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英語バカはNG!帰国子女・留学生が就職活動で陥りがちな4つのワナ

各企業がグローバル展開に力をいれる昨今、英語を話せる留学生や帰国子女は就職活動において圧倒的に有利なのではないかという見方があります。

しかし筆者の周りには、意外にも「希望する企業・業界から内定をなかなか貰えないバイリンガル」が多くいたように感じます。
TOEICのスコアを伸ばすために悪戦苦闘する学生が多くいる一方で、なぜ「無い内定バイリンガル」が発生しているのでしょうか?

以下で、彼らが陥りがちな4つのワナを紹介します。

留学生・帰国子女が陥りがちな4つのワナ

1.「英語だけ人間」になっている

就職活動の時期、焦ってTOEIC対策をする同級生を横目で見て、「今さら英語なんてw」と心の底で笑っている帰国子女を筆者は知っています。

英語に苦労する就活生が多い中、今まで培ってきた英語力をアピールして自分がグローバル人材であることを主張しつつ、他の就活生と差別化を図りたい気持ちは重々わかります。

ただ、「私はアメリカに10年住んでいたので、英語には自信があります。したがって、グローバル化を掲げる御社には貢献できると信じております」と英語力だけをアピールしてしまっては、「…で、他には何ができるの?通訳を採用したいわけじゃないのだけど…」と面接官は感じてしまうことでしょう。

このように、英語力の高さだけをアピールする「英語だけ人間」になってしまっては非常にもったいないです!

英語はあくまでコミュニケーションツールです。
企業は通訳を採用したいのではなく、「自分で考え、業績向上につながる行動のできるビジネスマン(もしくはビジネスウーマン)」を採用したいのです。

「英語のうまさ」がグローバル人材に必須ではないという好例に、ノーベル医学・生理学賞を受賞した山中教授のスピーチがあります。iPS細胞の発見によりノーベル生理学・医学賞を受賞、その後も度々メディアに登場して、研究もどんどん拡大しています。

下記の動画はノーベル賞の受賞祭典で、iPS細胞についての講義を撮影したものです。

山中教授は決して英語のネイティブではありませんが、自分の考えをカタコトの英語でゆっくりと伝え、スピーチ後には拍手喝采を得ています。

繰り返しになりますが、英語はあくまでコミュニケーションツールです。
自分なりの考えを持ってさえいれば、ネイティブでなくても周りは耳を傾けてくれます。

これは就職活動にも同じことが言えます。面接官は、学生がいかに流暢に英語を話せるかを見ているのではなく、何を語りたいのかを見ています。

「自分にはこんな夢があって、こういった考えを持っていて、それらを世界中の人と共有する手段として英語も話せます」といったスタンスで挑んだ方が、吉と考えられます。

2.グループディスカッション中、でしゃばりすぎる

筆者が米国の大学に留学した際、日本との成績のつけ方の違いにとても驚いたのを覚えています。

日本の大学だと「出席30%、期末試験70%」といった割合で成績はつけられますが、アメリカだと「授業参加度30%、中間テスト30%、期末テスト40%」というような割合で評価されます。

授業参加度とは、ただ出席すればいいのではなく、授業中に積極的に自分の意見が言えたか、ディスカッションに能動的に参加できたかという点も成績評価の対象に入るそうです。

このように欧米ではディスカッションへの積極的参加が高く評価されます。そのため、留学当初はあまり意見の言えなかったシャイな日本人も、帰国するころには堂々と自己主張できるようになるといったケースも多々あります。

このように海外経験で得た積極性を活かし、グループディスカッションなどの選考過程で活躍するのは大変良いことです。しかし、時折積極性とでしゃばることを勘違いしている帰国子女も見かけます。

当たり前ですが、相手の意見にも耳を傾け、良い発言を汲み取るといった建設的なディスカッションをすることをグループ面接では求められます。

たとえば、グループディスカッション中に自分の意見ばかりを主張してしますと、協調性に欠ける人材として見られかねません。

もしリーダー的ポジションになったとしても、他の学生にも意見を述べる機会を提供し、良いと思ったポイントは取り入れ、グループ全体のアイディアをブラッシュアップするよう心がけましょう。

グループディスカッションについての詳細は、以下のコラムも参考になると思います。

グループディスカッションのプレイヤーが見落としがちな「打ち手」という盲点
グループディスカッションで見られるポイント|現役戦略コンサルタントが語る(1)

