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【3分選考対策】三井物産の本選考対策まとめ

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目次

三井物産に内定する3つのポイント

こんにちは、外資就活 商社チームです。

総合商社業界で2位の地位を長く守り、資源分野への強みや、エリート的で組織的な三菱商事と良く対比される個性的社員を擁する「人の三井」こと三井物産

一切の内定者研修が無く、残りの学生生活を自由に過ごすことを勧めている点や、近年では変わったお題のESがインターンの選考で課された事、合宿選考という形での採用を行った事も話題になりました。

内定者によると三井物産も他の総合商社と同様に倍率は150〜200倍を下りません。ではどのようにすれば三井物産への道を開くことが出来るのでしょうか。以下の3点と詳細な選考ごとの対策からお伝えします。

・自分なりの個性/オリジナリティ
・積極的に前へ出る姿勢
・「なぜ三井か?」

※ 本コラムの情報は外資就活会員限定コンテンツ「選考体験記」から抽出しています。

【過去の選考体験記はこちら】
三井物産の選考体験記

自分なりの個性/オリジナリティ

まず「人の三井」的な自分らしさやオリジナリティにこだわって行動した経験を伝えることが必要です。体育会での成功経験や留学で成し遂げたことなど、非常にハイレベルかつ王道的なエピソードももちろん重要ではありますが、一方で「これだけなら自分は自信がある」という個性が光る強みを持っている内定者が多く見受けられました。

端的に結果のみを伝える形で選考に臨むというよりも、自分らしさを前面に伝えていける準備が必要と言えます。OB訪問を通じて、いくつか自分のエピソードを聞いてもらい、どのようなエピソードのどのような部分が自分らしさを表していると感じているかの客観的なFBをお願いしてみる方法が有効であると言えます。

積極的に前へ出る姿勢

積極的に前に出る姿勢は三井物産の選考途中にあるインターンで、特に求められていると言えます。内定者によると商社の中でも特に三井物産は明確にインターンでの積極性を一つの評価指標として考えていたらしく、多くの内定者の中で一致した意見が挙がっていました。

他社選考を通じてインターンやGDを経験している方も多いと思いますが、普段のインターンやGDの中でバランサー的に動く傾向があると自覚している場合は、「もっと前に出て引っ張るためにはどうしたら良いか」を本選考までに見直しておく必要があるでしょう。

総合商社の中で「なぜ三井か?」を伝えられる

ずっと業界2位の位置づけ、かつ近年の伊藤忠商事の躍進により、相対的な人気度が下がり、他社へ行ってしまうことは三井物産にとって懸念事項です。

その中で、なぜ三井物産に来たいのかをハッキリと伝えられる準備は必要であると言えるでしょう。

しかしながら、総合商社内で比較するのは難しく、定量的なデータのみでは面接官に熱意を伝えるのは難しいと言えます。そのためには、やはりOB訪問を通じて様々な社員と会うことで、「自分が共感できる点、尊敬できる点」や「逆にもっとこうした方が良いと感じた点。そして、その実現が三井なら出来る理由」などを考えてみると良いでしょう。

選考フロー

(OB訪問)→ES→筆記試験→1次面接→2次面接→インターン→3次面接→内定

選考フローは上記の通りです。三井物産の選考において、本選考への参加、そして内定を獲得するためにはインターンへの参加が必須になります。裏を返せば、インターンに参加せずに内定を獲得することができないということです。以下で各選考フローについて詳しく解説したいと思います。

OB訪問

優遇選考の噂も。志望動機を固めるのに必須なOB訪問

三井物産ではOB訪問は直接的に選考が有利になるものでは無いということが言えます。
しかしながら、これ以降に詳しく解説を行いますがOB訪問は必須であると言えます。
その理由として大きくは、上述したように「なぜ総合商社か」「なぜ中でも三井物産か」といった志望動機を確立する大きな材料となるためです。
OBOG訪問については以下のコラムに詳述してありますので、そちらをぜひ参考にしてください。

選考名:ES

選考内容
●時期:
インターン実施2~3ヶ月前
●設問内容(自分史)
自分史作成の手引きをご確認の上、ご提出ください。(最大2500文字以内)
・配分:4つのパートの目安は以下の通りです。
小学校以前:10%程度、中学時代:20%程度、高校時代:30%程度、大学時代:40%程度
・事実の羅列を端的に、時系列でご記載ください。
・上記行動に至った経緯、および感想も簡単に補足してください。
●結果連絡(時期、連絡手段):
締切日より1〜2週間後、筆記試験の選考結果と併せてメールにて連絡

小学校から大学時代までの一貫性を示そう

三井物産のESでは、人生を振り返る形式である「自分史」が課されます。面接で徹底的に深掘りされるため、自分の転換期となった時期を中心に、過去の自分のモチベーションの源泉などを探る自己分析を行い自分を飾ったりせずに成功体験・挫折経験両方を素直に記載し、過去から現在に続いている一貫性のあるパーソナリティを分かりやすく伝えましょう。

