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戦略コンサル内定者が語る「インターン・ジョブ対策の極意」(2)~ジョブで高評価を得た内定者が行った対策とは?~

はじめに

こんにちは、外資就活 コンサルチームです。

このシリーズでは、内定者への取材内容を基に戦略コンサルのジョブ選考対策を解説します。

第1回では戦略コンサルにおけるジョブ選考の位置づけや高評価を得る人の特徴についてお伝えしました。第2回の今回は最もスタンダードな形式である3daysジョブを想定し、以下の作業プロセスでどう立ち回るとよいかをお伝えします。

・【STEP1】現状分析フェーズ
・【STEP2】仮説構築
・【STEP3】仮説検証
・【STEP4】仮説修正・再検証
・【STEP5】プレゼン
・懇親会

ジョブの流れについては第1回の戦略コンサル内定者が語る「インターン・ジョブ対策の極意」(1)~ジョブ内定への3つの秘訣とは~で解説しています。まだ読んでいない方は、ぜひそちらも併せてお読みください。

STEP1:現状分析

簡単なフレームワークは引き続き役立つ

コンサル志望者であれば、ケース面接対策を通じて基本的なフレームワークは押さえているのではないでしょうか。それらのフレームワークは引き続きジョブでも役立ちます。

具体的には、多くのケースにおいて現状分析では3C分析(自社・顧客・競合)が有効です。自社や市場の情報については多くの場合資料が与えられるのでそれに沿って進めることになります。

ただし、調べていくと全てがフレームワークに当てはまることはほとんどありません。コンサルタントが最終的な解に辿り着くには「自分で考える」ことが多々求められるのです。その際にはフレームワークに固執せずに論理を組み立て考えてみましょう。

業界の基本情報をインプットする

ビジネスの成功に必要な条件は業界によって変わってきます。例えば固定費が大きいホテルなどのビジネスは、固定費を回収するために客単価に加えて稼働率を上げることが重要になってきます。市場分析においては単にシェアや金額の規模だけではなく、個々のビジネスについての収益構造も認識しておきましょう。

そして現状分析で見つかった問題点から、それに対する打ち手の仮説を構築しましょう。

内定者のTips
・検討している事業の市場成長率が高いか低いかは早く見極めよう
・競合の視点が抜けてしまうことが多くあるので注意しよう
・前提として目標設定の「規模」と「時間軸」を明確に定めよう(例えば、5年後と10年後では、市場環境の変化により取れる戦略がかなり変わってしまいます)

【STEP2】仮説構築:論点に分解しよう

ファクトに基づいていくつかの仮説を立てる

現状分析が済んだら、次は現状分析から明らかになった

・問題点の仮説と
・問題点を解決する改善策の仮説

を立てましょう。

仮説を立てる際には現状分析から飛躍せず、必ず事実に基づいた仮説を立てることを心がけましょう。憶測や想像で立てた仮説は、後で「ファクトあるの?」とメンターやプレゼンの際にまず突っ込まれてしまいます。

もし「まだ情報が足りず、仮説が出せない」と判断した場合は、もう少し現状分析を深める作業に戻りましょう。焦る気持ちもあると思いますが、まずは良い仮説を出すことが良いアウトプットを出す最短距離になります。

論点に分解する

構築した仮説について、それぞれに対して仮説の裏付けに繋がる「論点」に分解しましょう。

・「ここが問題点である」という仮説が真であると立証するには、何をリサーチすればよいか?
・「この問題点はこの改善策で解決できる」という仮説が真であると立証するには、何をリサーチすればよいか?

また、この作業は調査すべきことに加えて後に作成するスライドの構成の明確化にも繋がります。

仮説を論点に分解した後はそれぞれの論点をチーム内で分担することで効率よく作業を進められます。

内定者のTips
・仮説が正しい場合に何が言えるのかを想定してから始めよう
・論点分解の細かさは人数次第で柔軟に変えよう

【STEP2.5】空スライドを作ろう

ここで、一旦空スライドを作ってみるといいでしょう。

あまり聞きなれないかもしれませんが、空スライドとは詳細なグラフや説明書きを省いたスライドのことです。

通常のスライド

空スライド

ざっくりとしたイメージだけでも良いのでこれらを早い段階で作っておくと仮説のストーリーが聞き手に伝わりやすいか、ある程度の納得感があるか、という点をチーム内で確認することができます。

また、最終日に0からスライドを作成しようとすると時間がなくて完成度が下がるだけでなく聞き手に伝わりにくいものになってしまいます。それを防ぐためにも早い段階で空スライドを作っておきましょう。

内定者のTips
・全員でストーリーのイメージが共有できたのでその後のワークがスムーズに進んだ
・最終日に0からスライドを作っていたら終わっていなかった

【STEP3】仮説検証 ~デスクリサーチだけでなく、地道に足も使え~

今度は、構築した仮説が実現可能か、また期待通りの効果を上げることができるかどうかを検証する「仮説検証」のステップです。

仮説検証の方法には様々な方法があります。

【代表的な調査方法例】
・統計データを探す
・実際に現場に行ってみる
・友人や知人の協力を得て、想定顧客からのアンケートデータを回収する(=定量調査)
・想定顧客に電話・skype・対面などで詳しい意見をヒアリングする(=定性調査)
・立案予定の施策の類似事例・成功事例を調べる

