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【IBD志望必見】外銀IBDインターン面接の攻略法〜過去に出題された質問 / 解答例〜

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外銀の面接はどんな準備をすれば良い?

こんにちは、外資就活 外銀チームです。

投資銀行部門(以下IBD)のインターン・本選考では外資系コンサル(以下外コン)に比べ、地頭に加えた「準備力」が問われます。逆を言えば元々のセンスや能力の高低を問わず、十分な準備さえ行えば周囲の就活生との差別化が可能な業界であるとも言えます。

「準備力」とひとえに言っても、面接の段階によって必要な準備内容が異なります。そこで本記事では、IBDの面接対策についてよく聞かれる質問を5つのパターンに分類し、実際の解答例も紹介していきます。

また、以下ではインターン以外や他部門の面接対策記事を記載していますので、ぜひご覧ください。

IBDで聞かれる面接内容

以下に実際の選考で出題された質問の一部を記しています。質問にはある程度のパターンがあるため、本番でもまず「今は何を問われているのか」を分類することで、冷静に対処できます。

【面接で聞かれやすい質問】

面接官からは様々な質問が投げかけられますが、IBDの選考で出題される質問は大きく分けて以下の5つのタイプに分類できます。

1.ガクチカや志望動機など基本を問う質問
2.度胸を問う質問
3.最低限の金融知識を問う質問
4.瞬発力を問う質問
5.フィット感を見る質問

1.ガクチカや志望動機など基本を問う質問

他業界の選考でも必ず聞かれる質問なので、特に言及する必要はないでしょう。IBDで最も頻繁に問われるのは、志望動機に関する質問です。既にESに書かれていたり、前段階の選考で問われていたりする「志望動機」の深掘りは他の質問と比べて面接官の負担が少なく、一度に多くの学生を見る必要があるグループ面接では鉄板の質問です。インターン選考では重要視されないと言われる、「なぜ弊社なのか」などの質問に関しても、外銀IBDの面接では頻出です。周りの学生が詰められていないからこそ、そこで差をつけていきましょう。

面接官は、本当にこの学生は投資銀行業務を理解しているのか、オリジナリティのある志望動機が述べられているのかを念頭に尋ねてきます。志望動機の作り方については、こちらの記事を参照してください。

【質問例】
・自己紹介をしてください
・なぜ金融業界を目指すのか
・なぜIBDなのか
・なぜ外資系なのか
・なぜ弊社なのか
・学生時代に頑張った事は何か
・今までで苦労した経験は何か
・苦労したことの克服方法
・ゼミ、研究会での勉強内容

2.度胸を問う質問

時には面接官から不意をつくような質問が飛んでくる事もあります。準備だけでは対応できない質問を課す事で、学生の不測の事態への対応力を測る意図があります。

学生の度胸を問う方法には、突飛な質問内容を投げる方法と、面接官が圧迫的な態度をとってくる方法の2種類があります。どちらの形式にしても、あくまでその学生が入社後実際に激務にも耐えられるかを試しているだけで、決して意地悪でやっているわけではありません。どんな質問が飛んできても理路整然と回答しましょう。

【質問例】
・もし、今回インターンに参加できなかったらどうする?
・この仕事に活かせる特技は何?
・同期に負けない一番の強みは?
・あなたが採用されるべき理由は?
・面白い話をしてください
・目標とする人は誰か
・数学は得意か

3.最低限の金融知識を問う質問

面接で最低限の金融知識を問う意図としては、身近なニュースに関心を持っているか、どんな視点でニュースを捉えているのかの確認などが挙げられます。対策にあたっては、多少専門的な金融知識をインプットしなくてはなりません。

特にIBDの選考特有の質問として「気になった最近のM&A案件はある?」が挙げられます。外資就活ではM&A案件についてまとめた記事を掲載していますので、こちらをご覧ください。

【質問例】
・今後、金融業界の今後はどうなると思うか
・ドル円の今後はどうなるのか
・日本の経済は今後どうなると思うか
・最近気になったM&A案件
・志望する部署で気になった案件を5つ挙げて
・EBITDAって?
・PERって?
・今後伸びるセクターはどこだと思う?

