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グループディスカッション対策における真髄

はじめに

こんにちは、外資就活 編集部です。

この時期の就活生を悩ませるのがグループディスカッションです。

外資・日系問わず、選考フローの初期段階で積極的に取り入れられているグループディスカッション(以下GD)。 与えられたテーマについて、4~6人で議論し、場合によっては面接官への発表も行います。

具体的なお題としては、
「大手予備校を選択し、その売り上げ向上施策の立案せよ」(ローランド・ベルガー 18卒 本選考レポート
「都内レンタカー会社の売上向上策を考えろ」(ドリームインキュベータ 19卒 本選考レポート
「SNSを用いた金融ビジネスを立案せよ」(ゴールドマン・サックス 18卒 本選考レポート
……などがあります。

場合によっては資料が配られ、それを読み解く時間が別途与えられたり、参加者1人1人異なる資料を渡されたのち「自分だけが内容を把握し周りの学生には伏せておく」ように指示されたりすることもあります。

そのお題は企業によってさまざまです。ケース問題に似ていたり、マーケティングの真似事であったり、なかには客観的な正解が存在しない「幸福とは?」といったものもあります。

したがって、GDと十把一絡げにまとめ、「役割分担とタイムキーパーをやれば勝率が高い」などのシンプルな対策は本質的でなく、それだけに終始することは危険です。
表面上の対策でなく、しっかりと本質的な対策をするようにしましょう。

グループディスカッション対策で何を見られているか?

ずばり、「コミュニケーション能力」と「思考力」の2つです。

コミュニケーション能力とは、「協調性」「リーダーシップ」「傾聴力」と言ったもので、他の人間と関わった時にどういう態度をとるのか、という部分です。また思考力とは、「論理性」「発想力」といった個人の思考に関する資質のことです。

どんな企業でも大なり小なり会議があり、プロジェクトとして複数人がチームを組んで動く業務があります。ただの報告会となってしまっているケースも多々ありますが、会議における話し合いによって新規事業や解決案が生まれることが望まれます。

そんなことから、採用選考のステップの一つであるGDにおいても、コミュニケーション能力があり、「議論を前に進められる人材」こそが高く評価されることになります。

グループディスカッション対策の流れ・考え方

ぶっちゃけた話、GDでの立ち回り方に関して唯一の正解といったものは存在しません。 人それぞれ、自分の得意な役回りや進め方があります。

そのような自分のGD必勝法の見つけ方は後述するとして、下記にはGDでの議論の考え方を載せておきます。

ただし何度も言うように、やり方は人それぞれなので参考程度に考えてください。議論の流れを読まず、特定の方法論に固執してしまうと、ただのKYなやつになってしまいますので、注意してください。

問題の定義、解釈、前提付加

まず、与えられたお題における「言葉」が、どこまでの意味内容をカバーするのか、メンバーの間で決める必要があります。

冒頭で紹介したお題でいえば、
「“東京以外の地方”の定義は何か?」
「採用基準はどこまで詰めるか?」
「“無人島に残され”た状況とは?船に乗せることが何を意味するのか?」
といった点を明確にすると良いでしょう。

最初に問題の定義・解釈、前提付加ができていないと、メンバー間でコンセンサスがとれなくなりますし、考慮しなくてはならない領域が膨大になってしまい、生産的な議論が難しくなります。

なお、問いが生まれた背景まで考えてみると、議論の方向性があまりぶれません。また大体のお題においては、実行主体が定められていないので、決めておくと良いです。
「スタバの売上を上げる」というお題においても、本社のCEOがやるのか、1店舗の店長がやるのかでは大きな差があります。

このような問題の定義や実行主体といった「前提」を勝手に決めてしまって良いのかと不安になる人もいるかもしれませんが、「与えられた前提の下でどう議論を“積み上げて”いくか」ということを問われているのだと考えましょう。
また前提を決めすぎて議論の幅が狭くなりすぎることが想定できれば、その時点で面接官から「そこは○○のままで進めてください」と指摘が入るはずです。その指摘が入るまでは前提を置いていって問題ありません。

実際に仕事で行う議論でも、詳細まで情報が洗い出し尽くされていることなんてほとんどありません。ましてやGDのたった数十分の議論で、ありとあらゆる前提と可能性について話し尽くすのは不可能です。適切な前提を置き、話すべき論点をいかに絞っていけるかが重要です。

タイムスケジュール

GDは数十分単位の時間制限で行なわれるので、効率よく進めていかないと即タイムオーバーです。 時間配分には気をつけましょう。

例えば30分の制限ならば、最初の10分でお題の解釈と構造化、シンキングタイムと共有を行い、次の10分〜15分で論点出しから結論に移行し、最後の数分で発表準備などを行うことが考えられます。発表が予定されていなければ、最後のまとめ等は不要の場合が多いです。

最初に時間を決めることの意義は「議論が迷走したときに時間を理由に次に行ける」ことにあります。
議論が迷走したとき、時間を決めていないと「この議論はひとまず終わらせて次に行きましょう」といっても引き下がらない人が出てきたときに対処が難しいです。しかし、最初にタイムスケジュールを決めておけば「タイムスケジュールにはあなたも同意していましたよね?であれば、次に進むべきです」という風に説得することができます。

では、それぞれのステップごとに、ポイントを見ていきましょう。

論点抽出、構造化

まず、お題に答えるためにどのような事項を考えれば良いか、結論を導く過程を構造化します。

ここではいくつかの論点を挙げた後、重要な論点(結論を導くために必要な項目)を選択し、どのような順で考えていけばよいかを検討します。

この「論点抽出と構造化」でメンバーの甲乙が分かれ、地頭の良さが明らかとなります。特にコンサルティングファームのGDでは、重要なポイントです。このステップを飛ばしてディスカッションし始める学生も多いのですが、時間を有効活用するためには必須のステップです。

