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【事例付き】どんな企業でも通過するエントリーシート(ES)の書き方~7つのポイント~

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皆さんこんにちは!外資就活 コラムチームです。

エントリーシート(ES)提出が近くなると、学生たちがOB訪問などで先輩に助けを求める場面も増えてきます。

筆者もそうした時期には後輩の依頼や採用活動でエントリーシートに目を通すことがあるのですが、多くのエントリーシートを見るうちに、「どのようなエントリーシートが読みやすいか」「どのようなエントリーシートだと、内容が充実していたとしても落としたくなるか」といった点について筆者なりの考えが徐々にまとまってきました。

それを踏まえて、今回のコラムでは読みやすいエントリーシートを書くために気を付けるべきポイントをチェックリストにまとめてみました。
エントリーシートの提出前に、ぜひご活用いただければと思います。

エントリーシート(ES)の結果を左右する“文章力”

たくさんのエントリーシートに目を通していて、強く感じることがあります。
それは、「社会人として必要な『文章力』には非常に大きな個人差があり、それは大学のレベルやこれまでの経験とはあまり関係がない」ということです。

私個人の見解も含みますが、社会人として文章力があまりに低いエントリーシートを見ると、たとえ内容に多少目を引くところがあったとしても、全部読まずに落として次に進みたくなるものです。
これは意地悪で言っているわけではなく、多くのエントリーシートを評価しなければいけない中で、解読が必要なエントリーシートをじっくり読むような時間の余裕がないのです。

社会人として必要な文章力が低い文を悪文、そうでない文を良文とすると、エントリーシートの悪文に見られる問題点はエントリーシートの内容、すなわち質問に対する答えの良し悪しや面白さと関係なく存在しますから、悪文しか書けない状況はエントリーシートの評価において百害あって一利なしです。

初めて他人のエントリーシートやレポートを読んだ際は、「なぜこの人は大学生にもなって、これほど酷い文章を書いているのだろう」と感じたものですが、考えてみれば仕方がない面もあります。
高校までの学習において、文章の書き方を体系的に教えてくれるのは予備校が開く小論文の講座くらいのもので、多くの生徒は文章の書き方をろくに学ばずに卒業します。
一方大学生になると、教授陣は学生がそうした力を当然身に着けている前提で講義を進め、せいぜい半期1、2回のレポートを評価ついでに添削する程度。

結果として、一部のゼミ等でしか文章を書くトレーニングは行われず、同じ一流と呼ばれる大学の中でも、文章の読み書き経験が豊富でしっかりとした文章力を持つ学生と、小学生のような文章しか書けない学生の格差はどこまでも広がっていくのです。

では、文章力を磨く機会に恵まれなかった学生は、エントリーシート提出に向けて何に気をつければいいのでしょうか。
そのニーズに応えるのが本コラムの目的です。
(もちろん、文章力のある学生の整理・復習にもなります)

ちなみに、エントリーシートの文章は、文学的に格調高い「名文」である必要はありません。
伝える必要のある内容が与えられた字数に最大限詰め込まれていて、それが読者の頭に抵抗なく入ってくるような「良文」でさえあればいいのです。

忙しい社会人が30秒で投げ捨てたくなる悪文を、きちんと評価される良文に変えるために、以下のチェックリストを利用してください。

通過するエントリーシート(ES)を書く7つのコツとは?

1.聞かれた質問に正しく答える

• 「AとBを教えてください」と聞かれているのに、片方抜けていないか?

• 「Aを振り返って、Bを教えてください」と聞かれているのに、Aと全く関係のない内容を振り返ってBを書いてはいないか?

• 「Aを具体的に記述してください」と書かれているのに、抽象的な過程や結果ばかりを抽象的に書いて、具体的なエピソードが抜けていないか?
(特に「XXを良くしました/改善しました」は注意。誰にとってどのようなメリットが生まれたのか?まで書く)

2.結論ファーストで書く

• 「Aは何ですか」という問いなら、1文目を見ればAが何かがわかるか?(複数ある場合は段落分けしてもよい。例えば、「第1のAは…。第2のAは…」とするなど)

• 「Aと、そこから得られたBを教えてください」という問いなら、「Aについて語っている数文」と「Bについて語っている数文」が文章構成上くっきり分かれているか?また、それぞれの最初の1~2文でAとBが何かがわかるか?

• 「自由にアピールしてください」という問いについても、例えば「重要なことが2つあります。第1にA。第2にB。その他、…」のような、軸になる明確な構造があるか?

