、というわけでは全くありません。
粘り強く取り組んでいけば、入社後でも成長の機会はありますが、入社してからの業務のイメージに変化がないように、ITコンサル・SE志望の方は事前にプログラミングに触っておくことをおすすめします。
無料でプログラミングが学べるサイトとして、progateやpaizaなどがあります。
また、ミクシィやサイバーエージェントなど、新人研修の資料を載せている企業もあるので、気になる方は見てみると良いでしょう。
プログラミングだけでなく、幅広くIT業界について知ってから選考を受けたいという方は、ITパスポートの取得がおすすめです。
ITに関する基本的な知識を身につけていることが証明できる国家資格であり、プログラミングの問題以外に、経営の視点からの問題も出題されます。
選考対策にもなりますので、時間がある方はおすすめです。
「プログラミングやったほうがいいかも」と思っている文系学生に捧げる、未経験からエンジニアになったOBの助言
文系スキル無しなのにSE職内定 -21卒北大生にインタビュー
【SE・ITコンサル職】面接担当者に聞いた! 入社しても活躍しない文系学生7つの特徴
プログラミング未経験のド文系でもITコンサルで勝ち組になれるというお話
志望企業についてよく知る
IT企業のなかでも、どのようなビジネスモデルを持つのか、という企業の種類はもちろんですが、職種についても理解を深めておくと良いです。
「コンサルタント」という役職だけれども戦略や要件定義にはなかなか関われない・実際にプログラミングの経験を積むために開発をしたいのに全くチャンスがない 、といったミスマッチを防ぐために、リサーチはしっかりとしておきましょう。
OB・OG訪問をすることはもちろん、インターンシップなどに参加して社員の方と話す機会を作ると、手っ取り早く生の情報を得ることができるのでおすすめです。
選考でアピールする能力を決める
プログラミングの経験が浅い場合には、選考で別のスキルをアピールすることが必要です。ここでのポイントは、 「入社したら活躍してくれそうだな」 と面接官に思ってもらうことです。そのためには、企業が求める人材像やキャリアプランに当てはまるような説明をすることが大事です。
以下、IT業界の選考でアピールできる能力をいくつか紹介します。
好奇心旺盛
IT業界においては、テクノロジーやwebサービス/ECにおけるトレンドなど、移り変わりが非常に早いものを扱います
また、いろいろな業界のクライアントと関わることがあるので、各業界に関する幅広い知識が求められます。
そのため、 常に新しいことに興味を持っている という人や、 向上心があり、何でも学ぶ意欲がある という人は好印象でしょう。
協調性
上記でも紹介したように、大きなプロジェクト単位で仕事をすることが多いのもIT業界の特徴です。そのため、周りの人に頼ったり、自ら仕事を引き受けられたりする 協調性のある人 が求められます。さらに、リーダー経験がある方は、 将来的に自らのチームを持ち、引っ張っていきたい という話をすると、キャリアプランのアピールにもなります。
粘り強さ・負けず嫌い
入社後に参加するプロジェクトによっては、スケジュールや予算の調整などがうまくできず、いわゆる「炎上プロジェクト」として扱われることがあります。そこまでは行かなくても、急なシステムのエラーや、開発過程でわからないことがあるときなど、自分で解決策を調べながら、諦めずに対応する必要があります。
苦労しながらも努力し、目標を達成した経験 を話すことができれば、IT業界への適性をアピールできるでしょう。
詳しいアピール方法については、以下のコラムを参照してください。
【保存版】自己PRで「向上心」をアピールする方法
【例文あり】自己PRで「好奇心旺盛」をアピールする方法
【保存版】就活で「協調性」をアピールする方法
【例文・言い換え表現あり】自己PRで「負けず嫌い」をアピールする方法
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