4.瞬発力を問う質問

外銀の面接では、瞬発力や頭の回転の速さを試すような質問をされる事があります。というのも外銀の業務は外コンに比べ、「真の問題解決型」のロジックよりも「とりあえず短時間で結論を出す」ロジックが求められるからです。

これは、本当の問題の原因を追究することが期待されるコンサルとは異なり、外銀では目に見えている問題や将来的な事業機会を金融の力でどう解決するかの「提案力」が求められるからです。その「提案力」も他社と比べて迅速に提案をすることが求められるため、ある程度筋が通っていればあとは回答の速さがその人材の価値になります。

そのため、ロジックの深さよりも「とりあえず何らかのスタンスを取って結論を出せるか」という意味での頭の回転が見られます。この能力を確認するために、面接官から話の文脈に沿わない質問が飛ばされることも多々あります。また、外コンの15分程度のケース面接のように回答をじっくり考える時間は与えられず、なるべく早くレスポンスをすることがカギとなります。場合によっては回答の正確性よりもスピードが重視されます。

よくある瞬発力を見る問題としては、簡単な計算が課されます。もちろん、2桁の計算程度であれば正確性を求められますが、図を書いてみないと解けないような難しい問題もあります。その場合は、間違えてもいいのでとりあえず答えを出し、それからどのような道筋で考えたかをしっかりと説明できれば十分でしょう。

【質問例】
・数理クイズや、2×2以上の掛け算等の算数クイズ
・乗数の暗算(9の6乗はいくらか?など)
・来年の今日は何曜日?

5.フィット感を見る質問

企業側はインターンの面接においてもある程度企業にフィットする可能性の高い学生を選びたいという気持ちがあります。さまざまな質問から今までの生き方や考え方を聞いて、それが自分たちと共通するのか、自分たちのチームでやっていけそうなのか踏まえた上で、ジョブに参加してもらった方が、社員からしても学生を評価しやすいのです。

質問内容に関しては、1~4の項目で出てきた質問と重複するところが多いです。例えば、ガクチカひとつとっても人によってどんなところに焦点を当てて、どんな手段でどんな結果を出したのか様々です。
そこから、人それぞれの人柄を判断してフィット感を測ります。

【質問例】
・強みは何か
・投資銀行部門で生かせそうな経験
・どんなキャリアプランを考えているのか
・どうして大学で部活に入ろうと思ったか
・弊社のイメージと新卒で入るメリット
・自分のパーソナリティについて、自己評価と他己評価の両方
・困難を乗り越えた経験
・リーダーシップを発揮した経験
・どんな人がいる企業で働きたいか、働きたくないか

実際の解答例から適切な答え方を考える

今までの説明から、外銀側の出題意図は理解できたのではないでしょうか。これを踏まえ、実際にどのように解答すれば良いか例を挙げていきます。

1.志望動機に関する質問

Q.自己紹介を30秒でしてください。

A.OO大学OO学部より参りました、××です。学業に関しては学生レベルの知識しか持ち合わせておりませんので、課外活動についてお話させていただきます。
私は今、サークル活動に力を入れており、OOサークルの幹事長を務めています。サークル活動に力を入れようと思った動機としては、主体的に動くのが好きなのと、組織を拡大することに喜びを感じるからです。入社後も自らの主体性を活かし、組織を拡大できる仕事に就きたいと考えます。本日はよろしくお願い致します。

(解説)
単に学校で学んでいることを述べるのではなく、自分はあくまで学生であり金融知識は社会人にかなわないという事を踏まえ、知識面の強みをアピールしないようにしています。また、学生の頃しかできないサークル活動に注力しているということを話すことで、社会人である面接官にも興味を持ってもらいやすくなります。何よりも、面接官が深掘りをしやすいように、あくまで抽象的な話に努めています。

Q.なぜ投資銀行部門を希望するのですか。

A.常に成長を求められ、アグレッシブに働くことができる投資銀行部門は、私のキャリア目標を実現させてくれると考えるからです。過去の〇〇という体験を通じて、私は自分の限界に挑みながら、業務を通して社会にインパクトを残せた際の達成感こそが自己成長に資すると感じています。

投資銀行部門では業務を通じて経済界に大きなインパクトを与えることができ、それに至るまでの膨大な仕事量・責任感とそれに見合った達成感を得られると認識しています。そんな刺激的な業務だからこそ、私が重視する「熱中できるほどの自己成長」という要素が達成できると考えました。

(解説)
過去の体験から現在何を感じていて、その思いを踏まえてどんなキャリアを描きたいのかが鮮明で、非常に良い印象です。「熱中できるほどの自己成長」など、オリジナルのフレーズを盛り込んでいる点も好印象です。

Q.なぜ弊社でなければいけないのですか。

A.業務と社風の面から、御社を魅力的に感じているからです。まず、社風についてお話しさせていただくと、チームで案件に当たる風土と、新卒の段階から現場での経験を積むことができるという方針が、先ほどお話しした自分の特性にマッチしている気がします。

また、他の投資銀行と比べても、小さい案件であっても積極的に取りに行く御社の業務方針が若いうちから多くの案件に携わりたいと思っている自分にとって、最適だと考えるからです。

(解説)
今回は学生が自身の人物像に合った企業に応募している想定で書きました。ここに関しては会社ごとに異なる答え方をしなければならないので、汎用的な解答は存在しません。社風という目に見えない面と、業務内容という目に見える面の両方で志望理由を語ることで、説得力が増します。

2.度胸を問う質問

Q.もし、今回インターンに参加できなかったらどうする?

