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こんにちは、おかだともきです。
<Profile>
京都大学大学院在学。専門は化学工学で革新的なドライヤーを開発中。ソニー、デロイト・トーマツ・コンサルティング、楽天、ハウテレビジョンからオファーをいただき、最終的にハウテレビジョンへの入社を決意。現在は外資就活ドットコムにてインターン中。就活について呟くTwitterアカウントはこちら→@10moki_okd
[1] 就活という理不尽なゲームの中で問われている「たった1つ」の問い
[2] 自己分析という迷路で迷わないために
[3] トップオブトップだけが知っている「本当の」戦略
[4] あなたが凄いのはわかりました。ところであなたは誰ですか?
ES添削コラム
第1回:【ES添削① 部活動編】ー理系院生が「本気の就活」で見つけた勝ち方実践編ー
第2回:【ES添削② 飲食アルバイト編】ー理系院生が「本気の就活」で見つけた勝ち方実践編ー
ES添削のフィードバックも3回目です。
今回は飲食以外のアルバイト編として、6本のご投稿を添削しております。ぜひ参考にしてみてください!
1本目
おかだのコメント
今回1本目は塾講師のアルバイトでのエピソードです。塾講師アルバイトの経験はガクチカとして非常によく使われるテーマです。しっかりとアピールポイントを伝えて他の学生と内容を差別化するためにも、確実なブラッシュアップを心がけましょう。
b ここが非常にもったいないです。「聞いた」で終わらず、具体的にどのような情報が得られて、成績が上がらない具体的な要因が何だったかを説明しましょう。
c bで具体的な言及がないため「なぜ主体的に勉強に取り組んでもらうことが効果的なのか」の理由に欠けます。bの「上がらない要因」を具体化しましょう。また「主体的に勉強に取り組んでもらう」という抽象的な表現ではなく、具体的な説明にしましょう。
d cと同様「なぜ1日のスケジュールを生徒自身が作ると効果的なのか」の情報に欠けます。
e 抽象的な表現は避けてできるだけ、具体的な記述が欲しいです。
f 提案型にすれば、なぜ生徒のモチベーションを保つことができるのか、そもそもなぜ生徒のモチベーションを講師が保つ必要があるのか具体的な説明が欲しいです。ここもbで成績が上がらない具体的な要因を説明すれば、改善されるはずです。
2本目
おかだのコメント
1本目にに引き続き、塾講師のアルバイトのエピソードです。5人の生徒を志望校合格に導いたと言うのは非常にインパクトがありますね。
b この状態にどのような課題があったのかについての記載が欠けています。適切な場所に移動させるか、思い切って削ってしまって良いかもしれません。
c 「あれ?」と思ってしまいました。生徒の志望校合格と保護者からの不満には、直接的な関係はないはずです。この流れでは「なぜ生徒の成績が伸びないか」についての具体的な原因への言及が期待されます。
d 目的が書かれていないため、なぜこの「課題」が効果的なのかがはっきりしません。目標/目的を明確化しましょう。
e 目標/目的、それに対する課題がいずれも明確でないため、なぜこの打ち手が効果的なのかがわかりません。また文章の主述関係が「1つ目(は、が)=褒める」では違和感がありますので「褒めることだ」に修正しましょう。
f 「なぜモチベーションアップが必要なのか」の説得性に欠けます。成績が伸びない「原因」をまず前段で説明しましょう。
g eと同様です。どのような目標/目的と課題があるか初めの部分で書きましょう。
h cと同じですが、結局何をKPIとしているのか、またそのKPIが適切なのかを検討し直してください。
3本目
コメント
3本目はアパレルバイトのエピソードです。とても素晴らしいエピソードですのでぜひ参考にしてください。余談ですが、ES投稿を募集して初めて、アパレルショップでアルバイトをしていた方が意外と多いことを知り、驚きました。
b 明快な課題設定で良いですね。
c ここが非常にもったいないです。「自信のなさ」という抽象的な表現で済ませず、「台詞や振る舞いが身に付いておらず、お客様にどう話しかけて良いかわからなかった」などのような具体的なアクションが見える形まで具体化したいです。
d インプット・アウトプットの対比の意図がある記述かと思うのですが、打ち手がインプット主体なので思い切ってインプットのみに絞って良いかもしれません。
e 学びとして弱い印象です。学びは①設問に指定がある場合と②真新しいインサイトがある場合以外は、思い切って省いてしまっても良いかもしれません。ちなみに「真新しいインサイト」とは他の人には真似できないような卓越したスキルであり「課題解決力」「結果を出す力」など抽象的な能力だと特にアピールできません。
4本目
コメント
引き続きアパレルでのエピソードです。アパレルはお客様との直接的なやりとりがあるため、営業のようなエピソードになっていますね。
b この一文が必要か要検討です。投稿者様の立場がわからないので、今回の取り組みが自主的なものなのか職務の範疇なのかが判断できず、どのような印象に受け取られるかがわからないからです。
c 非常によい分析ですが、①と②の粒度の違いが気になります。①では客数としか言われていないですが、②ではセグメントまで分解されているので、①も同様にセグメントまで分解するとよりわかりやすい文章になるはずです。また、後の打ち手がなぜ効果的だったのかもわかりやすくなります。
d この文章を削って、cの分析に文字数を割いた方が全体としての質が上がると思います。
e とても面白い打ち手で非常に関心しました。
f こちらも面白い打ち手ですね。
g 定価商品の購入率がどれくらい改善されたかに触れられているとより良いです。
いただいた質問にお答えします。
厳しくよろしくお願いいたします。
結構厳しめにフィードバックしたつもりですがいかがでしょう?もし足りないようでしたら、Twitter(@10moki_okd)までご連絡ください!
5本目
コメント
4ヶ月連続で最優秀スタッフに選ばれるというのは強烈なエピソードですね。
b ここに大きな違和感を感じました。本来、接客はお客様のためにあるものであって最優秀スタッフに選ばれ表彰されるためではないと思います。書き方の問題ですが「お客様に満足してもらうために日々努力した結果、最優秀スタッフに選ばれるほどの接客ができるようになりました」の方が見え方が良いように思います。
c 最優秀スタッフに選ばれたという実績に加えて、お客様の満足度がどう変化したかも言及するとよりよくなるはずです。
6本目
コメント
最後はイベント運営アルバイトのエピソードです。このアルバイト特有の課題を見抜き、解決しているのが素晴らしいです。
b 最終的には定着率と育成の両方を課題にしていると思うのですが、ここはどちらかにフォーカスして文章をシンプルにするのがおすすめです。内容から鑑みて「育成」がよいでしょう。
c 「広い会場への苦手意識」が課題と対応していないように見えます。結局のところ、育成ができないことに対応していると思うのですが、もう少し丁寧な説明が欲しいところです。
d この結びも今回はガクチカなので必要ありません。学んだことは①設問で指定がある場合もしくは②真新しいインサイトがある場合のみ書くのを推奨します。
今回は以上です。応募された方やこのコラムを読んだ方、全員の役に立てば幸いです。
もし、ご質問やコメントがありましたら、Twitterまでご連絡ください。
[1] 就活という理不尽なゲームの中で問われている「たった1つ」の問い
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[3] トップオブトップだけが知っている「本当の」戦略
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