【巻頭言 Vol.3】究極安定⇒能力向上⇒プログラミング

こんばんは。外資就活ドットコムを運営しております、株式会社ハウテレビジョン代表の音成です。今回は「安定」について筆をとります。

インターネットの発達に伴い、「変化のスピード」は年々増しております。特に2007年に生まれたTwitter。このメディアプラットフォームがもたらした影響は大きく、グローバルで起きているあらゆる事象があっというまに拡散され、みなさんのもとに届き、時々刻々と変化をもたらしていきます。

真も含まれるものの、注目を集めんがための強い言説が跋扈し、さらに昨今問題になっているのは"贋"。コテコテ・ゴテゴテに装飾された"贋"がネットワークケーブルの多くを支配し、意識的に制御していかないことには、フェイクの渦に巻き込まれてしまうような事態であります。

こういった変化が大きい環境で、これは「安定している」「確実に大丈夫」といえるものなど、なにひとつありません。

インターネット外であっても、人類がある程度克服したと思っていた感染症すら、昨年あっというまに世界に広がり、大きな傷跡を残しました。あらゆる飲食店が営業停止を余儀なくされ、エアライン・旅行産業は壊滅的打撃を受けています。多くの学生にとって人気企業だったANA・JALともに赤字に苦しんでおり、採用を停止しております。

では、なにがもっとも安定しているといえるのか？それは自らの能力・スキルに他ありません。

どこの組織であろうとも成果を発揮できる能力・スキルがあって、それが実績として積み上がっていれば、職（十分な年収）に困ることはなくなります（会社が危なければ転職すればいいからです）。この就職活動のあいだに、「伸ばせるポテンシャルのあるスキル仮説」を発見し、自らの中で確立していくことができれば、とても有意義なものになろうかと思います。

今後確実に言えることとしては、"Software is STILL eating the world"であります。

Big Techが世界市場を支配しているのはみなさん周知の通りなわけで、「ソフトウェアを扱うデジタルスキル」がなによりも重要なのは間違いありません。それはコンサルになるにせよ、マーケターになるのせよ、必須スキルになっていきます。

それに向かう第一歩として、プログラミングには今から取り組んでいくとよいでしょう。高額なラーニング教材や塾もあふれんばかりですが、無料で学べるコンテンツ（ないしは書籍）で十分かと思います。

とはいえ、研究等で普段コードを書いていなかったりすると、ハードル高く感じられるかもしれません。試しにサービスを作ってみるにもアイデアがない、データ分析をしたいんだけど、データがないという方もおられるかもしれません。

そういった方々にお薦めしたいのはAtCoderというサイトです。

だいたい毎週コンテストが開催されており、そこでは6問のお題が与えられ、制限時間内にその答えを導き出すコードを書いていきます。コードの正解・不正解はすぐ分かり、コンテストが終われば、自らのランキングも知ることができるといったコンテストサービスなのですが、大学受験に慣れている皆さんにとって親しみやすく学びやすいフォーマットかなと思います。初めての方はAtCoder Beginners Contestにチャレンジしてみるとよいでしょう。
AtCoder

ここで回答が求められるお題は、実際Tech系企業のコーディング面接で出されるものに似ています。なので極端なことを言ってしまうと、このコンテストでトレーニングを積めば面接を突破でき、たとえプログラミング経験自体が浅かったとしても、インターンに参加できます。百戦錬磨のエンジニアも参加したりもしますが、インターン参加前・インターン期間中に必死にキャッチアップすれば、「マシンを操る能力」は飛躍的に成長うするのではないかと考えています。

ぜひがんばってみてください。引き続きよろしくお願いいたします。