【巻頭言 Vol.17】新卒カードが全てじゃない

こんばんは、外資就活ドットコムを運営しておりますハウテレビジョン代表の音成と申します。

今回は「転職」という選択肢についてのお話です。

「いまから転職のことを考えるのか」と言われてしまいそうですが、新卒・中途含めた求職市場全般を10年以上見てきて思うのは、「新卒カードの希少性」が相対的に低くなりつつあるという事実です。

日系大手・コンサルティングファームを始め、メーカー・テクノロジー企業全てにおいて、転職の間口は大いに広がってきており、実は新卒でないと就職できないみたいなことはなくなりつつあります。

ですので、たとえ希望の職種でなかったとしても、志望する企業にいけなかったとしても、社会人になってから開けるステージはいくらでもあります。

外資就活ドットコムの卒業生が多く登録するLiigaでは、多様な企業・エージェントからのスカウトが飛び交っており、新卒1年目であっても次のステップに進まれる方もいらっしゃいます。

みなさんがいま取り組まれているこの短期間の就職活動で、人生のすべてが決まるわけでは決してありません。言ってしまえば、急いで仕事を決める必要だってないわけです。

就職活動をして「なんかこの異様なシステムに取り込まれるのは嫌やな」と思ったある方は、プログラミングを勉強して、エンジニアのアルバイトをして、1年目からフリーランスとして働くことを選びました。

他にも2年近く休学して勉強し、プログラマーとして就職された方もいらっしゃいます。

ですので、短期インターンをたくさんエントリーするのもいいのですが、長期インターン等で「プログラミングを身につけにいく」や「マーケティングを身につけにいく」みたいな選択もあって、まったく問題ありません。

そこでの経験は血肉となり、プロフィールに書ける経験となります。いずれは企業の目にとまって、スカウトを受けられることでしょう。

学会・研究・留学なども予定されているようなら、それを諦めてまでしてこの時期に就活する必要もないのでは、と感じています。

人生の優先順位をしっかり見極めて、「就活のための犠牲」を払いすぎないよう気をつけましょう。

いつ始めても不利にならないシステムは、外資就活がしっかり作っていきます。

ところで先日、エンジニア・データサイエンティストを目指す方々に向けて、オンラインスカウトイベント「外資就活Terminal」をリリースいたしました。さらに理系の方に向けて、ジョブ採用型イベントも準備しております。みなさんの負担が少なくなる就活実現に向けて、引き続きカイゼンを続けていきます。もし要望などありましたら、ぜひコミュニティの要望掲示板までいただけると助かります！引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。