【3分選考対策】ATカーニーのインターン・ジョブ対策まとめ

2023/05/13

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目次

ATカーニーに内定する3つのポイント

こんにちは、外資就活 コンサルチームです。

今回は代表的な戦略コンサルティングファームであるATカーニーに内定するための選考対策について、以下の3点と詳細な選考ごとの対策からお伝えします。

・個人でワークをやり通す力
・相手の意見を上手く取り入れる
・最後まで考え続ける姿勢

※ 本コラムの情報は外資就活会員限定コンテンツ「選考体験記」から抽出しています。

個人でワークをやり通す力

ATカーニーは ジョブ選考が完全な個人ワーク で行われます。チームで行うのであれば、自分が苦手な仕事はチームメイトに任せ、得意な仕事に注力すれば問題ありません。

しかし、個人ワークである以上、ワークの一連の作業を1人で全てこなす必要があります。課題の特定、仮説構築、仮説検証、資料作成、発表、質疑応答のどれが欠けてもいけません。

他のジョブなどにおけるグループワークを通して、ジョブ慣れをするとともに、自分の苦手な仕事を克服してからATカーニーのジョブに臨むことをお勧めします。

相手の意見を上手く取り入れる

ATカーニーがケース面接で出すお題は抽象的なものが多いです。そのため自分では完璧だと思っても、面接官とのディスカッション中に自分の考えに抜け漏れがあることに気づかされる可能性が高いです。

その際、 面接官が提示してきた考えを上手く取り入れ、より良いアウトプットを出す ことが求められます。そのためには思考の柔軟さが不可欠です。これはジョブにおいても同じで、コンサルタントのFBをいかに自分のアウトプットに活かせるかが見られています。常に柔軟さを持つよう気を付けてください。

「これが正解だ」ではなく「いろいろな考え方ができるはずだ」という意識で選考に臨むようにしてください。

最後まで考え続ける姿勢

とある内定者は「ジョブ3日目にして、内容を根本から変更する必要のあるフィードバックを受けた。徹夜で内容を修正し、最終プレゼンに臨んだところ、タフさや目標へのこだわりが高く評価された。」といっていました。

個人ワークという他者に責任を押し付けられない状況において、 逃げずに最後まで考え続ける姿勢 を見せるよう心がけましょう。

2025卒のATカーニーの夏インターン募集要項

2025卒のATカーニーの夏インターン募集要項は以下の通りです:

プレエントリー:2023年6月27日(火) 23:59 Web締切 ※外資就活ドットコム上の締切
開催場所:日本オフィス

【ATカーニーの募集はこちら】
Kearney サマーインターンシップのご案内

選考フロー

本記事では主に23卒の情報に基づいて説明していきます。

選考フローは上図の通りです。以下で詳しく解説したいと思います。

エントリーシート:論理的な文章を意識する

選考内容
・設問内容例:
【23卒】「のらぼう菜」に若者に受ける別名を付けてください(1,000字以内)
【24卒】幼馴染の俳優の里帆ちゃんが持つ10の癖のうち、直すべき癖2つを挙げてアドバイスをしてください(800字以内)
・結果通知方法:一週間以内にマイページ上で通知

論理的な文章を意識する

ATカーニーのエントリーシートでは 「論理的に文章を書けているか」 に気をつけましょう。

ATカーニーをはじめとする戦略コンサルティングファームでは、エントリーシートをあまり重視しない傾向にあります。ただし選考の途中でアイスブレイクのような形で、エントリーシートを確認される場合はあります。

いざエントリーシートを見られた際、論理性に欠けた文章だと、相手に悪印象を与えてしまう可能性があります。そういったことがないよう、論理的な文章を書くように心がけましょう。

設問が重めなので、早めに書き始めること

ATカーニーのエントリーシートは、例年設問が重ための内容になっています。他の戦略ファームでは見かけないような独創的なテーマであることに加え、字数が多いのが特徴です。

