【25卒内定者に聞く選考対策まとめ】住友商事

【25卒内定者に聞く選考対策まとめ】住友商事

2025/03/04

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こんにちは、外資就活 商社チームです。今回は総合商社の中から住友商事の選考対策についてまとめました。

25卒内定者の方の体験を基に、選考の各フェーズを掘り下げていきます。是非参考にしてみてください!

アイキャッチ画像

選考STEP


1. インターン経由選考

テスト

実施時期:インターン選考時期により異なる
試験内容:デザイン思考テスト(インターンによってはGABまたは玉手箱 ※本選考の「テスト・ES」を参照)
すでに持っているスコアを提出するか、住友商事経由で受けるか選べる
ボーダー:SまたはSS評価が好ましい
結果連絡(時期、連絡手段):インターン選考時期により異なり、通常2週間程度でメールにて通知

◎内定者の感想

・デザイン思考テストは企業経由で受けるとスコアがわからないため、スコアが開示される自費受験をし、その結果を提出した。

・創造セッションでは、学生受験生者による評価が行われるため、学生がイメージしやすいようなwho/where/whenを選び、誰が読んでも納得できるWhyを書いた。

・評価セッションでは、4段階での評価をバランスよく評価した。

◎選考の重要ポイント

デザイン思考テストは再現性が低く、高スコアを獲得するには慣れが必要です。少し受験料は高いですが、スコアが開示される自費受験をして、ある程度の高スコアを取った上でその結果を提出したり、自信をつけた上で企業経由で受験すると良いでしょう。

グループディスカッション(GD)

実施時期:インターン選考時期により異なる
形式:中堅社員1人、学生5~6人
時間:半日
会場:オンライン
雰囲気:終始和やかな雰囲気。
結果連絡(所要時間、連絡手段):面接後、2週間以内にメールにて連絡

◎進め方

1.全体での説明、住友商事の紹介

2.個別のグループに分かれて自己紹介

3.グループディスカッションのお題の発表、資料の共有

4.グループに分かれてプレゼン資料作成含め、1時間半ほど議論

5.発表と質疑応答

◎テーマ例

・世界(日本を含む)にある社会課題を踏まえて、住友商事がするべき事業展開をプレゼンしてください
・発展途上国で住友商事ができるビジネスを、住友商事がやる意義とともに提案してください。
・SDGsの中から取り組むべき課題を策定し、解決策となる事業を提案してください。
・次世代を見据えた新規事業を自由に作ってください。

◎内定者の感想

・終始和やかな雰囲気だった

・多くの人数でGDを行うため、半分くらいは何も発言しない人がいる。そのため、話す人同士で積極的に話を進め、細かい部分を発言しない人にふるようにした。

・かなり短い時間で、チーム全体へのFB及び個人FBを一言ずつ頂いた。

◎外資就活からのアドバイス

テーマ例からも分かる通り、最近の話題を踏まえたテーマが設定されており、さらに住友商事がその事業をやるべき意義を考えなければなりません。そのため、住友商事の最近の動きや既存の事業について理解しておく必要があります。また、時事問題をしっかりと理解し、それらに対し自分の意見を持てているかも重要です。定期的にニュースをチェックして自分なりの意見が言えるようにしておきましょう。

