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22卒の実績から見る総合商社のインターン内容と実態

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いよいよ日系大手企業の本選考まで半年を切りました。ご存知の方も多いように、3月の情報解禁以降に初めて企業と学生が接する訳ではありません。

実態としては就活関連イベント等を通じて企業と学生の接点は始まっているのです。

特にインターンはその代表的な例であり、早期選考ルートや、面談やOB・OG訪問と称した面接に繋がることもあります。

今回はそんな総合商社のインターンについて22卒の選考から内容と実態を見ていきたいと思います。

総合商社のインターンルートとは?

日系企業の中でもトップクラスの人気を誇る総合商社の、インターンによる特別ルートはどのようになっているのでしょうか。

22卒の総合商社内定者によれば、5大商社のうち伊藤忠商事、三井物産では明確にインターン経由の優遇が存在します。

一方で三菱商事、住友商事ではインターン経由の優遇がありませんでした。(学生には知らされずに加点要素となっている可能性はあります)

丸紅は今年度のインターン開催はありませんでしたが、昨年までは早期選考に繋がる優遇ルートがありました。

伊藤忠商事の優遇とは

22卒の内定者曰く、インターン参加者のうち、およそ半分が早期選考に乗れるそうです。
5月中に内々定が通知され、6/1には握手が行われたんだとか。

インターン中の評価により、早期選考や本選考のフローカットなど優遇の度合いが異なることもあるそうなので、注意が必要です。とはいえ、インターン参加によって内定に大きく近づけることには間違いないですね!

三井物産の優遇とは

22卒の内定者曰く、チームのおよそ1/3に優遇の通知が来たそうです。
優遇には2種類あり、最終スタート、二次選考(自分史面接)スタートの2つです。早期選考ではなく、6/1に面接が始まるので通常ルートとタイミングは一緒です。

しかしインターンに参加し優遇を貰えなかった学生でも本選考で内定が貰えた例があるため、非常にフラットに選考が行われているといえます。

インターン参加は本選考以上に難しい

インターンの時期から挑戦する学生のレベルが相対的に高いこと、総合商社のインターン選考では本選考さながらの面接やテストが行われることからも、インターンルートの倍率は本選考以上であることが推測されます。

しかし、先述の通りインターンと本選考を分け、フラットに採用を行っている企業も総合商社には多いようですし、インターンに参加したからといって内定が確実に出るというわけではありません。

たとえインターンに参加できなくてもあきらめず、本選考に切り替えて臨むのがいいでしょう!

ただし、三井物産に関しては23卒の選考を「インターン経由のみで行う」と発表しました。その分受け入れ人数も増加していますが、早めの対策が必須です!

商社インターンのパターンを紹介

過年度の商社インターンでは以下のような内容がありました。

・新規事業立案タイプ
・既存事業推進/改善タイプ
・研修タイプ(企業訪問など)

最もオーソドックスなのは新規事業立案タイプ

新規事業立案タイプはもっとも多く、近年の総合商社インターンの主流となっています。

既存の状態からより良い方向へ変化し続けなければいけないという総合商社のビジネスモデルを踏まえ、今後の戦力である学生たちに新規事業を作れる素養を求めていることが分かります。

現状打破的な視点が問われる既存事業推進/改善タイプ

既存事業推進/改善タイプは、企業として目の前の事業を今後どうするべきか? を考える内容です。
22卒の住友商事のインターンでは、「電力EPC案件について複数の課題を解決」というテーマが設定されていました。0から作り出す素養か今あるものをさらに伸ばす素養か、という違いはありますが、どちらも現状打破的な視点が求められていました。

実際の業務を肌で感じられる研修タイプ

研修タイプはコロナ禍以前の三井物産や伊藤忠商事、丸紅で行われていた内容です。
ワークに取り組むだけではなく、実際の商社業務が行われているオフィスへの見学や、企業の研修施設でインターンが行われ、インターンを疑似的な社員研修的に行っている場合もありました。

どれか一つに特化して行うのではなく、各タイプのワークが入り混じって一つのインターンが構成されているのも、総合商社のインターンの特徴かもしれません。

商社インターンの内容

22卒 三菱商事

インターン内容
人数:
30名程度(東大、京大、一橋、早慶など)
内容:
・「三菱商事の中期経営計画を踏まえた今後三菱商事がと取り組むべき新規事業の提案」をテーマとする新規事業立案型グループワーク
・5日間のワークをおよそ2週間に渡って行う

22卒では本選考への優遇はありませんでした。しかし、2週間に渡るワークで商社パーソンとして新規事業を作り出す素質は勿論、三菱商事とのマッチングが厳しく図られることは間違いありません。
また、内定者からは「非常にレベルの高い学生が多かった」という声もありました。本選考に響くことのないように、活躍して結果を残す必要があるでしょう。

