【業界研究】 総合商社編
2011/10/02
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こんにちは。外資就活商社チームです。
日本を代表する業界の一つであり、その規模・影響力から現在でも就活生にトップクラスの人気を誇る総合商社。
本記事では、総合商社の特徴や選考についてなど、その全体像をまとめました。
総合商社を志望される就活生の方は、ぜひご一読下さい。
1.総合商社とは
草創期の総合商社は主に大商人によって作られた財閥の中核企業であり、また数多くの商品を手掛ける“問屋”として国内の流通を担いました。戦後はいち早く海外への再進出を果たし、その後流通でのプレゼンスが弱まると「投資」という新たな業態を発展させた生命力の強さや、豊富な資源を効率的に生かすことでも知られています。
また、古今を問わず総合商社の最大の強みとして挙げられるのは「人」です。自前の商品を持たない分、人の力を頼りに稼ぐという伝統がいまなお続いています。だからこその厚待遇ですし、厚待遇こそが就活生からの人気の理由であると言えるでしょう。
▼総合商社の詳しいビジネス内容については以下のコラムをご参照ください。
2.年間の選考スケジュール
総合商社の選考は3月からエントリー開始、6月から面接解禁というスケジュールになっています。経団連の就活ルール撤廃に伴い、選考時期が前後することも考えられますが、基本的にはこのスケジュールで進んでいくものと考えて問題ありません。
ただし、一部商社の中にはインターンやOB訪問からの優遇ルートが存在するため、上述したスケジュールよりも早く選考が進んでいくケースもあります。
各選考の対策時期として注意したいのが筆記試験対策です。商社の筆記試験はボーダーが高いことで有名なので、遅くとも1月頃から対策を始めることをお勧めします。また、OB訪問は面接の時期が近くなるほど社員とのアポイントメントが取りづらくなるので、できるだけ早く始めると良いでしょう。
3.選考対策
ここからは、各選考ステップについて解説していきます。
①エントリーシート
総合商社のESで問われる質問は、「学生時代頑張ったこと」や「志望動機」など、オーソドックスなものばかりです。ただ、各商社によって課される文字数は大きく異なっているため、同じ内容でも端的にまとめ直す必要があります。
また、ESは面接官が質問するうえでの参考材料にもなります。今年度の三菱商事や三井物産などの選考では、エントリー後の修正も可能でしたが、来年度も同じルールが適用されるかは分かりません。
自分ひとりで書くだけではなく、OB・OG社員の方や内定者の先輩に添削をお願いして、ESをブラッシュアップしていきましょう。
▼エントリーシートの詳しい対策法は以下のコラムを参考にしてください。
②PR動画
ESと同じタイミングで課されることがあるのが、このPR動画選考です。現在実施しているのは伊藤忠商事のみですが、過去には丸紅も実施したことがあります。
撮影する動画は1分程度の比較的短いものです。結論ファーストでハキハキと話すようにしましょう。また、撮影する場所や服装についても注意が必要です。
▼動画選考の詳しい対策法は以下のコラムを参考にしてください。
③筆記試験
総合商社の筆記試験は、基本的にテストセンターで受験するタイプのものです。主な形式はSPIとC-GABで、そのボーダーは非常に高く設定されています。
テストセンターは1発勝負のWebテストと違い、受験結果を使いまわすことができるので、他の企業で練習して、納得のいったものを使うといいでしょう。実際、商社内定者の中にはテストセンターを30回以上受験したという人もいるほどです。
以下、主要な総合商社のテスト形式をまとめたものになります。
▼筆記試験の詳しい対策法は以下のコラムを参考にしてください。
④グループディスカッション(GD)
総合商社の中には選考ステップにGDを挟む企業もあります。またGDも通常の形式だけでなく、伊藤忠商事のようにディベート形式で行われる企業や、三菱商事のようにグループではなく個人単位でのケース面接を課す企業もあります。
