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入社数日で“孫正義の特命班”に参画。4カ月で医療用手袋200万枚を調達した新卒社員の奮闘

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新型コロナウイルスの影響が日本に拡大しはじめた2020年春。マスクなどの医療物資の不足が叫ばれる中、いち早く「調達します」と宣言した、ソフトバンクグループ(以下SBG)孫正義・代表取締役会長兼社長執行役員のツイッターの投稿が世をにぎわせた。実際に、同社は現在まで、マスク累計3億5千万枚をはじめ、医療用の防護服やガウン、ゴーグルなどを多数調達し、無利益で国内に供給したという。

これら医療物資調達の実務を担った同社メンバーの中には、入社数日でアサインされた新卒社員もいた。一般的な企業では、新卒社員が入社研修を受けているような時期に、医療用手袋200万枚の調達・供給を完了させた、山上千波氏の奮闘を伝える。

〈Profile〉
山上千波(やまがみ・ちなみ)
CEOプロジェクト室 電力事業企画グループ アソシエイト。
2020年3月に東京大学大学院工学系研究科修了。就職活動では、インフラ系事業とビジネスサイドに関わることの両軸を重視し、SBGの他、外資系投資銀行、日系コンサルティング会社に内定。2020年4月にSBGに入社し現職。

 

入社しすぐに孫会長とミーティング。最初の印象は「純粋でまっすぐな人」

「孫会長とのオンラインミーティングに入って」と、山上氏が上長に指示されたのは、2020年4月1日に入社し、配属先のCEOプロジェクト室メンバーと顔合わせをした数日後のことだった。

当時、新型コロナウイルスの急激な広がりにより、最前線の医療現場ではマスクや防護服、手袋などの不足が深刻化していた。状況を憂えた孫会長の特命により、山上氏の配属先メンバーを中心に医療物資調達プロジェクトが発足。山上氏の入社当時はマスクが医療機関などに納入され始めた時期だった。


ミーティングでは、医療用物資の調達の進捗(しんちょく)が、孫会長に報告されていた。山上氏は、初めて社員としてオンラインで対面した孫会長に、「まっすぐさ」を感じたという。

「世間では賛否両論を生む人だが、社員として話を聞くと、自分のできる社会への貢献の仕方を純粋に考えている人だと感じた。このイメージはその後も変わらない。例えば調達先のメーカートップとの会談などでも『国民が困っているので何とか協力いただけないか』と丁寧に語りかける姿が印象的だった」

プロジェクトの中心メンバーは14人。役割分担の末、山上氏は医療従事者が感染から身を守るために使用する、医療用手袋の調達を任されることとなった。

外資系投資銀行、日系コンサルにも内定。決め手は「キャリアビジョンを貫ける」ジョブ型少数精鋭採用

ところで、山上氏はなぜ、SBGを選んだのだろうか。就職活動時には、金融やコンサルティング系の会社に複数内定していたが、「決め手になったのは自分のキャリアビジョンを貫ける点だった」という。

山上氏は、東京大学工学部・同大学院工学系研究科出身。台風による高齢者施設の被害が発生したことなどをきっかけに、水害を防ぐための研究をしていた。ゆえにキャリアとしては漠然と「インフラ系の仕事」に関わりたいという思いがあった。しかし修士1年で参加した、アジア開発銀行でのインターンシップで、もう一つの軸が加わった。

「インターンシップのテーマは、防災投資に対する経済的なリターンの評価の研究だった。人命が助かることが何より大切であるものの、経済的な費用対効果が定量化できないと、政府や企業はどこまで防災へ投資するべきか判断ができない。防災、インフラといった公共的なテーマでも、ビジネスの観点が必要だと学んだ」(山上氏)。ビジネス領域への興味が強まり、幅広い業界を視野に入れるようになった。

