
AIコンサルタントという選択──文理を超えた成長の場
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2025/09/22
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「AI領域の仕事は理系出身者のもの」──そんな固定観念を持っている人も多いのではないだろうか。しかし、アビームコンサルティングでは、文系・理系に関わらず意欲や適性次第で、未経験からでもAIを武器にコンサルティング業務に携わり、活躍することができる。AIに関する専門知識以上に重視される資質とは何か。そのリアルに迫る。
※内容や肩書は2025年9月の記事公開当時のものです。
AIをビジネスの力に変えるプロフェッショナル「AIコンサルタント」とは?
──AI領域を専門とするコンサルタントとして活躍していますが、大学時代からAIに興味を持っていたのでしょうか。
中村:私は大学では経営学を専攻しており、AIには直接関わっていなかったものの、当時からデータの活用には関心を持っていました。卒論では「イノベーション理論」をテーマに研究し、データを使った定量分析の重要性を感じていました。
就職活動を進める中で、自然と経営コンサルティングの分野に関心が向いていきました。加えて、専門スキルが身に付く環境で働きたいという思いから、経営領域のコンサルタントやIT業界を志望し、アビームコンサルティング(アビーム)に入社しました。
川村:私は大学で有機化学を専攻し、複数の化合物を組み合わせて、新たな物質を創り出す研究に取り組んでいました。AIとの接点はありませんでしたが、就職活動の時期に「ビッグデータ」という言葉が注目されていて、「これからはデータを活用して価値を創出していく時代になる」と強く感じました。そこで、IT系の職種に絞って就職活動を行い、通信会社に入社しました。
全社のデータを集約・可視化し、業務の効率化を図るプロジェクトを担当する中で、他の業界でもデータを活用した課題解決に挑戦したいという思いが芽生え、アビームへの転職を決意しました。

──アビームの「AIコンサルタント」とは、どんな仕事なのでしょうか。
川村:一言で言えば、企業が保有する多様なデータを活用可能な形に整備し、それにAI技術を組み合わせて、課題解決や業務改革を支援する仕事です。
中村:ポイントは、企業の課題をどうAIで解決するかという戦略を描くことにあります。単に技術を導入するのではなく、「どの課題にAIが有効か」「どのような仕組みであれば事業貢献につながるか」といった視点から構想を描き、実現に向けてチームを導いていく役割です。
学びながら成長し続ける AIコンサルタントのスキルセット
──中村さんは文系出身とのことですが、どのようにAIの専門性を身に付けたのでしょうか。
中村:生成AIに実際に触れて自己学習することはもちろん大切ですが、アビームでは入社後にAIの専門性を身に付けられる環境が整っています。例えば、私が所属するArtificial Intelligence Leapセクターでは独自の勉強会を実施しており、さらに他部門と連携した勉強会も開催されています。毎週開催される社内勉強会では、若手からベテランまで幅広い社員が登壇し、互いに学び合いながら知識を深められます。
また、社内向け業務支援AIの構築プロジェクトに参加することで、学んだことを実務で生かす機会も得られます。こうした自己学習と実践の両方を通じて、未経験でも着実に成長できる環境だと感じています。
さらに、アビームにはAIに精通した社員が多くいて、分からないことがあれば気軽に質問できる環境があります。回答はいつも本質的で、目の前の課題にとどまらず広い視点からの学びにつながります。知識の深さに触れるたび、自分の視野が広がります。特に、クライアントと向き合いながら培ったスキルや経験に基づく考え・提案には、確かな説得力があります。
川村:AIに関するスキルアップという点では、機械学習の技術を競うコンペに参加することも推奨されています。3〜5人1組でコンペに参加して、勉強会で学んだ成果をアウトプットする経験を積んでいる人も多いです。実際にコンペで上位入賞を果たす社員もいて、知識の習得にとどまらず、成果を出す実践力も身に付いています。
こうした結果は一過性のものにとどまらず、コンペで得られた知見や技術は社内勉強会やドキュメントなどで共有され、他のメンバーの学びにもつながっています。このように、スキル習得・成果創出・社内還元という好循環が生まれており、組織全体のレベルアップにも寄与しています。
──AIに関する知見のほかに、AIコンサルタントに必要なスキルは何でしょうか。
中村:AIという最先端の技術だけでなく、課題発見力やプレゼン力、ロジカルシンキングといった“どの業界でも生かせるビジネススキル”が鍛えられるのも、AIコンサルタントの大きな魅力です。つまり、クライアントのやりたいことや環境に合わせたAIの活用法や問題解決などの提案力・企画力、「なぜAIが必要なのか」「AIを導入することでどのような効果・リスクがあるのか」を説明するプレゼンテーション力、クライアントに理解・決断をしてもらうための分析力やロジカルシンキングが重要です。

