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5大総合商社内定への道(4)〜「動画選考」を突破するための徹底攻略法~

はじめに

こんにちは、外資就活 商社チームです。

最近、就活市場で耳にすることの多い「動画選考」。

数年前まではなじみの薄い選考方法でしたが、新型コロナウイルスの影響もあり、現在は5大商社を筆頭に多くの業界で採用されています。しかし、近年急激に導入が進んだ選考ということもあり、その対策方法を記した記事や書籍は限られているのが現状です。
そのため、どう対策すべきかお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、一般的な動画選考の概要と5大総合商社の動画選考に通過する学生の共通点、攻略法などについて詳しく説明していきます。

そもそも動画選考とはどのような選考なのか?

先程も述べた通り、「動画選考」は近年導入された新しい選考方法ですが、この手法を選考フローに導入する企業は年々増加しています。とはいえ、まだ一度も動画選考を課されたことがないという方も少なくないでしょう。

そこで、まずは動画選考の概要について解説していきます。

動画選考の概要

動画選考は、簡単に言うと学生が撮影機器(スマートフォン等)を使って自己PRなどの設問に対する回答を動画で撮影し、企業に送信するというものです。

設問や撮影秒数は企業ごとに異なりますが、「自己PR」「自分の長所・短所」「学生時代に頑張ったこと」などを伝えるものが多いようです。

総合商社はもちろん、エンターテインメント関連企業やテレビ局、プラント建設大手やゼネコン大手など、多くの企業のインターンシップ選考や本選考で実施されています。今後さらに多くの企業で導入されることが見込まれていますので、この機会に攻略法をしっかりマスターしておきましょう。

動画選考を受けるタイミングは?

動画選考のプロセスは以下のとおりです。

①メールやマイページ経由で企業側から動画選考用のURLが送付される
②ログインし、動画選考の画面に移る
③設問内容を確認し、撮影する(撮り直し回数は企業によって異なる)
④撮影後に自分で確認し、アップロードが完了したら終了

撮影手順は非常にシンプルですので、案内に従っていれば問題ないでしょう。

企業によって動画選考を課すタイミングは異なりますが、基本的には書類選考の段階で動画の提出を求める企業が多いようです。その理由は以下で詳しくご説明します。

動画選考を通過するには、導入の背景と目的を理解せよ

何事も、「背景と目的を理解した上で臨む方が良い結果が期待できる」ということは、言うまでもありません。動画選考でも出題者の意図を読み解き、そのポイントを的確に押さえたアウトプットを出すことを心がけましょう。

では、動画選考の導入にはどのような理由や目的があるのでしょうか。

①効率の良い足切り方法であるため

これが最大の理由と言えるでしょう。総合商社のような超人気企業の採用においては、エントリー数が圧倒的に多いため、全ての人と面接をすることは不可能です。つまり、ある程度フィルターをかけて足切りする必要があります。

そこで注目されたのが、この動画選考です。

これまでは学歴やエントリーシートなどで判断してフィルターをかけていましたが、その場合、コミュニケーション能力の低い人や、最低限の身だしなみができていない人でも選考に通ってしまうことがありました。

動画を通じた選考であれば、企業はこれらのリスクを軽減することができるわけです。これから選考を受ける方はこの背景を理解した上で、できるだけ企業の求める人物像に自身を近づけるよう心がけましょう

②業務効率化のため

昨今の日本企業は「働き方改革」の流れを受けて、生産性向上に努めています。これは新卒採用を担当する人事部にも言えることで、各社人事部もさまざまな取り組みをしています。

そもそも動画選考という手法はアメリカでは既に多くの企業で導入され、生産性向上に一役買っていました。そこで近年、日本の採用の場でも使われるようになったのです。

中にはAIを用いることで、動画を見る社員数を大幅に減らしている企業もあるそうです。これに関しては学生側ではどうしようもありませんので、後述する準備や対策を怠らないことが大切になるでしょう。

③書類上では分からない、学生の可能性を見出すため

これまでの書類選考では、企業は面接の段階まで学生の様子を確認することができませんでした。しかし、書類選考の段階でエントリーシートに加えて動画を用いることで、企業は書類上の情報からは把握できない学生のコミュニケーションスキルや雰囲気などを多角的に見ることができるのです。

