【25卒保存版】今からでも遅くない！秋から始める総合商社内定へのロードマップ

総合商社の就活スケジュールと選考対策について知ろう

こんにちは。外資就活　商社チームです。

夏季インターンシップを経て、就職活動に徐々に慣れてきた方も増えてくるころかと思います。

しかし総合商社業界は夏インターンの開催がほとんどなく、秋・冬インターンが中心。また、本選考の開始も遅めに設定されているため、「内定のために何から始めていいか分からない」、「今なにをすべきか分からない」という方も多いはずです。
一方で選考スケジュールが遅めのため、今からでも内定のための対策が十分にできると言えます。

そこで本コラムでは、商社就活のスケジュールを詳細に解説し、来年の6月に内定を勝ち取るためにやるべきことをご紹介します。目標から逆算して、「今やるべきこと」を把握して取り組みましょう。

「自分自身の」就活スケジュールをつくろう

商社就活には以下のような特徴があります。

・本選考が本格化する時期が他業界に比べ遅く、面接開始は6月1日
・インターンシップ経由での優遇が少ない
・秋冬（春）インターンシップが中心

つまり、今からの対策でも十分に総合商社内定を狙うことができるといえます。
しかし非常に長期戦となるので、全体のスケジュール感と自分の立ち位置を把握して、自分なりの就活スケジュールを作ることが重要です。

オリジナルスケジュールを作るために必要な4ステップ

総合商社内定のためのオリジナルスケジュールを作る際に重要なのは以下の4点です。

以下、それぞれについて詳しく説明していきます。

①商社就活のスケジュール感を知る

第一のステップとして、商社就活の一般的なスケジュールを知ることが必要です。
例年は以下のようになっています。（クリックorタップで画像拡大）

実は多い「空白の期間」に注意！

スケジュールを見ると、空白の期間がかなり多いことが分かると思います。特に年明けは、インターンの参加がなければ予定がなく、中だるみしがちな期間です。

そのため、後述するようにOB/OG訪問やセミナー参加を重ねるなど、主体的に就活することが重要です。
生の情報を使って企業研究することは、志望動機作成や面接において他の学生と差別化する大きな要素となります。

参加が難しいが重要！商社の秋冬インターン

総合商社のインターンは倍率が高く、選考の中でもケース面接やグループディスカッションが行われるため、参加自体の難易度が高いです。秋以降に行われるため周囲のレベルも高く、本選考同様厳しい戦いとなることが予想されます。

一方で早期選考や選考フローカットなどの優遇を設けている企業は少なく、枠も少ないためインターンによる優遇は他業界に比べ少ないといわれています。だからこそ、インターンに参加出来なくても諦める必要はありません。

しかし、企業理解が深まる点で非常に重要な機会といえます。総合商社のビジネスモデルや商材は基本的にどこも同じなため、差別化することが難しいです。実際にインターンに参加して感じた企業の雰囲気や人の印象は、志望動機を構成する際に有力な武器となるでしょう。

②自分の「就活レベル」を把握する

総合商社は日系のなかでは所謂「難関」とされる業界です。優秀な学生の中で内定を獲得するためには、書類選考が開始される3月、そして面接が開始される6月までに、高いレベルに到達している必要があります。

たとえば書類選考では、テストセンター形式で日系企業のトップレベルのボーダーをクリアしなくてはなりません。9割以上が必要といわれることもあります。

また本選考の面接では、商社パーソンにとって欠かせない「コミュニケーション能力の高さ」や「頭の回転の早さ」が厳しく測られています。突飛な質問に臨機応変な対応をしたり、ケース面接で高い思考力を示したりすることも求められています。

面接やテストの経験があまりないのであれば、まずは他業界の秋冬インターンに応募して面接やインターンの経験を積む、SPIやC-GAB、玉手箱のテスト勉強を早い段階で仕上げるなど、基礎を固めて「就活レベル」を向上させましょう。
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なお時点で面接慣れ・テスト慣れしている方は、セミナー参加やOB/OG訪問など、総合商社の企業研究に焦点を定めるのがおすすめです。

