【コンサルBig4】事業内容、年収、選考フロー徹底解説！違いを理解して内定獲得へ！

就活生にとって、人気業界の1つである外資系コンサルタント。その中でも、競争倍率が高いのは「Big4」と呼ばれる大手総合系ファーム4社です。そんな就活における最難関ファームから内定を獲得するには、やはりそれぞれの企業理解を深めることが重要です。

そこで今回は、Big4の事業内容、年収、選考フローを徹底解説します。
違いをしっかり理解して、内定獲得を目指しましょう！

そもそもBig4とは何なのか？

コンサル業界におけるbig4とは、世界４大監査法人グループのことを指します。
以下の4社です。

どのファームも、総合コンサルティングファームとして、会計、M&Aアドバイザリー、企業再生業務など、幅広い分野でのコンサルティングを展開しています。それでは、各企業の違いを詳しく見ていきましょう。

デロイト トーマツ コンサルティング

デロイト トーマツ コンサルティング（以下、DTC）はデロイト・トウシュ・トーマツのメンバーファームです。世界150カ国以上で約34万5千人のエキスパートが連携しながらクライアントのサポートを行っています。

日本での歴史が長く、規模・経験ともに他のファームを圧倒しているため、カバーしている業界や機能も幅広いです。また、最も大きな特徴として、日系企業の色が強いことが挙げられます。外資系企業の特徴である「Up or Out （昇進するか、さもなくば退職するか）」の文化が薄いうえ、他のファームに比べて福利厚生が充実していることで知られています。

さらに、会社全体に人を育てる文化があり、教育制度が充実しています。例えば、新人コンサルタントの育成には、特定の領域に限らず広い分野のプロジェクトにアサインされながら、コンサルタントとしての基礎能力を磨いていく「プールユニット制度」を採用しています。

事業内容

提言と戦略立案から実行まで一貫して支援しており、経営戦略・M&A支援・ITアドバイザリーといったコンサルティングを提供しています。

DTCはデロイトの一員として日本のコンサルティングサービスを担っています。デロイトおよびデロイト トーマツ グループで有する監査・税務・法務・コンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリーの総合力と国際力を活かし、あらゆる組織・機能に対応したサービスとあらゆるセクターに対応しています。そして、提言と戦略立案から実行まで一貫して支援するファームです。

また、DTCはクライアントの持続的で確実な成長を支援するコンサルティングサービスだけでなく、社会課題の解決と新産業創造でクライアントと社会全体を支援しています。

年収

DTCの平均年収は約920万円前後であると鑑みられます。
外資就活編集部の調査によると、初任給は600万円程度、入社5年次の平均年収は630～1130万円、入社10年次の平均年収は810～1460万円と予測されます。

以下のコラムにてより詳しく解説しています。
デロイト トーマツ コンサルティング（経営コンサルタント職）の年収・初任給・給与制度

選考フロー

選考フローは上記の通りです。
選考で重視されたことについて、内定者は以下のように答えています。

コンサルタントとしての素養（話し方、思考力等）があるかどうかは丁寧にみられていると感じました。志望理由や学生時代に力を入れたことなど一見普通の質問でも、論理立てて話すことが重要だと思います。また、コンサルタントという職はあまり身近なものではない一方、力試し程度に受ける層も一定数存在するため、なぜコンサルタントになりたいと思ったのかを自身の経験を踏まえてしっかり語れるようにすることも大切だと感じました。

こちらの先輩の選考体験記は以下よりご覧いただけます。
選考体験記を読む

以下のコラムにてより詳しく解説しています。
【3分選考対策】デロイト トーマツ コンサルティング（DTC）のインターン対策まとめ

KPMGコンサルティング

KPMGコンサルティングは、世界143カ国に約26万5千人のスタッフを擁し、監査・財務・アドバイザリーサービスを展開するKPMGのメンバーファームです。

KPMGコンサルティングの従業員数は、他の総合系ファームと比べて非常に少ないです。これに加え、設立年度が2014年と比較的新しいことから、ベンチャー気質の社風であり、個人に与えられる裁量が大きいと言われています。

事業内容

KPMGの事業内容の特徴として、RPA案件に強いことが挙げられます。
RPA（Robotics Process Automation）とは、仮想知的労働者とも呼ばれ、これまで人間が行っていた業務をAIなどの活用により自動化することです。

KPMGコンサルティングはこのRPA導入に力を入れており、例えば2018年3月には、早稲田大学が業務改革の一環として経理処理担当箇所にRPAを導入する際に支援を行っています。

これにより作業品質が向上したうえ、作業効率においては約30％の業務削減効果が、さらに金額換算では年間で数千万円相当の生産性の向上が見込まれています。
こうした、「時代のニーズに合わせたコンサルティング」こそ、KPMGコンサルティングの強みだと言えます。

年収

KPMGコンサルティングの平均年収は約850万円前後であると鑑みられます。
外資就活編集部の調査によると、初任給は600万円程度、入社5年次の平均年収は750万円、入社10年次の平均年収は900万円と予測されます。