実際に通過した例を参照すると, 「人の三井」と呼ばれるように、何か突出したエピソードだけが評価対象になっている訳ではなく、エピソードの中でこだわった点や譲れない点をアピールした事が、結果的な内定に繋がっていました。

そのため「やった事 + その結果」は、事実を簡単に伝え、その過程の中で自分なりにこだわった点やオリジナリティを通して「自分らしさ」が伝えられることに字数を割くなど、濃淡をつけた「自分史」を作成しましょう。

通過者感想例:
・人数や期間などの具体的な数は、話のイメージしやすさに影響するので、できるだけ書くように意識した。
・複数のエピソードを通して、総合商社で働くにあたって必要な資質をアピールすると同時に、三井物産の「挑戦と創造」「自由闊達」といった社風にフィットしていることも示した。
・しっかり自己分析した上で小学校時代〜大学時代までの主な自身の活動を、行動のきっかけや内容に一貫性あるよう意識して記述した。
・自分史は出来事の羅列ではあるが、人柄を伝えるチャンスでもあると思ったので、自身の性格や思考が伝わるように言葉を選んだ。

選考名:筆記試験

選考内容
●時期:
4月上旬
●試験形式:
GAB
●合格ボーダー:
7 ~ 8割
●結果通知方法:
ES結果と併せて

SPIとは異なる形式。別途、準備が必要

三井物産の筆記試験はGAB形式であり、他の総合商社は全てSPIであることから、別途、試験対策を行う必要があります。
事実として他の総合商社に最終的に内定しながらも、三井物産のみGABの対策不足により、ここで落ちてしまった方の例もあります。
特別に高いボーダーとは言えません(通常の総合商社の筆記試験レベル)が、傾向を把握した上で試験に臨む必要があると言えます。GABについては以下のコラムに詳述してありますので、そちらをぜひ参考にしてください。

通過者感想例:
・SPIよりやや難しく、英語はかなりの難易度なので解ききれなくても問題ない。
・英語と非言語は3分の2も終わってない。周りにも終わった人はいなかった。
・確実に受かりに行くならGAB用の参考書をやっておくべき。
・正答率は6〜7割ほどだったが通過したため、ボーダーはそこまで高くないと思われる。しかし自分史を全員分読んでいるとは思えないため、足切りには使われているはず。

選考名:1次面接

選考内容
●時期:
インターン実施の1ヶ月前
●社員、学生の人数:
学生1人に対して面接官2人(30代〜40代くらいの社員)
●時間:
30分程度
●内容:
オンラインで実施。一部対面選考にも呼ばれた人もいた模様。
淡々としているが、穏やかな雰囲気で進む。
面接官によって順番が前後するが、ケース面接と自分史に沿ったオーソドックスな面接が行われる
●質問内容
・自己紹介
・ケース面接:◯年後に◯業界の市場を◯倍にする施策など(3分で考え、1分で発表、10分ディスカッション)
・学生時代困難に立ち向かった経験
・困難をどのように乗り越えたか
・簡単な志望動機
・逆質問
・最後に言い残したことはあるか
●結果連絡(所要時間、連絡手段):
当日中に電話またはメールにて通知

ケース面接において面接官とのディスカッションを楽しめるかが重要。

三井物産のケース面接では、思考時間が短く、面接官とのディスカッションに重点がおかれます。そのため思考時間の中ではざっくりと自分の考えをまとめておくくらいにとどめておき、面接官とのディスカッションの際には、指摘された部分は素直に受け止め、最後まで議論を仕切ることが高い評価に繋がるようです。1分間で良いアイデアが浮かばなくても焦らず、面接官の考えを柔軟に盛り込み、粘り強く議論をしましょう。また何より、面接官とのコミュニケーションを通じてアイデアを出す過程を楽しみましょう。

学生時代、どのように困難を乗り越えたのかを改めて振り返ろう

例年と同様に、ES(今年度は自分史)の内容に基づいた、学生時代についてのオーソドックスな質問もされます。特に、「どのような困難があったか」「困難をどう乗り越えたか」を問われた就活生が多かったようです。質問の意図を把握し、入社後も粘り強く業務に取り組めるという姿勢を面接官にアピールする必要があるでしょう。

通過者感想例:
・ケース面接では鋭い視点から深掘りがなされたが、面接官との受け答えの中でアウトプットを良質化していくことを意識した。
・準備時間3分、発表時間は1分と非常に短いので初めから完璧なプレゼンを目指さなくても、考えたことの概要を簡潔に伝えることが重要だと考えた。
・ユニークな発想を持って面接官と楽しく議論できたことが評価につながったと感じる。
・ケース面接では「◯倍にできるか」などと定量的なことを聞かれるため、コンサル対策のケース本などで十分に対策するべきである。

選考名:二次面接

選考内容
●時期:
一次面接から1週間後
●社員、学生の数:
学生1人に対して面接官2人(50代くらいの社員)
●時間:
30分程度
●内容:
オンラインで実施。
1次面接のようにケース面接は実施されず、自分史についての深掘りがほとんど。
●質問内容:
・自分史に関する深堀
・逆質問
●結果連絡(所要時間、連絡手段):
当日中に電話またはメールにて通知