このことは学生からしてみれば、学歴や文章力に自信がなくても面接までたどり着けるチャンスだと言えます。自分の長所を存分に企業に伝えられるよう、工夫してみてください。

動画選考はどの商社で採用されているのか

ここからは総合商社にフォーカスを当て、動画選考について更に詳しく説明していきます。
実際に動画選考の導入が確認できるのは、伊藤忠商事、住友商事、丸紅の3社です。

【伊藤忠商事】インターン

総合商社業界で動画選考を最初に導入したのは、伊藤忠商事です。まずは試験的にインターン選考に導入され、かなり効果的であったため、その後の本選考でも用いられたようです。

設問は以下の通りです。

※22卒インターンシップ設問
・あなたを漢字一文字で表現してください。またその漢字を選んだ理由も教えてください。(最大1分間)

伊藤忠商事の設問の特徴は、パーソナリティを知ろうとする質問になっている点です。自分の性格を言語化させることで、自分を客観的に見ること、そして第三者に分かり易く伝えることができるかを見ています。

【伊藤忠商事】本選考

続いては伊藤忠商事の本選考です。

※21卒本選考設問
・あなたのこれまでの経験が、どのように伊藤忠商事で活かすことができると思いますか。現時点でのイメージで構いませんのでお答えください。(最大1分程度)

インターン選考時とは異なり、自分のことを語る設問ではなく、伊藤忠商事のことを理解した上で何を実現したいのかという設問になっています。

伊藤忠商事というフィールドで何をしたいのか、伊藤忠商事でなければいけない理由を自身の経験と紐付けて語れるようにしておきましょう

【住友商事】インターン選考

住友商事では20卒の冬インターンで動画選考が行われました。住友商事の動画選考では、三人一組のチームでエントリーすることが求められます。

設問は以下の通りです。

・「実現したい未来」について教えてください。(最大1分間)

他企業と異なり三人一組での動画選考が行われるため、適切な役割分担など、チームで協力することが重要です。また、住友商事で「実現したい未来」をどのように実現できるかを、端的に伝える必要があります。

【丸紅】インターン選考

丸紅では、19卒のインターン選考で動画選考が用いられました。

設問は以下の通りです。

1.自由に自己紹介をしてください。(1分以内)
2.当社の業務に活かすことのできるあなたの「個性」を教えてください。(2分以内)
3.インターンシップへの意気込みを教えてください。(1分以内)

他社の設問とは異なり、自由度の高い内容であることが分かります。自分の長所を自分の言葉で表現し、熱意を示せるようにしておきましょう。

なお丸紅は20卒以降のインターン選考、本選考では動画選考を行っていません。今後も動画選考が課されるかは不明です。

しかし、「備えあれば憂いなし」。今後、他の総合商社でも導入される可能性がありますので十分に対策しておきましょう。

では、どのようなポイントを意識すれば動画選考を突破できるのでしょうか。まずは、動画選考に受かる学生と落ちる学生のそれぞれの特徴をご紹介します。

動画選考に受かる学生、落ちる学生の特徴

動画選考に受かる学生と落ちる学生には、それぞれ共通する特徴があります。受かる学生の特徴を把握した上で動画選考に臨むことで、意識的に受かる学生像を演じられるはずです。

以下にそれぞれの特徴を挙げますので、参考にしてみて下さい。

受かる学生の共通点

①「コミュニケーション能力」が高い

まず一つ目は「コミュニケーション能力」が高い学生です。

どの企業においても必要な素質ですが、特に総合商社においては、営業現場はもちろんコーポレート業務においてもコミュニケーション能力は非常に重視されます。そのため、この観点は動画に限らず、全ての選考過程で非常に重要になります。

一点、勘違いしていただきたくないのが、「コミュニケーションは両者の会話によって成り立つ」ということです。つまり、相手のことを考えた発言が重要です。

一見すると、動画選考に「相手」はおらず、ただカメラに向かって設問の回答を話しているだけのように思えます。しかし、動画選考にも「相手」は存在することを忘れてはいけません。その「相手」とは「動画を見る社員の方」です。社員の方の反応などをイメージしながら、あくまでコミュニケーションであることを意識して選考に臨みましょう。

