投資銀行&FAS&総合商社 最低限押さえておきたいファイナンスの知識 第7部:証券化とストラクチャードファイナンス

投資銀行&FAS&総合商社 最低限押さえておきたいファイナンスの知識 第7部:証券化とストラクチャードファイナンス

2026/02/09

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単一の資産やリスクを扱う金融商品から、複数のリスク・複数の資産を組み合わせた大型金融商品の世界へ。
第7部で学ぶ資産証券化、CDO、CDSといった仕組み商品は、一見して高度に複雑に見えるかもしれません。しかし、その背景にある論理は、これまで学んだ金融理論の応用です。
商社が大型インフラプロジェクト、大規模M&A、またはファンド運営に関わる際、これらの証券化・構造化商品の知識は欠かせません。仕組みを理解することで、複雑な商品も怖くはなくなります。

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第18章:ストラクチャードファイナンスと証券化

⑲資産証券化の仕組みとメリット・デメリットは?

資産証券化(Securitization)は、企業や金融機関が保有する各種資産を裏付けとして有価証券を発行し、投資家に販売する金融手法です。この手法により、従来は流動性の低い資産を市場で取引可能な証券に転換できるため、資金調達手段の多様化と資本効率の向上を実現できます。

資産証券化の基本スキーム

1. 関係者の役割

オリジネーター(Originator): 証券化の対象となる資産の原保有者

  • 銀行(融資債権)
  • リース会社(リース債権)
  • 信販会社(割賦債権)
  • 事業会社(売掛債権、不動産等)

SPV(Special Purpose Vehicle)/SPC(特別目的会社): 証券化のために設立される倒産隔離された事業体

  • 資産の譲受け
  • 証券の発行
  • 投資家への利息・元本支払い

信用補完機関: 証券の信用力を向上させる機関

  • 保証会社
  • 保険会社
  • 銀行(流動性ファシリティ)

格付機関: 発行証券の信用格付けを実施

投資家: 証券化商品の購入者

  • 機関投資家
  • 銀行
  • 投資ファンド

2. 基本的な取引フロー

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