特に気を付けるべきは、「デスクリサーチだけに頼りきらず、地道に足も使え」ということです。

シンクタンクのレポートや省庁の統計データの調査でも有効な結果が出てくる場合もありますが、ネット上に十分なデータが出回っていることばかりではないからです。

もし十分なデータがない場合には、実際に現場に行ってみたり、友人にアンケートに協力してもらうのもいいでしょう。

実際のコンサルティングプロジェクトでも、地道な現場調査・定性調査・定量調査が突破口になります。百聞は一見に如かずということです。

内定者のTips
・店舗に行って調査をしていたグループの評価は高かった
・SNSなどを使い想定顧客にアンケートを実施し、ニーズがあることを事実で裏付けた

【STEP4】仮説の修正・再検証

実は、最初の仮説検証の段階で完璧な仮説が出てくることはほぼありません。予想と異なるデータが見つかったり、メンターに厳しいダメ出しを受けることがほとんどです。

しかし、安心してください。内定者たちも同じ道を通ってきています。仮説に穴があった場合は指摘を柔軟に受け入れて、仮説を修正しましょう。仮説を修正したら、再度検証をします。良い仮説を作るためにはこの仮説の修正・再検証のステップを愚直に何度も繰り返しましょう。

内定者のTips
・メンターに何度も議論を仕掛けたことで仮説の質が上がった
・筋の悪い仮説に固執せずに柔軟に改善できたのが良かった

【STEP4.5】プレゼン準備

発表の内容が決まったら、次はプレゼンの準備です。

スライド作りでは体裁よりも論理・ストーリーの一貫性を意識しよう

プレゼン資料はシンプルに作りましょう。

そもそも手の込んだスライドを作る時間はありませんし、多くのファームでジョブの発表において大事なのは資料の見栄えではなく受け手への伝わりやすさです。論理的に飛躍や穴がないかや、ストーリーとして伝わりやすい順になっているかどうかを確認しながら準備しましょう。

質問を想定しておこう

質疑応答の時間に飛んできそうな質問を想定しておきましょう。数値計算の段階でフェルミ推定をしている場合は、別の方法で計算してみてざっくり数値が合うかどうかを検算してみましょう。

また、別の業界で類似の事例がある場合にはそれらを調べてみてもよいでしょう。

<プレゼンで受ける質問の例>
・なんでその策に絞ったの?
・現状その策ができていない理由は何?
・その数字はどうやって求めたの?

【STEP5】プレゼン:「論破」ではなく「議論」の場と心得よ

全員に聞き取りやすいように、はっきりと話そう

プレゼンでは多くの情報量を話そうとするあまり早口になって聞き取りにくくなってしまいがちです。

しかし発表の時間でジョブの期間中行った事を詳しく話す必要はありません。結論と理由を端的に話せばよいのです。当たり前の話ではありますが、相手の反応を見ながらはっきり、分かりやすく簡潔に話すことを心掛けましょう。

質疑応答は「最後の議論の場」

シニアメンバーの前でのプレゼンが終わると質疑応答の時間が来ます。質疑応答では厳しい質問が飛んできます。

その際無理に論破しようとするのはNGです。成果物の足りないところは素直に認めて補う姿勢が大事になります。

なぜなら、与えられた課題は学生が数日間で答えを出せるものではないということは社員も分かっているからです。むしろ3日間で全く隙の無いアウトプットが出せる学生がいるわけがないのです。

そのため、至らなかった点は素直に認めて、その上でどのようなことが考えられるのかを提示することで素直さと思考の柔軟性をアピールしましょう。

内定者のTips
・長い質問をされたときも、ポイントごとに簡潔に答えよう
・緊張して早口になりがちだけど、はきはきとしゃべろう

懇親会:社員とたくさん話そう

ハードなジョブが終わると懇親会になります。

懇親会にはジョブの評価に参加していた社員だけでなく、若い社員を中心に多くの社員が来ることが多いです。そのため社員のバックグラウンドから私生活のこと、ワークライフバランス、職場での人間関係までざっくばらんなことを聞く貴重な機会ですのでその機会を利用して積極的に話しかけましょう。

ただし、ほとんどのファームの場合この懇親会は選考には関係ないと言っていますが、ジョブの解放感からあまりに振る舞いが乱れてしまうと評価に影響する可能性がありますので最低限の大人な振る舞いをするように心がけましょう。

ジョブ体験記

ある戦略コンサル内定者に実際のジョブがどのように進んだのか、その流れや雰囲気も合わせて聞いてみました。

ワーク
日数:3日間
お題:とある小売業界の企業に対する新規事業の提案

1日目

活動時間:9時~20時
①企業の分析、その企業の商品の市場分析をする
②仮説を立て、施策を考える
メンターとのMTG
③ストーリーを考え空スライドを作る
④考えた施策の検証をする

