OB・OG訪問 完全ガイド|いつから・やり方・何社・選考への影響【大学2年の冬から始める】

OB・OG訪問 完全ガイド|いつから・やり方・何社・選考への影響【大学2年の冬から始める】

2026/10/30

会員登録すると
このコラムを保存して、いつでも見返せます

eyecatch

「OB・OG訪問はやった方がいい」とよく言われますが、 いつから・誰に・何社やればよいのか、そして本当に選考に効くのか まで腹落ちしている人は多くありません。なんとなく1〜2人に会って終わり、では機会を活かしきれません。

この記事は、OB・OG訪問を 戦略として設計する ための完全ガイドです。まだ志望業界が決まっていない大学2年の冬から、本選考直前の大学3年の冬までを通して、時期ごとの目的・やり方・選考への効き方を整理します。外資就活ドットコムに投稿された選考体験記の声も紹介します。

この記事で分かること
・OB・OG訪問はいつから始めるべきか(大学2年の冬にできること)
・依頼から活用までのやり方5ステップ
・時期ごとの訪問社数・人数の目安
・選考への影響(評価・優遇・リクルーター面談)
・質問例・メール・手土産など目的別の関連記事
注意事項
本記事のOB・OG訪問の実態・選考への影響等は、外資就活ドットコムに投稿された選考体験記および公開情報をもとに構成しています。OB訪問の選考上の扱い(評価・優遇の有無)は企業・年度・職種によって大きく異なり、公式に明言されないことも多い点にご注意ください。

OB・OG訪問とは?「やった方がいい」で終わらせない

OB・OG訪問は、志望企業で働く先輩社員に個別に話を聞く活動です。目的は大きく3つあります。

情報収集:説明会では出てこない、現場のリアル(仕事・働き方・カルチャー)を知る
志望動機の解像度を上げる:一次情報をもとに「なぜこの会社か」を語れるようになる
選考への接続:企業によっては評価・優遇・リクルーター面談につながる(後述)

つまりOB・OG訪問は「やるかやらないか」ではなく、 目的を持って戦略的に設計するもの です。特に、説明会やWebサイトでは分かりにくい 社風や社員の雰囲気 を確かめられるのは、OB・OG訪問ならではの価値です。

OB・OG訪問はいつから?大学2年の冬から始められること

結論から言うと、 OB・OG訪問に「早すぎる」はありません 。ただし、時期によって会う相手と聞くことを変える必要があります。

志望企業が決まっていない大学2年の冬は、特定企業の選考対策ではなく、 「業界や働き方を知るための話」を聞く段階 です。この時期の訪問は、サマーインターンの志望先を決める材料になります。

大学2年の冬にできるOB・OG訪問の準備
□ 身近な先輩から話を聞く:ゼミ・サークル・部活で就活を終えた先輩に、業界選びや就活の進め方を聞く
□ 社員と話せる場に出てみる:合同説明会や企業イベントで、複数業界の社員に短時間ずつ話を聞く
□ 大学のキャリアセンターを確認する:OB・OG名簿や紹介制度の有無を調べておく
□ 興味のある業界を3つ程度に絞る:大学3年の春以降に、絞った業界の社員へ依頼できるようにする
□ 聞いたことをメモに残す:志望動機の材料として、後から見返せる形で記録する

合同説明会で社員と話すコツは「合同説明会を最大限活用する方法」、大学2年の冬全体のやることは「就活はいつから始める?何から始める?」で解説しています。先輩たちが大学2年の秋冬にどう動いていたかは「大学2年の秋冬、先輩はどう動いていた?」が参考になります。

体験記でも、 「早い段階からOB・OG訪問をしておけばよかった」「早めに動くべき」 という声は少なくありません。

体験記の声(大塚製薬・27卒)
「これから大塚製薬を受ける方には、早い段階でOB訪問やインターンに参加することを強くおすすめします。実際に社員の方とお話しすることで、企業の雰囲気や働き方、求められる人物像を具体的に理解することができ、志望動機の説得力も大きく高まります。」
出典:大塚製薬の選考体験記
体験記の声(三菱商事・27卒)
「早い段階でOB訪問をして事業の解像度を上げ、『なぜ商社か・なぜ三菱商事か』を自分の言葉で語れるようにしておくことを強くおすすめします。」
出典:三菱商事の選考体験記

