【3分選考対策】アーサー・ディ・リトルのインターン・ジョブ対策まとめ

2023/05/10

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目次

アーサー・ディ・リトルに内定する6つのポイント

こんにちは、外資就活 コンサルチームです。

今回は世界最古の名門コンサルティングファームであるアーサー・ディ・リトル・ジャパン(以下、ADL)に内定するための選考対策について、以下の6点と詳細な選考ごとの対策からお伝えします。

・ES:わかりやすさが必要
・WEBテスト(玉手箱):油断せずに失点を減らす
・筆記ケース:戦略をストーリー立てて言語化
・一次面接:質の高い回答を素早く
・インターン:粘り強い思考体力をアピールできるか
・面接(複数回):ADLとの相性を確認するための選考

(本記事は23卒向け夏インターンの選考情報を基に作成しました。)

2025卒ADLの夏インターンの募集要項

2025卒のADLの夏インターンの募集要項は以下の通りです。
一次〆切:2023年5月16日(火) 23:59まで
最終〆切:2023年5月31日(水) 23:59まで
開催日程:2023年8月21日(月) ~23日(水)、2023年9月6日(水)~8日(金) のいずれか(3日間×2ターム)

選考フロー


ADLの選考フローは上記の通りです。
以下で詳しく解説したいと思います。

ES:わかりやすさが必要

選考内容
・設問内容:
学生時代に一番力を入れて取り組んだことと、そこから学んだことは何かを記述ください。(300文字)
・結果通知方法:1週間以内にマイページにて通知

わかりやすさが必要

ESでは「わかりやすさ」に気を付けて書いてみてください。

結論ファーストで分かりやすさを出す
ES共通の重要なこととして「結論ファーストに書く」というポイントがあります。
ADLも多忙なコンサルタントがESに目を通すため、開始1文で何を言いたいのかわかりやすい内容の文章を書きましょう。

また、「何を学んだか」については、ADLのカルチャーにマッチしていることをアピールしましょう。ADLの企業文化の根幹をなす要素として

・フラットな組織構造
・チームワークを重視したコンサルティングスタイル
・仲間としての結束力を持つ雰囲気

が採用情報サイトに挙げられています。そのため、こうした点を意識して書くと良いでしょう。

通過者感想例:
・簡潔に分かりやすく書くことを意識した
・コンサルタントにふさわしそうな適性(思考力、リーダーシップ)をアピールできるような内容を書いた

WEBテスト(玉手箱):油断せず失点を減らす

選考内容
・出題内容:玉手箱(言語25分/52問、計数35分/40問、パーソナリティ60問)
・ボーダー:8~9割程度
・結果通知方法:1週間以内にマイページにて通知

一般的な対策で通過は可能だが油断は禁物

23卒の選考では玉手箱が使用されました。出題形式は一般的なものであるため、問題集を解いたり、他企業の選考を通じて練習をしたりすることが対策として有効です。

通過者感想例:
・正答率は9割ほど取れていれば問題なく通過したように感じる。
・数を重ねて問題方式に慣れる

筆記ケース:戦略をストーリー立てて言語化

選考内容
・出題内容:特定の業界・企業の成長戦略を提案
・選考時間:45分
・字数:800字以内
・結果通知方法:1週間以内にマイページにて通知

戦略をストーリー立てて言語化

ADLではWEBテスト通過者に対し、筆記ケースが課されます。
時間と字数に制限が課されるケース選考はADL特有のものなので、十分に対策して本番に臨みましょう。

22・23卒対象の選考では以下のような問題が課されました。
・日本国内のカーディーラー業界大手の5年後の売上成長戦略
・ホテル業界最大手の5年間の成長戦略
・コンビニ最大手の5年後の成長戦略
・紳士服業界の企業の5年後成長戦略
など

対策方法としては、普段のケース練習あるのみ です。自身で予想問題を作りやすいので、友人と出題・添削し合って本番の雰囲気に慣れておくことも効果的でしょう。

通過者感想例:
・普段からケース対策をしていれば十分対応可能
・意外と読み手に伝えるのは難しい

一次面接:質の高い回答を素早く

選考内容
・選考形式:学生1人に対して面接官1人(オンライン)
・選考内容:ESや筆記ケースの内容の深掘り
・選考時間:30分程度
・結果通知方法:1週間以内にマイページにて通知

