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外銀オペレーション部門とは?
こんにちは。外資就活編集部 金融チームです。
外資系投資銀行といえば「IBD(投資銀行部門)」のイメージが強いと思いますが、他にも少ないながらも新卒採用を行っている部門があります。
例えば、今回紹介する 「オペレーション部門」 は、各社新卒採用は毎年2、3名ともいわれるほどの狭き門です。(24卒では、4、5名採用しているところもありました。)
ホワイト、グローバル、高給料 のイメージがある外銀のバックオフィスであるオペレーション部門。この記事では外銀のオペレーションとはどういう部署なのか、内定をもらうにはどのように対策をしたら良いのかを紹介したいと思います。
具体的には以下の構成でお送りします。
・オペレーション部門の特徴
・英語面接の内容
オペレーション部門の業務内容
オペレーションの主な業務は担当プロダクトによっても異なりますが、トレーダーやセールスが受/発注したディール決済や、セールスが顧客に提示するタームシートの作成・チェックが中心です。
この部門なくしては決済の一つも通らないため、オペレーションはフロント業務を支える縁の下の力持ち的な存在と言えるでしょう。
オペレーション部門で求められるスキル
そのようなオペレーション部門において求められるスキルとは何でしょうか?それは主に 高いレベルの協調性、ミスをせず同じことを飽きずに続けられる緻密な性格、高度な処理能力 の3点でしょう。
以下、これらのスキルについて具体的に説明します。
高いレベルの協調性
セールスを始めとしたフロント業務の方々は強いプレッシャーの中で仕事をしているせいか、オペレーションに対してしばしば強い態度に出ることがあります。それを穏やかに聞きながら、疑問点にはしっかりと耳を傾ける姿勢が重要です。
それに加え、オペレーションにおける業務では社内外の様々な人と共に働くことが必要とされるため、対人関係に優れた人が好まれます。
そのような背景からオペレーション部門では業務上、我が強く、他者を押し除ける意識を持っている方はあまりいない上に、仮にいたとしてもそのような方は好まれない傾向にあります。
以上をまとめると、オペレーション部門では周りとうまく合わせながら仕事を遂行できる方が採用される傾向にあります。
ミスをせず、同じことを飽きずに続けられる緻密な性格
人間にミスはつきものですが、オペレーション部門に所属する人間にはそれを常に自分自身でダブルチェックできるようなきめ細やかな資質が求められます。
また、 同じことをずっと続けられるか否か も重要です。オペレーション部門では日々同じような業務の繰り返しが多いです。それを 飽きずに続けていけるか はオペレーション部門における資質の一つの判断基準になるでしょう。
高度な処理能力
決済などの日時は決まっている ことから、そのデッドラインを守るため、 猛スピードで事務処理をする能力 が求められます。
また、業務上Excelを頻繁に使います。もし苦手意識があるようでしたら、学生のうちからある程度ショートカットキーを覚えておくべきかもしれません。
外銀オペレーション部門の特徴
意外と男性も多い
外銀のオペレーション部門に所属する社員さんには女性が多いイメージがあるのではないでしょうか。確かに他の部署と比べて女性が多い部門であるのは間違いないです。
一方、会社によっては男性社員さんも半分近くいるところもあるそうです。
ホワイトながら、高給与
初年度は650万円など、給与はかなり高いと言えるでしょう。また、終電まで仕事をすることは基本的になく、労働環境もかなりホワイトといえます。
長く働きたいという方にはとても良い環境です。
他業界への転職は難しい
外銀のオペレーション部門から、他社の外銀のオペレーション部門に転職するケースは多くみられます。
また、稀に社内間でマーケット部門に異動できることもあります。しかし、オペレーション部門の仕事は他の業界ではあまり汎用性がないため、オペレーションの給与水準を維持しながら他業界に移ることは容易ではありません。
一方、他業界から外銀のオペレーション部門に転職される方は多くいます。
選考通過の為に、英語は重要
オペレーション部門は海外の本社や支社とやりとりする場面が多くあります。なかには英語を使用しない部署もありますが、基本的には高い英語能力が求められるでしょう。
オペレーション部門での選考において、英語面接もしくは英語でのグループディスカッションは避けて通れないと言っても過言ではありません。また、企業によっては半分以上が英語面接というところもあるようです。
英語ができないだけで落ちることはなくても、英語アレルギーの方には向かないといえます。次章では実際に面接で聞かれた質問例を示しますので、参考にしてください。
外銀オペレーション部門の面接で聞かれた質問例
外銀オペレーション部門対策のために、ここでいくつか過去の英語での質問例を紹介します。
(自己紹介をしてください)
・Why did you apply to our position?
(志望理由を教えてください)
・If you describe your character as an animal, what it will be?
(あなたを動物に例えるとしたら、なんですか)
・What is your weakness?
(あなたの弱点を教えてください)
・What does "Leadership" mean to you?
(あなたにとってリーダーシップとは?)
・What does "Success" mean to you?
(あなたにとって成功とは?)
・How can you contribute to our company?
(あなたはどのように会社に貢献できますか?)
繰り返しになりますが、オペレーション部門では周りとうまく合わせながら仕事を遂行できる方が採用される傾向にあります。実際に、21卒のゴールドマン・サックス(オペレーションズ部門)の内定者は「断言することはできないが、厳格に審査されるというよりもむしろコミュニケーション能力といった部分に重きを置いているのかもしれない。」と述べています。
英語力を身につけることはもちろん、それを踏まえて志望動機などの対策を練るようにしましょう。
ゴールドマン・サックス 21卒 本選考レポート
シティグループ 23卒 本選考レポート
シティグループ 22卒 本選考レポート
J.P.モルガン 22卒 本選考レポート
英語も対策してオペレーション部門を目指そう!
以上を意識しながら選考に臨めば、結果はついてくるのではないかと思います。
フロント業務の社員はある程度入れ替えがききますが、経験を積んだバックオフィス業務の社員はなかなか入れ替えが難しくなるので、稀少価値が高くなる場合もあるようです。
オペレーション部門を目指す方は、ぜひ頑張ってください!
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