そのように就職活動を進めていた2019年の冬、就活サイトを通して、SBGのCEOプロジェクト室電力事業企画グループへの応募を呼び掛けるスカウトが来た。当時はすでに外資系投資銀行からの内定を得ていた。その後、日系コンサルティング会社の内定も獲得し、5月まで悩みぬいたが、最終的にはSBGを選択した。

「私の場合、インフラ系事業に、ビジネスの観点からに関わるというキャリアビジョンが明確だったため、それが確実に実現できる道を選んだ。新卒が大量採用され、入社後に配属が決まる会社だと、いわゆる『配属リスク』がある。就職活動時に貫いていた軸が、入社後に維持できないのはもったいないという思いがあった。SBGは少数精鋭であり、ジョブ型採用(※)だったことが決定打となった」
※ジョブ型採用…入社後の職務やポジションを明確にしてオファーを出す採用方式。「総合職」として入社した後に配属が決まる「メンバーシップ型採用」と対比される。

一方入社早々に、予想と異なる“特命班”への参加を依頼されたことに不満はなかったのだろうか。「SBGが変化に富む会社だということは承知の上で入っていた。また、インフラに関わりたいという思いの根底に社会貢献をしたいという気持ちがあったので、入社前に想定していた方法とは違っていたものの、人の助けになる仕事ができることに満足していた」

自分たちの活動が医療機関に不審がられてしまうことも。心の支えは「良きことをしている」精神

「医療物資を供給する」と一言で言っても、山上氏が実際に行った仕事は多岐にわたった。海外メーカーと英語でやりとりし契約を締結する。物流を整備し配送方法を指示する。政府の新型コロナウイルス対策チームや医療機関に、調達した医療物資の無利益販売を提案する……。

これらの業務に、当初は無我夢中で取り組んでいた山上氏だが、次第に大きな責任感やプレッシャーも覚えるようになったという。

「医療用手袋は、原料のひとつであるゴムの国内生産が難しく、医療現場で特に不足が深刻な物資の一つ。最初はそうした事情を知らない素人だったが、調べていくうちに自分の担っている役割の大きさを強く感じるようになった。扱う金額は数千万円にのぼり、品質を確実に担保しつつ、少しでも早く必要な人の元に届けなければ、という緊張感があった」

そうした毎日の中で、落ち込む瞬間もあった。例えば、医療機関に物資を直接提供しようと電話をかけると、活動を理解してもらうのが難しく「怪しまれてしまった」ことも。「無利益での提供を信じてもらうことは難しく、心が折れかけた」

また、2020年の新卒ならではの困難もあった。SBGはプロフェッショナルとして採用される中途社員の割合が9割を超えており、山上氏は数年ぶりに採用された新卒だった。しかし、コロナの影響で入社当日から出社できず、オンラインでのコミュニケーションが続いた。ゆえに、社外関係者はもちろん、社内でも山上氏が入社間もない新人であることを、説明なしに理解している人はほぼいない。どこでも“一人前”として扱われるプレッシャーを感じていた。

こうした事態に直面した時、支えとなったのは、チーム全体に流れていた、社会に資するという精神だったという。

「CEOプロジェクト室の室長が常々『われわれは良きことをしている』と言っており、その意識がチームで共有されていた。医療機関に不審がられてしまった話も先輩に相談したが、『そういうこともあるよ』と笑い飛ばされて気が楽になった。『大きな目的の前で、逐一気にする必要はないんだ』と大局観をもって業務に臨めるようになった」

命の現場に貢献できた安心感と周囲を巻き込む力。プロジェクトを完遂して得たもの

山上氏が緊張感から解放されたのは、手袋200万枚を医療機関などに納入し、先方からの入金を確認した、8月初めだった。「入金の知らせを見てようやく、命の現場に貢献したのだという実感がわき、一安心した」という。

