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こんばんは、外資就活ドットコムを運営しておりますハウテレビジョン代表の音成と申します。今回は就職活動でどうしてもつきまといがちな「先入観≒バイアス」というものについて語ることができればと思います。
代表業務として、もっとも重要視しているのが採用面接です。「ビジョナリー・カンパニー2」という有名な経営本に、「誰をバスに乗せるか」という概念が掲載されているのですが、文字通り「一緒に働く人の選別」が会社経営において、何よりも大切であるということを指しています。創業して11年以上経ちますが、この言葉に間違いはなかったことを痛感する日々でございます。
というわけで、最終面接は必ず私が出ることにしておりまして、たぶんこれまで1000人近くはお会いしているのではないでしょうか。創業初期のころは当然私だけ、でありましたが、いまは、「人事・マネジャーによる書類選考 => リーダー面接 => ディレクター・役員面接 => 私」とプロセスが盤石化してきており、さらにカルチャーマッチされた方とお会いできるようになっております。
中途採用において重視しているのは、「カルチャーに合うか」「即戦力であるか」といったところなのですが、言葉で書いてしまうとシンプルなものの、これほど難しい概念もありません。中でも「なにかしらバイアスに引きずられてはいないか」といったことは常に自問自答するようにしています。
というのも学歴・社歴・経験の豊富さはあくまで参考情報であり、書面に現れないものが実に多い。企業が面接を課す理由はそういったところにありまして、対面での情報量(Zoomでも少し落ちてしまうという印象)はバカになりません。対話のテンポ、表情の変化、言葉の選び方・紡ぎ方を傾聴することによって、相手の価値観への理解がより深まってきます。
しかし、どんなに気をつけていたとしても「バイアスの罠」がむくむく湧き上がってきてしまうことは避けられません。
○○大院卒じゃないか、○○社で○○マネジャーをつとめているではないか(なので、成果出せないわけはないだろう)。それだけではなく現場の事情もあります。○○部はとにかくメンバーをほしがっていたな、Aさんは○○や〇〇などもやってて多忙極まりなさそうだ、新たなメンバーを入れてなんとか負荷を軽減させたい、新規事業である○○を牽引してほしい・・・。こういった周辺事象が判断軸をいともかんたんに歪めてしまい、候補者・企業お互いにとって良くない「誤ったオファー出し」に繋がってしまいます。
これは私が面接において感じるバイアスの話でしたが、みなさんが就活といった状況において「先入観、バイアス」があるとしたら、現時点で惹かれる業界・職種・企業の軸かもしれません。
「金融はこういったところだからキライ」「エンジニアは強いやつには敵わない」みたく、最初から決めつけてしまっているケースが、この時期の学生に多く見受けられます。どういった業界にどんな方がいて、どういったところで活躍しているのかを見るだけでも、生きる知恵となっていきますし、現時点の就活観や能力は今後いくらでも変化していきます。
ぜひ夏インターンは職種・業界ともども、幅広く検討いただけるといいなと思います。外資就活ドットコムには多様な募集がありますので(今後ますます増えていきます)、ぜひご活用ください!
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