【ガクチカ虎の巻①】ガクチカで飲食店アルバイトをアピールしたい!ESでの書き方や面接での深掘り質問を解説(例文付き)

2025/03/13

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飲食店アルバイトをガクチカにしたいあなたへ

こんにちは、外資就活ドットコム コラムチームです。

就活におけるES(エントリーシート)や面接では、学生時代に力を入れたこと、通称 「ガクチカ」 がよく問われます。この「ガクチカ」では、主に大学時代の活動のなかで自分が頑張ったものを選んでその経験を伝えます。多くの選考において志望動機と並び比重が特に大きいのがこのガクチカであり、 ガクチカを通じて自分の魅力をいかに伝えるかが選考の結果に大きく影響します。

ガクチカにおいてどのようなエピソードを選ぶか、そしてそれをどのように伝えるかという点に関しては、毎年悩む就活生が多くいます。そこで 本シリーズ「ガクチカ虎の巻」では、エピソード別にガクチカで伝える際に意識すべき点を紹介していきます。

第一弾である本コラムでは、接客をはじめとする 飲食店アルバイトでの経験をガクチカに使いたい と考えている方向けに、ESでの書き方や面接での深掘り質問を紹介します。

「飲食店アルバイトのエピソードはありきたりになりがち」とも言われますが、ポイントを意識して作ることで魅力的なガクチカになります。 「飲食店アルバイトのガクチカでトップ企業への内定を目指したい!」という方は、ぜひご覧ください。

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飲食店アルバイトのガクチカの作り方

飲食店アルバイトのエピソードをガクチカで伝えるにあたって、その経験を 構造化 することがまず大切です。構造化をして整理することで、相手に伝わりやすくなるほか、自身の経験の深堀りにもなります。構造化に使えるガクチカの一般的なフレームワークは以下の通りです。

①何をやったのか
②前提情報
③どれだけ困難な状況だったか
④なぜ解決しようと思ったのか
⑤課題の特定
⑥どのような行動を起こしたのか
⑦行動を起こした成果
⑧得た学びや知見など

これらの詳細については、以下のコラムで解説しています。詳しく知りたい方はこちらを参照してください。

例として、上記のフレームワークに沿って整理した飲食店アルバイトのガクチカを見てみましょう。これはあくまで1つの事例にすぎませんが、参考までにご覧ください。

①アルバイト先の居酒屋でホールスタッフとして年間売り上げ10%アップに貢献した
②総スタッフ8人、座席数60席の居酒屋
③売り上げが伸び悩んでおり、このままでは従来通りの規模で経営を続けることが難しい状況だった
④お世話になっているお店やスタッフのために、現状を打破したいと思った
⑤売上を分析したところ、日本酒の売上が低かった
スタッフの知識不足により、十分に日本酒をお勧めできていなかった
⑥スタッフの協力を得て月に二回勉強会を開いて知識を深めることで、日本酒の注文数を増やすことを目指した
⑦注文数が約三倍になり、店舗全体の目標である年間売り上げ10%増加を達成した
⑧周りを巻き込んで課題解決を目指すことの大切さを学んだ

なお実際に上記の飲食店アルバイトのガクチカをESに書く際には、①~⑧をすべて含めるのではなく、文字数や強調したいことを見極めて要素を取捨選択する必要があります。

実際にどのような形でESにまとめるかという点に関しては、のちほど紹介する内定者のESを参照してください。

ガクチカで飲食店アルバイトを用いる際のポイント

一般的に、ガクチカの内容を考える際に明確にすべきこととしては、

・業界・企業・職種に合ったアピールポイント
・強み・経験の再現性

の二つが挙げられます。ここでは、上で挙げた飲食店アルバイトのガクチカを例にして具体的に説明したいと思います。

業界・企業・職種に合ったアピールポイント

ガクチカにおいては、 同じエピソードであっても、異なるポイントをアピールできることがほとんどです。 例えば上記の居酒屋のエピソードでは、周囲を巻き込んで勉強会を行ったという点を強調しました。一方で、日本酒の注文数を伸ばすことが重要であると判断するに至った課題発見力をアピールすることもできます。

外資メーカーの選考をはじめとしたリーダーシップが重要視される場面では、周囲の人を巻き込んで課題解決を行ったという点を強く押し出した方が良いかもしれません。一方で、コンサルやデータサイエンティストなど分析力が重視される専門職の場合には、課題を発見したプロセスに重きを置いてアピールすることが効果的な場合もあるでしょう。

同じようなエピソードであっても、どのように伝えるかで印象は大きく変わります。 ぜひ志望する業界や企業、職種に合ったアピールポイントを意識してガクチカを組み立ててみてください。

強み・経験の再現性

ガクチカとして自分の経験を伝える上では、その再現性も重要です。 ガクチカで発揮した強みや得た経験が、入社後に活かせるものでなくてはならないのです。

例えば「居酒屋の売上を10%伸ばした」ことが事実であるとしても、その理由が「優秀な店長の指示に従っていたから」では意味がありません。なぜなら、優秀な店長がいない入社後の環境では、同じように活躍できるかわからないからです。

