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【保存版】「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」の発見・整理・伝達方法【例文付き】

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こんにちは、外資就活 編集部です。

多くの企業のESでは、「志望動機」や「学生時代に頑張ったこと」についての設問が課されています。これらの深掘りはその後の面接でも行われるため、ESを書く段階から説得力のある回答を作成することが求められます。

「志望動機」に関しては、多くの学生がその重要性を認識しており、各企業ごとに入念な準備を行い、ES執筆や面接に臨んでいます。

一方、「学生時代に頑張ったこと」(通称「ガクチカ」)に関しては、準備や伝え方に改善の余地がある学生が多いです。たとえどんなに素晴らしい経験をしていようと、企業にうまく伝えることができず、理解されなければ落とされてしまうでしょう。

当コラムでは、この「学生時代に頑張ったこと」について発見・整理・伝達の3ステップに分けて解説します。「これといったガクチカがない!」と悩んでいる方、ESでのガクチカの書き方がよくわからないという方にとって必見の内容です。

なお、以下のガクチカ虎の巻シリーズでは、エピソード別に「学生時代に頑張ったこと」を書く際のポイントを解説しております。ぜひこちらも併せてご覧ください。

「学生時代に頑張ったこと」で、採用要件を満たす人物だと伝える

まず初めに「学生時代に頑張ったこと」に求められる役割を確認しましょう。求められる役割とは、言い換えれば「それを通して企業にどういった情報を伝えればいいのか」ということです。

「学生時代に頑張ったこと」に限らず、企業が学生に課しているもの(ESの設問やGDのテーマ、面接での質問など)には必ず意図があります。その意図を読み取り、それに沿うような立ち振る舞いをした方が、効率的に就活を進められます。

「学生時代に頑張ったこと」を通して企業が見たいのは、「入社後に活躍してくれる人材かどうか」です。そして多くの企業はその人材の判断項目を採用要件に落とし込んでいます。

つまり入社後に活躍できる(=採用要件を満たしている)と企業に伝えるのが「学生時代に頑張ったこと」に求められる役割です。逆に、どんなに素晴らしい経験があろうとも、企業が求めている人物像からズレていては意味がありません。

例えば「協調性」を求めている企業に対しては、小さなことであろうと協調して行動した経験を書くべきであり、たとえオリンピックで優勝していようと、個人主義で成し遂げたのであれば、その経験に意味はありません。

ちなみにこの「学生時代に頑張ったこと」は高校や中学時代の取り組みでも問題ありません。しかし、人は常に成長し変化するものですし、「直近の経験を聞きたい」と思う企業は一定数存在するので、大学時代の経験も準備しておいたほうが無難です。

発見:「凄いこと」を成し遂げている必要はない

多くの学生は「ESに書けるような凄いことなんてやってない」「私には何も書くことがない」と思い込んでいることでしょう。

確かに就活をしていると、様々な「凄いこと」を成し遂げている学生に出会います。「起業して会社を経営している」「企業での長期インターンで成果を出した」「部活動で全国大会に出た」など、挙げればキリがありません。

ですが、決して「凄いこと」である必要はないのです。

前述のように、企業が知りたいのは「入社後に活躍してくれる人材かどうか」つまり「自社の採用要件を満たしているかどうか」です。採用要件に沿ったエピソードになっていればバイトやサークル、ゼミ……なんでもかまいません。

また、再現性も大事です。「部活動で全国1位になった」としても、その1位になれた理由が「一流のコーチの指導に従っていたから」の場合では意味がありません。

なぜなら、コーチがいない入社後の環境では活躍できるかわからないからです。あくまでも「学生時代に頑張ったこと」で発揮した強みや得た経験が、入社後に活かせるものでなくてはならないのです。

採用要件に沿ったエピソードであり、かつ再現性が高いもの、これらを満たす「学生時代に頑張ったこと」を探しましょう。

発見のコツとしては、どんなに小さくてもいいので、自分の意志での行動を探してみることです。自分がやりたくてやったことであれば、そこに何かしらの工夫や努力が生まれているはずですし、再現性も担保されやすいです。