インターン

実施時期:インターン実施時期により異なる
形式:若手・中堅社員10人ほど、学生50人ほど
時間:3日間
会場:住友商事本社
雰囲気:カジュアルな雰囲気

◎進め方

1.初日の半日を使って講義

2.個別のグループで2日目までグループワーク

3.3日目は発表と質疑応答

5.発表後、社員の方との座談会

◎テーマ例

・洋上風力発電に関する新規事業立案
・デザイン思考を取り入れながらの農業における新規事業立案

◎内定者の感想

・終始和やかな雰囲気だった

・そばに社員の方がおり、すぐに質問できる環境だった。

・私服で参加可能であったため、肩の力を抜いて参加できた。

・理系の院生が多く、プレゼンテーションや資料作成の面でリードしていた。

・インターン終了後も選考状況について交流できるような仲間が出来た。

◎外資就活からのアドバイス

住友商事のインターンは年複数回行われており、それぞれのインターンでテーマや選考方法が異なるため、自分に合ったインターン内容や選考時期を選んで、エントリーすると良いでしょう。インターンではワークだけでなく座談会も実施されるため、住友商事の業務内容への理解度を深める機会でもあるので、座談会においても気を抜かず積極的に質問しましょう。

リクルーター面談

実施時期:インターン参加時期により異なる
形式:中堅社員1人、学生1人
時間:約30分
会場:オンライン
雰囲気:終始和やかな雰囲気。面接というよりは会話に近い。

◎進め方

・インターンの感想などのヒアリング

・現在の就活状況についての質問

・その後はOB訪問と同様にこちらから質問していく

◎内定者の感想

・リクルーター面談は和やかに就活に関する相談をできる場なので、しっかり聞きたいことを用意してから臨むと良い
・その後のOB紹介などもしていただけるので、その旨をしっかり伝える

二次面接(一次面接免除)

実施時期:3月または6月の選考時期を選べる
形式:本選考の二次面接と同様
会場:住友商事本社

◎二次面接後

二次面接後は本選考のステップと同じで三次面接、最終面接と進んでいく。詳しくは「本選考」を参照。

2. 本選考

テスト・ES

実施時期:3月上旬~3月下旬
試験内容:GAB形式。
コロナの影響で自宅受験の選択もできたが、基本的にはテストセンターでの受験。内容は言語32問、計数29問、英語24問、性格診断。
倍率:明確なボーダーは不明。
内定者は言語32/32、計数26/29、英語19/24を回答で通過。(回答率であり正答率ではないため注意!)
結果連絡(時期、連絡手段):4月上旬にメールにて通知

◎内定者の感想

・計数は玉手箱の「表の読み取り」形式。大学生であれば問題なく解けるレベルの問題だが、電卓が使えないため、 大きな数の計算を厳しい時間制限で解く 必要がある。

・言語は玉手箱と同様。時間制限も厳しくはない。

・英語は(帰国子女等でない限り)時間制限は厳しいが、何度も受験していると同じ問題にめぐり合うことも。 他の会社で練習しておくと有利 だと思う。

・ ボーダーはかなり高い印象。半分くらいが書類で削られるため、 8割程度は確実に とっておきたい。

◎選考の重要ポイント

形式はテストセンターでのGABですが、ボーダーは7割以上と非常に高めに設定されています。多くの学生がこの段階で落ちているため、玉手箱やGABが苦手な方は対策必須です。

自宅受験であっても、机の周囲や部屋の中など不正がないか厳しくチェックされ監視されます。自力で高いレベルまで仕上げる必要があります!

◎外資就活からのアドバイス

GABと問題の形式が類似している玉手箱の対策本にて問題に慣れることや、玉手箱を採用している企業を練習として受けることが有効です。また、住友商事のテストは基本的にテストセンターで受けるため、計算機を持ち込むことはできません。
GABや玉手箱の問題集を電卓を使わず解く練習をするとよいでしょう。

近年では、複数の有名企業がGAB形式のテストセンターを採用しています。22卒では住友商事のほかにも、三井物産、伊藤忠商事がGAB形式でした。
実際のテスト形式に慣れるためにも他企業で練習することおすすめします。

過去の選考でGAB形式のテストセンターを採用していた企業は以下のとおりです。

エントリーシート(ES)

・テスト通過後に課されるため、足切りには用いられない。

・面接の材料として提出。

・設問は「面接で話したいトピック」を5点まで、40文字程度で記入。

・内定者は「学生時代頑張ったこと」「住友商事への思い」「入社したら成し遂げたいこと」などを記入していた。
※24卒からスタートした「Will選考」では、「あなたのWILLを教えてください」という400~500字のエントリーシート項目がトピック4点に加えてあった。