直前になってから慌てて書くと間に合わない可能性があるので、前々から準備を進め、できれば社会人に見てもらうなどするとよいでしょう。

通過者感想例:
・基本的には足切りだと考えていたため、最低限論理性に問題がない形で文字数いっぱいで提出した。
・回答の自由度は高いが、論理的思考力をしっかりとアピールする必要がある。

筆記試験:高難易度の筆記試験、解ける問題をしっかり解く

選考内容
・試験形式:独自形式(マーク式)、1問3点、不正解-1点、無回答は0点
・試験内容:暗号問題や判断推理の問題、英語などかなり幅広く地頭を問うような問題が出題される。
・時間:40分(17問)
・合格ボーダー:7割程度、満点だと落ちるので注意
・結果通知方法:テスト後1週間程度でメールにて連絡

解ける問題をしっかり解く

ATカーニーの筆記試験では 時間の使い方に気をつけましょう。

問題の難易度は他のファームに比べ格段に高いうえ、制限時間も十分とはいえないです。そのため、解けない問題に悩み、時間を使ってしまうと、解けたはずの問題も落としてしまいます。

最初に全ての問題を一通り見たうえで、解けそうな問題から始めましょう。

間違えると減点だが、3択まで絞れるなら回答するべき

ATカーニーの筆記試験では、正解すると3点、無回答は0点、不正解だと‐1点されてしまいます。そのため、自信のない問題に関しては、白紙で提出したほうが無難です。

ただ、確実に間違いであろう選択肢を消し、3択まで来たのであれば、期待値(※)が0を超えるため、回答した方がよいです。
※ 3 × 1/3 + (-1) × 2/3 = 1/3 > 0

通過者感想例:
・難易度はかなり高く、時間内に全て解き切るのは困難。入念な学習が必要
・公務員用の判断推理・数的推理をやっておくと考え方の基盤は作れる。
・理系学生であれば急ぎつつ回答すればなんとか間に合うレベルだと感じられた。

グループディスカッション:フレームワークにとらわれない思考力が見られる

選考内容
・形式:学生3~4人に対して社員1~2人がついて実施
・会場:オンライン
・時間:約1時間
・内容:メールで最初に資料が送付され、10~15分間の思考時間が与えられる。各自で発表した後、20分間ディスカッションをする。最後の20分間で面接官との質疑応答が行われる。
・テーマ例:
 ・宇宙食を浸透させるにはどうしたら良いか
 ・義務教育の柔軟性を高めるためのオンライン教育の導入に関する施策立案
・結果通知方法:実施後1週間程度でマイページにて通知

小手先のフレームワークは通用しない

ATカーニーでは、23卒からGDが実施されるようになったようです。ATカーニーのジョブが完全な個人ワークで行われるので、このGDが他の就活生とワークを行う唯一のプロセスということになります。議論を行う中で、一定の協調性とチームビルディング能力があることをアピールできると良いでしょう。

ATカーニーで出題されるGDのお題は、定型的なフレームワークでは解けないようなものになっています。いきなり教科書で学んだような式を当てはめにいくと、失敗する可能性が高いです。そのため、 自分自身の力で問題に対してどう立ち向かうかを工夫する必要があります。

GDの前には、各自で資料を読む時間が与えられます。この際に頭の中で構造化をしながら自分の意見を整理し、GDで話したい論点をまとめておくと、スムーズに議論を進めることができるでしょう。

通過者感想例:
・グループの雰囲気をコントロールしつつ、議論全体をドライブしていれば通過可能。
・常に先を見据えて検討すべき論点を提示し続けた。

1次面接:思考の筋道をしっかり意識する

選考内容
・形式:学生1人、社員1~2人のケース面接
・会場:オンライン
・時間:約1時間
・内容:メールで最初に問題が送付され、10~15分間の思考時間の後に発表、質疑応答を行った
・問題例:
 ・企業に対して強制的に「管理職に占める女性比率3割以上」の実現を求めることの是非を検討せよ。
 ・副業の是非を検討せよ。
・結果通知方法:1週間以内にマイページにて通知

