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コンサルのESで志望動機は重要?ケースの対策法は?~「戦略コンサル内定者だけど質問ある?」後編~

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目次

はじめに

こんにちは。外資就活 コンサルチームです。

前編では、業界・選考全般についての頻出質問を戦略コンサル内定者のTさんに答えていただきました。

後編となる本コラムではES・筆記試験・GD・ケース面接という形で選考フローごとの頻出質問について答えていただきます。

具体的な選考対策をする上で非常に有用な内容が詰まっておりますので、ぜひ参考にしてください。

〈Profile〉
Tさん
●複数の内資・外資系戦略コンサルティングファーム内定
●国立大学文系学部生

ESに関するQ&A

戦略コンサルはESの時点では、志望動機が求められないというのは本当でしょうか?一部日系ファームでは必要とされるなどの情報があれば教えてください。

Tさん:戦略コンサルの選考では基本的にESの内容は見られていないと言われています。それよりも筆記試験の出来が結果を左右します。また、総合コンサルでも基本的にはESも内容はあまり響かないと認識しています。ただ両者ともに注意が必要なのが、面接の段階では志望動機は聞かれるので、ESの段階である程度、志望動機を固めておかないと面接官に対して悪印象を与えかねません。

戦略コンサルの選考で、GPAは見られるのでしょうか?総合コンサルの場合も併せて教えてください。

Tさん:一概には言えませんが、ほとんど関係ないと思いますね。特に戦略コンサルでは地頭の良さが重視されるので、大学の成績はあまり選考には関係ないと思います。

戦略コンサルにおいて、英語力はアサイン機会をアップさせる道具にはなるものの選考には関係ないと把握していますが、それは正しいでしょうか?

Tさん:選考に関係ないとは言い切れないでしょうね。というのも倍率の高いフローである筆記試験では英語があるファームもありますし、一部の戦略コンサルファームの選考では英語でケース面接が課されたりすることもあります。そのため、自分の受けるファームの選考情報を確認しておきましょう。

筆記試験に関するQ&A

効率の良い筆記対策を教えてください。

Tさん:自分の場合は最初にSPIの練習を一通りやって、それから判断推理やGMAT、TG-Webなどの対策をしました。SPIはさまざまな分野の問題が網羅的に出題される印象なので、自分の得意不得意を見極めてから不得意な部分の補強や、SPIと違う形式の問題での練習をすると良いのではないでしょうか。

日本語のGMAT本は、どのようにして解き進めましたか?

Tさん:ファームによって異なりますが、Critical Reasoning とData Sufficiencyが出る場合がほとんどなので、そこを解いて練習していました。つまり、1冊全て解く必要はありません。

筆記試験対策として使った本を全て教えてください。

Tさん:以下の3冊を使用していました:
・『上・中級公務員 標準判断推理―確かな解答力が身につく“基本書”
・『新テスト対応版 MBA留学 GMAT完全攻略
・『史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集

戦略ファームの選考においてWEBテストで落ちてしまうと、再度選考が受けられないファームはありますか?

Tさん:私のときは、マッキンゼーはどのステップまで進んでも1度選考に参加すると2年間選考に申し込むことが出来なくなる決まりでした。ですから志望度が高い場合、どの時期にこのようなファームに挑むかのは注意が必要です。また、ローランドベルガーはテストが1度しか受けられませんでした。
※このようなルールは年度によって変わる可能性がありますので、必ず最新の情報を確認するようにしてください。

GDに関するQ&A

GDが課されない戦略ファームを教えてください。

Tさん:マッキンゼーやBCG、ベインといった戦略コンサルファームではGDは課されていませんね(23卒の選考の場合)。

戦略コンサルの選考において、GDは何を判断するために行われているのでしょうか?

Tさん:基本的には2つありますね。1つ目は論理的思考力。コンサルの選考で言うと「現状分析→ボトルネック特定→施策立案・評価」というサイクルをMECEに考えるということですよね。

2つ目はグループ内でのコミュニケーション力。相手に対して心地よいコミュニケーションを取れているかということですよね。コンサルの選考ではこの2つの力が高い水準で求められるのでしっかりと練習して臨みましょう。

ケース面接に関するQ&A

ケースの対策はどのように進めればいいですか?

Tさん:周囲に社員や内定者がいる場合にはどんどん利用しましょう。いない場合には、本や外資就活のコラムを読みながら優秀な学生同士でやってみましょう。

周りに優秀な学生がいない場合には、仕方ないので自分で思考プロセス紙に書いてやってみましょう。1人でやっていると自分の考えに疑問を持つことは難しいので、一度考えたものを一旦放置して翌日みてみると前の日に自分が考えたことに疑問を投げかけることができると思います。

ケース対策として、東大シリーズが有名ですが、これらの本の進め方を教えてください。

Tさん:ケース面接でどのような問題が出題されやすいかと、因数分解の方法や打ち手のバリエーションを増やすために使えばよいのではないでしょうか。やってはいけないのは、その本を唯一の模範解答と考えて暗記して面接に挑むことです。

ケース面接対策として、おすすめの本があればすべて教えてください。

Tさん:過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題』『戦略コンサルティング・ファームの面接試験―難関突破のための傾向と対策』がいいと思います。ただし本だけではなく、企業の社長の気持ちになりながら新聞を読むのも有効だと思います。

戦略・総合に限らず、ロジカルシンキングが重要だと聞きます。このような思考法は後天的に身に付けることができるのでしょうか?もしそうなら、方法も教えてください。

Tさん:可能です。ビジネスのことに限らず日常生活から、わからないものに対して疑問を持ち、それに対してすぐ調べたり人に聞くのではなく、仮説を立ててそのあとに検証することを繰り返すとよいのではないでしょうか。

戦略のケース面接におけるイケてない行動があれば教えてください。

Tさん:僕が思うのは、面接官に指摘を受けたときに論破しようとすることでしょうか。面接官に指摘されたことを柔軟に取り入れられない場合、素直さがなく成長の見込みがないと思われる可能性があるので、その指摘を柔軟に受け入れる姿勢を持っていましょう。

戦略コンサルのケース面接において、感覚値の使用(ex.平均所有率は○○とする)はどの程度許容されるのでしょうか?質問内容や制限時間によって変わるのでしょうか?

