【巻頭言 Vol.23】知的好奇心駆動でいこう

2021/07/15

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本コラム連載では、現在『外資就活メールマガジン』にて配信中の『巻頭言』のバックナンバーを週次で掲載して参ります。

〈Profile〉
音成 洋介(おとなり ようすけ)
株式会社ハウテレビジョン代表。東京大学農学部卒業後、バークレイズ証券株式会社(投資銀行本部)に入社、事業法人並びに金融法人の債券発行業務を担当。
その後、プライベート・エクイティファンドである、アドバンテッジパートナーズに転職し、バイアウト投資・マイノリティ投資と経営支援業務に従事する。
2010年に株式会社ハウテレビジョンを創業、「外資就活ドットコム」「Liiga」を運営。2019年4月東証マザーズに上場

 

こんばんは。外資就活ドットコムを運営しておりますハウテレビジョン代表の音成と申します。今回は好奇心についてお話できればと思っています。

就職活動は新たな知見に多く触れる、またとない機会です。採用目的とはいえ、企業が自らの情報を積極的に開示し、真摯にコミュニケーションしてくれる機会は人生でまたとありません。そういった企業群を俯瞰的に「ピンとくる」「あんまり」みたくラベリングすることだって、この時期ならではの行動です。

そう、この時期を存分に利用すれば各企業・サービスが利用している技術から組織システム・思考のクセまで、会社経営に関わる全てのシステムレイヤーに目を通すことができます。説明会で話してくれる内容もあれば、社員に直接聞いて明らかになることもある。サービスを利用して初めて分かることもあるかもしれない。

いずれにせよ知的好奇心のアンテナを高く持っておくと、良質な情報に多く触れることができ、「会社・システムへの考え方」を養うことができます。これは今後、自らが最もパフォーマンスを発揮できる組織に居続ける(転職も含む)ためにも、仕事そのものを存分に楽しむためにも必要な、ベーシックスキルとなっていきます。

ですので現段階で考えている志望業界・企業のお話を聞くだけでなく、自らの幅を広げるためにも、ちょっとスコープから外れたところにも手を伸ばしてみましょう。例えばコンサル・金融マンを目指すにせよクライアントは製造業・サービス業・官公庁だったりするわけで、彼らのことを理解せずして問題解決には繋がりません。

ベンチャー企業のソフトウェア開発で学んだことだって、たとえ大手自動車メーカーで自動運転システムに携わることになったとしても、一切ムダになることはありません。多様な経験がみなさんの鍋でごった煮のようになり、強い専門性として昇華されていきます。

せっかくの機会、先入観にとらわれることなく動いていきましょう。がんばってください。

【バックナンバー】
【2/12】【巻頭言 Vol.1】稼げるプロフェッショナルになろう
【2/19】【巻頭言 Vol.2】資本主義ゲームと採用活動
【2/26】【巻頭言 Vol.3】究極安定⇒能力向上⇒プログラミング
【3/4】 【巻頭言 Vol.4】超早期な実態:サマーインターンは計画的に♪
【3/11】【巻頭言 Vol.5】ジョブ型vsメンバー型
【3/18】【巻頭言 Vol.6】Greed is Good
【3/25】【巻頭言 Vol.7】脱「先入観」
【4/1】 【巻頭言 Vol.8】「コトバ」を磨くことの大切さ
【4/8】 【巻頭言 Vol.9】マウンティング地獄からの脱出
【4/15】【巻頭言 Vol.10】「戦い」を感じられる職場
【4/22】【巻頭言 Vol.11】「嫌い」ファースト
【4/29】【巻頭言 Vol.12】ホワイトボードの前に立て
【5/6】 【巻頭言 Vol.13】逆質問トレーニング
【5/13】【巻頭言 Vol.14】カジュアル祈りに3つの策
【5/20】【巻頭言 Vol.15】どの会社でも成長できる
【5/27】【巻頭言 Vol.16】トップ企業からのラブレター
【6/3】 【巻頭言 Vol.17】新卒カードが全てじゃない
【6/10】【巻頭言 Vol.18】起業のキッカケ
【6/17】【巻頭言 Vol.19】Time is Money
【6/24】【巻頭言 Vol.20】スカウトから始まる異世界就活
【7/1】 【巻頭言 Vol.21】再現性のある習慣を語れ
【7/8】 【巻頭言 Vol.22】成長する人が持つ2つの特徴
・【7/15】【巻頭言 Vol.23】知的好奇心駆動でいこう

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