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【戦略コンサル内定】戦略コンサル早期内定を目指す選考対策スケジュール

はじめに

こんにちは、外資就活 コンサルチームです。

戦略コンサルは1万人とも言われる応募者の中から、業界全体で200人程度しか内定が出ない就職最難関業界の一つです。その一方で、最も早い時期に内定出しが始まる業界でもあるため、十分な対策を行わないまま落選してしまう学生が多くいます。

外資就活コンサルチームでは、読者の皆様が戦略コンサルから内定を得るために、早期からの対策を強く推奨しております。

そこで、今回のコラムでは、戦略コンサルの内定を獲得するために、

・戦略コンサルの選考はどのようなプロセスなのか
・戦略コンサルの対策は何をいつから始めればよいのか

についてお伝えします。

戦略コンサルの新卒選考の全体像

戦略コンサルの選考は、非常に多くの応募者から少数の内定者を選ぶ構造になっています。そのため、選考ステップの数が多く、また各選考ステップの倍率がかなり高くなっています。

一般的な選考プロセスは、ES → 筆記試験 → ケース面接(複数回) → ジョブ(インターン) → FIT面接 という流れになっています。ファームによって若干の誤差はあるものの、多くのファームではこの流れで選考が進みます。

以下は各選考が行われる時期を図にまとめたものです。

この図をご覧いただければお分かりの通り、戦略コンサルの選考を受けるチャンスは年に数回あり、夏選考・冬選考の2回がメインです。

また、近年では夏・冬・春と3回選考を行うファームも増えてきました。同じファームに何度も挑戦できるようになり、かなり広く門戸が開かれているようにも見えますね。

しかし、一度受けるとその年の選考には参加できないファームもあります。その最たる例として、マッキンゼー・アンド・カンパニー(以下、マッキンゼー)では一度選考に不合格になるとその後2年間は再応募できないルールになっています(このルールは戦略コンサル志望者の中ではとても有名ですが、一般にはあまり知られていません)。

そのため、各ファームの選考をどの時期に受けるかについては、とても慎重に考える必要があります。

多くのファームで採用枠が多いのは夏選考です。また表中にもある通り、夏にしか選考を行わないファームも存在します。そのため、夏選考では多くのファームにトライするとよいでしょう。

ただし、第一志望のファームはある程度練習を重ねた後に冬選考で受けるというのも一つの選択肢です。また、表にも記載しました通り、一部のファームでは一定の選考プロセスまで進み不合格になると、再受験できなくなってしまいます。

実際「MBBの中でも特に志望度が高いファームはあえて冬選考で受ける」という戦略を選び、結果MBBの内定獲得に成功する方は毎年一定数出ています。一方で、夏選考を一度に受けて一気に選考慣れするという戦略を採る方もいます(その結果、サマーでMBBを全制覇した学生も過去にはいました)。ご自分の特性に合った戦略を選択するとよいでしょう。

また夏選考と冬選考で採用枠が埋まったなどの理由により春選考が実施されないことがあるので、注意が必要です。

各ファームの詳細を知りたい方は、ぜひ以下のコラムにも目を通してみてください。

さて、ここからは夏ジョブを見据えて各選考ステップごとの対策をご紹介します。

ES:論理的かつ端的に

戦略コンサルのESは、200字程度の場合が多く、一般的なESの設問(400字程度が多い)と比べて少なくなっています。そのため、端的に、結論ファーストで、論理的に書くことが大切です。

ほとんどのファームではES提出締切日から数日以内に合否連絡が来ることから、あまりESの内容を重視していないファームが多いと考えられます。また、その後の面接でもESに関連する質問はほとんどありません。

ただし、ジョブ直前やジョブ後のFIT面接(詳細は後述します)では、ESを基に志望動機について聞かれることがあるため、面接で質問されることを想定して手を抜かずに書きましょう。業界の特徴を踏まえた上で、現在の自分と将来コンサルタントとして目指したい自分のつながりを論理的に説明できるように準備をしておきましょう。