川村:さらに加えると、課題を論理的に整理する力や、課題に適したソリューションを選択する力、そして、選択したソリューションを実際の業務に組み込んでいく力が求められます。この一連のスキルセットがAIエンジニアやデータサイエンティストと異なる、コンサルタントとしての価値だと思います。
また、AIを活用するには正確で使いやすいデータを整え、活用ルールを決めておくことが欠かせません。こうしたデータマネジメントやデータ管理の重要性が高まる中で、公的な機関でも関連資格の新設が検討されるなど、AIに関する知識に加えてデータマネジメントの知見も求められるようになってきたと感じています。
アビームのコンサルタントはチームの総合力でクライアントに貢献していくというカルチャーが根付いているので、一人一人の強みや得意領域を伸ばしていくことで、チームの提供価値を最大化することができます。
──大学時代に学んだことで、今の仕事に役に立っているものはありますか。
川村:化学を専攻する中で、論理的な思考能力が鍛えられたと感じています。さまざまな化合物の組み合わせを考えるためには、物質の構造を解析して、複数の要素に分解したり結合したりする必要があります。こうした経験で養った論理的思考力は、クライアントの課題を整理して構造化するコンサルタントの仕事に役立っています。
中村:最近はAI技術に関する英語論文を読む機会が増えています。AI分野は日進月歩で新しい論文が発表されます。大学時代、経営学科で多様な論文を読み解き、論点を整理して自分の研究に生かしてきた経験が、今まさに生きています。経営学の知見と同じように、AIの研究論文もビジネスの現場でどう使えるかを考えながら読むことで、クライアントへの提案に直結する知識へと変換できています。
不確実性にチームで挑む、AIコンサルタントの現場
──AIコンサルタントとして仕事をする中で、難しいと感じるのはどんな点でしょうか。
中村:AIを使う上では、期待した通りの回答が返ってこなかったり、予測が大きく外れたりすることがあります。こうした不確実性に対応するために、アビームではアイデアや技術の実現可能性を小規模に検証するPoC(概念実証)のプロセスを設けています。PoCの結果が期待通りでなかった場合でも、そこで得られたデータや気付きを基に、新たな仮説を立てて再検証を続ける姿勢が求められます。このサイクルを繰り返すことで、不確実な状況でも最適な解決策を導き出す力が養われます。
答えが見えないときは大変ですが、チームメンバーやクライアントと一緒に、どうしたら解決策を見つけられるかを考えていくプロセスはとても刺激的です。そんなときは「まさにAIコンサルタントとして仕事をしているな」と実感できます。
川村:そのような課題を乗り越えていくためには、チームのメンバーとうまく連携していくことも重要です。特に、専門性が高いAIを活用する必要があるときは、AIコンサルタントがクライアントの要望をヒアリングした上で、社内の各領域のプロフェッショナルと協力しながら、最適なソリューションを提供していくことになります。

──ワンチームとなって課題解決にあたることが重視されているんですね。
川村:アビームでは「Build Beyond As One®.」というスローガンを掲げていますが、多種多様なバックグラウンドを持つ人たちが力を合わせて、新たな価値を創出していく共創の文化が根付いています。
中村:製造・銀行・保険・自動車・官公庁など幅広い業界を対象とする部門がある点もアビームの強みだと言えます。例えば、私が担当している公共機関のプロジェクトでは、公共機関の特性や課題を深く理解している公共ビジネスユニットのコンサルタントと行政のデジタル化や地域課題の解決など、“社会全体の未来を形づくるような仕事”に関わる機会も多く、非常にやりがいを感じています。こうした他部門との共創があらゆるところで起こっており、部門同士のつながりが強いことも特徴です。
川村:私たちのセクターにも、理系出身でITや機械学習に詳しいメンバーもいれば、文系出身でマーケティングや経営学の知見があり、業務改革や顧客体験に強いメンバーもいて、それぞれの強みを生かしながらチームとしてアウトプットを出しています。
専門性×汎用性を力に歩むキャリア
──AIコンサルタントに向いているのは、どんな人でしょうか。
中村:AIコンサルタントに向いているのは、新しい技術やトレンドに敏感で、自分から積極的に学び、挑戦できる人です。ChatGPTが登場したのはわずか3年前ですが、今ではAIを使った新規事業や業務改革が次々と生まれています。こうした環境では、過去の経験だけに頼るのではなく、常に最新の技術や知見に触れ、どうビジネスに生かすかを自ら考え、実行できる力が求められます。AIの可能性を武器に、複雑な課題の解決や新しい価値創造に挑戦したい人にこそ、向いている仕事です。
川村:論理的に物事を考えたり、関係者と対話しながら進めたりすることが得意な人は、文理問わず十分に活躍できると思います。また、AIを活用する上で重要となるデータマネジメントやデータ管理の分野では、ルールや仕組みを考えるのが好きな人や全体を俯瞰して見るのが得意な人、丁寧に作業を進められる人が力を発揮できる場面も多くあります。
──ファーストキャリアとして、AIコンサルタントを選ぶ意義は何でしょうか。
中村:今後、AIは否応なしに普及し、より多くの企業がAIを活用するようになるでしょう。だからこそ、AIコンサルタントとして培ったスキルはどこでも通用する力となるはずです。 AIコンサルタントの仕事は、「AIを活用して社会をどう変えていくか」を考えることなので、そのスキルは幅広い分野で生かせると思います。
川村:AIコンサルタントは、AIという革新的なテクノロジーを理解し活用する力と、クライアントの本質的な課題に向き合い、解決へ導くビジネススキルの両方を磨ける、非常に価値の高いキャリアです。
私たちのセクターでは、業界に根差した深い知見と最先端のAIアセットを融合させることで、クライアントと共に持続的な価値創出のサイクルを築いています。私たちの取り組みは、単なる企業の課題解決支援にとどまらず、産業構造の再設計や社会全体の変革を見据えた取り組みです。変化の激しい時代だからこそ、AIと人の力を掛け合わせて未来を切り開く。その最前線に立てるのが、AIコンサルタントという選択だと考えています。

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