【WILL選考内定者の選考体験記】
住友商事 基幹職 25卒 本選考レポート

◎内定者の感想

・面接で話したいことを簡潔に書いた。内容は面接で話せるのでポイントのみ記入した。

・シンプルに、話したい話を記載した。ガクチカ、自己PR、志望動機、性格等話題を散らすことで、上手く面接での流れをつかめるように意識した。

※WILL選考:初期配属先の志望理由のため、その企業のその部署で何がしたいかを徹底的に書いた。現在その部署が取り組んでいることのみならず、今後その部署で自身が取り組みたいことも書いた。

◎外資就活からのアドバイス

面接官はESのトピックを基に、あなたの能力や人間性を探ります。ここで記載した内容は、滞りなく面接で話せるようにしましょう。また想定される質問も考え、それらに完璧に答えられるように万全の対策をしましょう。
自分が話している姿を録画したり、模擬面接をしてもらったり、客観的に見てみることが非常に効果的です。

一次面接

実施時期:6月上旬
形式:若手~中堅社員1人、学生1人
時間:約30分
会場:オンライン
雰囲気:終始和やかな雰囲気。面接というよりは会話に近い。
結果連絡(所要時間、連絡手段):面接後、当日~2日後までに電話かメールにて連絡

◎進め方

・アイスブレイクとしてのお互いの自己紹介

・雑談からの自然な流れで、ESの「面接で話したいトピック」について深掘りされる

・最後に逆質問の時間がある

◎質問内容

・学生時代頑張ったこととその深掘り
・他社のインターン参加状況とそこで学んだこと
・最近の気になるニュース
・コロナ禍において総合商社ができる新たなビジネスとは何か
・就職活動の軸は何か
・どうして総合商社なのか
・なぜ住友なのか
・なぜ三菱/三井/伊藤忠ではないのか
・どの部署がいいのか
・伝え足りなかった点はあるか
・社員に聞きたいことはあるか

◎内定者の感想

・雑談ベースで進むため、自分が伝えたいことを伝えられない可能性がある。その際には多少話が長くなってしまっても印象付けることが必要だと感じた。

・オンラインであったため、ある程度距離感の感じられる面接であった。こちらの話した内容に対しても、しっかりとリアクションをしてくださり、とても雰囲気のいい面接であった。

・非常に和やかな雰囲気だった。

・終始やわらかい雰囲気で行われた。面接官の方もこちらの雰囲気をほぐそうとお昼ご飯は何を食べたか、などのアイスブレイクから開始してくださった。

・一次面接であったので、基本的にはネガティブチェックだったと思われる。笑顔ではきはき喋ることを意識した。

◎選考の重要ポイント

住友商事の一次面接は非常に和やかな雰囲気の対話形式で行われます。そのような雰囲気だと、自らの言いたいことが先行して、話が冗長になってしまったり、相手の質問に的確に答えられていなかったりしてしまいがちです。
質問に対する答えを
①話の冒頭に伝え

②その理由を述べ

③必要に応じてまとめる

という一連のサイクルを、なるべく簡潔に行いましょう。

◎外資就活からのアドバイス

昨年の内定者曰く、住友商事では一次面接から「なぜ住友?」「物産、伊藤忠、三菱じゃない理由は?」という鋭い質問が飛んできたそうです。
商社を志望する人の多くは複数社を併願しているかと思いますが、ここは 「住友商事でなければならない理由」「住友商事に感じるオリジナルな魅力」「住友商事でこそ実現したいビジネス」 といった答えを用意する必要があるでしょう!