ESの選考時期、推奨対策開始時期

ESの提出締切は、早いファームでは5月下旬から始まります。ちなみにESの受付開始はベイン・アンド・カンパニーなどが毎年早く、4月頃から開始しています(ただし締切は5月末から6月頭頃です)。設問が毎年あまり変わらないファームもありますので、それらのファームの設問を題材に、1カ月ほど前の4月頃から対策を開始し、信頼できる先輩などに添削してもらうとよいでしょう。

【ES設問例】
・勤務経験・活動の中で、特にリーダーシップを発揮した経験と、その際のあなたの役割をご記入ください。[100字以下](マッキンゼー・アンド・カンパニー)
・今までの人生の中で成し遂げたことで、人に話したいことは何ですか?[200字以下](ボストン コンサルティング グループ)
・あなたがご自身の強みを生かして問題を解決し、成果を出された経験を説明してください。[200字以内](ベイン・アンド・カンパニー)

ESを書く際のポイントや、ESを書くために必要な自己分析の方法については、以下のコラムを参照してください。

筆記試験:通過率は約10%!? 抜かりなく、徹底的に対策しよう︎

戦略コンサルの筆記試験では、かなりの割合の人が落とされてしまいます。東大生でも落ちる人は多くいますし、戦略コンサル内定者でも何社かは筆記で落ちたという方もいますので、甘く見ることは禁物です。

選考倍率はファームによって異なりますが、一般的に通過率は約10%と言われています。特に戦略コンサルを受験するような学生は日本を代表する超一流大学に通われている方が多いですので、その中で勝ち残るのは至難の業です。

さて、筆記試験の特徴ですが、実はファームごとに一般的なテストセンターからオリジナルの問題まで、形式はさまざまです。そのため筆記試験の対策は、各ファームの筆記試験の特徴に合わせて入念に行う必要があります。

以下に各ファームのテスト形式を一覧にしましたのでご覧ください。

ファーム テスト 類似している形式
マッキンゼー・アンド・カンパニー ゲームテスト
ボストン コンサルティング グループ デザイン思考テスト、SPI
ベイン・アンド・カンパニー 玉手箱
ATカーニー オリジナル GMAT、判断推理
ローランド・ベルガー TG-Web
アーサー・D・リトル 玉手箱
PwC Strategy& TG-Web
ZSアソシエイツ TG-Web / オリジナル GMAT、簡単な数学
アクセンチュア(戦略) 玉手箱
ドリームインキュベータ SPI
経営共創基盤 GPS SPI、判断推理
コーポレイト ディレクション オリジナル GMAT、判断推理

筆記試験の選考時期、推奨対策開始時期

各ファームの試験日の1、2カ月前から準備を始めましょう。遅くとも5月には始めることを強く推奨します。なぜなら、せっかくケース面接などの対策を入念にしていても、筆記試験で全滅してしまえばケース面接を一つも受けることができなくなり、本末転倒になってしまうからです。

また、表にもある通りオリジナル問題を課すファームであっても、判断推理やGMATなどと類似した問題が出題される場合がほとんどです。そのため、これらの対策本を早めに購入して解いておきましょう。

特に戦略コンサルの場合は筆記試験のボーダーが高いため、制限時間内に問題を解き切ることが大切です。単に問題の解法を知るだけではなく、限られた時間で解けるよう繰り返し練習をしておきましょう。

戦略コンサルの筆記試験については、以下のコラムでより詳しく説明しています。ぜひ一度目を通してみてください。

GD(グループディスカッション):課されることは少ないが倍率が高いので注意

戦略コンサルのうち選考プロセスでGDを課すファームは、PwC Strategy&やアクセンチュア、ドリームインキュベータ、コーポレイト ディレクションなどがあげられます。GDの倍率は他の選考ステップと比して非常に高く、本選考の前に何度か対策を行う必要があります。

GDの選考時期、推奨対策開始時期

GDの選考は、早いところで6月下旬から始まります。GDの対策を一人でやることは難しいので、就活支援団体が主催するセミナーに積極的に参加することを推奨します。3、4月頃から開催され始めますので、参加してGDに慣れておくことが大切です。

