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総合商社であなたは何になるか~事業領域でみる総合商社のザックリ人物像~

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はじめに

こんにちは、外資就活 商社チームです。

毎年多くの就活生が門を叩く総合商社。「総合」という言葉が示唆するように、様々な領域に関わる特殊なビジネスモデルを持っています。そのため具体的に「総合商社で働く自分」をイメージするのは容易ではないでしょう。

総合商社内定者からも「志望動機が難しかった」「内定したが、これから何を担当するのか不安」という話を耳にします。

では、実際に商社はどんなビジネスを行っているのでしょうか。本コラムでは資源/非資源/新領域の3つにセグメントを分け、総合商社の各事業領域の業務イメージ、求められる人物像について概観します。

総合商社に対して「総合商社で働く自分」をイメージし、志望動機として「商社で将来何がしたいのか」を伝える一助となれば幸いです。

資源分野ビジネスと、成長イメージ

資源に乏しい日本で発展した総合商社だからこそ、資源ビジネスの歴史は長く、現在の三井物産の前身となった旧三井物産は創業期から石炭の売買を行っています。

現代においても資源ビジネスは「会社の利益のため」を超えた関わる全ての企業、国々の利益の責任も背負うビジネスです。

資源ビジネスは三菱商事と三井物産の中核事業として知られています。近年の資源価格下落を経験した後でも、両社は資源ビジネスの重要性を訴えています。今後も総合商社と資源ビジネスの関係は続き、新規開発案件や新規バリューチェーン案件を行っていくことが予想されます。

一方で重厚長大であるが故に「資源の若手の仕事は、先輩のサポートが中心」ということもあるでしょう。実際に内定者も、配属に関する案内の際に企業側からそのような説明を聞いている方もいるようです。

若手社員の具体的な業務としては開発案件における資料作成、国内外の会議の場のアレンジ、そして獲得している資源の売買(貿易管理や価格交渉、販路調整)などが考えられます。

そのため入社時点から高いアウトプットを求められる投資銀行やコンサルでのキャリアのスタートとは大きく異なります。

しかし、このような環境で総合商社が若手に期待しているのは10年後、20年後を支える資源分野を扱い、大臣クラスのキーマンと交渉出来る人材へと成長することです。

グローバルに働くことは一般的になりつつあります。その中で、ただグローバルに働くだけに留まらず、国家レベルのクライアントや予算を相手にする総合商社の資源ビジネスを、自身の挑戦の場として捉えてみてはいかがでしょうか。

非資源分野のビジネス環境と、成長イメージ

近年の資源価格下落により、ハイリスク・ハイリターンな資源分野よりも安定的な収益を見込める非資源分野への注目が高まっています。

非資源分野の特徴は、その幅広さにあります。各社の事業内容を見ても、食料や機械・自動車、化学品などの営業本部は多岐に渡ります。さらにその中に属する商材の多さ故に、若手にも担当商材へのプロフェッショナリズムが求められるでしょう。

そのため若手時代には商材知識や、業界のキーマンとの人脈、様々な企業との膝を突き合わせた交渉術が求められるといえます。中にはクライアントとの会食を一日一社ずつ行っても、一年では足りないという話を聞いた内定者もいます。

では、そのプロフェッショナリズムを得た後にはどのような仕事が出来るのでしょうか。

中には「その商材に詳しくはなれるが、そこで頭打ち」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし改めて「総合商社での仕事」という視点に立ち返ると、プロフェッショナリズムの先に期待されているのは、異なる得意分野を持った人の集まりによる新規事業の創出です。

例えば以下のプレスリリースからも、総合商社が単純なモノの売買や、バリューチェーンを投資で獲得するだけではなく、既存事業を掛け合わせた新規事業の創出にこだわっていることがわかります。

総合商社は、そのビジネスモデル上、単独で成長し続けることはできません。すなわち関わる業界全体を成長させる仕事をしなれば総合商社は生きていけず、そのプレッシャーや広い視点に対応出来る人材が求められています。

担当商材について自分で工夫しながらビジネスを行う中で得た人脈、知識や交渉術といったスキルを活用し、いかに付加価値が高く、収益性がある事業を創っていくのか。そこには無限の可能性があり、とても魅力的ではないでしょうか。

自らがプロフェッショナリズムを持つことができるのに加えて、同じ会社であるにも関わらず全く異なる世界で成長した仲間と、共にビジネスを作り出したいと考える人には最適な場所です。

新領域分野ビジネスと、成長イメージ

非資源ビジネス分野では、総合商社が成長するために新しいことをやり続けなければならないと述べました。その中には今まで総合商社が関わっていなかった業界や分野への進出が含まれています。ここでは近年商社が新たに取り組み始めた分野を新領域として紹介します。

例えば住友商事は今年、米国のユニコーン企業であるDexterity, Inc.とAIロボティクスソフトウェアの日本向け総代理店契約を締結し、Robotics as a Service(RaaS)事業に参入しました。現在、物量増加によるひっ迫を受ける「物流クライシス」に直面しており、物流の効率化や倉庫内の高度化が求められる国内において、今回の契約を通じて、物流クライシスに直面する国内の物流業界の課題解決に貢献していくとのことです。

また伊藤忠商事では、医療ヘルスケア領域を注力分野と位置付け、患者や医療従事者・医療機関のニーズに応える新規サービスを企画・開発し、より良い医療が提供される社会に貢献するよう、積極的な事業展開を進めていくとのことです。

このように総合商社は「何もしなければ衰退する」といったプレッシャーの中で、新たなビジネスチャンスを常に模索しているのです。

新領域分野では社会の変容スピードにキャッチアップしビジネスを構築、そして持続的なものにすることが求められます。

総合商社が持つ膨大なアセットを活かし、ビジネスを創出するのは非常にやりがいがある魅力的な仕事です。学習意欲が高く、チャレンジ精神あふれる人材がマッチしているでしょう。

最後に、商社チームに在籍する総合商社内定者がOB訪問をした際、次のような印象的な話を聞いたそうなのでご紹介します。

「総合商社はトレーディングや事業投資の会社と思ってるかもしれないが、それは違う。全体として見ればもちろんその通りだが、一社員としてやるべきはとにかく事業を作ること。事業創造や事業参画という超主体的な方法でクライアントの要望に応えるのが総合商社の仕事。昔はそれがトレーディングだったから商社って名前だけど、実際は事業っていうサービスを提供する会社だよ」

このOBは3年目の若手の社員でしたが、日本にはまだほとんど入っていない商材の販路開拓(買い先、売り先との交渉)や貿易ルートの開拓(海外の港や日本の貿易会社との交渉)をすでに1人で行っているそうです。

おわりに

いかがでしたか。

総合商社は長期的に成長してくれることを社員に期待していると考えられます。

そのため改めて「商社の中で成長していくイメージ」を志望動機に付け加えてみてはいかがでしょうか。

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