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【24卒内定者に聞く選考対策まとめ】三井物産

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目次

三井物産内定への道のり

こんにちは、外資就活 商社チームです。今回は、総合商社の中で特に人気の三井物産の選考対策についてまとめました。

24卒内定者の方の体験を基に、選考の各フェーズを掘り下げていきます。
24卒からは、「インターンシップを経由しない選考は実施しない」ことが明記されました。詳しくは三井物産HPに記載されています。本コラムを読んで対策を進めましょう!

選考STEP

三井物産では、第1クール(12~3月)と第2クール(4~8月)の2回選考受験のチャンスがあります。第1クールでは、初期配属確約型のインターンや海外留学者向けのインターンが実施されるので、三井物産の中で志望する事業領域や機能が決まっている方は第1クールのインターンに応募すると良いでしょう。また第2クールでは、事業領域や専門領域を特定せずに、総合商社におけるキャリアや業務幅広く知ることのできるインターンが開催されるので、三井物産を志望しているが、まだ希望の事業領域や機能が見つかっていない方は第2クールのインターンに応募すると良いでしょう。なお、第1クールのインターン選考で落選してしまった方も、第2クールのインターン選考に応募することは可能です。

1.ES (自分史)

●実施時期:インターン実施2~3ヶ月前
●結果連絡(時期、連絡手段):1〜2週間後、筆記試験の選考結果と併せてメールにて連絡

◎自分史設問内容
・事実の羅列を端的に、時系列でご記載ください。上記行動に至った経緯、および感想も簡単に補足してください。小学校以前(250字以内)
・中学時代(500字以内)
・高校時代(750字以内)
・大学時代(1000字以内)

◎内定者の感想

・複数のエピソードを通して、総合商社で働くにあたって必要な資質をアピールすると同時に、三井物産の「挑戦と創造」「自由闊達」といった社風にフィットしていることも示した。
・しっかり自己分析した上で小学校時代〜大学時代までの主な自身の活動を、行動のきっかけや内容に一貫性あるよう意識して記述した。
・自分史は出来事の羅列ではあるが、人柄を伝えるチャンスでもあると思ったので、自身の性格や思考が伝わるように言葉を選んだ。

◎選考の重要ポイント

・小学校から大学時代までの一貫性を示そう

三井物産のESでは、人生を振り返る形式である「自分史」が課されます。これは、志望動機や大学時代の話だけではなく、就活生のパーソナリティをより深く知りたいという狙いから課されていると考えられます。面接で徹底的に深掘りされるため、自分を飾ったりせずに成功体験・挫折経験両方を素直に記載し、過去から現在に続いている一貫性のあるパーソナリティを分かりやすく伝えましょう。

◎外資就活からのアドバイス

・自己分析を徹底的に行おう

「自分史」作成のためには今までの人生のターニングポイントを振り返る必要があり、まさに過去の自分のモチベーションの源泉などを探る自己分析を行うことになります。
面接も自分史を材料に進められるため、自分の転換期となった時期については特に深掘りを行い、入念に準備をした上で記入を進めると良いでしょう。

・過去から現在までのストーリー性を意識し、面接で話したい点を端的にかつ重点的に書こう

全体で2500文字と聞くと、長いように感じるかもしれません。しかし、しっかりと自己分析ができていれば、簡単に文字数に到達するどころか間延びしてしまう可能性があります。
それぞれのエピソードを端的に書くだけではなく、それぞれのエピソードを通じて抱いた想いや面接で話したい点については重点的に記載するなど、濃淡をつけた「自分史」を作成しましょう。

2.筆記試験・Webテスト・適性検査

●試験内容:C-GAB計数、言語、英語、性格
計数29問 15分、言語32問 15分、英語24問 10分
テストセンター ピアソン(性格は事前に自宅受験)
●難易度:難易度はそこまで高くない分、時間制限が厳しい印象。
玉手箱を受けた経験があれば解ける。
●結果連絡(時期、連絡手段):1〜2週間後、自分史の選考結果と併せてメールにて連絡

◎内定者の感想

・正答率は6〜7割ほどだったが通過したため、ボーダーはそこまで高くないと思われる。しかし自分史を全員分読んでいるとは思えないため、足切りには使われているはず。
・問題数が多く時間が短いため、解ける問題を確実に解いて、ある程度の点数を確保することが重要。
・市販の対策用書籍を1〜2周すれば十分。
・他企業で複数回練習を重ねると見たことある問題にばかり出くわすようになり有利。

◎選考の重要ポイント

・GAB形式はSPIとは大きく異なるため、早めの対策が必要。

GABはSPIに比べ、採用企業数が少なく対策を怠りがちです。しかし、内定者によれば時間がタイトであるため、問題への「慣れ」が重要になってくるでしょう。

・ボーダーは高い方ではないが、侮ってはいけない

内定者によれば、他商社に比べてテスト自体のボーダーは高くないようです。しかし、通過者の多くは7〜8割以上の正答率であるため、それなりの対策は必要だと言えるでしょう。

