マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)の年収・初任給・給与制度
2018/08/31
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目次
マッキンゼー・アンド・カンパニーの年収
平均年収 | |
初任給 | 約700万円 |
5年次 | 1,500万円~ |
10年次 | 3,000万円~5,000万円 |
マッキンゼー・アンド・カンパニー5年次
マッキンゼー・アンド・カンパニー10年次
(国税庁「平成28年度 民間給与実態統計調査」、OpenWorkのデータを参考に外資就活編集部作成)
外資就活編集部の調査によると、マッキンゼー・アンド・カンパニーの平均年収は1,800万円/平均年齢30歳程度と推定されます。
初任給はボーナスを含めて700万円弱と極めて高額な年収となり、入社5年次の平均年収は1,500万円以上でエグゼクティブクラス(年収1,500万円以上/日本の全就業者のトップ1.2%以内)に、入社10年次の平均年収は3,000~5,000万円とハイエグゼクティブクラス(年収2,500万円以上/日本の全就業者のトップ0.2%)に到達すると予測されます。ただし、マッキンゼー・アンド・カンパニーを始めとした外資系戦略コンサルティングファームでは、Up or Outを厳格に運用しているファームが多くなります。入社したファームに10年以上残れるコンサルタントは同期の中で1割以下のため、エグゼクティブクラス・ハイエグゼクティブクラスにまで到達するコンサルタントは決して多くありません。そのため、生涯年収でいえば日系証券会社の投資銀行部門(IBD)を下回る可能性も十分高いことには注意する必要があります。
▶業界内平均年収比較
(外資就活ユーザーアンケートのデータを参考に外資就活編集部作成 )
「戦略系コンサルティングファーム」での給与比較。上記給与はコンサルタント職の平均給与の比較であり、他の戦略系ファームと比較して平均か平均よりやや低いという評価となりました。戦略系ファームの中では平均年収は3位にランクインしています。ただし、戦略系ファームは職位が上がるほどにボーナスが占める比重が高くなるため、一概に平均年収がいくらであるというのは難しく、あくまで参考値であることに留意してください。
マッキンゼー・アンド・カンパニーの初任給
初任給:約700万円
▶業界内比較
(外資就活ユーザーアンケートを参考に外資就活編集部作成 ※2018年度時点)
世界最高峰のコンサルティングファームということもあり、マッキンゼー・アンド・カンパニーの初任給は、約700万円となり戦略系ファームの中で1位にランクインしました。戦略コンサルティングファームは、総合系コンサルティングファームと比較して年収が高くなる傾向がありますが、その中でもマッキンゼー・アンド・カンパニーの初任給は破格と言えるでしょう。
マッキンゼー・アンド・カンパニー の役職/年次と年収
役職名 | 年次(目安) | 給与(推定) |
ビジネスアナリスト | 1年目~ | 800万円~1,000万円 |
アソシエイト | 3年目~ | 1,000万円~1,500万円 |
エンゲージメントマネージャー | 5年目~ | 1,500万円~2,000万円 |
アソシエイトパートナー | 実力次第 | 2,000万円~3,000万円 |
パートナー | 実力次第 | 5,000万円~ |
(外資就活ユーザーアンケートを参考に外資就活編集部作成)
(国税庁「平成28年度 民間給与実態統計調査」、外資就活ユーザーアンケートを参考に外資就活編集部作成)
入社から1年以内にファームを去る人もいるほどに過酷な戦略コンサルティング業界ですが、その中でトップと言っても過言ではないマッキンゼー・アンド・カンパニーの年収は驚異的な額となりました。入社初年度の年収がすでに大企業における40歳時の平均年収を大きく上回っており、平均して3年ほどで年収1,000万円の大台に到達します。年収1,000万円といえば、全就業者のうち上位4.3%程しか到達することができない程の高収入ですが、マッキンゼー・アンド・カンパニーでは弱冠25歳にしてその領域にまで到達することができます。また、外資系の戦略コンサルティングファームでは、総合商社と異なり年次を経るごとに年収の上昇率が低下するといったことはないため、全国平均の平均年収との差はさらに広がり、新卒時で3.1倍程あった年収の差は入社10年目には約5倍に到達します。
しかしながら、これほどの高給を得るには当然リスクもあり、自分の役職で要求されるだけのパフォーマンスを発揮することができなければ、容易く解雇となる「Up or Out」が厳格に適用されているファームでもあります。具体的には、10年後にファームに残っている新卒のコンサルタントは1割程度と言われており、当時のトップ就活生ですら1割も残れないという過酷さは想像を絶するものとなるでしょう。そのため、生涯年収で見た場合には日系の投資銀行や総合商社で海外転勤する方が高給となることも十分考えられるため、年収のみを目的にマッキンゼー・アンド・カンパニーを選択するのは避けるべきでしょう。
マッキンゼー・アンド・カンパニーの年収1,000万円到達年齢、到達できる確率
到達年齢(目安) | 到達できる確率(推定) |
25歳 | 75% |
戦略コンサルティングファームでは、初任給がすでに高額である上に年収の上昇率も高いため、入社からおよそ3年ほどで年収1,000万円に到達します。「3年」でというのは、それまでにファームを去ることがなければという条件が付きます。ただ、新卒採用者は中途採用者と比べ解雇されにくいため、それなりの割合の人が年収1,000万円に達することができるでしょう。
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