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意外と違う!?5大商社を3つの観点から比較!

はじめに

こんにちは。外資就活 商社チームです。

就活生の人気が非常に高い総合商社。三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅は五大商社と呼ばれ、特に存在感を放っています。

今回は、以下の3つの観点から各社の魅力をご紹介します。

 

①企業理念

②人

③強みとする事業

 

三菱商事

企業理念

三菱グループに共通する行動指針として、「所期奉公」「処事光明」「立業貿易」から成る「三綱領」を掲げています。

「所期奉公」は事業を通じた社会発展と地球環境の維持、

「処事光明」は公開性・透明性を守った健全な企業活動、

「立業貿易」はグローバルな事業展開を意味します。

一言でまとめるならば、「健全なビジネスを通じて国際社会貢献に従事せよ」といったところでしょうか。

総合商社を目指す学生が想定する”商社像”であり、5大商社の中で最もシンプルかつ分かりやすく示された理念であると言えます。

ちなみに、選考の過程で「三綱領」を用いた小論文を書く機会があります。「三綱領」の内容を暗記し、自分の生活や見聞きするニュースにどの綱領が当てはまるか常日頃から考えるようにしておくと良いです。面接やOB訪問の際も必ず役に立つので、おすすめです。

往年のトップである三菱商事。

手がけるビジネスの内容や規模は、政策に関わるものや外交に大きく影響するものも多数です。

中には自らを「半分国家公務員」だと言う社員の方もいるほど、国を背負っている責任感を強く持っているように見えます。

巷で”お堅い”と言われている原因はここにあるのかもしれません。特に「所期奉公」の精神は普段の行動指針にてかなり重く意識されています。

事業展開に伴うリスクヘッジはどの商社よりも時間をかけると、社員の方々が口を揃えて言っている印象です。

強みとする事業

三菱商事の強みは、なんといっても総合力です。

経済圏約470兆円と言われる三菱グループを統括する立場だけあって、満遍なく様々な事業を手がけています。

金属など資源分野の利益が最も多いですが、MaaSの潮流に乗った自動車・モビリティーグループへの注力が目立ちます。

また、ローソンを代表するリテール事業、食品産業の川上事業などにも力を入れており、資源の価格変動に左右されないよう足元を固めている印象です。

三井物産

企業理念

三井物産の経営理念は、「Mission」「Vision」「Values」に分けて説明されています。

「Mission」は、地球とそこに住む人々の未来づくりに貢献すること。

「Vision」は、世界中の顧客のニーズに応えられるようにすること。

「Values」は、フェアで謙虚な姿勢を崩さず、世の中の役に立つために個人の創造力を最大限に発揮することです。

内容は三菱商事と似ているようですが、個人の活躍が強調されていることは一つの大きな特徴です。

また、三菱グループ共通の理念を掲げる「組織の三菱」に対して、三井グループ共通ではなく三井物産単体の経営理念を設定しているあたりが、組織より個の力を重視する「人の三井」ならではのように感じられます。

国の基幹産業である資源の貿易を祖業としている三井物産ですが、なぜか三菱商事のように”お堅い”と言われることは少ないようです。

確かに社員の方々は明るく饒舌で、会話の節々に冗談を交えて話す方が多いです。

一方で、採用担当や社員の方々のインタビューからは「関わった事業や人全てを幸せにするんだ」という、ものすごい熱量を感じます。

資源分野を強みとし、まだまだトレーディング業務が比較的多い同社において、担当する社員の人柄も付加価値として重視しているのかもしれません。

強みとする事業

三井物産の特徴は圧倒的に資源分野に強いことです。

しかしその反面、資源価格が変動すれば会社全体の利益に大きく影響します。

やはり資源にばかり頼っていられないということで、鉄道など運輸系のインフラ事業ヘルスケア事業に巨額投資をしています。

伊藤忠商事

企業理念

「ITOCHU Mission(使命)」を果たすために、「先見性 Visionary」「誠実 Integrity」「多様性 Diversity」「情熱 Passion」「挑戦 Challenge」の5つの企業行動基準を掲げています。要するに、描いた将来像のための道筋を明確に示し、倫理観・多様性・情熱を持って果敢に挑戦せよという内容です。

また、同社の創業者である初代・伊藤忠兵衛の近江商人としての経営哲学「三方よし」も社内でたくさん語られます。「売り手と買い手だけでなく、社会にも貢献する」商売を目指す哲学です。