ー初日の内容を具体的に教えてください。

「あまりなじみがない企業だったため、分析により時間がかかってしまいました。まずは企業のIR情報を見て、
・競合はどこなのか、シェアはどのくらいか
・どの商品が強いのか
・ここ数年の経営方針はどのようなものか
などを分析しました。

そのあと、その業界全体の市場規模はどうなるのか、これからユーザーの志向はどのように変わっていくのか、仮説を立てました。

その結果、昨今、モノは「所有」から「共有」する方向に移り変わりつつあると考え、商品の一部をシェアする事業施策を打ち出すことに決まりました。それと同時に班員が空スライドを作ってくれたため、早期から班員全員とイメージの共有ができ、議論をスムーズに進めることができて良かったです。また、ストーリーを考えスライドに落としておくことは、その後、スケジュールを立てる際にも役立ちました。

施策の検証段階に入ると、親や友達、ジョブの様子を見に来てくださっていた社員の方々にヒアリングをし、そこで得た情報をもとにシェアする商品や期間、料金等を考えました。

この日の夜、メンターミーティングで「ビジネスは時間との勝負だから、スケジュールの管理をしっかりしましょう」と言われました。そのため、スケジュールを全員で共有できるように、ホワイトボードにToDoリストを時間軸に沿って書き、時間通りにタスクをこなしていくようにするなどの工夫をしました。予定通りに行かなかったときは、その都度どこでカバーするか話し合って調整していました。

2日目

活動時間:9時~21時+α
⑤実地調査
メンターとのMTG
⑦調査で分かったことから施策の修正をする
⑧スライドを埋める

ー実地調査をした理由とその効果を教えてください。

「オンラインの情報や知り合いから聞いた情報では足りなかったため、実際に店舗へ足を運び、お客さんと話して施策についてどう思うか、またどんなサービスだったら利用したいかをヒアリングしました。他にも、店舗の様子やお客さんがどのように来店されているか等もチェックしました。その結果、モノをシェアすることに対しての不安に対応しなければならないこと、料金の修正をすべきことがわかりました。さらに、店舗の様子や来店方法を見て得たデータをもとにそのサービスを全国展開するかについて議論ができました。」

ーそう聞くとかなり順調で、21時には終わっていそうだと思ったのですが、+αの時間をとることになった理由は何ですか?

「夕方頃に社員さんから施策についてかなりのダメ出しをされたためです。ここで案を修正するか、新しい施策を考えるかを検討する時間を取ったため、終了予定だった21時をオーバーしてしまいました。個人的には、このタイミングなら、とにかく終わらせる事を優先し、新しい施策を考えるより修正を加える方向でワークに取り組んだ方が良かった と思います。」

3日目

活動時間:9時~18時+懇親会
⑧スライドを埋める
⑨発表の準備
⑩発表
最終FB(グループ、個別)

ー最終日の振り返りと、ジョブを終えてみてメンターに言われたことなどを教えてください。

「前日のタイムロスが響き、朝から資料の修正や付け足しをしていたため、質問の予想と回答を考えておく時間が取れませんでした。3日間という短い間に作り上げたアウトプットであること、分析不足や考えが至らない部分も多いと思っていたので、質疑応答では、その場で答えを作りだそうとせず素直に答えるようにしました

最終FBでは、やはり2日目の夕方以降の時間の使い方を指摘されました。しかし、どの班よりジョブを楽しんでいるように見えたことや、お互いの欠点をカバーし合えていたところは非常に良かったと言っていただけました。」

以上、内定者の体験談でした。

空スライドを作る、自分たちで調査をするなど、このコラムでも推奨した事例を利用して、工夫してジョブを進めたことが伝わってきましたね。そしてそういった工夫が、実際にどのように役立ったのかも分かったと思います。

初めてジョブに参加するとなると、その内容をイメージしづらいこともあるでしょう。
このコラムをただ読むだけでなく、自分の頭の中で「〇〇社の新規事業を考える」、「〇〇企業の経営戦略を考える」などの実践を最初から最後まで一通りやってみると、紹介したことがより一層頭の中に入ってくると思います。

【おまけ】徹夜をするべきか否か

ジョブは時間が限られているので睡眠時間を削って時間を確保したい気持ちにもなります。しかし、なんと今回取材した内定者はだれも徹夜をしていませんでした。

なぜなら、前編の記事でもお話ししてきた通り、ジョブでは思考の質を維持しなければならないからです。徹夜をした経験のある方ならお分かりになると思いますが、睡眠時間が短くなればなるほど判断力は鈍ります。

というわけで徹夜はせず、睡眠時間はしっかり確保してジョブに臨みましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

コンサルティングファームのジョブ選考は短期間で難しい課題を解かなければなりません。そのため難易度が高く、精神的にも肉体的にもハードである一方大きな成長を遂げることができます。

ぜひこの記事を読んでジョブ選考を通過しましょう!

また、第1回の戦略コンサル内定者が語る「インターン・ジョブ対策の極意」(1)~ジョブ内定への3つの秘訣とは~をお読みでない方はそちらも併せてご覧ください。

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