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【保存版】自己PRで「向上心」をアピールする方法

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皆さんこんにちは、外資就活コラムチーム ryoです。

組織の一員として働く中で求められる重要な素質である「向上心」

企業はビジョンやミッションをただ掲げるだけでは成長しません。
構成員である社員や従業員一人ひとりが自ら向上心を持ち、物事に高いレベルでコミットし、成長して初めて企業としての成長に繋がります。
このような観点で、企業にとって向上心を持った人材は大変重要であり、就職活動の場でも向上心という素質は、優秀な学生が集まる就職難易度が高い企業ほど強く求められます。

そこで今回は、企業で働く上で必須の力と言える「向上心」について、その意味から就職活動におけるアピール方法まで、私自身の就職活動での経験を踏まえて徹底解説します。

<筆者プロフィール>
ryo@23卒
ITやデベロッパー、メーカーなど幅広い業界を見ていました。外資就活が毎週月曜に配信している『News Letter』において「#今日知りたいトピックス」を担当させていただいております。
コラムについての感想や、就活についてのご相談は外資就活相談室でお待ちしています!

そもそも向上心とは?

向上心を正しくアピールするためにも、はじめに向上心の意味についておさらいしておきましょう。

広辞苑によると、向上心には「より良い方向を目指し自らを高めようとする心」という意味があるそうです。

この意味をしっかりとおさえた上でアピール方法について考えていきましょう。

向上心をアピールする3つのポイント

「向上心」という素質は幅広い業界の企業に求められている素質であると言えます。
では、そのような向上心をアピールするための3つのポイントについて解説していきます。

ES編:「個人軸」と「チーム軸」に分けて考える

向上心は自己研鑽とも言い換えることが出来ます。
例えば、大学生活で考えてみると「TOEIC〇〇点獲得という目標に向けて勉強に励み、実際に達成した」というエピソードや、「プログラミングを独学で学び、アプリを作り上げた」といったエピソードが自己研鑽には当てはまります。

また、企業で働くとなるとチーム単位で動くことが多いため、チームメンバーの中でも自ら率先して物事に取り組み、周囲の人々を巻き込みながらチームとしての成長に繋げる力とも捉えることが出来ます。

このように一言で向上心と言っても、「個人軸」「チーム軸」に分けることが出来ます。
私自身23卒として就職活動を行い、向上心を自己PRとして話していましたが、個人軸とチーム軸の2つのエピソードを用意していました。
例えば、営業のような個人で動くことが比較的多い職種に応募する際には個人軸のエピソードを用い、デベロッパーなどチームで動くことが多い業界に応募する際はチーム軸のエピソードを用いていました。
このように2つの軸を用意し、使い分けることで、職種や業界としての働き方と結び付けながら、向上心という1つの素質の中でもさらに的確な方法で強みをアピールすることが出来ました。

そのため、「向上心をアピールしよう」と考えている方は、「個人軸」と「チーム軸」の2つの軸でエピソードを用意し、業界や企業、職種の働き方や求められている素質に応じてアピールすることをオススメします。

加えて、ESを書く際は選考官である読み手が読みやすいように構造化を意識して書く必要があるため、私が就活生の時に自己PRで使用していた「チーム軸の向上心」をアピールする文章をもとに、以下で解説します。

「結論」
(例)私の強みは「向上心」です。
「エピソードのテーマ」
(例)大学在学中に就活サービスを展開する企業の長期インターンに参加し、新規事業の立ち上げを行いました。
「課題」
(例)学生のユーザー数が伸び悩んでいました。
「課題の原因」
(例)オウンドメディアにて自社サービスのPRを行っていましたが、全国の就活生へのアンケート結果より、サービスの魅力が学生に上手く伝わっていない点が、ユーザー数が伸び悩んでいる原因であることが分かりました。
「課題解決に向けてとった行動」
(例)そこで、学生が普段よく利用するウェブサービスについて調査を行い、SNSを利用する学生が多いことが分かったため、SNSマーケティングについて知識0から独学で学び、SNSマーケティングに関する勉強会を社内で実施し、新たなPR手段としてSNS運用を開始しました。
「成果」
(例)ユーザー数が昨対比で30%も増加しました。
「経験から学んだこと」
(例)自ら新しいことに挑戦し、チームとしての成長に貢献する面白さを学びました。
「経験を企業の一員として具体的にどのように活かすか」
(例)この経験を活かし、幅広い領域について学び続けることを大切にし、その知識や経験をもとにチームを引っ張り、貴社の成長に貢献します。