いつ・何社やるべきか(時期と量の目安)

OB・OG訪問に「正解の回数」はありませんが、フェーズごとに目的が変わります。

大学2年の冬〜大学3年の春:身近な先輩・イベントでの社員との会話が中心。業界を知り、サマーインターンの志望先を決める材料集め
サマー前〜夏(〜8月):業界・企業理解のための「広く浅く」。志望業界を絞る
秋冬(9〜12月):志望企業が固まってきたら「狭く深く」。同じ企業で複数人・複数部署に会い、解像度を上げる
本選考前(年明け〜):志望動機の最終チェックと、リクルーター・早期選考ルートの接点づくり

量の目安は、 志望度の高い企業ほど複数人 (部署・年次を変えて2〜3人以上)に会うのが理想です。1人の話は「その人の主観」なので、複数に会うことで企業像が立体的になります。

特に商社・メガバンク・大手メーカー・コンサル(シンクタンク系)はOB訪問が活発な業界です。体験記でも、NTTデータ・NTTドコモ・野村総合研究所・三井住友銀行・三菱重工業・三菱UFJ銀行・トヨタ自動車・三菱商事・伊藤忠商事などで言及が多く見られます。志望業界がこれらに当たる人は、早めに動く価値が高いといえます。
体験記の声(アビームコンサルティング・27卒)
「OB訪問も非常に有効で、働き方や配属後のイメージを具体化できるため、できるだけ早い段階で複数の社員の方と話しておくことをおすすめします。」
出典:アビームコンサルティングの選考体験記

誰に会うべきか・どう見つけるか

人選は成果を左右します。意識したい観点は次の通りです。

年次を散らす:若手(1〜3年目)は現場のリアル、中堅は仕事の全体像やキャリア観が聞ける
志望部署・職種に近い人:配属後の働き方をイメージしやすい
複数の評価軸を持つ人:ポジティブな話だけでなく、課題・離職理由も聞ける相手だと判断材料が増える

見つけ方は、①大学のキャリアセンター・ゼミ/サークルのOB名簿、②OB訪問マッチングサービス、③説明会・イベントで知り合った社員への依頼、④内定者・先輩からの紹介、などが一般的です。 「紹介の紹介」で広げていく と、質の高い相手にたどり着きやすくなります。

OB・OG訪問のやり方(5ステップ)

初めてのOB・OG訪問でも迷わないよう、依頼から活用までの流れを5つのステップに分けます。

ステップ1:目的を決める

「業界を知りたい」「志望動機を固めたい」「社風が自分に合うか確かめたい」など、 その訪問で何を持ち帰るか を先に決めます。目的が決まると、会うべき相手と聞くべき質問が自然に絞られます。

ステップ2:相手を探して依頼する

前章の方法で相手を探し、依頼メールを送ります。件名で用件が分かるようにし、 自己紹介・依頼の理由・希望日程の候補・所要時間 を簡潔に書きます。敬語や文面の注意点は「OB/OG訪問の依頼・お礼メール攻略マニュアル」で確認できます。

ステップ3:質問を準備する

企業のWebサイトやIR資料、説明会で分かることは事前に調べ、 「その人にしか聞けないこと」 を質問にします。仕事内容・やりがいに加えて、社風を確かめる質問(意思決定の進め方、若手の任され方、評価のされ方など)も用意しておくと、企業選びの判断材料になります。質問例は「OB訪問の質問例30選とメールの書き方」にまとめています。

ステップ4:当日に臨む

時間厳守・メモ・お礼が基本です。カフェで会う場合の会計や手土産の考え方は「五大商社のOBOG訪問に手土産は有効か!?」が参考になります。最後に「ほかにお話を伺うべき方はいますか」と聞くと、次の訪問先につながります。

ステップ5:記録して活用する

当日中にお礼メールを送り、聞いた内容を記録します。 事実(聞いたこと)と、自分の解釈・次に確かめたいこと を分けて残すと、志望動機や面接の逆質問にそのまま使えます。記録の方法は「訪問記録を志望動機と逆質問に変える方法」で解説しています。