一次面接は、学生時代のエピソードが主に聞かれます。そのため、学生時代のエピソードはあらかじめ短い時間で説明できるようにしておきましょう。
エピソードの内容に関してはそこまで深く問われません。そのため、最低限のパフォーマンスを発揮できれば通過できると考えられます。無難にこなすために、他社の面接を受けるなど面接慣れはある程度しておきましょう。

住友商事は面接で時事問題について頻繁に触れてきます。また、それらに対しての意見が求められることが多いです。時事問題をしっかりと理解できているか、それらに対し自分の意見を持てているかを見ています。定期的にニュースをチェックして自分なりの意見が言えるようにしておきましょう。
日頃からニュースに目を通すという1日1時間の頑張りが、就職活動最終盤の総合商社の面接で大きな結果として表れます。

一次面接だけでなく、住友商事の全ての面接に通ずることですが、面接の最後は「伝え忘れたこと」もしくは「逆質問」として時間を設けられます。「伝え忘れたこと」の場合は、アピールを出来ていない部分をアピールできる話をしましょう。

実際にある内定者は、住友商事に対する志望度をあまりアピールできていなったため、住友商事の事業につながるエピソードについて話し、志望度の高さをアピールしたそうです。逆質問の場合は、事前に調べたことに対して仮説を立て、その仮説が合っているかを確かめる質問が好ましいです。この「仮説検証型の質問」をできるように、事前に準備しておきましょう。

二次面接

実施時期:6月上旬
形式:年次が高い人事部社員2人の面接官、学生2人
時間:約40分
会場:対面
雰囲気:一次面接と比べて厳か
結果連絡(所要時間、連絡手段):面接の2、3時間後電話にて連絡。

◎進め方

・アイスブレイク後、社員3人から学生に交互に質問がされる

・1人当たりの時間は15分程度

・最後は同じ質問がされることもある。話の中で気になる点を深掘る形で次々に質問される

・最後に逆質問もしくは言い残したことを話す時間が設けられる

◎質問内容

・なぜ総合商社なのか
・なぜ住友商事なのか
・住友商事の弱みは何か
・集団の中でどのような役割を果たす場合が多いか
・仕事ができない人や嫌いな人が職場にいた時どうするか
・感情は顔に出るタイプか
・卒業までをどう過ごしたいか
・総合商社で叶えたい夢は何か
・今後の人生の目標は何か
・大学・大学院の専攻を社会にどう活かせるのか
・あなたにとって「仕事」って何?一言で答えて
・あなたの強み、弱みを教えて
・気候変動についてどう思うか
・ESG経営についてどう思う
・企業を選ぶ際にどんな点を重視するか
・キャリアの中でジェネラリストとスペシャリストどちらになりたいか
・もし総理大臣になったら、今のコロナの状況で何をすべきか

◎内定者の感想

・時事問題や様々な観点から突飛な質問がくる。頭の回転の速さをアピールするチャンスになると思うし、 日頃から 様々な分野に興味関心を持っていない人にとっては厳しい面接 になる かもしれない。

・営業の方との面接がここで終了のため、 二次面接の評価は内定の可否に大きく影響 すると考えられる。

・相手の年次が高いため、志望動機だけではなく、ビジネス戦闘力のポテンシャルも見られている気がする。論理的に堂々と話すことがとても重要だと思う。

・グループ面接は属性が似ている人が同じグループにされやすく、自分のペースを乱さずに落ち着いて話せるかが重要だと感じた。また、他の学生が話している間もその話に興味を示すような反応をし続けることも、小さな心がけだが大事なのではないだろうか。

・もう一人の学生の話を聞く態度も重要。 相方の質問に関連してすぐに質問が飛んでくる ので、自分が話していない時もしっかり話を聞いておく必要がある。面白いエピソードは面接官と一緒に笑ったりした。

