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社長のキャリアから比較する総合商社〜トップから見る商社の人物像

社風イメージを理解し、OB訪問や志望動機の材料とする

こんにちは、外資就活 商社チームです。

「総合商社には、それぞれどのような社風がありますか?」

商社チームに在籍する総合商社内定者が、就活中に何度も耳にした質問です。総合商社はさまざまな事業領域と接点があり、ビジネスという側面から各社を比較するのは難しいため、結果的に各社の比較材料として「社風、人」を用いる方が多いのです。

では各社はどのような社風を持っているのでしょうか?

今回は各総合商社の社長が歩んだキャリアや経験の比較を通じ、社風の比較を行います。本コラムを通じて、今後OB訪問で行う質問や、志望動機を考える材料としてご活用いただければ幸いです。


まずなぜ、社長のキャリアを見る事で社風の違いが見えてくるのでしょうか。

社長のキャリアには、
・全員が生え抜きである
・社内の中でも特に成果を出した、いわゆる出世ルートを歩んできている

という点が共通部分としてあります。そのため、

・社長自身の経験を次世代に活かそうとしている可能性がある
・各社の考える理想的な商社パーソン像を体現している

ということを狙っているのではないかと思われます。では実際に各社の社長のキャリア、社風の関連性を見ていきましょう。

<関連企業:総合商社>
・三菱商事:新卒採用・就活情報
・三井物産:新卒採用・就活情報
・伊藤忠商事:新卒採用・就活情報
・住友商事:新卒採用・就活情報
・丸紅:新卒採用・就活情報

垣内威彦(三菱商事)〜「総合力」×「エリート」×「全社一体」〜

「組織の三菱」という言葉は業界研究を始めている方はご存知かもしれません。この場合の「組織」とは全社で意思疎通の取れたビジネスを行なっている事を指します。

そうした考え方からも、いわゆる「背番号」(原則として最初の配属先部門からの異動がない人事制度を意味する)が残っていると言われています。実際に内定者からも、そのような印象を受けたという声が聞こえました。

では三菱商事のトップである垣内氏はどのようなキャリアを歩んできたのでしょうか。

垣内氏は、一貫して生活産業部門で仕事をしています。また参考として他の常務執行役員の方々のキャリアも特定領域内での一貫したキャリアです。

この例から分かることは、三菱商事では特定の業界に深く関わる事で知見を深め、利益を創出することを目指しているということです。

今後も三菱商事では、このような「背番号」的な人事傾向が続くのでしょうか。

垣内氏が打ち出した「中期経営計画2018」では明確に事業経営によるビジネスモデルを提唱しています。つまり経営が出来る人材を関連企業やパートナー企業に送る狙いがあります。

今後も(経営が行えるレベルでの)担当業界への深い知見が求められるため、こうした「背番号」的な人事傾向は続くことが予想されます。
経営人材である個々の社員が強いチームワークを形成する三菱商事には、まさに王者にふさわしい風格があります。

安永竜夫(三井物産)〜「現場」×「多様性」×「自由闊達」〜

「人の三井」という言葉は、よく「組織の三菱」と対照的に用いられる言葉です。

三菱商事のように会社を一つの大きな存在と考えるというよりも、個々の集まりを会社として考え、異動が難しいとされる総合商社の中でも、比較的(本部をも超えた)多様な経験をさせたい意図が伺えます。

その意図は若手だけでなくトップ人事にも反映されており、現三井物産社長の安永氏は32人抜きで社長に抜擢されたことで話題になりました。

<参考情報>
※三井物産HPより
社長紹介ページ / 役員一覧

安永氏のキャリアは営業畑と管理畑を行き来している点に特徴があります。
ご本人のインタビューによると、さまざまな国への出張・転勤や、世界銀行への出向を安永氏は経験しており、その経験から商社パーソンとしての成長の鍵として「現場での修羅場経験」を挙げています。そして現在も、若手への現場経験を強く求めています。

そのため三井物産における「人の三井」とは、「さまざまな現場で培った多様な経験の集合知」というモデルを社長は考えていると言えます。

岡藤正広(伊藤忠商事)〜「商人」×「現状打破」×「新規案件」〜

卓越したリーダーシップを発揮することで「非資源No.1商社」へと導き、CITICへの大規模投資や、「110運動」や「ノースーツデー」といった新しい社内活動を実施する岡藤氏。「典型的商人」と評される岡藤氏はどのようなキャリアを歩まれてきたのでしょうか。

<参考情報>
※伊藤忠HPと参考文献より
社長紹介ページ / 参考文献 (Amazonの商品紹介ページへ)

 
岡藤氏は、一貫して繊維関連のビジネス経験を積んでいます。具体的な自身の経験として

「繊維部門にいたとき、一つのブランドがすごく儲かったけれど、それは別会社化した。ほかの収益源がまるで育っていないということになりかねないからだ。だから、いかに全ての分野を同じように伸ばしていけるかが重要。企業は(調子の)いいときに次の芽を育てられない。」

とインタビューで話しています。

すなわち1つの大きな収益源を持つのではなく、小さい収益源を多く持つ事を重要と考え、現状打破的な仕事を求めている事が分かります。

岡藤氏はあらゆるインタビューや公の場において「商人」という信念を強く押し出しています。それは自身が「商人」としてのキャリアを歩んできたからに他なりません。

現在の伊藤忠商事ではカンパニー制という形で営業本部を分割しているところから「背番号」は強固にあると考えられます。その目的は「商人」として知見を高め、新たに稼げる新規事業を行うことにあると言えるでしょう。