◎外資就活からのアドバイス

・GAB形式に慣れよう

GABはSPIとは異なる形式であるため、GABに特化した対策をそれなりにしておくことが求められるでしょう。問題形式は玉手箱と類似しているため、「玉手箱の対策本で問題形式に慣れる」「GAB形式のテストセンターを採用している他の企業を受ける」などの対策が有効であると思われます。

3.一次面接

●実施時期:インターン実施の1ヶ月前
●形式:学生1人に対して面接官2人(30代〜40代くらいの社員)
●時間:30分程度
●会場:オンライン(対面選考に呼ばれる人もいる)
●雰囲気:淡々としているが、穏やか
●結果連絡(所要時間、連絡手段):当日中にメールにて通知

◎進め方

自己紹介→ケース面接→自分史に沿ったオーソドックスな質問→逆質問
※面接官により多少順番が前後する。

◎質問内容

・自己紹介
・ケース面接:◯年後に◯業界の市場を◯倍にする施策など(3分で考え、1分で発表、10分ディスカッション)
・学生時代困難に立ち向かった経験
・困難をどのように乗り越えたか
・簡単な志望動機
・逆質問
・最後に言い残したことはあるか

◎内定者の感想

・ケース面接では鋭い視点から深掘りがなされたが、面接官との受け答えの中でアウトプットを良質化していくことを意識した。
・準備時間3分、発表時間は1分と非常に短いので初めから完璧なプレゼンを目指さなくても、考えたことの概要を簡潔に伝えることが重要だと考えた。
・ユニークな発想を持って面接官と楽しく議論できたことが評価につながったと感じる。
・ケース面接では「◯倍にできるか」などと定量的なことを聞かれるため、コンサル対策のケース本などで十分に対策するべきである。

◎選考の重要ポイント

・ケース面接において面接官とのディスカッションを楽しめるかが重要。

三井物産のケース面接では、思考時間が短く、面接官とのディスカッションに重点がおかれます。そのため思考時間の中ではざっくりと自分の考えをまとめておくくらいにとどめておき、面接官の誘導に乗って思考を深められるかが選考突破の鍵と言えるでしょう。

◎外資就活からのアドバイス

・面接官とのディスカッションで考えを深めよう

独自のアイデアや視点を盛り込むことはもちろん、面接官とのディスカッションの際には、指摘された部分は素直に受け止め、最後まで議論を仕切ることが高い評価に繋がるようです。1分間で良いアイデアが浮かばなくても焦らず、面接官の考えを柔軟に盛り込み、粘り強く議論をしましょう。また何より、面接官とのコミュニケーションを通じてアイデアを出す過程を楽しみましょう。

・学生時代、どのように困難を乗り越えたのかを改めて振り返ろう

例年と同様に、ES(今年度は自分史)の内容に基づいた、学生時代についてのオーソドックスな質問もされます。特に、「どのような困難があったか」「困難をどう乗り越えたか」を問われた就活生が多かったようです。質問の意図を把握し、入社後も粘り強く業務に取り組めるという姿勢を面接官にアピールする必要があるでしょう。

4.二次面接

●実施時期:一次面接から1週間後
●形式:学生1人に対して面接官2人(50代くらいの社員)
●時間:30分程度
●会場:オンライン
●結果連絡(所要時間、連絡手段):当日中に電話またはメールにて通知

◎進め方

自分史についての深掘り→逆質問

◎内定者の感想

・自分史に書いたエピソードを隅から隅まで深掘りが行われるため、その中で一貫した自分の強みや個性をアピールすることが重要だと思う。
・論理的に隙のないがくちか、というよりかは、人生そのものを頑張っていること、それを通じて自分が持ち合わせる人間的な魅力を伝えることが肝だと感じた。
・面接での質問を想定した上で徹底的に準備をしたことが選考突破に繋がった。

◎選考の重要ポイント

・自分史からパーソナリティを伝える

二次面接では終始、自分史に関する質問がされたようです。時間が限られている中でいくつものエピソードの深掘りを行うため、面接官にキャラクターが上手く伝わらず、不本意な結果になってしまった就活生もいました。ある程度話しやすいエピソードに絞る、一貫したキャラクターが伝わるよう話し方を工夫するなど、想定質問を元にした練習が必要です。また自分の人間的な魅力を伝えるうえで、肩の力を抜いて生き生きと話すのも大事でしょう。

◎外資就活からのアドバイス

・エピソードに一貫性を持たせよう

面接の時間は限られているため、複数のエピソードから一貫したキャラクターが見えないと面接官の印象に残らず、よく理解してもらえないまま不合格にされてしまう可能性があります。今の自分の性格が形成された成功体験や挫折経験をもう一度振り返り、一貫した強み、弱みを見せられると良いでしょう。

5.インターン

※三井物産では、さまざまな種類のインターンが実施されています。
そのため本コラムでは、IMFD(研究を通して培った能力や経験を三井物産のフィールドで活かす大学院生を対象にしたプログラム)を例に、インターンのプログラムやスケジュールなどをご紹介します。