自分の強みが発揮された結果得られた成果であるとアピールすることで、入社後にも同じように活躍するイメージを持たせることができます。またその経験を通じて学んだことに関しては、その経験だけに留まらず入社後に活かされるケースも多々あります。

面接官の立場に立って、自分が将来的に活躍する姿をイメージさせられるよう、エピソードの再現性を意識してみてください。

飲食店アルバイトでは「差別化」も大切

飲食店アルバイトは比較的誰でも経験できるものであるため、他の就活生とエピソードがかぶりやすいというデメリットがあります。そのため、 他の就活生といかに差別化を図るかという点も非常に重要です。

エピソードに独自性を出す方法の一つとして、 目標達成のプロセスをきちんと言語化する ということが挙げられます。同じ「売上を伸ばす」という成果に対しても様々なアプローチがあるため、それらを自分の実体験に基づいてわかりやすく伝えることができれば唯一無二の魅力的なガクチカになります。

その他、 自分が抱いていた問題意識や困難に感じたことなどを自分の言葉で表す といったことも、ガクチカの解像度を上げる方法です。ありきたりなガクチカになってしまうと悩んでいる方は、ぜひこれらの点を意識してみてください。

飲食店アルバイトガクチカの深掘り質問例

実際の面接では、多くの場合提出したESに基づいてガクチカに関する質問がなされます。

面接でガクチカについて問う場合には、ESに記載しているか否かに関わらず、改めてその内容を聞かれることがほとんどです。 その際にはESと同様に、 要素を取捨選択して答えるようにしましょう。

例えば「学生時代に最も力を入れたことは何ですか?」といった形で聞かれた場合には、

「アルバイト先の居酒屋でホールスタッフとして年間売り上げ10%アップに貢献したことです。」

といったように「①何をやったのか」を簡潔に述べたあと、必要に応じて②〜⑧を付け足す程度の回答が望ましいでしょう。回答が冗長になってしまうため、特に詳しく述べるよう求められていない場合には、一から十まで全て一度に説明することは避けるべきです。

その後、そのエピソードを深掘りする形で質問がなされます。例として、以下が挙げられます。

◆プロセスに関する質問
・なぜその打ち手を選んだのか
 例:「現在の売れ筋をさらに強化するという方法もあると思うが、なぜ売り上げの低い日本酒の注文数を伸ばすという方針にしたのか」
・困難だったことは何か
 例:「勉強会を準備する上で大変だったことは何か」
・工夫した点はどこか
 例:「(やる気のない)スタッフに協力してもらうために意識したことはあるか」

◆モチベーションに関する質問
・なぜそのことに取り組もうと思ったのか
 例:「なぜ売上向上に取り組もうと思ったのか」
・(大変だったこともあるなかで)なぜ頑張り切ることができたのか
 例:「なぜ月二回の勉強会を続けることができたのか」

◆再現性に関する質問
・自身はどのような役割を果たしたか
・自身のどのような強みが活かされたか
・その経験を通じて何を学んだか
・その学びを仕事でどのように活かしていきたいと思うか

面接での深掘り質問は先ほど紹介したフレームワークに沿って作っておけば答えられるものがほとんどです。とはいえ、ここで挙げたような頻出質問に関しては、特に入念に対策をしておきましょう。

飲食店アルバイトのガクチカES例文

以下では、実際に選考通過者がESで提出した飲食店アルバイトに関するガクチカを紹介します。ぜひご覧ください。

フューチャー(ITコンサルタント)選考通過者のES

クラブ・サークル・アルバイトなど課外活動として取り組まれたことがあればご記入ください。(400文字以内):
バイト先の飲食店で従来のLINE登録方法に、工夫を施し、1日の新規登録数を4倍に増加させた。入店時に「LINE登録でデザートが無料になる」とお客様に伝え、新規登録を勧めていたが、登録数が1日2人にも満たない日が続いた。そこで、タイミング、セリフ、ターゲットの3つに工夫を施した。具体的にはお客様が食べ終わり、デザートを注文する頃合いを見計らい、それに合わせ「今LINEを登録した方限定で、通常300円のアイスを無料で食べられる」など、タイミングの変更に加え、セリフにお得感や限定の要素を盛り込んだ。加えて、操作がわからない高齢者の方にはLINE登録まで一緒に行い、子連れの方には、甘いものが好きなお子様にまず話かけるなど、お客様に合わせた接客を徹底した。これらの施策により、登録数を1日平均2人から8人に増やすことができた。この経験から、物事を批判的に捉え、改善に向け、即実行することの大切さを学んだ。
【コメント】
課題解決に向けて工夫した内容がわかりやすく伝えられているガクチカです。また最後にその経験を通じて得た学びが書かれていますが、コンサルタントの仕事につながるような内容になっているように感じられます。