伊藤忠商事は「体育会系で泥臭い」イメージが強いかもしれません。

しかしこれは「上下関係に厳しく仕事が大変」という意味ではなく、現場主義であり”家族主義経営”であることから生まれた文化です。

同社は消費者に近いところでのビジネスを得意としていることもあり、現場での地道な人間関係の構築を大切にしています。

また、一度落ちこぼれた人や失敗した人を見捨てず、周りの同僚や上司が支えてくれる”家族的”な風土があります。

スマートで要領が良いことよりも、全力で挑戦し失敗しても立ち直る精神力が重視されているようです。

強みとする事業

伊藤忠商事の強みは非資源分野、もっと言えば生活消費関連ビジネスです。

同社のルーツは繊維業にあり、現在でも様々なブランドを抱えて収益を上げています。

食料分野にも強みを見せており、具体的にはDoleやファミリーマートの経営による影響が非常に大きいです。

また、他社に比べてベンチャー企業への投資を積極的に行っているのも特徴的で、例えば「情報・金融カンパニー」ではフィンテックやヘルスケア、宇宙事業など、成長領域でのビジネスを手掛けています。

住友商事

企業理念

住友グループで共有される事業精神として、まず「自利利他公私一如」があります。

事業を通じて会社の利益だけでなく国家と社会にも利益をもたらせというものです。

また、将来を見据えて長期的かつ大規模な利益を追求する「企画の遠大性」、事業において人材を最重要事項とする「事業は人なり」もあります。

セミナーや説明会などでは「浮利を追わず」「公利公益」「進取の精神」という言葉がよく使われます。

これらの事業精神に基づいて住友商事グループの行動指針を掲げており、内容としてはやはり、明確な目標を立てて倫理的かつ情熱的に遂行せよというものです。

他の財閥系企業に比べ、自己主張がやや控え目な印象を受けます。

特に「浮利を追わず」の精神は無意識に重視されているように見え、目先の利益に飛びつくのではなく忍耐強く長い目で見て事業を営む姿勢が顕著です。

社員の方々は穏やかでアットホームな雰囲気であり、それは新卒採用チームの皆さんに関しても同じです。

また、インターン選考に応募する時からグループを組ませるという特徴があり、協調性を非常に重視していることが伺えます。

強みとする事業

住友商事の強みは、メディア事業です。

営業部門に「メディア」とつく部門が存在する総合商社は同社だけですし、ケーブルテレビ国内シェアNo.1のJ:COMと提携していることからもその注力ぶりが分かります。

この「メディア・デジタル事業部門」はデジタル戦略を担う部門でもあり、第4次産業革命に伴う事業のデジタル化に関わっています。

また、同社は建設機械航空機のリースも、国内の総合商社で最大の規模を誇っています。

丸紅

企業理念

公開性・透明性のある企業活動を通じて経済と社会の発展を目指し、環境の保全に貢献する「正・新・和」の精神に加え、「丸紅スピリット」なる行動指針を掲げています。

大きな志を持つこと、それに向けて挑戦すること、自由闊達に議論をすること、困難があっても突破すること、正義を貫くことの5つがその内容です。

また、有名なスローガンとして「とがった丸になれ、丸紅。」というものがあります。既成概念を崩すような人材になれという同社からのメッセージです。

スローガン通りの「とがった」方が多い印象です。

新規事業創出に対する熱が強く、社内でもビジネスプランコンテストなどへの参加が積極的に推奨されているようです。

特徴的なのは、個人の興味・関心を尊重する空気です。

ある社員の方によると、自分が関心のあるビジネスについて発信し続けていると、それに携わらせてくれる風通しの良さがあるとのことです。

一人ひとりが明確に自分のやりたいことを持っており、ひとたび語りだすと止まらなくなります。

大企業では珍しい、「好きを仕事にする」ことの実現可能性が他社と比べて高い会社なのかもしれません。

強みとする事業

まず丸紅が強みとしているのは、穀物をはじめとする食料分野です。

穀物の取扱量は国内No.1であり、それに派生した飼料・肥料のビジネスでも大きな収益を上げています。

食料分野に関して、伊藤忠商事は川下に強いですが、丸紅は川上と川中に強いと言えます。

次に、電力分野です。電力の発電容量も国内No.1で、今期の中期経営戦略においても電力事業への基盤を固めています。

またこのノウハウを活用し、アフリカなど非電化地域の解消に向けたビジネスも積極的に手掛けています。

まとめ

総合商社の「総合」は、事業の網羅性と地域の展開性を意味します。

つまり、グローバルに様々な事業分野を手掛けるというのはどの企業も同じなのです。

しかしきちんと調べてみると、それぞれの企業の特徴が見えてきてとても面白いです。

今後の就職活動をより充実したものにするため、ご自身でさらにリサーチをしてみると良いでしょう。

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