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MBBだけじゃない!有名戦略コンサルティングファーム9社の人気ランキング&年収などの特徴まとめ・比較

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MBB以外の戦略コンサルについて知ろう

こんにちは、外資就活 コンサルチームです。

戦略コンサルは就活生に大変人気な業界ですが、今回は実際にどんなファームがあり、それぞれどのような特徴を持っているのかを3回にわたってお伝えしていきます。

第1弾では三大戦略ファームであるMBB(マッキンゼー、ボストン コンサルティング グループ、ベイン・アンド・カンパニー)の違いについて解説しました。まだMBB各社について把握できていない方は、こちらのコラムを参考にしてください。

さて、第2弾となる今回は、MBB以外の有名戦略ファーム9社について、

・強み・魅力
・働き方

を軸に比較しながらご紹介します。

今回ご紹介するのはいずれも有名ファームですが、各社の特徴までつかめている方は少ないと思います。就活を始めたばかりですと、社名すら知らない方もいらっしゃるかもしれませんね。

後悔のない企業選びと、志望動機について深く質問されるジョブ後の面接対策のためにも、今のうちから各ファームの特徴を把握しておくことが重要です。今回のコラムで各ファームについて理解を深めましょう。

戦略コンサルティングファームの人気度ランキング

まずは、就活生に人気な総合・戦略コンサルティングファームのランキング(上位15社)を見てみましょう。

順位 ファーム名 分類
1 マッキンゼー 戦略コンサル
2 アクセンチュア 総合コンサル
3 デロイトトーマツコンサルティング 総合コンサル
4 PwCコンサルティング/Strategy& 総合コンサル/戦略コンサル
5 ボストンコンサルティンググループ 戦略コンサル
6 アビームコンサルティング 総合コンサル
7 ベイン・アンド・カンパニー 戦略コンサル
8 KPMGコンサルティング 総合コンサル
9 EYストラテジー・アンド・コンサルティング 総合コンサル
10 ローランド・ベルガー 戦略コンサル
11 A.T. カーニー 戦略コンサル
12 ベイカレント・コンサルティング 総合コンサル
13 ドリームインキュベータ 戦略コンサル
14 アーサー・ディ・リトル 戦略コンサル
15 経営共創基盤(IGPI) 戦略コンサル

※2023年8月時点の25卒外資就活ユーザーのデータを基に作成

戦略コンサルティングファームとして、マッキンゼーやボストン コンサルティング グループ、ベイン・アンド・カンパニーの3社(いわゆるMBB)が上位にランクインしています。しかしそれ以外にも、様々な戦略コンサルティングファームが就活生からの人気を集めていることがわかります。

今回紹介するファームの特徴

ファーム名 社員人数(日本) 新卒での年収 強み
A.T. カーニ― 約200名 約660万円 コストカット
PwC Strategy& 約200名 約550万円 グループでの連携
ローランド・ベルガー 約100名 約580万円 製造業
アーサー・ディ・リトル 約200名 約500-600万円 製造業
ZSアソシエイツ 約100名 約550-700万円 製薬
ドリームインキュベータ 約140名 約550-580万円 新規事業
経営共創基盤(IGPI) 約220名 約500-550万円 企業再生
コーポレイトディレクション 約80名 約500万円 幅広いクライアント
アクセンチュア(戦略部門) 約300名 約650万円 IT

※外資就活ドットコム調べ。年収はベース給です。

MBBと比べて、それぞれのファームの得意分野がはっきりと分かれています。また、ファーム毎にばらつきはあるものの、新卒の段階から年収が高水準であることが分かっていただけるのではないでしょうか。

ここからは、それぞれのファームについてより詳しく説明していきます。

A.T. カーニー

日本では、トップティアであるMBBに次ぐ “ティア1.5” と称されることが多い戦略ファームです。

強み・魅力

日本でのプレゼンスの高さと、200人ほどの少数精鋭ファームであることが特徴です。主にコストカットなどの実行支援面でのソリューションに強みがあります。

“Up or Out”のイメージが強い戦略コンサルティング業界ですが、A.T. カーニーでは”Progress or Out”の文化が根付いており、それぞれの人が自分なりに成長を遂げていれば活躍し続けることができるという環境になっています。昇進のスピードにも差があり、早い人は入社後半年で職階が上がるそうです。

若手であってもプロジェクトにおける個人の裁量が大きく、入社1年目の段階で論点設計からプレゼンまで1人で担うというケースもあるようです。

働き方

以前は残業時間が長いという印象を持たれていたA.T. カーニーですが、ここ数年でワークライフバランスは改善傾向にあり、21時ごろに退社できる日も多いと言われています。

PwC Strategy&

ブーズ・アンド・カンパニーとプライスウォーターハウスクーパース(PwC)が2014年に経営統合したことで誕生した組織です。

強み・魅力

世界最大の会計事務所であるPwCグループに属していますが、日本でのStrategy&単体の人数は200人前後と比較的小規模です。「差別化された優れたケイパビリティ」が独自性と成功を生み出す、という信条を掲げており、実際にメンバーファーム(同じグループ内の別組織)が実行支援を行えるという特徴があります。

働き方

会計事務所系列のファームであるため法令遵守意識が高く、ワークライフバランスの改善に向けた取り組みが積極的にされています。残業時間の管理やテレワークなどの制度も整っているため、他のファームに比べると働きやすい環境だと言えます。また育休などの制度も充実しており、男性社員であっても1年間の休みをもらうケースがあるそうです。

