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5大総合商社内定への道(1)~応募20,000人の中から通過するエントリーシートとは?~

こんにちは、外資就活 商社チームです。

総合商社といえば、就職先人気ランキングで常に上位を占め、スケールの大きいビジネスを展開していることから志望している学生も多いと思います。
しかし、総合商社のビジネスの多くはB to Bであるため「何をしている業界なのかピンと来ず、対策方法も分からない」という声をよく聞きます。

そこで本日から、「5大総合商社内定への道」と題した連載記事をお届けしていきます。

今回は、5大総合商社選考対策の初回ということで商社に受かるためのエントリーシートの書き方について解説していきます。

一般的なエントリーシートの書き方

商社のエントリーシートについて解説する前に、まずは基本的なエントリーシートの書き方を押さえておきましょう。

①結論から答える
②一文が冗長にならないようにする
③主語と述語の対応関係に注意する
④誰が読んでもわかる言葉を使用する

▼より深く知りたい方は、以下のコラムを参考にしてみて下さい。
エントリーシートを書くポイント
【保存版】エントリーシート通過率を極限まで高める7つのチェックリスト

総合商社のエントリーシートの特徴とは

「各社で設問内容や文字数が異なるため、『総合商社のエントリーシート』と一概に語れないのでは?」と不安に思う学生の方も多いかと思います。そこで、まずは実際に出た設問例を紹介しましょう。下記の通りです。

伊藤忠商事

・あなたの強みは何ですか。(20字以内)・伊藤忠商事を志望する理由を教えて下さい。(50字以内)・あなたの信念を教えて下さい。(30字以内)・やりがいを感じる時はどのような時ですか。(30字以内)

三菱商事

・これまでの学生生活の中で挙げた実績や経験を教えてください。部活、サークル、趣味、ボランティア、インターンなど何でも結構です。(50文字以内×4)・三菱商事の「中期経営戦略2018」を踏まえ、三菱商事だからこそ実現できると考える、あなたの夢や目標について記して下さい。( 250文字以内)

三井物産

・過去の経験の中で、自身にとっての挑戦と、結果を導くためにどのように 行動をしたか記述してください。(200文字以内) ・与えられたことでなく、自らの思いで何かを為しえた経験を一つ、 具体的に記述してください。(200文字以内)

いかがでしょうか。

もちろん文字数や社風などの細かい違いはありますが、同じ業界ということで各社求める人物像に大差はない、ということが分かると思います。
つまり、自分の中でベースとなるエントリーシートを一つ完成させれば、あとは設問に応じて少しリライトするだけで良いのです。

そこで以下では、総合商社各社に共通する絶対に押さえておきたいポイントについて解説していきます。

総合商社のエントリーシートを書く際に押さえておきたいポイント

基本的に全ての業界のエントリーシートにおいて言えることですが、特に総合商社で大切になってくる3つのポイントをここでは紹介します。

① 結論ファーストでテンポが良い文章を意識すること

まず前提ですが、総合商社を始めとする超人気企業には非常に多くのエントリーシートが届きます。超人気商社の本選考となると、応募数が2万を超えることもあります。それだけのエントリーシートを一字一句、隅々まで読んでいるとは到底考えにくいです。

そこで大切になってくるのが、「最初に結論を書く」ということです。
つらつら背景から書き始めてしまうと、「結局何を伝えたいのかわからない」と途中で読むのを中断されてしまうかもしれません。最初の一文で全てを伝えきる気持ちで書きましょう。

次にテンポが良い文章が良い理由は、これも結論ファーストと同様の理由です。つまり、最後までしっかり読んでもらう為に意識する必要がある、ということです。
例えば語尾が全部同じ文章の場合、単調でなんとなく読んでいてつまらないと感じることはありませんか?
また、難しい言い回しや表現、単語が使われている場合、一度読んだだけで理解しにくい為、その時点で読むのを中断する気持ちも出てくるでしょう。

このように、総合商社においてはエントリーシートは最後まで読んでもらえることが当たり前ではありません。
ただ書いて提出するのではなく、読み手のことを意識した文章を心掛けましょう。

②自身の確固たる強み、色、個性を表現すること

「ヒトで勝負したいから商社」

このセリフを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
商社はビジネスモデルの性質上、自社でモノ(技術等を含む)を持ちません。だからこそ商社の一番の強み・資産は「人」であり、「人が仕事を創り、仕事が更に人を磨いていく」仕組みになっています。

この「人」とは、社員一人ひとりの「個性」を指し、これを武器に働くことになります。これだけ人が大事な業界だからこそ、総合商社は選考のファーストステップであるエントリーシートの段階から個性(パーソナリティ)をかなり重要視します。

ただ、この個性(パーソナリティ)は何が良いとかはありません。何かしらの点において他者より勝っていればいいのです。社会人になっても通用するあなたの確固たる強み、色、個性を分かりやすく伝えるようにしましょう。