Tさん:ある程度分解できるところまで分解した後に、要素としてわからないものがあった場合には感覚値を使うしかないので許容されます。一方で、まだ分解できるのに分解を怠ってざっくり感覚値で置いてしまった場合にはそこは突っ込まれます。

戦略コンサルを志望しイベントに参加すると「フレームワーク=悪」のような風潮がありますが、就活生はフレームワークとどのように付き合っていくのが良いでしょうか?

Tさん:結論から言うとフレームワークは万能ではなく、ケースバイケースだと僕は思ってます。GDやケースなどで何でもかんでもフレームワークに当てはめて考えるのは不適切だと思いますが、使い方次第では議論を効率的に進められるものだと思います。なので、ケースなどの練習を通じてフレームワークなどの使い所などを見極めると良いと思いますよ。

ジョブ(インターン)に関するQ&A

戦略ファームのジョブでは、選考基準として何を見ているのでしょうか?

Tさん:論理的思考力やコミュニケーション力は当たり前として、あくまでも「ジョブ選考」という前提でお話しますが、僕は2つあると思いますね。

1つ目は思考体力です。具体的にはケース面接などの数十分という短い間では無く、3~5日間というある程度まとまった時間を考え続けることができるかというのは見られていますね。戦略コンサルはやはり労働時間も他業界と比べると長いので、思考体力は重要な要素です。

2つ目はカルチャーフィットです。いくら優秀な人でも人柄などがそのファームと合わなければ通過はできません。これは正直なところ対策できないですし、対策すべきではないと僕は思ってます。

戦略ファームのジョブ前にこなしておくべきことはありますか?

Tさん:自分はあまり対策はできていなかったので何とも言えませんが、強いて言うならケース面接の練習の延長として、ジョブの練習を1人でやってみるといいと思います。

例えば、ケース面接では前提のところで適当な数値を置くと思うのですが、それをきちんとリサーチしてみること、構築した仮説の再検証、修正を行ってみること、プレゼンを作ってみることをやるといいのではないでしょうか。ただし、おそらくほとんどのファームで、パワポの綺麗さなどはみていないと思いますので、パワポの見栄え自体にあまり重きを置いて練習する必要はないと思います。

戦略ファームの選考フローの中でも最終パートに位置するジョブでは、ケースやGDでは見えない要素をチェックされると言えますが、具体的に意識するべきことはありますか?

Tさん:大きく分けて3つ挙げられます。まず1つは思考体力です。ジョブはほとんどのファームでは3日以上にわたって行われるので、その期間ずっと思考力を低下させないことが大切です。

また、チームでのアウトプットを最大化のために、メンバーの意見や指摘を柔軟に受け入れること、と同時にグループのメンバーに対しても臆することなく高い要求をできることも重要です。

最後に、将来の上司になるかもしれないグループのメンターの意見を柔軟に取り入れて、「こいつと働きたい」と思わせることが求められます。

戦略コンサルの選考でジョブ落ちしたら、その後は選考を受けるチャンスがないのでしょうか?

Tさん:再挑戦可能なのは、僕が知る限りATK、RB、CDIです(現にジョブ落ちした人が再度ジョブに行った例を知っています)。一方、再挑戦不可の例として知っているのはマッキンゼー、ベインです。その他ファームについては再挑戦不可能とは公言していません。
※このようなルールは年度によって変わる可能性がありますので、必ず最新の情報を確認するようにしてください。

戦略コンサルのジョブ選考では、Excel・PowerPointはどれくらいのレベルで求められますか?

Tさん:どちらも基本的な動作ができるくらいで大丈夫だと思います。具体的にはExcelであれば表を作るであったり、PowerPointであれば簡単なスライドが作れる程度です。もちろん使えるに越したことはありませんが、重要なのはそこではないので現時点ではあまり気にする必要はないでしょう。

フィット面接に関するQ&A

戦略コンサルのフィット面接で求められることを教えてください。

Tさん:多くの場合、志望度の高さが見られていると思います。戦略ファームだと採用人数が少ないですので、内定辞退が出ると採用活動に大きな影響を与える場合が多いからです。

最初から志望度の高さを見ない理由としては、そもそも戦略コンサルで採用したいと思えるような能力を持っている人が少ないため、選考初期では志望度が低くてもそのような能力のある学生と多く接点を持ち、選考を通して業界やファーム魅力を伝えることで学生の志望度を上げてもらう、という考え方があるからだと思います。

【フィット面接に関するコラム】
戦略コンサル内定者が語る「ジョブ後面接」対策の極意

おわりに

前編・後編とコンサル業界や選考についての頻出Q&Aをまとめましたが、いかがでしたか?今回のシリーズを参考にして、選考対策を進めていただければと思います。

もしこのシリーズで自らの疑問を解消できなかった場合は、外資就活相談室を利用してみてください。実際にコンサルティングファームで活躍されている社会人の方や内定者に気軽に質問できるツールですので、ぜひご活用ください。

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