一方で、厳格な “up or out” の文化があるため、新卒であっても4年目までにパフォームしない場合には退職勧告を受けることもあるようです。

ローランド・ベルガー

欧州系最大の戦略コンサルティングファームです。

強み・魅力

自動車などの製造業やアパレルなどの消費財、物流業界を得意としています。ファームの機能に関しては、戦略案件・デューデリジェンス(DD)・実行支援をバランス良く行っていることが特徴的です。東京オフィスは100名程度の少数精鋭であるため人間関係はウェットであり、実際に先輩後輩を問わず助け合う風土があるようです。

働き方

以前は残業が多いイメージを持たれていましたが、近年は採用人数の拡大とともにワークライフバランスは改善傾向にあるようです。「終電を逃すレベルで忙しいことは半年に1回あるかどうか」という社員の声も挙がっています。

アーサー・ディ・リトル

マサチューセッツ工科大学の博士によって設立された世界最古のコンサルティングファームです。

強み・魅力

製造業への圧倒的な強さで有名です。かつては理系院生ばかりを採用することで知られていましたが、近年では文系学生も一部採用されています。オフィスが小規模なため人間性を重視した採用を行っており、温厚な社員が多いようです。理系出身者の多さと製造業に案件が集中していることから、ファームを「研究室のような雰囲気」と表現する人さえいます。

働き方

部下に対して休日に連絡することを制限する制度や、休暇の取得率を高める取り組みが行われているようです。このような様々な制度を設けることでワークライフバランスは改善傾向にあると言えます。しかし、戦略ファームである以上は、平日の業務量の多さや帰宅時間が遅くなることは覚悟しておくべきでしょう。

ZSアソシエイツ

1982年の創業から一貫して、営業とマーケティングに対する問題を科学的アプローチで解決することに特化した戦略ファームです。

強み・魅力

ZSアソシエイツは製薬業界に圧倒的な強さを誇り、機能面に関しては戦略案件が7割ほどと高めになっています。東京オフィスは80人ほどの少数精鋭なため人間関係はかなりウェットで、実際に戦略コンサル業界では珍しく社員旅行が行われるそうです。また東京オフィスの外国人比率が高いため、海外案件や英語を使って働く機会の多さも魅力として挙げられます。

働き方

強み・魅力の項目で解説したように日本に居ながらグローバルな働き方ができます。比較的フレキシブルに有給取得や勤務時間の調整をすることができ、チームに迷惑をかけない程度での自由な働き方が認められているため、戦略ファームの中ではワークライフバランスが整っていると言えます。

ドリームインキュベータ

ドリームインキュベータは、2000年に当時BCG日本支社代表であった堀紘一さんをはじめとする幹部らで立ち上げた、日系戦略コンサルティングファームです。

強み・魅力

社内の投資部門の存在や子会社を保有していることが最大の特徴です。また、新規事業立案を得意分野としており、戦略案件も多いです。

働き方

最大二つのプロジェクトにアサインされる2ケース制をとっているため、比較的忙しくなることは覚悟すべきでしょう。また、新卒入社して数年で投資部門を経験できるなど、若いうちにコンサルティング以外の経験を積むことが可能です。

経営共創基盤(IGPI)

産業再生機構のメンバーによって設立された戦略コンサルティングファームです。

強み・魅力

経営共創基盤(IGPI)は企業再生に強いファームです。産業再生機構のメンバーによって創立されたこともあり、政財界に多くのネットワークがあります。そのため会社の業績は、景気が悪い場合でも他のファームと比べると安定していると言えます。

働き方

他のファームと比較してワークライフバランスが調整しやすいと感じている社員が多いようです。常駐先のクライアントの勤務時間に合わせて働く傾向が強く、オフィス外で働ける自由さも魅力的です。

コーポレイト ディレクション

コーポレイト ディレクションは、BCG出身者が立ち上げた国内初の独立系戦略ファームです。

強み・魅力

大手企業から中堅企業まで幅広い企業をクライアントに持っています。近年ではメガベンチャーの支援を行っていることも知られており、クライアントに大きなインパクトを与えられます。また、80人ほどの少数精鋭ファームであることから社員同士の人間関係はウェットで、ジョブ参加者によると他の戦略ファームと比較して個性的な社員が多いようです。

働き方

2ケース制を敷いており常駐案件もあるため、比較的忙しくなることは覚悟するべきでしょう。一方で、新卒社員をマネージャーまで育てるという人事方針があるためアウトはありません。これはパートナーごとに採用を行い、入社後も主にそのパートナーと仕事をする「担当パートナー制」にも表れています。そのため退職プレッシャーはなく、コンサルタントとしての成長に向き合える環境があると言えます。

アクセンチュア(戦略部門)

アクセンチュアは、アメリカ発祥の世界120ヵ国に支社を展開するグローバルファームです。戦略コンサルタント職以外に三つの職種で新卒採用を行う総合ファームですが、アクセンチュアの戦略コンサルタント職は他の戦略ファームに匹敵する人気を就活生から得ています。

強み・魅力

IT案件への強さで有名です。アクセンチュアのIT部門は自分たちで実際にコードを書くほど、より実行に近い形で支援を行います。IT部門を保有し連携して動くファームは近年増加傾向にありますが、実行支援の質で差別化できているようです。

働き方

IT案件に強みを持つアクセンチュアは、自社内にITを積極導入することで業務の効率化を図っているようです。IT導入による分業化は労働時間の短縮につながりますが、依然激務であることは間違いないでしょう。

各戦略ファームの特徴を理解して選ぼう

いかがでしたか。

MBBに比べると、各ファームの得意分野はよりいっそう分かれており、それぞれ特徴があることをご理解いただけたのではないでしょうか。

今後のファーム選びの参考にしていただければ幸いです。

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