自分なりに切り口を見つけて思考しよう

1次面接においても、個人での準備時間に10~15分程度の時間が与えられています。この時間で自分なりの結論を出すこともできるでしょうが、それだけではなくその後のディスカッションへ向けた思考の幅だしをしておくことをお勧めします。たとえ結論らしきものが出ても、 「本当にこれだけか」「ほかに考えるべき要素はないか」 という風に意図的に批判的な目線で考えてみましょう。

また「〇〇の定義はなにか」「依頼背景や目的は何か」といった点も意識して考えを進められているかということも、1つの評価ポイントになっているようです。こうした問題を解く上での前提となるような部分に関しても意識をしておくようにしましょう。

テーマが抽象系な問題であることから、ディスカッションでは反例も多数ぶつけられるようです。そこでひるまずに切り返す姿勢や、誘導に乗って建設的な議論を展開する姿勢なども見られるため、 自分自身の切り口で思考することを常に意識しましょう。

通過者感想例:
・答えがない難しいお題だが、面接官の問いに粘り強く答え続けていれば十分勝機はあると思う。
・アイデアベースにならないようあくまで論理的に答えることを常に意識し、その上で発散した意見をどう集約するかを考えた。

ジョブ:フィードバックを活かしきる

選考内容
・期間:4日間
・人数:10~15人程度(個人ワークなのでジョブは1人で行う)
・テーマ:具体的な企業を挙げてその企業の抱える課題を解決する。企業によってお題も様々で、毎回テーマは変わる。
・インターンの概要:全体でタームごとに10~15人ほどの参加者。個人ワークなのでグループには分けられない。
・タイムテーブル
 ・初日はカーニーの紹介や社長講演など。
 ・各日昼頃に社員紹介やプロジェクト紹介が行われ、フラットに質問する機会がある。
 ・各日午後にメンターとの壁打ちが1日1回用意される。
 ・夜の時間帯に同じ業界に取り組む学生同士で別の社員を含めディスカッションを行う。
・結果通知方法:実施後1週間程度で電話かメールにて連絡

壁打ちとディスカッションの時間を大切にする

ATカーニーのジョブでは フィードバックを活かしきるよう心がけましょう。

ATカーニーのジョブは個人ワークという特殊なものです。自分が考えたものに対して、壁打ちやディスカッションの時間が定期的に設けられており、コンサルタントからフィードバックをもらうことができます。これらの時間に受けたフィードバックをいかに活かせるかがカギになります。

有意義なフィードバックをもらうためには、自分の仮説を持っていくことが大切です。コンサルタントに意見を求める際は、「私は○○だと考えていますが、どう思いますか」というような聞き方ができるとよいでしょう。

また、最終プレゼンはその評価に大きなウェイトを占めると考えられます。わかりやすい伝え方などの基礎スキルはもちろんのこと、鋭い質問に対しても動じず冷静に対応できるよう、自分のアウトプットを高めておきましょう。

通過者感想例:
・就活コミュニティの有無に関わらず、これまでの厳しい選考を突破した思考力のある学生が揃っていた。
・最初の自己紹介でも個性を出すことを要求され、ジョブ後のFBでも個性について言及された。
・コンサルタントとの相談時間をいかに有効活用するかが重要なので、必ず仮説を持っていくよう心がけた。
・最終発表では初めて見る社員さんが入れ替わり立ち替わり聞きに来るので少し緊張する。

2次面接:気を抜かずに挑む

選考内容
・形式:学生1人、社員1人の一般面接
・時間:30分程度
・内容:キャリアビジョンや志望動機
・結果通知方法:その場で

ほぼ内定は確定しているが、油断は禁物

23卒では、ジョブの通過者に対して一般面接が実施されました。1次面接のようなケース面接ではなく、キャリアビジョンや志望動機など一般的な面接で問われる質問がなされたようです。

ジョブの時点で学生に対する評価は決まっており、ジョブ通過者にはほぼ内定が出るようですが、最後まで油断せずに挑みましょう。

通過者感想例:
・ネガティブチェックという位置づけであり、内定に関してはインターンシップまでで決まっていたように感じた。

内定者の情報

・内定者数:10~20人程度
・学歴:東大から早慶まで

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