質の高い回答を素早く

雰囲気は比較的穏やかですが、鋭い質問が飛んできます。
質問に対する回答の質とスピードを共に要求されるので、自分の施策に具体性や実現可能性を持たせる数値・データの用意や、ESを読み返しは最低限必要です。

2023卒対象の選考でされた質問は以下の通りです。
【ガクチカ深掘り】
・ガクチカから学んだことは戦略コンサルタントとしてどのように活かせるか?
・なぜその研究をしているのか
【筆記ケース深掘り】
・なぜその論点か?
・他にはないか?
・新規事業を行うとすればどうするか?
・自分が出した結論の問題点は?
など

ADLでは他ファームに比べて 新規事業系の質問 をよくされるので、日頃からクライアントの強み等について考える練習をしておくと活きる可能性があります。

通過者感想例:
・面接官の方は落ち着いていて優しい印象を受けたが、難易度は相応に高かった
・合否を分けるポイントは、質問に対する回答の質・スピードであるように感じた

インターン:粘り強い思考体力をアピールできるか

選考内容
・期間:3日間
・人数:20人程度
・テーマ:「株式会社トーモクの10年後に向けた国内新規事業戦略の策定」
・インターンの概要:

[全体の流れ]
会社説明→お題発表・ワークの進め方に関するレクチャー→ワーク→最終プレゼン→質疑応答→FBタイム→トークセッション→懇親会ディナー

[グループワークについて]
各班2,3人でお題に取り組む
IR等の基本的資料のみの配布のため、自身でリサーチする必要がある
メンターに進捗を発表し、もう少し検討すべき点や議論の穴などを指摘してもらえる機会が毎日設定されている

[最終発表について]
最終日午前までにプレゼン資料含めたワークが終了し、最終発表ではスライドにて策定した戦略を発表する
順位などはつかない

[ランチについて]
最終日以外は昼食の際に座談会が設定されており、若手のコンサルタントの方にADLについての話を聞くことができる

・結果通知方法:2週間以内にマイページにて通知

粘り強い思考体力をアピールできるか

ADLのジョブでは「議論をリードする力があるか」が通過に重要なポイントになっています。

というのも、ADLのジョブは他ファームに比べて1チームの人数が圧倒的に少ないからです。内定者の話にあるように、 ちゃんとオーナーシップを持って議論を進めることが重要 であり、議論を1人で引っ張る力がより要求されます。

社員もワークを見ているので、 ぜひ「1人でも議論を前に進められる人だな」と思わせられるような行動 を心掛けましょう。

通過者感想例:
・1グループの人数がかなり少ないため、ちゃんとオーナーシップを持って議論を進めることも重要だと思う
・技術系の案件が多いという特殊なファームであり、理系の大学院出身の方が多いことは事前に知っていたのだが、社員の方同士の雰囲気にこのような背景が強く出ていると感じた
・メンターとのレビュー・最終プレゼンにおいて、回答の質・スピードを意識した

面接(複数回):ADLとの相性を確認するための選考

選考内容
・社員、学生の人数:学生1人:社員2~3人
・時間:2時間~2時間30分
・内容:マネージャー〜プリンシパルクラスのコンサルタントと面接を行う
・質問内容:志望動機、ESの内容について、研究内容、ケース問題、フェルミ推定など
・結果通知方法:1週間以内にマイページにて通知

他ファームに流れないADLだけの志望理由があるか

この複数回行われる面接ではADLとの相性や志望度の高さが強く問われます。 インターン・ジョブで既に能力面での評価はされているため、ここからは「本当にADLに来る人なのか」といった点を評価しているためです。

そのため、ESに書いた志望動機に加えて、「なぜ他のファームではなくADLに入りたいのか」という理由を考えておく必要があります。

文系学生には個々人で考える必要があり難易度はより高いですが、 理系学生なら「日本のトップクラスのメーカーに対してのコンサルティングを行い、ビジネス面からの付加価値の提供が出来るから」などがその一例として言える でしょう。

通過者感想例:
・かなりカルチャーフィットを見ているように感じた
・ADLが求める人物像に整合させるため、人物面接対策は必須
・ジョブにおいて様々なシーンで説明があるのでメモを取っておくと良い

内定者の情報

・内定者数:10人程度
・学歴:東大など(理系が半数以上)

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