このように、自己PRを構造化することで読みやすいだけでなく、「私の強みは向上心です!」という1番伝えたい内容を、説得力を持って読み手に伝えることが出来ます。

面接編:「困難な課題をどう乗り越えたか」をしっかり伝える

成長意欲を持って新たな環境に飛び込んだり、新たな事柄に挑戦することも、向上心を示すエピソードとして話すことが出来ますが、選考を行う企業側が知りたいのは、その先の困難な状況をどのように乗り越え、どのようにして高い成果をあげたのかということです。

新しい事柄に挑戦し、目標に向けて努力する中で、必ず困難な事柄が出てきます。
企業で働く上でも同じです。
新しい環境に飛び込み、社会人として何も分からない状況で取り組む中で、困難な事柄は沢山出てきます。
それは出身大学や過去の成果は関係なく、全員が直面することです。
そういった困難な事柄に直面した時に、「挫けず向上心を持って目標達成に向けて努力出来るか」といったことを入社後の実現可能性を踏まえた上で、ガクチカや自己PRから知りたいと企業側は考えています。

そのため、新しい環境に飛び込んだことや新しい事柄に挑戦したこと、高い成果を出したこと自体ももちろん重要ですが、それらは過去の話でもあるため、そのような前向きな行動を積極的にとる中で、向上心を持ってどのように1つ1つの物事に取り組んできたのかということをしっかりと伝えるようにしましょう。
そうすることで、「入社後どのように活躍出来る人材であるのか」ということを想像してもらいやすくなります。

GD編:根拠を示した上で積極的に発言する

グループディスカッションでも向上心をアピールすることは重要です。

1つの議題に対して複数人で議論を進める中で、どのように向上心をアピールすればよいのでしょうか。
私自身、20社以上のGD選考に参加し、また、24卒向けのGD対策イベントを開催したことがあるのですが、それらの経験を通して「積極的な発言」が重要であると感じました。
選考官の立場に立ってみるとよく分かるのですが、発言数が少ない人は目立ちませんし、「自分の意見が無いのかな」と思ってしまいます。

冒頭の向上心の意味を振り返るパートでも見たように、向上心には「より良い方向を目指す」という意味があります。
GDにおいて、意見の正解や不正解はありません。
チームとしてより良い答えを導いていくプロセスの中で、どれだけ貢献したかが重要です。

しかし、ただ発言するだけでは説得力のある意見にはならないので、自身の意見に説得性を持たせるためにも根拠が重要です。

これらの観点から、根拠を示した上で自らの意見を積極的に述べていく姿勢が、GDにおける向上心のアピールに繋がると言えます。

業界別の「向上心」のアピール方法

では次にいくつかの業界を取り上げ、業界の働き方から逆算して向上心のアピール方法を具体的に考えてみましょう。

コンサルティング業界

コンサルティング業界は戦略や総合、ITといった分類がありますが、クライアントに対して適切な提言を行うためにも日々アップデートされる情報を常に高いレベルでキャッチアップすることが求められる業界と言えます。

プロジェクトごとに業界や企業が大きく変わる可能性があるため、「幅広い業界や企業を俯瞰して経営的側面から見られる」という点は大きな魅力ですが、相手であるクライアントが属する業界の動向や、クライアントの業務について深く理解することが求められるのです。

また、クライアント企業がコンサルティングに依頼する内容は、クライアントが自社で解決出来ない難易度が高い案件が多く、かつクライアントからの期待値も高いため、高いレベルでのアウトプットが求められます。

このような観点で、コンサルティング業界においては向上心に関するエピソードの中でも、「多様な事柄に興味を持って取り組み、高いレベルで成果を出した」といったエピソードが求められていると言えます。

コンサルティング業界についてさらに詳しく知りたい方は下記のコラムもご覧ください。

SIer業界

SIer業界は、主に顧客企業に対してシステム導入を行っている業界です。

職種の区分として、エンジニアサイドと、営業サイドに分けることが出来ます。
エンジニアサイドは、SIerの中でも大手の場合、最初はSE(システムエンジニア)として入社し、年次が上がるにつれて、大規模な開発の進捗管理などを担当するPM(プロジェクトマネージャー)などに成長していきます。
一方、営業サイドの場合、企業にもよりますが、自社で開発した製品やパッケージ化されている他社のシステムを顧客企業に対して販売を行うことが主な業務内容になります。