22卒 三井物産

インターン内容
人数:
70人程度×3タームの新規事業立案型インターン
15人程度の新規事業立案型インターン
50人程度の理系向けインターン
25人程度のデジタル人材向けインターン
内容:
・「鉄鋼やモビリティ、プロジェクトなど各本部ごとで分かれ、自分たちの本部における新規事業立案」をテーマとした新規事業立案型インターン

22卒では上記のように対象となる学生をわけてインターンシップが開催されました。自分の適性にあったコースを選んで選考を受けるのがおすすめです。

ワークでは各班にそれぞれの事業本部の社員が付き、サポートしてくれます(同時に常に評価されています)。

また、特徴的なのはワーク内で積極性が求められている点です。選考の過程でも同じことが言えますが、三井物産では協調性を求めすぎて議論が停滞するよりも、強い自分の意見を持って議論を積極的に進めることが求められています。
実際に優遇を受けた学生は、革新的なアイデアや、すぐれた思考力でチームの議論を牽引していった学生でした。

この形式のインターンシップは23卒採用にも引き継がれ、複数コースのインターンを開催することが発表されています。
採用をインターンシップ経由のみに限定した23卒選考において、インターンシップ対策はますます重要となるでしょう。

22卒 伊藤忠商事

インターン内容
人数:
40人程度(早慶旧帝一工、6人に1人くらいの確率で院生)
内容:
・若手社員との座談会
・座談会形式の講義
・グループワーク「社会課題をビジネスで解決する、また3年後には年間売上3億円を達成せよ」
【関連選考体験記:伊藤忠商事】
伊藤忠商事 22卒 冬インターンレポート

伊藤忠商事のインターンの特徴は、若手社員や人事社員との座談会など社員との接点を多く設けている点にあります。

結果的にはインターンに参加した学生の多くが、早期選考へ呼ばれています。またその早期選考では、強い入社意思が内定を出すための条件とされていました。

そのためインターンを通じて意識すべきは、徹底的に伊藤忠商事を理解する姿勢だと考えられます。インターンに参加している段階で早期選考へ乗れる可能性がかなり高いと言えますので、早期選考で明確な志望動機を作るための時間とするべきであると言えるでしょう。

22卒 住友商事

インターン内容
人数:
40人程度(1チーム4人)
内容:
・グループワーク「電力EPC案件についての複数課題を解決」
・ワークに関する講義
【関連選考体験記:住友商事インターン】
住友商事 22卒 冬インターンレポート

22卒のインターンシップでは、デザイン思考テストが選考に取り入れられました。デザイン思考テストが本選考の一部選考に使用されたことも含め、柔軟な発想力が求められていると推測されます。

参加者いわく、インターンシップを通してチームワークが求められていることが分かります。穏やかでチームワークを大事にする住友商事らしさが現れていますね。

20卒 丸紅

インターン内容
人数:
30人程度(早慶国立MARCH)
内容:
・講演、座談会
・事業本部に分かれてグループワーク「新規ビジネス立案」など
【関連選考体験記:丸紅インターン】
丸紅 20卒 冬インターンレポート

丸紅は他商社と比べ参加出来る学生の数が少なく、より狭き門となっています。

過年度の丸紅においては、伊藤忠商事と同様に、インターンに参加することが早期選考の条件となっているようです。

早期選考の具体的な内容は、学生に付いたリクルーターとの面談です。丸紅は、三菱商事や三井物産といった相対的に人気な同業他社に学生が流れてしまうことを恐れているため、リクルーターに対しては強い入社意思を示すべきだと言えます。

インターン中も座談会や現場見学が用意されているため、グループワークで高いアウトプットを出すことだけに集中するのではなく、インターン中の全てを今後の早期選考で伝える志望動機の材料とする意識が重要です。

総合商社のインターンは最も有効な志望動機獲得の場である。

総合商社のインターンでは、トップ外資系企業と異なり、座談会やグループ形式でのOB訪問といった多彩なプログラムが用意されていることが大きな特徴です。

インターンは、総合商社の志望動機を確立させるための場だと言えます。
実際に、早期選考へ呼ばれずともインターンで固めた志望動機を本選考で伝え、無事に内定を取った学生もいます。抽象的になりがちな総合商社の志望動機の説得力をインターンを通じて高めることは、インターン参加先以外の総合商社を受ける上でも大変有効であると感じます。

インターンの参加を勝ち取るためには以下のコラムを参考にしてください。

1人の総合商社内定者としても、インターン参加を通じて総合商社のビジネスを体感して頂き、志望度アップに繋げていただけたらと思います。

マッキンゼー ゴールドマン 三菱商事
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