②「熱意」が十分に伝わる

二つ目は「熱意」がある学生です。いくら熱意を持っていても、動画越しで伝わらないようであれば、それは「熱意のある学生」とは言えません。

総合商社では、現状に満足することなく、旺盛なチャレンジ精神を発揮して絶えず新たなビジネスを展開していく気概が求められます。そのため動画選考という新たな選考方式に対しても好奇心を持ち、積極的に取り組む姿勢が大切です。

受ける企業や業界の基本的な情報をきちんと調べ、「想い」をしっかり自分の言葉で伝えるようにしましょう。そうすることで、あなたの熱意は動画を見ている相手に自然と伝わるはずです。

たとえ言葉が多少拙くても、意欲的で真摯な姿勢を示すようにしましょう

落ちる学生の共通点

①熱意やコミュニケーション能力が無い

簡単に言うと、前述した受かる学生の条件を満たせていない学生ということです。

動画は撮り直すことが可能であるにも関わらず、画面から目をそらしたり、緊張しすぎてしどろもどろになっていたりなど、あまりに準備不足と感じられるような動画では、良い印象を持ってもらうことはできません。

②応募先企業への理解が著しく乏しい

やはり、いくらコミュニケーション能力が高く熱意があっても、自社に対する理解が著しく乏しいと分かるような発言をする学生に関しては、面接に呼ぼうという気にはならないでしょう。

最低限でも構いませんので、総合商社について、中でも受ける企業特有の事柄について調べた上で、自分の考えを話せるようにしておきましょう。

動画選考で意識すべきポイント

この章では、実際に動画を撮る際に意識すべきポイントについて解説していきます。

撮影の準備段階

①服装

指定が無ければ、無難にスーツで撮りましょう。毎年、次のような勘違いをされる方もいらっしゃるようですので、注意しましょう。

総合商社=個性が強い⇒過激な格好が受ける

決してこのようなことはありません。総合商社のビジネスは基本的に取引先あっての商売ですので、TPOに配慮できない人はマイナス評価です。

ただし体育会の方や、何か特別な衣装を着た方が自分が出せる方の場合は、ユニフォームなどを着用して撮影しても問題はありません。今一度、ご自身のアピール内容を確認してみて下さい。

②撮影場所

必ず明るい場所で撮影してください

暗い映像では印象までも暗く見えがちですし、企業の担当者のパソコンの設定が暗かった場合、学生の顔が見えないというケースも多々あるようです。また、声がはっきり聞こえるか確認をしてから提出するようにしましょう。

撮影段階

①清潔感

仮に容姿に自信がなくても、清潔感を出すことはできます。

男性の場合、必ずヒゲを剃り、髪はセットして前髪はおでこが見えるように上げましょう。女性の場合は、髪を整え、最低限の化粧はするようにしましょう。

②笑顔、声の大きさ、語尾

無理やりでも構いませんので、笑顔で、ゆっくりと、大きな声で話すようにしましょう。動画だと実際の面接以上に表情や声質が伝わりにくくなるため、注意が必要です。また、語尾を伸ばすと幼い印象を与えてしまいますので、語尾は意識的に切りましょう。

③口調

カメラをしっかり見て、ハキハキと話しましょう。対面の場合は、話し手の表情によって相手が意図を汲んでくれることもありますが、動画はそれが難しく、意識してハキハキ話さないと、伝えたいことも伝わりません。

話す内容

①結論ファースト

話す内容の結論は冒頭に持ってきて、端的に伝えましょう

くり返しになりますが、総合商社には何万ものエントリーがありますので、採用担当者が全員の動画を最後まで見ることは物理的に難しいです。

そのため、長々と話してしまうと最後まで見てもらえない可能性があります。最初に結論を端的に述べ、動画の内容に興味を持ってもらえるように工夫しましょう。

②伝えたいことを絞り込む

おそらく、採用担当は1日に何十本もの自己PR動画を見ることになります。その中で印象を残すためには、あれもこれもではなく伝えたいことを一つに絞りましょう

動画を撮り終わったら必ず確認をして、伝わりやすいメッセージになっているか検証しましょう。

おわりに

いかがでしたか。

動画選考は最近導入された手法であるため、企業側も試行錯誤しています。そのため、年によって大きく傾向が変わることもあるかと思います。

そのため、テクニックに走るのではなく、本質はあくまでも入社したいという熱い想いを最大限にぶつけることだということを忘れずに対策を行う必要があるでしょう。

そのうえで、細かな意識すべき点や注意点などについては、本記事を参考に準備を重ねてください。

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