GDにしろケースにしろ、対策としてはやはり場数を踏むことです。各就活団体が主催するGD講座やインターン、他社の本選考を通じてGD慣れしておくことで、自分の得意な立ち回りを認識することができるようになります。
商社のGDだからといって、みんなをまとめている人だけが通過する訳ではありません。GDにおける自分の強みを正確に把握し、それを如何なく発揮することが、選考通過のポイントになります。
⑤面接
どの総合商社にも共通してある選考ステップが面接です。その回数は商社によって違い、一番多い住友商事は、選考通過のために4回面接を行います。
総合商社の面接は集団と個人の2パターンであり、集団の場合は1人辺りの持ち時間が極端に短くなってきます。だからこそ、「端的に答える」という基本的な姿勢を徹底することが重要です。
また、面接の最後には「逆質問」か「最後に言い残したこと」のどちらかを聞かれることが多いので、用意しておくと良いでしょう。
▼面接の詳しい対策法は以下のコラムを参考にしてください。
⑥インターンシップ
インターンは(1)業界・企業研究、(2)選考優遇のチャンスの2点から参加することをお勧めします。
商社のビジネスは複雑であり、説明会だけでは理解しきれないので、インターンのグループワークを通じて商社の業務を体感することで業界研究を進めることができます。またインターンでは十数人単位で社員さんと交流することができるので、社風の理解も深まります。
加えて、一部企業では特別選考ルートや早期選考などの優遇措置も期待できます。ただし、商社のインターンは本選考よりも倍率が高いケースもあるので、①~⑤の選考対策をしっかりしたうえで臨んでください。
▼インターンシップの詳しい対策法は以下のコラムを参考にしてください。
⑦OB訪問
直接的な選考ではありませんが、総合商社を語るうえでは外せないOB訪問も、対策が必要です。
OB訪問は行う時期によって、その活用法が変わっていきます。早い時期でのOB訪問は業界・企業研究を目的とし、選考直前期は志望動機やガクチカに対してFBをいただくことを目的とすることで、有意義な時間を過ごすことができるでしょう。
また、OB訪問は業界・企業研究の場であると共に、一部企業では社員が就活生を評価する場でもあります。中期経営計画書などを読み、ある程度企業理解を深めたうえで、OB訪問に臨むことをお勧めします。
▼OB訪問の詳しい対策法は以下のコラムを参考にしてください。
4.商社マンのキャリアパス
近年、総合商社の若手離職率が高まっているというデータもありますが、基本的に商社から転職するという社員はあまり多くありません。トップレベルの待遇の良さが、その要因と言われています。
では、転職する人はどういったキャリアを歩むのか?主な転職先としてはコンサルティングファームやベンチャー企業、また自分自身で起業するパターンなどがあります。
▼商社マンのキャリアパスについての詳しい内容は以下のコラムを参照してください。
5.総合商社徹底研究
各商社の特徴、選考体験記をまとめた企業研究ページをご参照ください。
6.内定者・社会人に気軽に就活相談【外資就活相談室】
毎年就活生から非常に多くの人気を集める総合商社。
選考に臨む上で、説明会やOB訪問だけではまだまだ不安…。どうすれば納得感のいく志望動機を伝えることができるんだろう…。
このような不安や疑問を抱くこともこれから増えていくのではないでしょうか。
そんな時にぜひ活用してほしいのが、『外資就活相談室』。総合商社を含めた外資・日系のトップ企業の社会人や内定者に対して匿名で質問・相談ができるサービスです。
「OB訪問は選考に臨む上で必須なのだろうか」、「ボーダーが高いと言われている筆記試験に向けてどんな対策を行ったらいいのか」、「五大商社の社風はそれぞれどのように違うのだろうか」
こういった悩みや疑問を、現役の商社マンや就活を今年終えたばかりの内定者に相談し、解消することができます。
直接対面するOB/OG訪問では聞きにくい、働き方や給与面、選考でのポイント、自己分析のやり方などのヒントを見つけることができるのが相談室を活用するメリットです。
以下に、総合商社志望者に役立つQAをピックアップ致しました。是非ご活用ください。
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