③どの時期までに何の能力を身につけておくか決める

先述の通り、総合商社の本選考ではテストや面接における高いパフォーマンスが求められます。
自分で「何を」「いつまでに」「どのレベルまで」仕上げるのかデッドラインを設けて取り組むことで、長丁場の商社就活を制することができるでしょう。

総合商社のテストはハイレベルの対策が必要

テスト（SPI、C-GAB、玉手箱）は書類選考の始まる3月には正答率・スピードともに仕上げることが重要です。例年、住友商事・三菱商事はテストのみで書類選考の足切りを行います。

どんなにハイスペックな学生であっても、自信作のESを用意しても、テストの結果がふるわなければESすら読んでもらえず面接にすすめない恐れがあるということです。少なくとも1～2ヵ月をかけて仕上げることが必要です。

面接慣れしていないと厳しい！商社の面接

面接も、インターンと本選考では全く違う緊張感があります。また、人格が形成された経緯や幼少期の経験など、パーソナルな部分を深掘るような面接が行われます。
総合商社は面接開始が遅いぶん、それまでに他業界の本選考を受けて経験を積むことが大事です。

また、ケース面接の対策も行う必要があります。総合商社の選考に使われるケース面接は、外資コンサル・戦略コンサルの選考ほどロジックや細かい数値を問われず、アイデアベースで進めていく特殊なタイプといえます。
対策本でケース面接の基礎を学んだり、コンサル企業の選考でケース面接の経験を積んでおいたりするのがおすすめです。

TOEICの勉強は計画的に進めよう

近年は重視されないようですが、語学力や海外志向をアピールするのであればTOEICのハイスコアを取得することも欠かせません。

とはいえ、本選考が近くなるとTOEICに割ける時間はほぼないのが実情です。英語に不安のある人は、今からでもこつこつ対策する方がいいでしょう。

商社就活で企業理解は欠かせないステップ

忘れてはいけないのが企業理解を深めること。共通したビジネスモデルや商材をもつ総合商社においては、「どうしてうちを志望するのか？」という問いが頻出し、その回答に困ってしまう学生が多いです。

そのため、企業の理念や人の雰囲気を理解できるOB訪問やセミナーへの参加は重要度が高いと言われています。それぞれの企業の解像度を上げるのに役立つでしょう。

OB/OG訪問は評価されている場合もあるので、ある程度自分の中で企業理解が高まったタイミングですることをおすすめします。納得するまでOB/OG訪問の機会を得るためにも、逆算して企業研究しておきたいですね。

④他業界の就活と並行する

総合商社は選考開始・内定が遅いため、他業界の就活も戦略的に行う必要があります。

6月1日から面接がはじまり、内定がでるのは6月上旬から中旬にかけて。その時期にはほとんどの大手企業は選考を終えているので、万が一総合商社から一つも内定がもらえなかった場合、かなり厳しい状況になります。

選考の経験を積むためにも、納得したファーストキャリアに進むためにも、選考時期の早い外資系企業や、志望軸にあった日系企業の就活と並行するのが賢い商社就活です。

外資系投資銀行や外資系戦略コンサルの内定を持っていると、選考やインターン参加が優位に進む可能性があるとも言われています。

またメーカーや大手金融、デベロッパーは総合商社と併願する学生も多く、商社志望の学生に人気の業界です。

長期にわたって行われる商社就活だからこそ、余裕をもって他業界の選考対策も進められるはずです。

商社就活は長期戦！今何をすべきか考えて臨もう

本コラムで商社就活の進め方や、総合商社内定のために準備すべきことについて理解できたはずです。
あとは自分の実力の現在地を把握し、オリジナルスケジュールを立てて対策していくのみです！

夏以降から始めても1年弱と長期戦になる商社就活ですが、中だるみしないように他業界の選考を進めながら、主体的に企業研究を重ねることが重要です。

まずは秋・冬インターンの選考突破に向けて、今やるべきことに取り組んでみてください。