・一緒に受けた学生も受かっていたことから、 グループ全体としての雰囲気も見られていた と思う。もう1人の学生が話をしている間は笑顔で相槌を打つなどの工夫をした。

◎選考の重要ポイント

二次面接では、学生時代のエピソードや志望動機に加え、面接官がチョイスした質問がいくつかあり様々な角度から質問されます。これらの質問で面接官が見ているのは学生の性格面です。面接において一貫性がない場合や突然の質問に対してアピールしたいこととずれた回答をすると、面接官に偽りの姿を見せていると思われてしまい誠実性がないと判断されてしまいます。

そのため、自分の性格や強みなどをしっかりと伝えられるように、面接でアピールしたいことは一貫させましょう。エピソードや志望動機などを事前に深掘りしておくことも大切ですが、住友商事の求めている人材に一致できるようにアピールすべき点を寄せておくことも重要です。

◎外資就活からのアドバイス

住友商事では、二次面接で役員レベル、三次面接では人事社員との面接という形式をとっています。そのため二次面接における役員の評価は内定の可否に大きく影響すると考えられます。
年次の高い社員の方は学生とジェネレーションギャップが大きくあります。学生時代頑張ったエピソードの内容が伝わらないこともあります。いつも以上に分かりやすく、年配の方にも興味を持ってもらえるよう具体的に話すことも重要。
また逆質問では役員レベルの社員にこそ聞くべき、視座の高い質問を用意しておくのがベストでしょう。

二次面接は集団面接のため、相手の学生が話した内容に関する質問も飛んできます。相手の気になっているニュースについて話している中で、「君はどう思う?」なんて聞かれることも。
一時も気を抜かず、常に頭をフル回転させておきましょう。聞く態度に愛嬌や真面目さをにじませるのも重要です。

三次面接

実施時期:6月上旬
形式:人事部長1人と学生1人/志望配属先担当人事1人と志望配属先の部長1人の計2名の面接官と学生1人(WILL選考)
時間:30分~1時間
会場:本社の会議室
雰囲気:非常に厳かで緊張感のある面接。淡々と会話が進む。
結果連絡(所要時間、連絡手段):面接当日の夜、電話にて通知

◎進め方

面接前:別室で小論文「ダイバーシティとは何か」、「あなたが人生で成し遂げたいことについて」などを20分、500文字以内で記述後、会議室に案内され面接開始

面接:アイスブレイクと主に自身の経験や価値観を述べるパート、なぜ住友商事かの志望度を伝えるパートの大きく2つに分かれる

面接後:若手人事社員と面談。雑談に近い形(※案内されない人もいる)

◎質問内容

・なぜ総合商社か
・なぜ住友商事か
・就職活動の軸は何か
・学生時代頑張ってきたことは何か
・他の総合商社にどのような印象を持っているか
・五大商社の志望順位を教えてください
・自分の長所と短所を7個ずつ教えてください
・自分が面接官だったら貴方を合格にするか不合格にするか
・あなたの人生のターニングポイントを7個教えてください
・理想の自分と現在の自分のギャップはあるか、それはなにか
・あなたの黒歴史を教えてください
・就職活動を振り返ってみてどうだったか
・伝え足りないことは何か
・質問はあるか
・志望配属先を志望するにいたった理由やきっかけ(WILL選考)

◎内定者の感想

・人生についての掘り下げで 人柄を見ている と感じた。

・なぜ住友商事かを明確にし、住友商事でなくてはならない理由をしっかりと伝えること。これが一番のポイントだと考える。

・突拍子のない質問で、普段からどれくらい自分のことを理解しているかがポイントとなった(つまり自己分析が大切)。

・頑張ったことなどの経験から、困難な状況に強い人物かなどが見られたと思う。

・この面接ではいかに気負わずにしっかり今まで通り話すか、というところに尽きると思う。

・和やかな雰囲気でも気を引き締め、相手が求める返答は何かを考えながら面接に臨んだことが良かったのでは。

・面接は非常に和やか。最初に少し雑談をはさみ、リラックスする時間を作ってくださった。

・自分という人間を知ってもらうために具体的な体験談を織り交ぜたり、本音で話すことを意識した。

・【WILL選考】興味関心のあること、好きなことをやっている部署を志望していたため、面接のためにただ準備した情報だけでなく、日々自身が興味を持って調べたり考えたりしていることが伝わったのではないかと思う。

