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皆さんこんにちは、外資就活コラムチーム ryoです。
「負けたくない!」という気持ちや、悔しい経験から立ち直り、大きな成果をあげた経験を活かし、 「負けず嫌い」 という強みをアピールしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ESや面接の場において、ただ漠然と強みやエピソードを記述したり話したりするだけでは選考官に対してインパクトのある自己PRを行うことができません。
選考官に対して自身の強みを正確にアピールするためには、ポイントをおさえておく必要があります。
今回のコラムでは、そんな 「負けず嫌い」 という強みにフォーカスし、「負けず嫌い」という自己PRが与える印象から具体的なアピール方法のポイントまで徹底解説していきます!
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「負けず嫌い」という長所が与える印象
「負けず嫌い」という言葉を聞いた時、どのようなイメージを思い浮かべますか。
言葉の通り、負けるのが嫌いな人というイメージを持つ方が多いと思いますが、少し深掘りして考えてみると、 「他人や自分自身に負けず向上心を持って常に努力し続け、大きな成果をあげる」 という特徴があると言えるのではないでしょうか。
詳しくはこちらのコラム(【保存版】自己PRで「向上心」をアピールする方法)に書いているのですが、企業にとって 向上心 を持った人材は非常に重要です。
その理由は、現代社会はブーカの時代とも呼ばれているように、社会のトレンドや技術が日々大きく変化しており、企業はビジネスを広げていくためにもそのような変化に適応していく必要があるからです。
企業にとって、展開している商品などももちろん重要ですが、商品を生み出し、流通させ、そして企業を変革する主体となるのは構成員である “従業員=人” です。
このような観点で、常に高みを目指し、成長し続けられる負けず嫌いな人は企業にとって必要な人材であると言えます。
「負けず嫌い」という強みを正しくアピールすることができれば、企業に対して良い印象を与えることができるでしょう。
負けず嫌いという強みの重要性が理解できたところで、次の章ではその強みを正しくアピールするためのポイントについて具体的に解説していきます。
「負けず嫌い」をアピールする3つのポイント
キャッチコピーや言い換えを活用する
1つ目のポイントは キャッチコピーや言い換え の活用です。
キャッチコピーや言い換えが選考において有効である理由は、他人の自己PRとの 差別化を図り、独自性を生む ことができるからです。
人気企業であればあるほど、何百人、何千人といった多くの就活生がライバルになります。
そのような中、例えば同じようなエピソードテーマを用いた自己PRが2つある状況でも、もう一方の自己PRにはない独自性のあるPRを行うことが出来れば、選考官の印象に残ることが出来る可能性が大きく上がります。
私自身23卒として就活を行い、他の就活生との差別化を図る狙いでキャッチコピーや言い換えを活用していましたが、ただ活用するだけでなく、その中でも意識していたことは 「その一言を読んだだけで伝えたい内容が伝わるか」 ということです。
企業の選考官は多くの就活生のESに目を通すため、 はじめの一文で伝えたいことを伝える ということが非常に重要です。
「言い換えやキャッチコピーを読んだだけで伝えたいことが伝わる」という状態を目指しましょう。
以下において、「負けず嫌い」の言い換えやキャッチコピーの例を取り上げるので、負けず嫌いという強みをアピールしたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
・向上心がある
・誰よりも努力し、大きな成果をあげる
・諦めない粘り強さ
・自分にも他人にも打ち勝つ精神力の強さ
・勝利への執着心の強さ
構造化を意識して書く
2つ目のポイントは 構造化 です。
構造化は、 読み手に対して説得力を持って分かりやすく伝える ために非常に重要なポイントです。
ESの段階から構造化を意識して書くことで、例えば面接の際にESの内容を深掘りして質問された場合でも、論理性を崩すことなく回答することが可能になります。
負けず嫌いをテーマとした自己PRを例文として用いながら、構造化について以下で解説していきますのでご覧ください。
(例)私の強みは「誰よりも努力し、前例にない大きな成果をあげる」という点です。