3.日本の就活制度に不満を募らせる


「皆同じようなリクルートスーツを着て、同じような髪形をして、同じようなバッグを持って、同じような志望動機を語って、就活生は皆同じに見える。」

「3年秋学期からの長期間の就職活動は学生生活を無駄にしている。ナンセンス。」

「留学生が就活しにくい。国際的に働ける人材を採用しようとしないなんて、グローバル化の波に遅れている。」

こんな声が帰国子女や留学生からよくあがります。日本の就職活動制度は世界的に見ても異例であることから、海外を見てきた学生特有のストレスを感じてしまうようです。

確かに、欧米では、大学生活は勉強に集中し、卒業する直前・直後から就職活動を始め、自分の興味のあるポストが空けば1年中いつでも応募できます。このような欧米の慣習と比べると、確かに日本の就職活動は異質に見えるのでしょう。

とはいえ、そのことで周囲の就活生を見下したり、不満を持つことで就職活動へのモチベーションを低下させたりしてしまっては、大事な就職活動に負の影響が出てしまいます。

日本の就活制度への不満から、選考落ちなどの際に自らの活動の振り返りが不十分になったり、先輩・OBや同級生からの情報収集が不十分になったり、活動が鈍ったりしてしまっては、余りに勿体無いと言わざるを得ません。

日本のマーケットで就職活動をすると決めたのであれば、純粋に活動に集中し、この採用制度の中で、自らに相応しい結果を導けるよう、ベストの準備を進めていく必要があります。

4.「バイリンガル=外資系に行くべき」と思ってしまう

確かに外資系企業では、高いレベルの英語力が求められるため、グローバルな印象が強いと思います。

では、「グローバル」とは何でしょうか?

外国人に囲まれ毎日英語ベースで仕事をすることをグローバルと呼ぶのなら、確かに外資系投資銀行などはグローバルと言えるでしょう。しかし、海外で働くことをグローバルと呼ぶのなら、商社やメーカーでも海外派遣のチャンスは大いにあります。

逆に外資系の場合は通常東京勤務となります。「英語が話せる=外資系志望」という考えからは一度頭を離したほうが良いでしょう。

外資系企業の事業内容に興味や適性があればよいのですが、「外資系=グローバル」というイメージだけで志望業種・企業を狭めてしまうことは非常にリスキーです。

もし、そうした漠然としたイメージで志望企業を狭めている場合は、就職して何をやりたいのかをもう一度十分に検討し直す必要があります。

帰国子女が強調するべき点

とはいえ、せっかくの海外経験。今まで努力してきたのだから、何かしらの形でのアピールは勿論積極的に行って問題ありません。では、どんな点を強調するべきなのでしょうか?

ポイントは、英語+αです!
以下では、英語以外に訴えるべき点をいくつか簡単にご紹介します。

1.環境適応能力

初めて海外に移住したとき、また海外から日本に移住してきたとき、それ以前に生活してきた空間とは全く異なる環境に合わせて自然と行動してきたと思います。

そういった環境の変化にストレスを受けつつも、一方でそれぞれの状況に見合った言動をとれる柔軟性も培われたたのではないでしょうか。

文化的バックグラウンドの異なる人々の間で、どのようにコミュニケーションを図ってきたかを具体的に説明できれば、自分は柔軟に物事を対処できると主張できるはずです。

2.積極性

自分から留学をしたのであれば、「自分の夢のために住み慣れた環境から勇気をもって飛び出すことのできる積極的な人間」と言えるでしょう。

たとえば、「10年間アメリカに住んでおりました。中国には3年間住んでおり、英語と中国語に堪能です」とただ当たり前の事実を並べるのではなく、なぜ海外に行こうと思ったのか、現地の人と溶け込むためにどんなことをしたのか、その結果どんなことに気づき、感じ、努力したのかと述べることができれば、自分の積極性のアピールにつながってきます。

3.多角的な視点から物事を観察する能力

数年間の海外生活を通し、日本での常識が海外では通用しなかったり、逆に海外では当たり前のことなのに日本では知られていなかったり…。そんな経験も多々あったのではないでしょうか。

それらを言い換えれば、1つの視点にとらわれることなく、様々な角度から物事を見るように努力してきたと主張することができます。

以上の3点はあくまで例えであり、非常に抽象的です。
しかし、自分の体験談を織り交ぜ、自分なりの意見に変換できれば有効な自己アピールにつながるのではないでしょうか。

おわりに

グローバル化していく市場の中で、言語能力へのニーズは今後も高まることが予測されます。ただし、言語能力は求められる能力の一部でしかありません。

自分がバイリンガルであることに慢心していては、その他大勢に埋もれてしまいます。しかし、英語だけではない自分の持つ能力をアピールできれば、逆に他の就活生をリードできる可能性が高まります。

帰国子女・留学生の皆様が、この4つのワナを乗り越え、自身の能力を最大限活かした活動ができるよう、祈っております。

マッキンゼー ゴールドマン

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