●実施時期:3月上旬
●実施日数:3日
●会場:本社(対面)
●参加者:東大、京大、阪大など旧帝大の院生が中心 約60名
●インターン中のプログラム:自己紹介、グループワーク、メンター社員との1on1、座談会、懇親会など
●インターンの課題:メタバース、IoT、5Gなどの到来を背景とした10年後の社会の変化を見据えて、三井物産の化学品部門の新たな柱となる事業を提案してください

◎内定者の感想

・学生は全員優秀だった。みな積極的に発言するが、自身のグループは協調性も高く、意見が違っても話し合いで解決出来た。
・メンターからたくさんアドバイスをいただける。また、座談会や懇親会で自分が話を聞きたい社員のところへ行くことが出来るので、色々な事業を知ることができる。
・1on1では自身の取り組み方や次の日の目標などを話し合った。自身の発言で良かった点を褒めてくださり、社員の方が一人ひとりの行動や発言までよく見てくださっていることがわかった。

◎選考の重要ポイント

・グループワーク中に高いパフォーマンスを出せるかが鍵

三井物産のインターンではグループワークが大きな割合を占めています。
そのため、インターン中の振る舞いがその後の選考に進めるかの大きなポイントと言っても過言ではありません。
優秀な学生の中でグループにどのように貢献できるかを示すことが、インターン突破の鍵となるでしょう。

◎外資就活からのアドバイス

・グループワークでは、協調性と気配りを示そう

三井物産のインターンに参加する学生は優秀で、高い論理的思考力や協調性を持っています。そのため、インターン中に意見がぶつかることもあるかもしれませんが、「一度相手の意見を受け入れる」姿勢を見せつつ、議論を展開させるようにしましょう。
また例えば「積極的に議事録を取る」など、チームメンバーが敬遠する役割を担い、積極的にチームを支えていく姿勢を見せるのも良さそうです。

6.三次面接(最終面接)

●実施時期:第1クール:3月下旬 第2クール:6月上旬
●形式:学生1人に対して面接官2人(執行役員級の社員)
●時間:30分程度
●会場:本社会議室(対面)
●結果連絡(所要時間、連絡手段):当日〜3日後、直後の人事面談または電話にて

進め方

控え室で待機→会議室で面接
基本的に一方の面接官が質問をし、たまにもう一方が質問する。終始オーソドックスな面接が行われる。
最後のため少しでも気になるポイントはすかさず質問される。

◎質問内容

・自己紹介
・これまでの面接の感想
・志望動機とその深掘り
・自分史の深掘り
・他社の選考状況
・併願先と比較してなぜ三井物産なのか
・商社の中でなぜ三井物産か
・入社後どんなことをやってみたいか
・最近憤りを感じたニュースはあるか
・最後に何か言い残したいことはあるか
・逆質問

◎内定者の感想

・緊張感はあるが、受け答えに対する反応は比較的温和。
・笑顔も交えつつ雑談ベースで面接が進んだ。
・書類や今までのログを見ながら役員が個人的に気になることをしらみつぶしに質問してくるような自由な面接だった。

◎選考の重要ポイント

・なぜ三井物産でなければいけないのかを明確に

3次面接は最終の面接ということもあり、質問内容は1次面接や2次面接と被るものも多いです。しかしその中でも「三井物産でやりたいこと」や「なぜ三井物産なのか」といった質問は特に聞かれやすく、これに的確に淀みなく答えられるかどうかが内定を左右する重要なポイントになりそうです。

◎外資就活からのアドバイス

・対面の役員面接にも落ち着いて対応しよう

三井物産に限らず、コロナ渦であっても「最終面接だけは対面で」という会社は多いようです。慣れない対面面接でも落ち着いて回答できるように、面接練習を徹底するだけでなく、インターンや他社の選考等で対面面接の経験を積んでおいた方が良いでしょう。
役員のオーラに圧倒されることもあるかもしれませんが、自信をもって堂々と、熱意をこめつつ冷静に、自分の想いを伝えましょう。

7.内定後について

●内定連絡時期:3月下旬〜6月上旬
●選考中・内定後の拘束状況:特になし
●内定後の課題:特になし(TOEIC800点と簿記3級の取得は奨励される)
●内定者について:内定者は体育会系、留学経験のある人、長期インターンをしていた人など多様性に富んでいる。特に今年の内定者は3~4割が理系院生。自信にあふれていながらも人当りの良い人が多く、人の三井と言われるだけあって人間的な魅力 (キャラクター・熱意・気遣い等) を感じる人も多い。

おわりに

いかがでしたか。

24卒の三井物産の選考は引き続き「自分史」「ケース面接」といった特殊な形式が用いられました。
24卒からはインターンを経由した選考フローが実施されたため、今後も同様の選考方法が採用されると考えられます。

今回のコラムは、三井物産の選考フローを網羅しています。ぜひ、クリップ機能を活用し、選考の各段階で読み返してみてください。

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