「エピソードのテーマ」
(例)大学在学中に長期インターンに参加し、法人営業を行っていました。
「課題」
(例)私のアポイント獲得件数がインターン生全体の中で最下位でした。
「課題の原因」
(例)悔しさを感じ、成績上位のインターン生の営業手法と比較したところ、担当者に電話を繋げられておらず窓口で断られる回数が多い点が私の課題であると特定しました。
「課題解決に向けてとった行動」
(例)営業成績1位獲得を目指し、営業に使用していたスクリプトの導入部分の文章を簡潔にし、窓口の方から担当者の方に繋げてもらいやすくするよう話し方に工夫を加えました。
「成果」
(例)担当者に繋がる回数が倍増し、営業成績も大きく伸び、半年後には1位を獲得することができました。
「経験から学んだこと」
(例)自分の方法を正しいと思いこまず客観的に見てみてみることで、改善と大きな成果をあげることに繋げ、目標を達成できることを学びました。
「経験を企業の一員として具体的にどのように活かすか」
(例)誰もが諦めるような難しい状況の中でも高い目標を持ち、努力し続け、大きな成果をあげることに貢献します。
ポイントとして、結論ファーストで書き始め、選考官である読み手が1番知りたい内容である「どこに課題を設定し、どのように乗り越えたのか」を漏れなく書くようにします。
このように、自己PRを構造化することで、読みやすいだけでなく「私の強みは負けず嫌いです!」という1番伝えたい内容を説得力を持って読み手に伝えることができます。
業界や企業に合わせたエピソードの選定
3つ目のポイントは、エピソードの正しい選定です。
負けず嫌いという強みをテーマに自己PRを作成しようと考えている多くの方は、自己分析などを通して複数のエピソードを発見し、作成されているのではないでしょうか。
ここで重要な考え方は、 「ただ1番大きな成果を業界や企業関係なく書くのではなく、業界や企業に合わせたエピソードを書く」 ということです。
例えば、コンサルタントとWeb系事業会社のエンジニアの働き方を比較してみると、コンサルタントはプロジェクトというチーム単位で働くことが多い一方、エンジニアは他人と関わることが比較的少なく、自分自身のタスクをこなすという仕事の進め方のイメージです。
このような働き方の違いの観点で考えてみると、負けず嫌いのエピソードは 「自分に負けず大きな成果をあげたエピソード」 と 「他人と比較して大きな成果をあげたエピソード」 に分けることができますが、コンサルタントにおいては他人との比較の観点で書いたエピソードを用い、エンジニアにおいては自分自身に打ち勝ち、大きな成果をあげたエピソードを用いるべきであると言えます。
選考官は、選考官自身の経験から自分が属している業界や企業の特徴や働き方を踏まえてESを読んだり面接に臨むため、選考官に対してより好印象を与えるためにも業界や企業について選考官に負けないくらい深く研究し、適切なエピソードを選択して書いたり話したりするように心掛けましょう。
そうすることで、説得力のある自己PRを行うことができます。
では次に、具体的な業界や企業をとりあげ、どのようにそれらの業界や企業に応じた自己PRを考えていくべきかという点について解説していきます。
「負けず嫌い」の業界別アピール方法
コンサルティング業界
はじめにコンサルティング業界を取り上げ、 負けず嫌い という長所をESや面接においてどのようにアピールできるのかという点について考えてみましょう。
コンサルティング業界の組織の特徴として、プロジェクトごとにチームで動く働き方が一般的で、そのチームやメンバーはプロジェクトごとに変化していきます。
つまり、個として高い評価を得るためには、プロジェクト内で他のメンバーよりも質の高いアウトプットを出すだけでなく、自分自身が望むプロジェクトにアサインされるためにも個としてのプレゼンスをプロジェクト関係なく企業内で高めていく必要があります。
このような観点で、コンサルティング業界においては 「自分にも他人にも負けない」 という強みが求められていると言えます。
そのため、コンサルティング業界を志望される方は業界としてのこのような働き方を踏まえた上で自己PRについて考えるようにしましょう。
メーカー
次にメーカーを取り上げ、 負けず嫌い という長所をESや面接においてどのようにアピールできるのかという点について考えてみましょう。
一口にメーカーと言っても、 日系 と 外資系 とでは働き方が大きく異なるため、今回は私自身がインターンや説明会に参加した経験も踏まえ、それぞれに分けて解説していきます。
はじめに 日系メーカー についてみていきましょう。