◎選考の重要ポイント

実質の最終面接である三次面接の倍率は選考フローの中で最も高いと言われています。また、年次の高い人事社員が面接官を担当し、緊張感のある面接となっており、納得いかない部分は深く問われるようです。特にこれまでの半生を問うパーソナルな質問が特徴的。

これまで伝えてきた自分像を崩さず、いつも通りのコミュニケーションを心がけましょう。

◎外資就活からのアドバイス

三次面接は、自己紹介時に志望動機を話す機会がありますが、学生によっては学生時代のエピソードのみ深掘りされ、志望動機は深く問われません。そのため、他の話と絡めて「なぜ住友商事を志望しているのか」をしっかりアピールできるようにしましょう。

他の商社の志望順位や、印象を聞く質問もあります。「他社と比べても住友商事がいい!」と語れるエピソード、理由があるといいでしょう。

実際にある内定者は、学生時代のエピソードの深掘り時にこの経験が住友商事を志望する理由に繋がっていると話し、志望理由と繋げて志望度が高いことをアピールしたそうです。改めて、なぜ住友商事を志望しているかを面接前に確認しておきましょう。

住友商事はポテンシャル採用の傾向があり、三次面接までは学生の潜在的な能力面を非常に重要視しています。特に三次面接は、「この学生が本当に住友商事で活躍できるのか」、「住友商事でこの学生の強みを活かすことができるのか」といった面を見ています。

そのため、一次面接や二次面接以上に学生時代のエピソードを深く問われます。面接前に学生時代のエピソードを深掘りしておく必要もありますが、そのエピソードから読み取れる自分の強みは住友商事でどのように活かすことができるのかについても考えておきましょう。

四次面接(内定連絡)

実施時期:6月上旬
形式:人事社員1人:学生1人
時間:約30分
会場:本社ビルの小会議室
雰囲気:非常に穏やか。雑談。

◎進め方

・雑談と意思確認

◎質問内容

・内定を承諾するか
・大学生活は実際どういうことをしていたか
・志望度は正直どうか
・他社の選考の状況はどうか
・質問はあるか

◎内定者の感想

・積極的にキャリアについて質問したり、会話の中で住友商事への思いを語ったりととにかく志望度の高さが伝わるようなコミュニケーションを心掛けつつ、楽しくお話しできるようにユーモアを混ぜて話した。

・入社意思があれば問題ない。

・この面接は意思確認なので、特になし。唯一言うとすれば、他社の選考状況を聞かれるのでそこだけは気を付けるくらい。

・ありのままの就活状況を伝え、志望度の高さをアピールすることも重要。

◎選考の重要ポイント

四次面接は入社意思の最終確認の場です。選考要素はないとされていますが、「住友商事が第一志望である」とはっきり伝え、最後まで志望度を熱く伝えましょう。

内定後について

内定連絡時期:6月上旬
選考中・内定後の拘束状況:特になし
内定後の課題:特になし

住友商事の選考は二次面接が重要

いかがでしたか。

25卒の住友商事の選考は二次面接が役員レベルで重く、以降は人事社員との面接が続く点が特徴的でした。早い段階で「学生時代頑張ったこと」「志望動機」の2つを納得いくまでブラッシュアップしておきましょう。
また、ニュースや時事問題への高いアンテナも問われています。住友商事を目指す人は日ごろからニュースにふれ、自分の意見を培っておくことが重要です!
事前に完璧な準備をし、満を持して本選考に臨みましょう。

今回のコラムは、住友商事の選考フローを網羅しています。ぜひ、クリップ機能を活用し、選考の各段階で読み返してみてください。

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