外資・日系トップ企業を目指す学生のための就職活動サイト「外資就活ドットコム」

【お知らせ】 現在Internet Explorerにおいて、一部機能が正常に表示されない不具合が発生しております。
ご利用中の皆様にはご迷惑をおかけしまして申し訳ございません。現在復旧に向けて対応中でございます。
※他ブラウザ、アプリにおいては正常に表示されております。

五大商社内定者が語る、総合商社の「体育会系」就活術

会員登録するとこのコラムを保存して、いつでも見返せます

体育会系就活生が総合商社の内定を得るには?

こんにちは、外資就活 商社チームです。

今回は外資就活編集部が以前行った内定者へのインタビューをお送りいたします。

インタビューに応じてくださったのは、体育会系の部活動と就活を両立させ、見事総合商社の内定を獲得し、商社マンとしてキャリアをスタートさせるBさんです。
体育会の部活動が忙しい中、時間を有効に使った就職活動のリアルな体験記です。ぜひご自身の就職活動に役立ててください。

内定者ご紹介

Bさんは総合商社、外資コンサル、広告代理店を志望していた就職活動を経て、総合商社への入社が決まっています。また、ご自身は週5の体育会陸上部での活動と週7の研究室での活動をしている超多忙な学生生活を送っていました。

研究者か、就職か。ー私は商社で働きたいー

――はじめにBさんの1週間のスケジュールについて教えてください。

陸上部での練習は朝と夕方の二部練習で、朝6時集合で8時前に切り上げるくらいでした。夕方は30分で解散して残りは自由練習の場合もあれば、がっつり4時間程度のこともあり、スケジュール次第でした。朝は自主練習で、夕方は皆で集まって計画を立ててブロックごとの練習です。

研究は生き物を扱っていることもあり、週7日で時間帯は10時~13時くらいです。

就活中も継続してこのタイトなスケジュールでした。就活に充てられる時間はよくて2~3時間ほどでした。

――相当タイトなスケジュールですね。研究にも熱心である印象なのですが、研究者になるのではなく就職をしようと思ったきっかけはありましたか?

きっかけはありました。自分の研究室の大半が院に進むこともあり、元々は研究者になろうと思っていました。

しかし部活中にケガをしてしまい部活も勉強もできなくなる時期がありました。そんな時にたまたま父親の仕事を知る機会があったんです。父は公務員なのですが、某私鉄の駅を作るプロジェクトに携わっており、その姿がカッコいいなと思ったんです。父を見て自分も社会に対して何か貢献できることがしたいと考えが変わりました。そこで就職をしようと決めました。

院に進もうと思っていたので、就活がうまくいかなかったら院に行けばいいというのは心の余裕になりました。体育会系で研究も忙しく、就活に時間が取りづらい背景がありましたが、この考えが根底にあったので受ける企業数を限定できたのは良かったです。

――お父様への憧れから就職を決意したのですね。ではなぜ総合商社を目指そうと思ったのですが?

実は始めから総合商社志望ではありませんでした。志望業界の変遷としては広告代理店→コンサル→総合商社の順でした。

就活を始めた当初は先輩が電通に就職していたこともあり、そこが私の就活の滑り出しでもあったため広告代理店に関心を持ちました。しかし、その後は暫く外資コンサル志望に変わりました。研究者狙いの時の軸のままで行くとコンサル向きだなと感じていたので。

しかし偶然知り合ったマッキンゼーの人から、新卒でコンサルに入社する人は終身ではなく起業志望者や転職を見越した例が多いので、長く勤務するなら中途で入る方が良いと聞く機会がありました。また、コンサルだと第三者的立場になってしまい、当事者として物事に向き合えないのではないかとも感じました。

私は能動的に動き回りたいという思いが強かったので、主体的に事業を回すことのできる総合商社が合っていると感じました。

――能動的に動くということ以外に商社を志すきっかけはありましたか?

私は高校からエスカレーター式に大学に進学したこともあり、人とは何か違った「エッジ」の利いた人になりたいという思いが強かったんです。その軸で見たときに、各商材のプロフェッショナルが集まるという、総合商社独特の特徴に惹かれました。ある1つの商材のプロになれるって「エッジ」が利いてるなと思ったのです。

体育会でも優先的に内定をもらえるわけではない

――一般的に体育会系の部員は就活に強いと言われていますが、ご自身の就活を振り返ってみて優遇されたと思う点はありましたか?

そうですね、有利だったと思うのは2点あります。1つ目はOB訪問の承認がされやすかった点、2つ目は体育会生限定セミナーに呼んでもらえた点です。

1つ目のOB訪問に関しては、陸上部という名前で連絡をすると快く承諾してくださる方が大半でした。私は、一般的な学生のようにキャリアセンターからアポイントを取ることはせず、部活の先輩に訪問することができたので確実にアポが取れました。同じバックグラウンドを持った先輩へのOB訪問なので有効に時間を使えたかなと思います。

――体育会生限定セミナーとは具体的にどのようなものでしたか?