まずはどんな小さなことでもいいので、一つ一つの経験を書きだすところから始めましょう。タネを発見したら、後述のフレームワークを用いて整理し、ブラッシュアップしていきましょう。

整理:「学生時代頑張ったこと」を構造化するフレームワーク

「学生時代に頑張ったこと」を発見したら、次にその経験を構造化しましょう。構造化をして整理すると、相手に伝わりやすくなるほか、自身の経験の深掘りにもなります。

①何をやったのか

まずは結論ファーストで自分がいったい何をやったのかを明確にします。これをしておくと、「途中でなにか違う内容まで盛り込んでしまう」ということを防げますし、面接で「端的に教えて」と質問された際に役立ちます。

ESや面接において、最初の掴みは大切です。自分の頑張ったことを端的にかつ魅力的に伝えなければなりません。数字や固有名詞を用いて興味を持たせることを意識してください。

例えば、「チームをまとめた」といった文章を最初に持ってきてしまいがちですが、「個人主義でバラバラだったチームの団結力を高め、初戦敗退から県大会ベスト8に導いた」といった具体的な成果を盛り込むようにしましょう。

②前提情報

あなたの「学生時代に頑張ったこと」を理解するうえで必要な前提情報を出しましょう。自分の所属や立場といった背景知識です。この情報がないと、唐突にあなたのエピソードが始まることになります。

ただ注意すべきなのは、いらない情報まで盛り込まないことです。あくまでも、自分のエピソードを相手が理解するために必要最低限の情報のみを書き、伝えるべきです。

③どれだけ困難な状況だったのか

「頑張ったこと」を成し遂げるのがどれだけ困難な状況だったのかを示すことで、入社後も高いレベルで活躍できるとアピールできます。

成し遂げたことの困難さは、採用要件をどれだけ満たしているかに関わります。同じ「主体性」をアピールしたとしても、受動的な人に囲まれながらも主体性を発揮した場合と主体的な人に囲まれた状態で動き出した場合では、発揮した主体性の度合いが違います。

自分がより高いレベルで採用要件を満たしているとアピールするためにも、成し遂げたことの難易度が高いのであれば、それをしっかりと示すべきです。

④なぜ解決しようと思ったのか

困難な状況でなぜその解決へ向けて動き出したのかは、多くの就活生が見落としがちな要素です。しかし、企業からすると非常に重要なものになります。

その学生に能力を発揮してもらうために、「どのような要素を揃えればいいのか」「どういった環境に置けばいいのか」ということは人事担当として最重要課題です。だからこそ企業は頑張れる理由=モチベーションの源泉を重視しています。

また、企業としては自分で動いてくれる人の方が教育コストがかからずに済むため、基本的に「何かしらの課題感をもって主体的に行動した」という理由の方が好まれる傾向にあります。

⑤課題の特定

就活初期の段階で最も抜けがちな視点が課題の特定です。

「〇〇な状況に対し、△△をやりました」といったESが散見されますが、これでは偶然うまくいった可能性があり、その経験には再現性が欠けます。

社会人になってから学生時代と全く同じ困難に直面する可能性は低いため、「この時しか役に立たない」ような経験は意味がありません。きちんと「活かせる」経験である必要があります。

正確に課題を特定し、その課題を解決するために行動を起こしたのであれば、ビジネスシーンにおいても同様に課題を特定し、行動を起こせるだろうと感じることができます。「活かせる」経験であることを示すためにも、自分なりの課題分析を伝え、再現性を担保しましょう。

⑥どのような行動を起こしたのか

⑤で特定した課題に対し、どのような行動を起こしたのかを具体的に示しましょう。

ここで大事なのは「自分が」やった行動を示すことです。「チームで練習を頑張りました」などチームで達成したことに関する記述が散見されますが、その中で自分がいったい何を成し遂げたのかを書く必要があります。

⑦行動に対する成果

⑥の行動によってどのような変化を起こしたのか、その成果を示します。

成果を示す際は、定性的なものだけでなく、なるべく数字で定量的に示したほうが良いです。その方が具体的に伝わりますし、説得力も高まります。

また、定量・定性の両面から示すと、③において示した最初の状況から、どれだけ差分を生み出せたのかを分かりやすく伝えることができます。

⑧得た学びなど

この経験を経て得た学びや知見も整理しておきましょう。それを伝えることで自分が経験から学びを得て、成長する人材であると伝えられます。

新卒で入社する以上、学び、成長していくことが求められます。ポテンシャル採用という言葉に代表されるように、経験から学ぶ力はどの企業でも重要視されています。過去の経験を通して、入社後に活かせる学びを得たことを示しましょう。

