【巻頭言 Vol.25】コロナ禍の心構え

こんばんは、外資就活ドットコムを運営しておりますハウテレビジョン代表の音成です。

もうコロナ禍になって1年半近くが経ち、大変な思いをされている方も多いかと思います。就職活動は、将来における多様な選択肢や可能性を、その活動の中で見出していくポジティブな活動であるのですが、そう思えない方も多いことでしょう。

みなさんがいま大学3年生だとすれば、2年次から家に幽閉され、外出もままならない。バイトも無くなったり、サークル活動もできなかったりで、新たな出会いもない。

まさに戦時中とでもいうべき状態に「就活に身が入らない」という方がいるのも当然ではないか、と思っています。

そんな中で夏のインターンシップ選考が行われて、お祈りも続いてしまうと、心折れてしまうこともあるでしょう。参加したインターンシップでバリューを出せずに、まわりとの差分に打ちひしがれてしまうこともあるかもしれない。

そういった事象が続いてしまったときには、「まず立ち止まってみること」が必要なのではないかと思っています。

最初にやることとしては、「いまは非常事態であり、なにかしら負の影響を受けているのは当然である」と強く思うことです。この前提がないと、負の影響を打破できるものだと考えてしまい（できるわけもないので）、落ち込んでしまうことになります。

「誰もがこういう状態だ」と思うことも必要ない。ツライものはツライ。シンドイものはシンドイ、それだけです。それをまず認識することで、ぐらついた土台の揺れを少しおさえることができるようになります。

次に、これまでの選考を冷静に振り返ってみること。エントリーシート、Zoom面接、グループディスカッション。どこで大きく、負けているのか（あるいは勝てているのか）。Googleスプレッドシート上に、各社を縦に並べ、横に選考プロセスを並べて結果を記していくことで、戦績をデータ化することができます。

どんな戦いにおいても、データが必要です。闇雲に突っ走ってしまっては、負けが負けを呼ぶ悪循環に入り込んでしまいます。自分が残したものをしっかりデータ化・定量化していくことで、さらにそれをじっと見つめることで、次に下すべき決断がクリアに見えてきます。

まだ秋選考の本格化まで時間はあります。いまのうちにしっかりレビューしていきましょう。

では、今週もよろしくお願いいたします！