名前の通り、体育会系の学生だけが呼ばれるイベントでした。部活の先輩の社員の方から「こういうイベントがあるから来い」と言われて参加するイベントです(笑)。

ですが、内容としては座談会がメインで、普通のイベントと違うのはテーブルにお菓子がある程度でした。周りの学生も、来てくださる社員の方も体育会出身のため、バックグラウンドが同じということで話しやすさはありましたが、それ以外は普通のイベントと大差はないです。また、模擬面接会を開催してくれたので、面接の練習になったかなくらいです。

――実際に面接でも優遇されることが多いのではないかと思うのですが、どうでしたか?

体育会だからといって優遇されることはないです。他の部活はどうか分かりませんが少なくとも陸上部の私はありませんでした。

実際に財閥系商社の先輩にOB訪問した際には、「俺は後輩が面接で来たとしても、ちゃんとしたことしゃべってないなら絶対に通さない」というお話を聞きましたし、内定してから先輩とお会いした時には「陸上部の子来たよ、落としたけどね」ともおっしゃっていました。確かにOB訪問や内定者セミナーなどの入り口では利点はありますが、面接という本当の勝負の機会は公平なのだなと実感しました。

「内定者で一番体力ありますよ」ー体育会での強みを商社で活かすー

――実際に体育会でのエピソードが商社にはまったなという経験はありますか。

体育会でのエピソードというよりは陸上部での経験が面接で生きたことはあります。

商社は体力が命という文化は今でも根付いているため、面接時に「商社ってきついけど大丈夫?」と聞かれることが多かったです。その際、「総合商社って2万人くらいエントリーいると思いますけど走らせたら僕が一番早いですよ」というエピソードは個人的にウケたなと思います(笑)。体力という面では体育会系の学生は他の就活生に比べて紛れもなく秀でている点と言えます。

――体育会の中でも個人競技だと、商社特有の「組織としてどう動いたか」という経験が薄くなってしまうのでは? と感じるのですがいかがでしたか。

ご指摘の通りで、集団での経験は商社の面接で何回も聞かれました。これは陸上部に限らず個人競技全般の人がぶつかる点であるとは思います。しかし、私は個人競技とはいえ、日々の練習や取り組みは集団で行うため、そこのポイントを組織での経験として話していました。

練習でのモチベーションの統一や日々のミーティングで話し合うことは、個人競技とはいえ必ずあることなので、そこでの課題に対する解決策は集団での経験になると思います。

50億の利益を出せる人材に

――これから配属面談が控えていると思いますが、入社後のご自身のキャリアプランについてはどうお考えですか?

インフラ系に行きたいと考えています。元々父親への憧れが就活を始めようと思ったきっかけですし、興味もあるので。

あとは商社に入ったのでトレーディングには絶対に関わりたいなと思います。トレーディングという軸で見ると食料もいいなと思います。1番はインフラで2番は食料ですね。ジャンルとしては結構違いますが、あとは人事に適性を判断してもらおうかなと思っています。

ただ、先ほども言いましたが、エッジの利いた人間になりたいという夢があるので、本部間で異動するのはちょっと嫌ですね。

――本部間の異動が嫌というのはなぜですか?

私の理想として、「この商材なら私に任せてください」というものを確立した上で、40歳頃には自分で案件を作って回したいと思っているので。希望の商材はありますが、この理想に当てはまるのであれば、扱う商材はなんでもいいかなと思っています。

体育会系の学生らしい学生生活を送ること

――最後にこれから就職活動を行う体育会系の後輩に向けてメッセージをお願いします。

就活優先で練習してないような学生は体育会系の人間ではない。体育会は体育会らしく大会や練習を休んでまで就活をする必要はないです。限られた時間の中でいかに効率よく時間を使うかを考えてください。インターンにいくつ行ったから内定がもらえるとかは、総合商社には(基本的に)ないので。取り繕うことなく、自分らしく頑張ってください。

おわりに:体育会系の学生は上手く時間を活用しよう

いかがだったでしょうか。体育会であり、研究にも熱を入れて取り組みながら、就活も行う。時間をうまく使えばどんなことでもできることを証明していただいた気がします。この記事が、体育会系の学生や研究に没頭し、大学院に進むか悩んでいる方の励みになれば幸いです。

マッキンゼー ゴールドマン 三菱商事
P&G アクセンチュア
内定攻略 会員限定公開

トップ企業内定者が利用する外資就活ドットコム

もっと記事を読む

マッキンゼー BCG ベイン・アンド・カンパニー アクセンチュア 等の内定攻略記事会員限定に公開しています

このページを閲覧した人が見ているページ

募集情報

{{r.GsRecruitingItemType.name}} {{r.GsRecruitingItem.target_year | targetYearLabel}} {{label.short_name}}

{{r.GsRecruitingItem.name}}

{{r.GsRecruitingItem.description}}

{{s.entry_end_date}} ({{s.entry_end_day_of_week}}) {{s.entry_end_time}} {{s.apply_method_label}}

{{s.name}}

日程: {{s.event_date}}

場所: {{' ' + s.place}}


外資就活ドットコムに会員登録すると、様々な就職支援サービスをご利用いただけます。現在、会員の約7割が東大・京大・慶応・早稲田・東工大・一橋大などの上位校の学生です

新規会員登録
このページを閲覧した人が見ているコラム

会員限定コンテンツ多数!

無料会員登録はこちら