三菱商事のように「経営人材」としてマネジメントに関わるのではなく、新しいビジネスを切り開くような、まさに「商人」として新規事業に関わっていきたい意図が社長のキャリアから読み取れます。

中村邦晴(住友商事)〜「チームワーク」×「堅実」×「仲間との一体感」〜

本年度(2017年度)の中間発表で、商社の中で最も高い利益率を実現した住友商事。全社的な特徴として非常に堅調なビジネスを行うことに定評があります。

財閥系商社の一角を占め、財閥系特有の資源分野での存在感を持ちながらも、メディア分野など新産業へも積極的に進出しています。

<参考情報>
※住友商事HPと参考ページより
社長紹介ページ / 社長インタビュー / 参考ページ(外部サイト)

トップである中村氏は、社長になる直前では管理部門を経験しながらも、それ以前の営業時代は一貫して機械部門(自動車関連)のビジネスを行なっています。総合商社業界の一つの特徴としての「背番号」は、やはり存在している様子です。

中村氏がキャリアの中で獲得した人材への考え方は、社長自身のインタビューからうかがえます。
インタビューの中で中村氏は「同じ方向を向くこと」「人と人とのつながり」というフレーズを用い、自身がチームプレイの中で成長をしてきたことを強調しています。

ここまでにご紹介した三社とは異なり、堅実な信頼関係を築くことで、確実なビジネスを行なっていることが分かります。

そのようなチームプレイの中で育ってきた社長の下、チームプレイや協調性を重視したビジネスを期待していると考えられます。参考として昨年度にチームプレイを重視したインターンを行なっていることからも、そのような意識が現在も根付いていることが分かります。

[関連選考体験記:住友商事のインターン]
住友商事 18卒 冬インターンレポート(2017/06/08投稿)

國分文也(丸紅)〜「挑戦的」×「強い個」×「若手」〜

元々は伊藤忠と同根であり、非財閥系商社の一翼を担う丸紅。

伊藤忠同様の非財閥系というポジションのため、個々の社員の高い営業力に定評があります。特に電力と穀物に関しては強い存在感を放っています。

丸紅のトップである國分氏は、管理側になるまではエネルギー畑で成長してきた「背番号」キャリアです。

國分氏のキャリアで特徴的な点は、そのボトムアップの姿勢です。インタビューでも語られているように、エネルギーという重厚長大なビジネスに携わりながらも、自身の考えを発信し、新たな仕事の成約を実現しています。管理側に立つようになってからも、若手にチャンスを与えて育てる風土があることを明言しています。また実際に丸紅の選考を今年(2017年)に受けた商社チームメンバーの総合商社内定者も、他の商社に比べ若い社員が面接官として多く登場したと話しています。
 
丸紅の社長のキャリアの場合から分かることは「若手からの発信に期待している」ことです。長期的な成長が期待されていると言える総合商社業界の中において、若手時代から前線でビジネスに取り組んでいくことを求める風土が丸紅にはある事が分かります。

社長のキャリアから分かる社風比較まとめ

総合商社の社風を比較する時、まず大きく「組織主義的か個人主義的か」と分ける事が出来ました。

まずは組織主義的な考え方を重視するのは三菱商事と住友商事、そして個人主義を重視するのは三井物産、伊藤忠商事、丸紅とグループ分けできます。

そして本コラムで取り上げた、社長のキャリアを考えた上での考察を加えると次のように整理することが出来ます。

<組織的>

・三菱商事
全社の一体感を重視しながらも、個については経営人材を目指す。すなわち高い能力の人材が、強い結束力でまとまっている形を目指している。

・住友商事
全社的というよりも、所属するチーム単位での一体感を目指している社風がある。そのようなチームが集まることによって、住友商事という全体を作っている。

<個人主義的>

・三井物産
それぞれが多様な経験をし、社員毎の異なる成長を期待している。それが集まることで、会社の持つ大きなビジネス(例えば資源ビジネス)を、さらに大きくすることを目指している。

・伊藤忠商事
商人的。三井物産のように個を重視するものの、既存のビジネスをさらに大きくするのではなく、新規ビジネスに意識が向けられている。

・丸紅
同様に個を重視しているが、特に若手重視な社風がある。若手時代から発信を求められ、また今の状態に甘んじない挑戦心も強い。

終わりに~会社のスローガンから見る総合商社~

本コラムでは、社長のキャリアを通じて社風の比較を行いました。

最後に各社のスローガンを補足的にご紹介します。※各社のHP、採用HPより引用

三菱商事:Think Big, Act Honestly
三井物産:360° Business Innovation
伊藤忠商事:一人の商人、無数の使命
住友商事:Think, Happiness
丸紅:世界のトッププレイヤーとの競争に勝ち抜け。

就活を終え、改めて各社の掲げるスローガンを確認すると、学生の目から見ても各社の特徴を上手く捉えていると感じます。これは商社チームにおける内定者メンバーの一致した意見でした。

社風理解の次のアクションとしては「本当にこのような社風があるかどうか」や「社風とのマッチングを重視しているかどうか」をOB訪問で確認してみる事や、志望動機の中にどのように社風を織り込むべきか検討する事が考えられます。

ぜひこれからの商社就活に向けて、さまざまなアクションを起こしてください。

マッキンゼー ゴールドマン 三菱商事
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