選考フロー

選考フローは上記の通りです。
選考で重視されたことについて、内定者は以下のように答えています。

地頭の良さとパーソナリティ。他のコンサルティングファームでは人物面接はほとんど2回×30分である中で、KPMGコンサルティングでは1回の人物面接にかける時間が長く、回数も多いことからカルチャーフィットや協調性のある人かどうかを見ていると感じた。実際に選考の過程で会った社員の方々は、本当に良い人ばかりだった。

こちらの先輩の選考体験記は以下よりご覧いただけます。
選考体験記を読む

以下のコラムにてより詳しく解説しています。
【3分選考対策】KPMGコンサルティングのインターン対策まとめ

PwC合同コンサルティング

PwCコンサルティング/PwCアドバイザリーは世界152カ国に約32万8千人の社員を有する、PwCグローバルネットワークのメンバーファームです。企業の国際競争力強化のために、経営戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供しています。

事業内容

PwCは大きく2つの部門から成り立っています。
1つがM&Aや事業再生・再編の専門家であるディールズ部門。
もう1つは経営戦略の策定から実行まで総合的に取り組むコンサルティング部門です。
PwCのコンサルタントになればどちらの業務にも携わる可能性があります。

PwCは世界各国にPwCメンバーである会計事務所などが多く存在しています。そのため、グローバルネットワークを生かしたコンサルティングを行い、財務会計領域では国内でもトップクラスの会社だといえます。

年収

PwCの平均年収は約900万円前後であると鑑みられます。
外資就活編集部の調査によると、初任給は500万円程度、入社5年次の平均年収は700～800万円、入社10年次の平均年収は1,300～2,000万円と予測されます。

以下のコラムにて、より詳しく解説しています。
PwCコンサルティング（コンサルタント職）の年収・初任給・給与制度

選考フロー

選考フローは上記の通りです。
PwCのインターンは他社と違って1dayということで非常に時間が限られています。
従って、リサーチ・議論などはチーム内で分担して効率よく進めて行く必要があります。
そのように限られた時間で、求められているアウトプットを出すのもコンサルタントとして大事なことです。ですので、効率的にワークが進められていないと感じたら、その旨をメンバーに提案し、時間内でアウトプットを出せるようにしましょう。

選考で重視されたことについて、内定者は以下のように答えています。

集団の中での選考は、協調性等が重視されていると考える。他の企業と比較した際に半日のジョブ選考が行われるので、集団での動きがみられているのではないかと考える。また面接では、人当たりの良さは重要な要素であると感じた。また、最後のパートナー面接が最も鬼門なので、最終面接でも選考されているという意識が重要だと感じた。パートナー面接は、面接官が大事にしていることを聞きたいというような意思が強いというように感じた。

こちらの先輩の選考体験記は以下よりご覧いただけます。
選考体験記を読む

以下のコラムにてより詳しく解説しています。
【3分選考対策】PwCコンサルティングのインターン対策まとめ

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング

EYストラテジー・アンド・コンサルティング（以下、EYSC）は、世界150カ国以上の拠点に約30万人を擁するEYグループのメンバーファームです。

EYSCが現在のアドバイザリーの体制を整えたのは2017年4月と、BIG4の中で最も新しく、スタートアップに近い状態です。そのため、まだ会社のカルチャーが確立されておらず、若手にも多く仕事が回って来る環境だと言われています。

さらに、2018年春にEYグループは戦略ファームであるEYパルテノンを日本に発足し、サービスを開始しました。そのためEYも、監査法人や税理士法人だけでなく、戦略部門とも協力しながら仕事を進めることができる体制になりつつあると言えます。

年収

EYSCの平均年収は約900万円前後であると鑑みられます。
外資就活編集部の調査によると、初任給は600万円程度、入社5年次の平均年収は800万円、入社10年次の平均年収は1,000万円と予測されます。

事業内容

EYSCは、経営コンサルティングと戦略的トランザクション支援サービスを主に展開しています。

4つのサービスライン（アシュアランス、コンサルティング、ストラテジー・アンド・トランザクション、税務）が提供する総合的なサービスとセクターに関する深い知識を通して、クライアントの皆さまが新しい機会を活用し、リスクを評価して管理するためのサポートを提供し、社会的責任を果たしながら成長を続けられるよう支援します。

選考フロー

選考フローは上記の通りです。

選考で重視されたことについて、内定者は以下のように答えています。

論理的であること、コミュニケーション能力の2つが重視されたと考える。前者に関してはフェルミ推定、GDでは論理的に思考する能力が求められ、その発表や質疑応答において論理的に説明できる能力が求められたと感じている。後者に関しては、フェルミ推定の後にディスカッションの時間が長めに取られていることや、ロングのＧＤが選考に組み込まれていることから感じた。

こちらの先輩の選考体験記は以下よりご覧いただけます。
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以下のコラムにてより詳しく解説しています。
【3分選考対策】EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングのインターン対策まとめ

Big4から内定を獲得するために

いかがだったでしょうか。
Big4という１つのくくりであっても、それぞれの特色があることが理解できましたでしょうか。
Big4のファームから内定を獲得するために大切なことの1つとして企業理解を深めることがあげられます。「外資就活ドットコム」では、先輩内定者の選考体験記や、様々なコラム記事を通じて業界理解、企業理解を深めることができます。

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