目次
1.はじめに ~サマーインターンの実態は「本選考」の一部~
日系・外資系を問わず、多くの企業が大学3年生の6月~8月のサマーにかけてインターンを実施しています。特に外資系コンサルティングファーム・外資系メーカーは、サマーインターン=本選考である企業が多くあり、このような企業は大学3年生の夏の時期に既に内定を出しています。
また外資系投資銀行やベンチャー・日系事業会社でも多くの企業で、インターンの優秀者には本選考までの間にメンターが付く、一部本選考の選考フローがスキップされるなど、内定が出ずとも内定にかなり近づく「優遇措置」が付与されます。
つまり、サマーインターンに参加することがもはや「本選考」の一部であるというのが現在の就活の実態です。
「内定が得られる」「内定に直接近づく」という点に加え、サマーインタ―ンに参加するメリットはさらにあります。
まず一つは、面接やインターンを数多く経験し、各選考過程に「慣れている」学生の方が本選考にて内定を勝ち取りやすいこと。
そしてもう一つは、様々な業界を比較する事で「自分の求める将来像」が鮮明になることです。
つまり、「志望企業(業界)のサマーインターンでなくても参加すればするほど、結果的に志望企業(業界)の内定確率が高まる」というのが就活における真実なのです。
以上を踏まえ、志望企業(業界)以外のインターンにもできる限り参加できるよう、早め早めに対策を進めていきましょう。
2.サマーインターンにチャレンジするべき7つの理由
①内定が出るため
サマーインターンを実施する企業(特に外資系企業)の中には、サマーインターンに参加したメンバーの中から早期に内定を出す企業があります。この傾向は投資銀行よりもコンサルティングファームや外資マーケティングで強く、内定に直結するものの多くは「ジョブ」といった名称がついています。
②選考に直結するため
企業の募集要項で「当インターンシップは選考には一切関係ありません」という一文を見かける方も多いでしょう。 しかし、企業が莫大なお金と労力をかけてインターンシップを開催している以上、選考に関係すると考えた方が良いでしょう。たとえ直接内定がもらえなくとも、その後の選考プロセスでインターンに参加したことが有利に働くことがあります。
例えば、サマーインターンに参加する事でその後の選考プロセスにおいて一次面接が免除され、二次面接からスタートできる場合もあります。 また、インターン中参加者は社員によって様々な角度から評価されています。もしここで優秀だと評価されればその後の選考で有利になりますが、その逆もまた然りなので注意しましょう。
③本選考に向けた実戦を積むことができるため
中には、選考内でグループディスカッション(GD)のフィードバックをして頂けることもあります。 選考の段階で企業の人事の方に直接フィードバックのような形で講評を聞くことができる機会はあまりないので、とても貴重な体験と言えるでしょう。また、仮に希望する企業のサマーインターンに参加できなかった場合でも、夏の時点で選考を受けたことには十分価値があるはずです。GDやケース面接は場数を踏むことで上達し、どのようにアピールすれば選考に通るのか、さまざまな面接を受けていく中で気付きが増えていくでしょう。夏に試行回数を重ね、内省を繰り返すことで秋以降の選考において他の就活生に差をつけることができます。
④「良い」エントリーシート(ES)が分かるため
選考を受けるにあたって最初の関門がESです。これもサマーインターンの選考を利用して、「良いES」すなわち「選考に通過するES」とはどういったものか知ることができます。
もしESの段階で足切りを食らったのであれば、どこが十分でなかったのか検証して修正し、秋・冬以降の選考に備えることができます。 そのためにも提出したESはデータの形で全て手元に残しておきましょう。
具体的にはWordファイルやGoogleスプレッドシートにESの設問をコピーし、そこで文章を組み立てることをオススメします。 同じ業界内ですとESの質問も似通っているので、コピー&ペーストで再利用することができ、就活期の貴重な時間を節約することができます。
実際、夏以降の選考において同じ業界内の企業エントリー締切は時期が固まっている場合が多いため、時間のある夏のうちにある程度ESを完成させてしまったほうが良いでしょう。 また、こちらのページではインターンを突破したESを見ることができます。ぜひ参考にしてみてください。
⑤希望する業界・企業との親和性を測るため
各社インターンにおけるグループワークの内容は、入社してからの実際の業務に即した内容を擬似的に体験できるものが多いです。
例を挙げると、投資銀行業界は学生に人気ではありますが普段の生活には馴染みのないビジネスを展開しています。また、コンサルと並んで激務な業界と言われていますが、業界本に目を通す、またはネット上で情報を収集するだけではその実態を把握するのは難しいのではないでしょうか。
ここでは投資銀行業界の例を挙げましたが、サマーインターンに参加することで実際の業務内容を経験したり、希望する企業の社風・業界の特徴を理解することができます。
また、実際にインターンに参加し、社員の方や参加メンバーと合わないと感じた場合、その企業や業界と自身の適性が上手くマッチングしていないのかもしれません。
しかし、それが夏という早い段階で分かることで志望企業や業界を見直すことができ、その後の就職活動のミスマッチを防ぐことができます。
⑥ライバルのレベルを知る(「井の中の蛙」から抜け出す)ため
夏の段階から就職活動を始めている学生は優秀な方が多いです。
そのような優秀な学生の中から高い倍率を潜り抜け、グループワークに挑むことで、選抜された学生たちの高いパフォーマンスを目の当たりにすることもあるでしょう。
また、実際にその業種に携わり、社会人としての経験を積んでいる社員さんが普段いかに学生とは異なる視座から業務を遂行しているかを学ぶ良い機会でもあります。
こういった衝撃・ショックを受けることも、サマーインターンの大きな意義かと思います。
しかし、当然ながらサマーインターンに参加し、同年代の優秀な学生と交流を持つことは決して悪いことばかりではありません。夏時点で倍率の高いインターンの選考を勝ち抜いてきた方々であれば、その優秀さはおそらく日本のトップ層のはずです。
そういった方々と横のつながりを持っておくことは就職活動だけでなく、今後の人生にも大いに役立つ貴重な財産になります。
⑦貴重な収入が得られる場合があるため
中には、日給の出るインターンを課す企業もあります。
就職活動には何かとお金がかかりますが、就活のフェーズが進むにつれ、アルバイトをする時間・精神的余裕は無くなっていきます。貴重な経験をさせてもらいながらお金までいただける機会を見逃す手はありません。
3.選考ステップ毎の対策法
以下のコラムを読み、万全の対策をしてから選考に臨みましょう。
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匿名で同じ25卒の仲間と情報共有をしたり、先輩内定者に自由に質問したりできるサービスです。
以下は25卒向けのスレッドの一部です。是非ご活用ください。
6. 内定者・社会人に気軽に就活相談【外資就活相談室】
サマーインターンにチャレンジするにあたって、不安や疑問を抱く場面も増えてくるのではないでしょうか。そんな時に役立つのが、トップ企業の社会人ならびに内定者に対して匿名で質問・相談ができる『外資就活相談室』です。
「身近に自分の志望業界について相談できる人がいない」、「ケース面接の練習をするにはどうすればいいのだろうか」、「サマーに落ちてしまった理由はなんだったのだろう」などの悩みを、普段なかなか出会うことの出来ない厳選された内定者・社会人に相談し、解消することができます。
直接対面するOB/OG訪問では聞きにくい働き方や給与面、選考でのポイントや、就活の入り口である自己分析のやり方などのヒントも、相談室を活用して見つけることができます。
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以下サマーインターンに役立つQ&Aをピックアップ致しました。是非ご活用ください。
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