③人との関わりに纏わるエピソード(原体験)と紐付けること

商社の仕事は重厚長大なビジネスが多く、一人で完結する仕事はまずありません。社内社外、国内国外問わず多くの人と関わりながら事業を創っていきます。そこで、生まれ育った環境や価値観の異なる人と関係性を構築していく力が求められます。

サークルの出席率を向上させた話、アルバイトで外国人店員と日本人店員の溝を埋めた話など、何でも構いません。人との関わりの中で何を感じたのか、何を学んだのか。その時の経験をベースに書くことによって、総合商社の人事も入社してから活躍するあなたのイメージを湧かせることができるのです。

今一度自身の経験を棚卸してみて、人との関わりの中で何を感じたのか、何を学んだのか、を整理してみましょう。

エントリーシートの鉄板ネタ二選を紹介

ここまではノウハウを中心に紹介してきましたが、ここからは実際に総合商社の内定者のエントリーシートを元に詳しく解説していきます。

具体例①:「学生時代頑張ったこと」

【ある総合商社内定者のエントリーシート(ES)】

Q:学生時代に頑張ったことを教えて下さい。(400文字以内)

A:大学の体育会アメフト部にて、高校時代とのレベルの差の壁を、自分の役割を再認識することによって乗り越えたことだ。高校ではエースとして活躍していたが、大学では自分を超越する経験と技術をもった選手が多数いた。私は同期が試合に出場する中でベンチ外を経験し、練習からも目を背けて腐りかけた。しかし、試合に出れずともどうにかチームに貢献したいと自分の役割を徹底的に模索した結果、自分が少しでも技術的に成長し、スタメン選手にプレッシャーをかけることがチーム全体の強化に繋がると考えた。そしてプライドを捨て、先輩や同期から自身の厳しいフィードバックをもらいに走り、周囲に助けられながら毎練習後にプレーの修正を繰り返した。結果、少しずつプレーの質が向上し、スタメン争いができるまでになった。自分を客観視し役割を冷静に考える大切さと明確なビジョンをもった行動は周囲の心や成果を引き寄せることができると学んだ。

〇良い点

・構成が非常に読みやすいです。
「結論→前提情報→核となる体験→結果→この経験から得た学び」
となっています。
この構成だけが正解ではないですが、この構成はかなり読みやすく、汎用性もあるのでおススメです。

・エピソードのチョイスが素晴らしいです。商社のビジネスは規模が大きく、他社(他者)を巻き込んで事業を推進していきます。その際、周囲の心を引き寄せることが求められます。その点を推し出せているので、これを読んだ社員はあなたが商社で活躍する可能性を秘めていると感じることでしょう。

このように自分がアピールしたいことを闇雲に書くのではなく、読み手が求める点を認識して推しだすことが大切になります。

〇修正したらもっと良くなる点

・冒頭の「高校とのレベル差の壁にぶつかったが、自分の役割を再認識することで克服」と、終盤の「少しずつプレーの質は向上し、スタメン争いができるまでになった」とで結論が異なる点が気になります。基本的にこの2箇所は言い換えになっていることが望ましいです。異なると、どこがこのエピソードの結論なのか、どこを一番伝えたいのか分かりません。

・読み手がイメージしやすいように定量的に書いて欲しいです。今回の場合だと、部員は何人で、何人がベンチ入りできるシステムなのかなど数字を入れるだけで、書き手と読み手の解釈のズレを減少させることができます。無理にとは言いませんが、できるだけ数字で語るようにしましょう

・話を膨らませる箇所がズレている点が勿体無いです。「補欠選手が頑張ることでチームの底上げを図る」というのは自明なことです。その部分の説明に限られた文字数を使用するのではなく、「プライドを捨て、先輩や同期から自身の厳しいフィードバックをもらいに走る」に行き着くまでの心の葛藤などの部分を詳しく説明して欲しいと思います。

〇補足説明

・出来事(原体験の成果)を推すのではなく、商社に入社してからも求められる要素(スキルではなく、人間性や価値観等)を推し出すようにしましょう。原体験はあくまでも自分らしさを伝えるためのツールであり、本当に伝えるべきはその出来事から学んだり形成された人間性や価値観です。エントリーシートの最後の方にその出来事(原体験)から得られたことを書くようにしましょう。

くれぐれも推し出すポイントを誤らないよう、書き方に気をつけましょう。

▼「学生時代に頑張ったこと」に関しては、以下のコラムも参考にしてみてください。
【保存版】「学生時代に頑張ったこと」の発見・整理・伝達【例文付き】

具体例②:「志望動機」

【ある総合商社内定者のES】

Q:当社の志望動機を教えて下さい。(150文字以内)

A:人々の生活に変化を与え、新たな文化や行動様式を創造したいからです。世界中で日々生み出される新たな技術やモノ、アイデアを利益に変換するという商社のビジネスモデルの中で実現できると考えており、特にOB訪問で私の夢に正面から向き合って一緒に考えてくださる方が多かった貴社で実現したいと思い、志望しています。