GDが選考プロセスに含まれている他の企業の選考を先に受けておくというのも有効な対策法です。特にベンチャー企業のインターン選考では、5~6月にGDが開催されるケースが多くあります。これを受け、GDのコツを確認するのもよいでしょう。

GDでは司会やリーダーの役割を務めなければいけないわけでは決してありません。議論をまとめて進めるファシリテーター、議論を一歩引いて俯瞰して見る人など、自分に適した役割があり、自分がどの役割を担っているときにチームの成果に最も貢献できるかを見極めるのが大切です。

ケース面接:最大の難関

戦略コンサルの選考において、最も特徴的で最大の難関となるのが、ケース面接です。

多くのファームではケース面接を2回実施します。ベイン・アンド・カンパニーなど一部のファームでは、3~4回のケース面接を突破しないとジョブ(インターン)に参加することができません。

ケース面接は、答えのない難しいお題について短時間で考えることが求められるため、非常に難易度が高く、かつ一人では対策が難しいという特徴があり、選考通過率が非常に低くなっています。

筆記試験は必要な対策時間を確保すれば誰でも練度を高めることが可能ですが、ケース面接はセンスによる個人差が大きく、人によっては中々練度を高めにくい選考です。そのため、ES・筆記試験対策が終わり次第、できるだけ多くの時間をケース面接対策に費やすとよいでしょう。

ケース面接のお題(ケース)は、大きく分けて下記の3種類があります。

フェルミ推定系:簡単には分からないものの数値を論理的に求めるお題
  例)「日本にある公衆電話の数」
    「新幹線の車内販売の売上」
ビジネスケース系:実際のコンサルティング業務のように企業の課題を解決するお題
  例)「マクドナルドの売上を2倍にするには」
    「紀伊国屋書店の売上を向上させるには」
抽象系:抽象的なテーマに対して論理的な考察・説明を求めるお題
  例)「プラットフォームビジネスの成立要件は何か」
    「国とは何か」

の3種類です。

フェルミ推定系のお題は主に1次面接で課されることが多く、2次面接以降ではフェルミ推定を聞かれてから続けてビジネスケースを出題されるという場合が多い傾向があります(もちろん1次面接からビジネスケースを課すファームもあります)。また、抽象系のお題は主にATカーニーやベインで出題される傾向があります。

実のところ各ファームには「ケース面接はこのお題が多い」という『出題傾向』があります。そのため、志望するファームの出題傾向に応じ対策をしていくと効果的でしょう。しかし、年度により採用チームの変更に応じて出題傾向も変わることがまれにありますので、確実に内定されたい方は油断せず一通り練習しておかれることを推奨します。

ケース面接の選考時期、推奨対策開始時期

ケース面接の選考は例年6月頃から始まります。そのため、2カ月ほど前から対策を開始するのがよいでしょう。

対策の仕方としては、まずは何冊か本や就活コラムを読んでケース面接がどのようなものなのかを理解した上で、先輩の戦略コンサルの社員や内定者に模擬面接をしてもらう(もしいなければ、レベルの高い学生同士で練習をする)とよいでしょう。

ケース面接で大切なことは、答えを暗記することではありません(暗記だと決めてかかると戦略コンサルの内定はまず出ません)。ケース面接では、論理的で筋のよい答えにたどり着くための思考プロセスが最も重要になります。

ケース面接については、外資就活ドットコムではさまざまな記事でアプローチ方法や心構えを解説していますので、一通り読んでおかれることをお勧めします。また、一部の戦略ファームでは自社サイトでケース面接のコツについても紹介しています。そちらも参考にしてみてください。

特にマッキンゼーのケース面接は特徴的なお題を毎年出題するのですが、なんと自社サイトでどんな問題が出るか細かく解説しています。マッキンゼーを受ける方は以下のリンクから公式サイトを何度か見ておかれることをお勧めします。