またその得た学びや知見が企業の採用要件に沿うものであれば、なお良いです。

内定者の例文

上記のフレームワークに沿って、とある戦略コンサル内定者の「学生時代に頑張ったこと」を整理してみました。これはあくまで1つの事例にすぎませんが、参考までにご覧ください。

伝達:「会話のキャッチボール」と「打ち出すポイント」を意識する

冒頭においても述べたように「学生時代に頑張ったこと」はESや面接において毎回のように問われます。

どんなに良い経験をしていても、最終的に相手に伝えることができなければ意味がありません。その「伝達」に1番大切なのは会話のキャッチボールです。

上記のフレームワーク通りに整理できている場合、「学生時代に頑張ったこと」のストーリーに論理的な抜け漏れは発生しづらいはずです。ただし、それを伝える際には「相手が何を求めているのか」を読み取るように心がけましょう。

例えば、15分の集団面接などで「軽く経験を話して」と言われているにもかかわらず、上記の①~⑧を全て話していては「長い」と思われてしまいます。①に②~⑦の要素を軽く盛り込む程度の話が求められているはずです。

ESの字数や面接の時間、相手の雰囲気などから「①~⑧のどれを話すのか」「どれに重点を置いて話すのか」をその場その場で選択していきましょう。

また、1つの「学生時代に頑張ったこと」から複数のポイントをアピールできる場合が多いです。

例えば、上記の「チームを立て直した」エピソードであれば、「チームマネジメント」「協調性」「主体性」「積極性」「コミュニケーション力」など様々なアピールの仕方が考えられます。

その企業の採用基準を考えたうえで、「どのポイントを打ち出していくか」ということをしっかり考えてから、ESや面接に臨むようにしましょう。

雑記:嘘をつく、話を盛ることの是非

就活において「嘘をつく」「話を盛る」ことは日常茶飯事です。やらないほうが良いとわかっていても、内定を取るためにやってしまうのが本音だと思います。

世間では「話を盛って内定をとっても入社後につらい」「嘘をつかなきゃ行けないような企業に入るべきではない」と言われています。

しかし、個人的な意見ではありますが、就活という人生のかかった場面において、ある程度、嘘をついたり話を盛ったりするのは仕方がないと思います。そんな綺麗事を言っていられない学生も多いでしょう。

「嘘をつく」「話を盛る」ことには「それがバレる」というリスクが存在します。リスクがあるなかで実行しているのですし、ルール上問題ない行為であれば、基本的にやるやらないは個人の自由です。

ただ100%の嘘は絶対にお勧めしません。話を0から作り上げるとなると、どうしても現実感が薄れてしまいます。そこまでしてしまうとバレるリスクが非常に高いため、話を多少盛る程度に収めておいたほうが無難です。

とある企業の人事は「嘘をつくなら東野圭吾になるつもりで嘘をつききってくれ。そこまでいけばそれはそれで才能だし。」と言っていました。もしやるのであれば長編小説を書く作家になる覚悟をもってやりましょう。

「学生時代に頑張ったこと」を磨き、内定獲得へ近づこう

今回のコラムでは「学生時代に頑張ったこと」に関して、発見・整理・伝達の3ステップに分けて解説しました。

「学生時代に頑張ったこと」を入念に準備し正確に伝えることは、選考の結果に直結します。繰り返しブラッシュアップしましょう。

また、文中では志望企業の採用基準をもとに、打ち出すポイントをカスタマイズしていく、という方法をお伝えしました。しかし、「学生時代に本気で頑張ったことがあり、その経験が活きるような企業を探す」というプロセスの方が本当はスムーズなはずです。

こういった点に関しては、自己分析や志望動機に関するコラムで解説しているので、そちらもぜひご覧ください。

皆さんの就活の成功を祈っています。

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