紹介したESはこちら

楽天グループ(ITサービス・総合職)選考通過者のES

学生時代最も頑張ったこと(力を入れたこと)を教えてください。 その際に「目標」、「自身が果たした役割」、「成果」がわかるよう記載してください。(400字以内):
〇〇のアルバイトで新規会員獲得数の月平均を90件から150件以上に増やした。競合店の近隣への出店により、当店舗は顧客流失への懸念があった。そこで、会員の獲得が難航していたため、月間獲得数を135件(1.5倍)に増やすことが店舗の目標となった。当時の課題として、マニュアル通りの入会案内や会員特典の認知不足があると考え、改善した。具体的には、顧客の年齢層や購入商品に合わせた臨機応変な入会案内を行って獲得数を上げ、自らが前例となった上で他の従業員に成功した話法を伝えた。また、〇〇語と〇〇語を習得し、3言語での対応を可能にした。さらに、会員特典広告のデザインや設置場所を顧客目線で考え、釣り銭トレイへの貼り付けや商品陳列棚への差し込みを行った。その結果、獲得数1.6倍を達成した。このように、目標に対する手段を多角的な視点で考え、周りを巻き込む役割を果たし、成果に貢献した。
【コメント】
目標や成果に関して定量的な情報が含まれており、客観的に見て伝わりやすいものになっています。その施策を行うにいたった考えについても述べられており、納得感のある内容となっていますね。

紹介したESはこちら

カゴメ(食品メーカー・総合職)選考通過者のES

周囲との衝突を恐れず、交渉者折衝した経験を具体的に教えてください。(250字程度):
アルバイト先での従業員同士の関係改善に貢献した。アルバイト先では学生と主婦、社員にそれぞれ隔たりがあり、連携がとれずミスを頻発していたまずは私自身が主婦や社員とコミュニケーションをとり、それぞれの人柄や趣味嗜好の理解に努めた。その後、学生と主婦、学生と社員というように互いを巻き込んで会話をする機会を増やしていった。その結果、従業員の仲が深まり、連携が強化されてミスが減少した。私は御社においても他者へ献身し、顧客との関係構築・改善に貢献することができる。
なぜ、前問を解決することができましたか。要因も分かるように教えてください。(250字程度):
現状を変えたいという想いが私他者献身力として発揮された。従業員同士の交流が少なく活気がない雰囲気を変えるため、私は全力で従業員と向き合った。どのような話し方で、どの話題を選べば従業員の仲が深まるかを考え、実際に交流の機会をつくった。またその気持ちに応えて従業員が心を開いてくれたことでよい結果に繋がった。他者のために全力を尽くす行動と思いが結果を生んだ。
【コメント】
経験の内容と課題を解決できた理由を別の設問で答えるという少しイレギュラーな形の設問です。「他者に対する貢献」というアピールポイントを明確に押し出す形でガクチカが組み立てられていますね。

紹介したESはこちら

デロイトトーマツコンサルティング(総合コンサル・コンサルタント)選考通過者のES

自分の長所・短所についてエピソードを交えて教えてください(250字):
私の長所は、「当事者意識を持った行動力」である。この強みは学生時代のアルバイトの経験によって養われた。店舗の経営課題と営業課題が一致していると感じたことから課題解決に向けて施策を提案、実行した。その結果、両方の課題の解決に貢献することができた。一方、短所としては「慎重になりすぎてしまう」という点がある。アルバイトにおいても自分の施策に不安を感じ、実行までが遅れてしまうことがあった。そこで周りからの助言に耳を傾けたり、何度も確認し洗練することで自信をつけ、素早い判断ができるように心がけてきた。
働く上で大切にしたいことは何ですか(250字):
主体的に取り組み向上心を持ち続ける姿勢である。私は学生時代のアルバイトの経験から、店舗が抱える課題に対して施策を行うなど主体的に行動し、状況改善のために働きかけることで課題解決に貢献することができることを学んだ。グローバル化が進んでいる現在では、社会や企業の状況は絶えず変化しており、それに伴い課題も変化していると考えられる。主体性を持って自ら分析を行い課題解決のための向上心を持ち続けることで、多くの企業に貢献できるコンサルタントに近づくことができると考えている。
【コメント】
設問そのものは長所や短所、将来像を問うものであり、学生時代に力を入れたことを直接問うているわけではありません。しかし、自分が伝えたい事の裏付けとしてエピソードを伝えることで、説得力を増すことができます。

紹介したESはこちら

飲食店アルバイトのガクチカでトップ企業内定を目指そう

ここまで飲食店アルバイトのガクチカに関して解説してきました。ぜひ今回の記事を参考にガクチカ対策を万全にして、トップ企業の内定を目指してください。

また飲食店アルバイト以外の別のエピソードに関しても、本シリーズで順次取り上げていきます。そちらもぜひご覧ください。

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