このステップでは、フレームワークを用いるのも有効です。ロジカルシンキングも役立つでしょう。

◆ドラッグストアの利益を上げるための論点について考えてみる
「売上を上げるべきか、費用を下げるべきか」
「当該ドラッグストアの強みは何か」
「競合環境はどうか」
「市場(消費者のニーズ)はどうなっているか」
「代替サービスとは何か」
「成功するためには品揃えが重要か、立地が重要か」
など様々な論点があると思います。

ビジネスケースであれば、ひとまず何が課題なのか特定することが重要です。課題を特定するための議論のプロセスをまずは構造化し、その上で課題を解き明かすために論点抽出をもう一度行うといったことになるでしょうか。

◆最低限知っておいた方がいいフレームワーク

3C:カンパニー(自社)、コンペティター(競合)、カスタマー(消費者、コンシューマー) 。
企業レベルでの戦略を考えるためのフレームワークです。これら三要素を検討することで、内部環境と外部環境を全て洗い出せるとされています。

4P:プロダクト(製品)、プライス(価格)、プレイス(場所、チャネル)、プロモーション(宣伝)。
マーケティングのフレームワークであり、商品レベル、店舗レベルの議論を行うのに適しています。

5W1H:what,where,when,who,why,howです。
モレなくダブりなく検討することが出来ます。ビジネスケースで言えば、新規事業のビジネスモデルについて考えるときはこういった考え方をします。これにwhom, how many, how muchを加えた6W3Hなどの亜型もあります。

他にもフレームワークというか切り口というところで言えば、外部要因/内部要因、目的/手段、バリューチェーン(ビジネスの川上から川下までのプロセスに分解。企画・開発→仕入れ→製造→販売→マーケティング→メンテナンスなど)、戦略/組織など色々あるかと思います。

しかしながら、重要なのは適切な切り口を用いることです。
フレームワークはあくまでツールにすぎないので、具体的な課題に即してどれを選ぶべきかを決めましょう。
ただ覚えたフレームワークを使うだけの学生は嫌われます。注意してください。

なお、場合によっては、一緒に議論をする学生が全くフレームワークを身につけていないということもあり得ます。そんなときは、その学生を置き去りにするよりも、30秒で概要を説明してキャッチアップさせる方が賢明でしょう。

議論、収束化

実際に抽出された論点について議論していきます。それぞれの論点に解を出し、最終的な結論に向かって組み立てていきます。

なお、何らかの打ち手・解決策を議論するのであれば、結論を出すというときに「学生5人で5つ提案があって、それぞれ良い部分があるので全部やりましょう」というのは、まずあってはならない話です。

これでは最も有効な手立てを論理的裏付けとともに検討するのは無理ですと言っているのと変わりませんし、往々にして非現実的な解答となります。

広げた議論を収束させていくところまで済ませて、GDは終了です。

◆打ち手の評価方法

市場規模、市場の伸び、どれだけシェア(顧客)をとれるか、コスト、即効性…など様々な評価軸が存在します。
ここで大事なのが「どのような軸で評価すべきか」「どの軸が優先度が高いか」を考えることです。

打ち手の実行者が資本が充実している大手企業だったとすれば、コストが大きく即効性が低くとも、市場規模や顧客をとれるか(強みが活きるか、市場において競合が強いかなど)といった売上面への効果を優先します。
一方、潰れかけの中小企業が実行者の場合は、そもそも手元にキャッシュがないことが想定されるので、コストや即効性といった軸を優先したほうがいいでしょう。

問題によって使うべき評価軸は変わります。安易に本で書いてあった軸に飛びつくのではなく、どんな時も思考することを止めないよう心掛けてください。
余談にはなりますが、いきなり「インパクト」と「実現可能性」と書いて〇×評価するのはNGです。「インパクト」とは何を指すのか、「実現可能性」はどのような観点から測るのかをしっかりと定義したうえで使いましょう。

おわりに―グループディスカッション必勝法の見つけ方

とにかく、実戦をこなすことが一番です。

選考やイベントでできたレベルの近い友人達で集まって「模擬GD」を行うのも一つの手です。 その際は、議論に参加しないで客観的な立場からGDを観察する社員役の人をおいて、最後にフィードバックをしてもらうようにしましょう。

実戦→フィードバック→改善するための対策→実戦→……を何度も何度も繰り返すことが大切です。次第に向き不向きや陥りやすい展開などが分かってくるはずです。

また、セミナーや勉強会に参加するのもお勧めです。 顔見知りの仲間内で議論するのと初対面の学生と議論するのとでは全く勝手が違います。実戦に近いのはこちらなので、有用です。

外資就活ではGDに関連する有意義なコラムを掲載しております。下記にリンクを貼っておくので是非参照して下さい。

GDに必要な「議論する力」は社会人になっても役立ちます。選考のためだけの一過性のスキルと考えず、しっかり準備して臨んでください。

ご健闘をお祈りします。

【関連コミュニティ】
グループワークへの苦手意識を克服したい
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インターンでのグループワークでリーダーポジションを死守したい
【GD】クラッシャーがいたときの対処法
【思考法】覚えておくべきフレームワーク、共有しませんか
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【GD】議論がロジカルじゃない時は、流れを遮ってでも修正すべき?
論理的に話せているはずなのにGDに通過できません。どのような取り組みが必要ですか

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