【ケース面接対策に有効な本】
東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート 50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」
↑ただし、この本は初心者が「感覚に慣れるため」にのみ読んでください。この本の解法を鵜呑みにしすぎず応用することがポイントです
戦略コンサルティング・ファームの面接試験 新版 難関突破のための傾向と対策
過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題

ジョブ:思考力だけでなく「思考体力」が必要

ジョブとは、コンサルや外資系投資銀行特有の選考フェーズであり、一般的な企業で行われる「インターン」に近いものです。インターンよりも選考としての意味合いが強く、内定を獲得するためには必ずジョブ選考を突破する必要があります。一方、インターンは内定に直結している場合が少ないため、参加は必須ではありません。

戦略コンサルのほとんどのファームでは、選考においてジョブが課されます。ジョブは3~4日にわたって行われ、実際の企業に対する提案を想定した仮想のプロジェクトを3人から5人チームで行います(ATカーニーのみ4日間の個人ワーク)。

ジョブでは、思考の速さ、示唆の鋭さだけでなく、ジョブ期間中を通してそれを維持する「思考体力」も必要とされます。また、チームの和を乱すことなくアウトプットを最大化する力もジョブでは必要とされます。

これまでの選考と比較し、「思考体力」「チームでのアウトプット力」、この二つも評価されていることがジョブの大きな特徴と言えるでしょう。

また、説明会や面接に比べて、ランチや懇親会などの場で社員と話す時間が多く設けられます。そのため、ジョブを通じてファームについてより深く知ることができます。

ジョブに関するコラムは以下にまとめられていますので、ぜひ目を通してみてください。

ジョブの選考時期、推奨対策開始時期

ジョブは8月から9月に行われます。ジョブの対策も、GDやケース面接と同様に1人で行うことは難しいでしょう。そのため、戦略コンサルよりも早い時期にインターンを行なっているベンチャー企業などに応募して、チームでアウトプットを作り出す経験を積んでおくのをお勧めします。

ジョブ後面接(最終面接):「志望度の高さ」を確認される

ジョブ後面接(最終面接)は、学生の人格や入社の意思の確認、お互いの疑問点の解消を目的に行われており、FIT面接と呼ばれることもあります。そのため、ジョブ後面接では「コミュニケーション能力の高さ」と「志望度の高さ」をアピールすることが最大の目的になります。

ジョブ後面接の選考時期、推奨対策開始時期

ジョブ後面接は、ジョブの1、2週間後に行われます。質問の内容は、一般的な志望動機、ジョブの感想から週末の過ごし方まで多岐に渡ります。また逆質問の鋭さは志望度をアピールするチャンスにもなります。そのため、説明会やジョブの段階から、その後の面接を意識してファームの情報を探ってみるとよいでしょう。

早期対策で戦略コンサル内定を目指そう

今回のコラムでは、戦略コンサルの選考ステップについて大まかにご説明しました。

最後に、それぞれのステップに関する夏までの対策開始時期についておさらいしておきましょう。

【ES対策】提出1カ月ほど前、5月から6月頃に開始
【筆記試験対策】試験日2カ月ほど前、4~5月頃に開始
【GD対策】セミナーなどが開始する3~4月頃に開始
【ケース面接対策】ケース面接の2カ月ほど前、4~5月頃に開始
【ジョブ対策】戦コンより早い時期にインターンの募集が始まる6月頃に開始

ただし、優秀な就活生が集まる選抜コミュニティに参加するには、それよりも早い対策が必要になる場合があります。選抜コミュニティの選考は、春(2~4月)と秋(9~10月)の年2回行われることが多いです。筆記試験やGD、(ケース)面接など、戦略コンサルと同様の厳しい試験が課されるため、早い段階で準備をしておきましょう。

選抜コミュニティに関しては、以下のコラムで詳しく説明されています。

本コラムを通じて、多くの選考ステップが課されることや、それぞれのステップについて入念な対策が必要であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。各ファームの選考に乗り遅れないよう、早めの準備を心掛けましょう。

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