A.その場合は、勉強し直したいと思います。御社のインターンに参加したい思いは十分ですが、それでも参加できないということは単純に自分の能力や準備が足りていないからだと思います。そのため、参加できなかった期間は志望度の低い他社のインターンに参加するくらいなら、しっかり金融面の知識を得て、御社の本選考で内定できるように頑張ります。

(解説)
熱意を伝えつつ、自分の力の至らなさを素直に認めています。その上で、同業他社には流れない志望度の高さや、失敗を教訓にして前向きに取り組む姿勢について述べています。これだけアピールしてもインターンに参加できなかった場合は、社風が合っていなかったのだと見切りをつけた方が良いでしょう。

3.最低限の金融知識を問う質問

Q.最近気になったM&Aのニュースは?

A.「セブン&アイ・ホールディングスが米スピードウェイを210億ドルで買収した」というニュースが気になりました。

Q.なぜ気になったの?
A.まずコロナ禍において、これほど大きなクロスボーダーM&Aの案件があることに驚きました。また、買収に多くの外資系投資銀行・日系投資銀行が参画していることにも驚きました。これだけ大きな案件だと、買収価格の算定や資金調達にも多くの企業が関与することを知りました。

(解説)
こちらの回答は、金融にあまり詳しくない学生の立場で考えてみました。下手に知識があるように話すと現場の社員からは嫌がられる傾向が強いので、「驚いた」というような感情面での感想を話したほうが賢明です。

一方で、上記の回答は誰が回答しても遜色ない、オリジナリティが一切ない内容になってしまっています。なぜ数ある案件の中でも自分はその案件に興味を持ったのかが大事なので、自分だからこそ語れる案件を見つけましょう。金融業界にある程度精通しているのであれば、過去の事例と比べて何が特徴的だったか(例:シナジー効果や業界への影響など)独自の考察を述べるのも良いでしょう。

Q.今日の日経平均は?

A.朝ニュースで見た限りでは、2万XXXX円でした。

Q.(日経平均が)これから上がると思う?下がると思う?

A.他国次第だと思います。特に米中の動きが大きく影響を与えると思うので、米中の動きや貿易面を見ていきたいと思います。

(解説)
「今日の日経平均」に関しては、最低限の知識があるかを確かめられています。また、2題目もほとんど金融面の知識を使わずに切り抜けています。特に、日経平均に関しては未来のことなので「他国次第だと思います」と、根拠のない自説を広げることなく堅実に答えています。最終的にこれからも勉強を続けていきたいという前向きな姿勢を示している点も高評価です。

Q.日本の経済はこれからどうなると思う?

A.「経済」というのは勝手な解釈ですが、年あたりのGDP成長率のことだと定義して話を進めさせていただきます。結論を申し上げるとこのままではどんどん停滞していくと思います。理由は高齢化社会によって労働年齢人口が減っていくためです。これを打破するためには出生率を高めるか、労働力を何らかの形で確保するかに絞られるので、後者に注目しています。具体的には女性や高齢者の雇用を進めること、外国から労働者を受け入れることが重要になると思います。

(解説)
コンサルタントのように、「経済」というあいまいな言葉を定義してから話を始めています。その上で経済動向を予測しつつ、なぜそうなるかの原因と、それに対する対応策を述べています。ここでも下手に金融の知識を挟まずに、しっかりと経済問題に目を向けていることをアピールするだけで十分でしょう。

4.数理的センスを問う質問

2の11乗は何か?

A.2の10乗は1024ですので、2048になるかと思います。

(解説)
暗算を出題された際、答えが出ないあまり沈黙を貫いてしまう学生が多い中で、計算の途中経過や考え方を口に出せている点は非常に高評価です。仮に計算間違いをしてしまった場合でも、途中経過を述べているだけで印象が全く変わります。

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面接対策を十分にして自信を持って臨もう

いかがでしたか。今回の記事で解説したことはIBDを目指すに当たって対策すべきことのほんの一部分に過ぎません。実際、派手なイメージのみに憧れて投資銀行を目指す人の中には、やるべきことの多さに気づき途中で挫折してしまう人もいます。

しかし、準備をすることで少なからず自信がつきます。自信を持って面接に臨むことは、それだけで評価につながります。堂々と臨むために徐々に準備を進めていきましょう。

まず業界理解から始め、その上で「なぜ自分がIBDにふさわしい人間なのか」を深掘ることで面接で聞かれる内容をブラッシュアップできるとよいでしょう。

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