〇良い点

・構成が分かり易いです。「結論→商社の志望動機→中でもこの会社でなければならない理由」という順で書かれており、読み易いです。

・どこの本部にも当てはまる抽象的な志望動機である点です。「人々の生活に変化を与え、新たな文化や行動様式を創造」や、「世界中で日々生み出される新たな技術やモノ、アイデアを利益に変換する」は、どこの部門配属になったとしても実現することが出来ますよね。

・「OB訪問で私の夢に正面から向き合って一緒に考えてくださる方が多かった」という様に、何故この会社が良いと思ったかを経験ベースで書くけているので説得力があります。

〇修正したらもっと良くなる点

・商社でなければいけない理由は弱いという風に感じます。これでも良いのですが、より商社ならではの理由を書けると更に良いです。

・一文が長すぎます。後半の文章は数えてみると、117文字もあります。冗長になると、読み手も疲れてしまうので、端的にリズムの良い文章を心がけましょう。

・今回紹介したエントリーシートはメッセージベースのものになっていますが、文字数が許すようでしたら、自分の経験ベースで書くことをおススメします。メッセージベースのエントリーシートは極論誰にでも書けます。自分の経験は自分しかしていないので、オリジナリティが出るはずです。

〇補足説明

・総合商社の志望動機では特定の部署、職種志望であることを推すのは危険です。なぜなら総合商社は一つの会社の中に多くの本部があり、それぞれが全く異なる業界と取引をしています。配属は内定取得後の面談で決定されるため、配属リスクが極めて高いと言えます。そのため、志望動機はどこの本部にでも当てはまる抽象的なものにする必要があるのです。

実際に内定を獲得した学生のエントリーシートを読んでみると、会社の方針や中期経営計画、理念等を志望動機の核とするケースが多いです。

・「なぜ総合商社?」と「なぜその会社(例:三菱商事、伊藤忠商事)?」は異なるので注意するようにしましょう。基本的には「なぜその会社?」を聞くケースが多いですが、年によっては「なぜ総合商社?」を聞いてくることもあります。

▼「志望動機」に関しては、以下のコラムも参考にしてみてください。
【内定者例文あり】トップ企業に内定する志望動機の作り方

エントリーシートはどのように磨いていけばいいのか

まずは自分で書いてみる。ネットやOB訪問で聞いた話を土台に、自分の意見を肉付けする

まず自分で書いてみるとすぐに、ゼロから書き始めると大変なことに気づくと思います。そこでおススメは、ネット(就活サイトや企業ホームページ)やOB訪問で聞いた話を土台に、そこから肉付けしていく方法です。もちろん丸写しだとオリジナリティがなく、通過は難しいと思いますが、これをベースに自分の意見や考えを加えていく方法は問題ありません。ただ、各自やり易いやり方があると思うので、まずは自分のスタイルで書いてみましょう。

主観だけで判断するのは危険

自分である程度のクオリティのエントリーシートを書けるようになったら、次は第三者(OBや内定者、友人等)に見せてフィードバックを貰い、ブラッシュアップしていきましょう。やはり自分だけで判断してしまうと、どうしても見方や考えが偏ってしまいます。ですので第三者、できれば商社のOB、内定者、商社志望の友人に読んで貰うようにしましょう

資格欄、学校の成績について

資格がないと総合商社内定は貰えない?!は嘘

総合商社といえば、外国語をバリバリ使った商社マンが世界を飛び回っているイメージを持たれる方が多いです。そのせいか、商社に内定を貰うにはTOEICなどの日本語以外のテストのスコアが必要不可欠だという風に思われているそうですが、実際のところ関係ありません。

確かにTOEICや中国語検定等のテストの高いスコアを持っていることは、選考を受けるにあたって大きな武器になります。しかし、そのようなスコアを内定者全員が持っている訳ではありません。スコアがない人も別のポイントでアピールできれば内定を貰うことができるため、マストではないということです。
つまり、英語等の資格類は加点要素ではあるが、減点要素にはならないということです。

GPAが低くても内定をもらえるって本当?!

続いてGPAですが、こちらも資格と同じ考えになります。商社の人事が見ているのは、GPAの高さではなく卒業できるかどうかという点です。もちろんGPAが良いに越したことはありませんが、単位が取れていて卒業できると証明できるだけのものであれば問題ありません。

もちろん、GPAが極端に素晴らしければ、目標に向かって長期間の努力も厭わない学生であるということで、加点対象にもなり得ますので、できるだけ高いGPAを提出できるようにすると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。総合商社対策の参考に少しでもなれば幸いです。

エントリーシートは何度も推敲し、ブラッシュアップをしていけば必ず素晴らしいものが出来るはずです。せっかく行きたい業界・企業であるにも関わらず、面接の前でお祈りされるのは悔やんでも悔やみきれないはずです。今この瞬間から、エントリーシートに力を入れてみてはいかがでしょうか。

次回の「5大総合商社内定への道」シリーズでは、総合商社のインターンシップについての記事を公開予定です。
それでは次回の記事でまたお会いしましょう。

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