エンジニアサイドと営業サイドの両方に共通して求められる姿勢が2つあります。
1つ目は日々アップデートされる技術に関する情報や知識をインプットし続ける姿勢です。
開発やプログラミングの世界では、「3年前まで主流として使われていた言語が、新しく登場した言語に置き換わる」ということが多々あります。
同じシステム開発でも、古い言語と新しい言語とではその汎用性や可用性は異なり、置き換わる可能性が高いため、日々新しい知識を学び続ける必要があります。

2つ目は幅広い業界や企業動向に関する情報や知識をインプットし続ける姿勢です。
コンサルティング業界と同じで、SIerの顧客企業も幅広い業界に渡ります。
例えば、営業職として顧客企業に対してシステムを提案するとしても、「顧客企業がどんな業務フローで業務を行っているか」といったことや、「顧客企業が属する業界の流れから予測して、顧客企業にとってどのような課題がこの先、生じうるのか」といったことについて理解していない状況では、顧客企業が納得するような提案を行うことが出来ません。
「幅広い業界や企業の動向や動向について、より深いレベルで理解しておく」ということが求められます。

このような観点で、SIer業界においては向上心に関するエピソードの中でも、「新しい事柄に積極的に取り組み続け、ただ挑戦するだけでなく、1つひとつの事柄に対して高いレベルでコミットした」といったエピソードが求められていると言えます。

SIer業界についてさらに詳しく知りたい方は下記のコラムもご覧ください。

デベロッパー業界

デベロッパー業界は皆さんがイメージするように、主にまちづくりを行っている業界ですが、まちづくりを取り巻く環境は大きく変化しています。

現在、デベロッパー業界の各社が注力していることは、SDGsの1つでもある「住み続けられるまちの創出」です。
ESG投資といった言葉があるように、現代社会では企業活動を行う上でSDGsといった、環境や社会に配慮した活動を行うことは必須であると言えますが、デベロッパー業界に当てはめて考えてみると、人口が急増した高度経済成長期のように、ただビルやまちを形づくっていくという姿勢ではなく、社会とまちと人が共存し続けられるような開発を行っていく姿勢が求められています。

私自身、幅広い業界の企業説明会に参加していたのですが、例えば、5大デベロッパーの一角である東急不動産は、北海道などに風力発電を積極的に設置したりしているということを聞き、「そのようなことまで行っているのか」と驚きました。
また、その他の企業も各社、SDGsへの取り組みに力を入れており、それぞれの企業が得意とする地域などで積極的に持続可能な開発を行っています。

デベロッパー業界は対企業の業務もありますが、まちに住んだり、まちを利用する人々が大きなお客様であるため、そのような人々に受け入れてもらうためにも社会の流れを踏まえた開発を、様々な関係者と協力しながら行っていくことが重要と言えます。

このような観点で、デベロッパー業界においては向上心に関するエピソードの中でも、「新しい事柄や環境に積極的に飛び込み、様々な人々を巻き込みながら、自ら率先して目標達成に向けて取り組んだ」といったエピソードが求められていると言えます。

デベロッパー業界についてさらに詳しく知りたい方は下記のコラムもご覧ください。

このように、ただ漠然と「向上心」をテーマにした自己PRを作成するのではなく、業界動向や各企業のビジョンなどからさらに細分化して落とし込んで考えることをオススメします。

向上心を正しくアピールして就活を有利に進めよう

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

いかがだったでしょうか。
就職活動における「向上心」の重要性とアピール方法を理解することが出来たでしょうか。

エピソードは違えど、向上心を軸として自己PRやガクチカを作成する学生は多くいます。
集団面接をうけたり、就活仲間と話している中で、向上心のエピソードを用意している人は本当に多くいました。
人気企業であればあるほど、何百、何千人といった学生が選考を受けにくるので、それらの就活生との差別化が大変重要です。
「他の人と何が違うのか分からない」や「何が伝えたいのかピンとこないな・・」などと選考官に思われてしまっては選考を通過することが出来ません。

そのようにならないために、そして他の就活生と差別化を図るためにも、今回解説した内容を基にエピソードの構造化などを行ってみて下さい。

「さらに話を詳しく聞いてみたい」や、このコラムに関して「ここをもっと詳しく知りたい」といったことがございましたら、ぜひ1度、外資就活相談室をのぞいてみてください。匿名でもご相談可能です。

皆さんの就職活動が上手くいくことを願っております。
頑張って下さい!

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