自分史からパーソナリティを伝える

二次面接では終始、自分史に関する質問がされたようです。時間が限られている中でいくつものエピソードの深掘りを行うため、面接官にキャラクターが上手く伝わらず、不本意な結果になってしまった就活生もいました。
一貫した強み、弱みを見せられるように、今の自分の性格が形成された成功体験や挫折経験をもう一度振り返ると良いでしょう。ある程度話しやすいエピソードに絞る、一貫したキャラクターが伝わるよう話し方を工夫するなど、想定質問を元にした練習が必要です。また自分の人間的な魅力を伝えるうえで、肩の力を抜いて生き生きと話すのも大事でしょう。

通過者感想例:
・自分史に書いたエピソードを隅から隅まで深掘りが行われるため、その中で一貫した自分の強みや個性をアピールすることが重要だと思う。
・論理的に隙のないがくちか、というよりかは、人生そのものを頑張っていること、それを通じて自分が持ち合わせる人間的な魅力を伝えることが肝だと感じた。
・面接での質問を想定した上で徹底的に準備をしたことが選考突破に繋がった。

選考名:インターン

※三井物産では、さまざまな種類のインターンが実施されています。
そのため本コラムでは、IMFD(研究を通して培った能力や経験を三井物産のフィールドで活かす大学院生を対象にしたプログラム)を例に、インターンのプログラムやスケジュールなどをご紹介します。

選考内容
●時期:
3月上旬
●日数:
3日
●会場:
オンライン&本社(対面)
●参加者:
東大、京大、阪大など旧帝大の院生が中心
●インターン中のプログラム:
自己紹介、グループワーク、メンター社員との1on1、座談会、懇親会など
●インターンの課題:
メタバース、IoT、5Gなどの到来を背景とした10年後の社会の変化を見据えて、三井物産の化学品部門の新たな柱となる事業を提案してください

グループワーク中に高いパフォーマンスを出せるかが鍵

三井物産のインターンではグループワークが大きな割合を占めています。
そのため、インターン中の振る舞いがその後の選考に進めるかの大きなポイントと言っても過言ではありません。
三井物産のインターンに参加する学生は優秀で、高い論理的思考力や協調性を持っています。そのため、インターン中に意見がぶつかることもあるかもしれませんが、「一度相手の意見を受け入れる」姿勢を見せつつ、議論を展開させるようにしましょう。
優秀な学生の中でグループにどのように貢献できるかを示すことが、インターン突破の鍵です。

通過者感想例:
・学生は全員優秀だった。みな積極的に発言するが、自身のグループは協調性も高く、意見が違っても話し合いで解決出来た。
・メンターからたくさんアドバイスをいただける。また、座談会や懇親会で自分が話を聞きたい社員のところへ行くことが出来るので、色々な事業を知ることができる。
・1on1では自身の取り組み方や次の日の目標などを話し合った。自身の発言で良かった点を褒めてくださり、社員の方が一人ひとりの行動や発言までよく見てくださっていることがわかった。

選考名:3次面接

選考内容
●時期:
6月上旬
●社員、学生の人数:
学生1人:社員2人(人事トップ + 役員クラス or 役員 + 役員)
●時間:
20分程度
●内容:
控え室で待機→会議室で面接基本的に一方の面接官が質問をし、たまにもう一方が質問する。終始オーソドックスな面接が行われる。最後のため少しでも気になるポイントはすかさず質問される。
●質問内容
・自己紹介
・(自己紹介と関連して)学生時代の経験の詳細
・他にどこを受けているか、なぜ受けたのか
・(上記と繋がって)本当に三井に来るのか?
など
●結果通知方法:
当日中に電話で通知

なぜ三井なのか。本当に来てくれるのか

三井物産では3次面接が最終面接であり、必ず1人以上の役員と面接を行います。

ここで重要なのは「なぜ三井なのか」という点に帰着すると言えます。事前に(ES提出時に)他にどのような企業を受けているかをアンケートで答えているため、なぜそのような企業を受けたのか、就職活動の軸はなんだったかを聞かれたケースもあるそうです。

それらの質問の意図は「内定後に来るかどうか」のチェックに他ならず、強い意志で三井物産に来る意図を伝える必要があります。

そのためには、まずはOB訪問が有効であると言えます。総合商社という仕事内容による比較が難しい業態の中で、決め手が人であるという意見は、内定者からも高い割合で聞くことが出来ました。OB訪問を行い、三井物産社員のどのような点が良いと思ったか、彼らとの仕事を通じて自分がどのようになりたいかを明確にしておく必要があります。

通過者感想例:
・学生時代頑張ってきたことへの熱意や入社してから何ができるのか、熱意が高評価につながったと思う。
・素直に話したことが大きかった
・面接自体ではそれほど厳しい質問はなく、短時間で終わったように感じたため、いかに志望度が高いかを必死に伝えた。

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