OB・OG訪問の進め方チェックリスト
□ 事前:企業・事業を調べ、「その人にしか聞けないこと」を質問に用意する
□ 依頼:丁寧かつ簡潔な依頼メール。相手の都合を最優先に日程調整
□ 当日:時間厳守・メモ・お礼。逆質問は浅い質問(調べればわかること)を避ける
□ お礼:当日中にお礼メール。学んだこと・次のアクションを一言添える
□ 活用:聞いた一次情報を志望動機・ESに反映し、次の訪問先につなげる

OB・OG訪問は選考にどう効くか(評価・優遇・リクルーターの実態)

最も気になるのが「選考に効くのか」でしょう。選考体験記には、OB訪問やリクルーター面談が選考とどう関わったかに触れた声が数多く寄せられています。実態として押さえたいのは次の点です。

企業によっては「リクルーター面談」が事実上の選考:OB訪問の延長として面談が組まれ、評価が選考に反映されるケースがある(特に金融・メーカー等)
訪問「回数」が見られることもある:志望度の指標として、面談回数が一定数あることを重視する企業も存在する(年度・企業による)
一方で「選考に一切関係ない」と明言する企業もある:外資系などでは情報収集の場と割り切られることも多い
体験記の声(野村総合研究所・27卒)
「諸事情によりインターンを辞退して本選考スタートになってしまいましたが、OB訪問やセミナーなどのイベントからNRIへの情報を得続けたため、その姿勢が功を奏したと思います。」
出典:野村総合研究所の選考体験記

重要なのは、 自分の志望企業がどちらのタイプかを早めに見極める ことです。リクルーター文化が強い業界では、OB訪問を「選考の一部」として丁寧に臨む必要があります。インターン経由の優遇ルートとの関係は「インターン参加→本選考優遇の実態」も参考になります。

やりがちなNG

調べればわかることを聞く:「御社の事業は?」はNG。相手の時間を尊重し、一次情報を取りにいく
1人の話を鵜呑みにする:主観が混じる。複数人に会って相対化する
お礼・連絡が雑:社会人マナーは見られている。リクルーター評価につながる企業では特に注意
訪問が目的化する:回数稼ぎではなく、志望動機・選考に活きてこそ意味がある

訪問を受ける側の社会人が何を見ているかは、「OB訪問を「受ける側」になって分かった」や「OB訪問を200回受けた現役商社マンが語る「一緒に働きたいと思う学生」」で読めます。

目的別:OB・OG訪問の関連記事

まとめ

OB・OG訪問は、戦略的に設計してこそ効きます。

・大学2年の冬から始められる:身近な先輩やイベントでの社員との会話で、業界を知る段階から
・「やった方がいい」ではなく目的を持って設計する(情報収集・志望動機・選考接続)
・時期で目的を変える:夏は広く、秋冬は深く、本選考前は接点づくり
・やり方は5ステップ:目的→依頼→質問準備→当日→記録と活用
・志望度の高い企業は複数人に会い、企業像を立体化する
・選考への効き方は企業による。リクルーター文化の強い業界は「選考の一部」として臨む

戦略的なOB・OG訪問は、志望動機の質と選考の通過率を底上げします。

関連記事

【29卒・大学2年生向け】外資就活Expo 参加エントリー受付中
トップ企業の社員と直接話せる、大学2年生向けのリアル合同説明会です。当日は外資就活アカデミアの説明や、現役の戦略コンサルタントの話を聞けるセミナーも予定しています。選考準備を始める前に、業界や企業を比べる場として使えます。
・東京:2027年1月17日(日)10:00〜18:00/ベルサール渋谷ガーデン
・関西:2027年2月24日(水)10:00〜17:30/グランフロント大阪 コングレコンベンションセンター
・外資就活Expoの特設ページを見る
・東京会場(1/17)の詳細を見る
・Expoで何ができる?服装・持ち物・よくある質問

会員登録すると
このコラムを保存して
いつでも見返せます

トップ企業内定者が利用する外資就活ドットコム

この記事を友達に教える