新人ながら、プロジェクトを完遂できた背景の一つに、先人の仕事から示唆を得ていく山上氏の姿勢があった。例えば、別のメンバーがある医療物資を輸入した際、束ね方が適切でなく、箱の一部がつぶれてしまうトラブルがあった。それを聞いた山上氏は、手袋の輸入時にきちんと品質を担保できるよう、束ね方を丁寧に説明するメールをメーカー側に送った。「先輩のトラブルを繰り返さないことを徹底した」と山上氏は当時を振り返る。

また、山上氏がプロジェクト中に身に付けた「周囲を巻き込む力」も、早期の業務完遂に寄与していたという。「はじめは自分が急いで仕事をするだけだったが、一刻も早く不足物資を現場に届けるには、社内外の多様な関係者の協力が不可欠。そのためには、社内手続きやステークホルダーとの合意など、数多くある実務の段取りをしっかり検討し、『正しい手順』でアプローチすることが大切だった。その上で、急ぎである理由を丁寧に伝えると迅速に対応してもらえると気づいた」

こうした工夫を経て、山上氏はいち早く、社会人としての自信を得たという。「他社に就職した同級生は、集合研修を受けていたり、ようやく配属先が決まったりといった時期。一足早く多様な経験を積むことができ、充実感があった」

政府から感謝状。SBGの社会的責任やインパクトの大きさを実感

一連の医療物資調達プロジェクトに対し、会社宛てに政府から感謝状を授与された。山上氏は、達成感とともに、SBGという会社の影響力や社会的責任の大きさも改めて実感したという。

SBGは、通信会社として有名なソフトバンク株式会社をはじめとした、二千近い子会社・関連会社を束ねる純粋持株会社だ。傘下には、世界最大規模の投資会社としても知られる「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」などを運営する、英国・SB Investment Advisers (UK) Limitedもあり、SBGの一挙手一投足のインパクトは大きい。

そうしたグループ全体の存在感に反し、SBG単体の従業員数は300人に満たない。役員との距離が近く、柔軟なベンチャー気質を保つ会社だという。山上氏は「SBGは孫会長のビジョンを皆で共有し、実現していく会社」であると感じている。

独特の気風を持つSBGにはどのような人材が集まっているのだろうか。同社人事部長の櫻井康晴氏によると、同社で重視する人材の特徴として(1)プロフェッショナリズム(2)スマート(3)リレーションという3つがあるという。

〈Profile〉
櫻井康晴(さくらい・やすはる)
人事部長 マネージングディレクター。
1996年早稲田大学政治経済学部卒。ソフトバンク携帯事業の源流の一つとなる東京デジタルホンに入社し、買収や組織再編を経て、2008年SBGに参画。人事領域を長年担当し、2017年から現職。

 

「特に重視しているのは、プロフェッショナリズム、すなわち専門性で、それゆえにポジション別採用を実施している。新卒は中途に比べて実務的知識は少ないのは当然だが、『自分はこの道でエキスパートになるのだ』という強固な意思のもと、努力しつづける姿勢は必須条件。また、主たる事業が常に変化しているダイナミックな会社のため、山上さんの事例のように、前例のない事態に柔軟にアプローチできるスマートさ、各国の関係者とコミュニケーションをとれる英語力を含めたリレーション構築能力も求められる」(櫻井氏)。

山上氏は、手袋の調達が一段落して、「『そういえば自分はエネルギーをやりたくて入社した』ということを思い出し、電力系のプロジェクトにアサインしてもらった」という。“特命班”で一層磨かれた3つの力と経験を武器に、電力事業の世界で活躍していこうと決意している。

「医療物資の調達は、入社前は全く想定していなかったプロジェクトだったが、実務的なスキルだけでなく、『社会のために、SBGが果たすべき役割は何か』と考える視座を得られた。エネルギー事業に立ち返っても、例えば『脱炭素化社会実現のため、SBGは何ができるのか』といった視点を大切に、日々の仕事に臨んでいきたい」。山上氏は力強く未来を見据えている。

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