3.文章同士の関係を明白にする

• 高々1,000字程度の文章であれば、その構造は各文の関係を全て一言で説明できるシンプルなものになることが多いです。例えば「骨格(私の強みはAです。それを生かしてBをしました)」「具体化(Aを生かしたエピソードとしては…)」「理由(なぜなら…)」など。

• エピソードであれば時系列順や、「背景説明」→「発生した問題/課題」→「解決のアプローチ」→「解決策」→「結果」が構造にあたります。ただし起きたことをダラダラと明確な構造なく時系列に並べるのは、読みにくいのでお勧めしません。

• 上で説明した構造は、全て最終的には質問に対する回答としてまとまっているべきです。しかし、たまに回答からずれており、しかも前後とのつながりもよくわからないアピールを挟む人がいます。これが「浮いた文」です。
浮いた文やそれに近い文を全て削除するか、より関係の強い文章に置きかえるだけで、エントリーシートの中身は格段に充実します。

• 浮いた文のある記述の例。
「私が貴社の営業を志望する理由はAとBです。私は大学のラグビー部で努力し、活躍しました」
…冗談と思うかもしれませんが、こういった文章を書いてしまう方も本当にいます。

4.主語を明確にする

• 例えば、「~~~(長文)~~~と私は考えました」や「私は~~~(長文)~~~と考えました」というような文章を「私の考えでは、~~です」と書き換えるような工夫が、文章をより読みやすいものにします。

• 1文が長くなりそうな場合、原則として2文以上に分けて書いた方が読みやすいと思います。特に理由や状況説明は文章の外に切り出しやすいので、極力切り出して書きましょう。

5.主述の対応に気を付ける

• エントリーシートを添削していると、「私の強みは…が私の強みです」「私の強みは…な経験をしました」というような文章を書く人が時々います。文を書いているうちに自分がどうやって書き始めたかを忘れてしまうのかもしれませんが、これはきちんと推敲することにより防げます。

6.接続詞を正しく使う

• 順接・逆説・理由説明に入るときに正しい接続詞を使っているか。また、「しかし」「なぜなら」を使う場面がきちんと逆説や理由説明になっているかなど、一通り確認してください。
先に構造を作らず文章を書き始めた場合、1、2個の間違いは自然発生してしまうものです。

7.「社会人が使う日本語」で書く

• 難解な言葉や一部の人しか使わない言葉を利用するのはなるべく避け、どうしても必要なら簡単な説明を加えましょう。
英語・カタカナ語・かっこいい感じのする熟語等は、できれば避けたいところです(例:win-win、バリュー、身体化など)。

• 逆に語彙がひどく少なかったり、同級生に送るメールのような話し言葉で文章を書いたりするのも問題です。ただ、語彙についてはその人が今まで生きてきた中で文章を読んだ/書いた量で決まる面があり、いまさら短期間で強化することも難しいため、エントリーシートの文章表現に関する本などを参考に「社会人が使う日本語」へと機械的に置き換えるのが良いと思います。
(例:思う⇒考える、…が心配でしたが、⇒…という懸念がありましたが)

筆者がエントリーシート(ES)を書くときに意識していたポイント

以上のような点を意識して記述・修正した文とそうでない文では、全く同じ内容について書いた文章であっても読みやすさや伝わりやすさに大きな差が出ます。

最初から良文を書くための方法としては、「まず文章全体の骨格(回答を口頭で10秒説明するとしたらどうなるか)を先に作る」というのが有効かと思います。
参考までに、私が大学3年生の頃に行っていたエントリーシートの回答作成手順を以下にまとめておきます。

・ 聞かれた質問に対する答えを1~2文
(できれば口頭で10秒で説明できる量)で考える

・ その1~2文を、どの部分でどう膨らますかをイメージする
(例:理由説明、エピソード)

・ 膨らませる部分を数え、残された字数をどう配分するかイメージする
(例:説明すべき理由が2つあるので、詳細記述に1文ずつ足そう、など)

・ それぞれの部分についてネタを考える

・ 実際の回答を書き始める

エントリーシート(ES)のポイントをおさえて内定へ近づこう!

いかがでしょうか。
以上のような点を意識して記述・修正した文とそうでない文では、全く同じ内容について書いた文章であっても読みやすさや伝わりやすさに大きな差が出ます。
ESは面接の前段階で設けられていることが多く、ES選考を突破できないと自分の強みなどを直接アピールすることが叶いません。

「大まかな文章作成は大丈夫!」という方も、細かいところまで読みやすさにこだわってみてはどうでしょうか。
今回のコラムを参考に読みやすいエントリーシートを研究して、選考突破を目指してください!

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