日系メーカーの多くの企業は総合職採用を行っており、様々な部署や部門を経験しながら年功序列で年次が上がっていく働き方が一般的です。
また、働き方において日系企業ではチームで働くことを重要視している傾向があるため高い評価を得るには、部署や部門という組織の中でいかにしてチームメンバーと協力しながら成果をあげるかという点がポイントになってきます。
このような観点で、日系メーカーにおいては一般的に 「同期やチームメンバーに負けない」 という強みが求められていると言えます。
一方、 外資系メーカー はどうでしょうか。
外資系メーカーにも部署や部門といった組織はありますが、職種別採用を採用している企業が多いため、日系メーカーと比較して個のプレゼンスを高めることが重要になってきます。
この点についてさらに詳しく解説します。
特にアメリカなどの企業の場合、年功序列という考え方は薄く、「自分自身が現在属している業界や企業の枠を超え、転職も踏まえ、いかにして自身の価値を高めていくのか」というキャリア観が一般的であるため、個としての成長に対する思考が強いと言えます。
このような観点から、外資系メーカーにおいては一般的に、 「自分に負けず個として成長し続ける」 という強みが求められていると言えます。
また、日系メーカーの中でもソニーやパナソニックといった企業は職種別採用を行っており、これらの企業は日系メーカーと外資系メーカーの両方のキャリア観を軸にした企業となっているため、 メーカー志望でかつ「キャリアに柔軟性を持たせたい」 と考えている方におすすめの企業であると言えます。
IT業界
最後にIT業界を取り上げ、 負けず嫌い という長所をESや面接においてどのようにアピールできるのかという点について考えてみましょう。
一口にIT業界と言ってもWeb系事業会社やSIer、ソフトウェアベンダーなどの分類があり、職種に関してもエンジニアやシステムエンジニア(SE)、営業など幅広くあります。
その中でも今回は働き方に関して勘違いしている方が多い システムエンジニア をとりあげて解説していきます。
私自身、IT業界の就活に関する質問を受けることが多いのですが、Web系のエンジニアとSEを混同されている方が多くいらっしゃいます。
SEと聞くと、エンジニアという言葉が入っているからか「1人で黙々とコードを書く職種」というイメージを持っておられる方が多いです。
説明会やインターンに参加してみると分かるのですが、特に大手SIerのSE職の場合、研修期間においてはプログラミングなどの技術的分野について学ぶことはありますが、年次が上がっていくにつれてプロジェクトマネジャー(PM)といったように、エンジニアをまとめあげる立場になっていきます。
コードを実際に書く機会は少なくなり、チームリーダーとしてクライアントや実際に開発を行ってくれる人たちと密にコミュニケーションをとりながらプロジェクトを推進していく立場になるのです。
このような観点から、SEにおいては日々更新される技術などのキャッチアップ及び、チームで動く中での質の高いアウトプットが求められるため、コンサルティング業界同様に 「自分にも他人にも負けない」 という強みが求められていると言えます。
ちなみに、GoogleやYahooなどのWeb系事業会社のエンジニアは多くの方が想像されるように、自分自身に割り当てられたタスクをこなすという働き方のイメージが強いです。
また、営業職の場合、企業にもよりますが、基本的には「いくつかアポイントをとれたか」といったように個人の成績が評価に色濃く反映される傾向があるため、個人で動くという働き方のイメージが強いと言えるでしょう。
「負けず嫌い」という長所を正しくアピールして就活を有利に進めよう
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
「負けず嫌い」 という強みのアピールポイントについて理解することができたでしょうか。
本コラムの冒頭でも記述しましたが、企業を動かす構成員である従業員が向上心を持った人々でないと企業は成長し続けることができません。
そのような観点で、向上心を持った負けず嫌いな人は企業にとって貴重な存在であることは間違いありません。
しかし、間違った方法で自己PRを行っていては伝えたいことが伝わらず、思うような結果を得られないことに繋がってしまいます。
そのため、今回のコラムで解説した内容やポイントをしっかりとおさえた上で、ESや面接に臨むようにしましょう。
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