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戦略コンサル内定者が語る「選考フロー別 落選しないための心構え」 【後編:ケース一次・二次・ジョブ編】

はじめに

こんにちは、外資就活コンサルチームです。

前編に引き続き、2人の戦略コンサルの内定者の方にインタビューを行い、選考フロー別に落選しないためのポイントについてお聞きしました。

今回のコラムは後編ということでケース面接一次編・二次編・ジョブ編です。前編のES編・テスト編・GD編と併せてご覧ください。

このシリーズを読んで、戦略コンサルの内定を勝ち取りましょう!

このシリーズの回答者は
Aさん:大学院生。サマーインターンを通じて外資系戦略コンサルティングファームに内定。
Bさん:学部生。本選考で外資系戦略コンサルティングファームに内定。1年間の留学経験あり。

のお二人になっています。

ケース面接(一次編)

ケース面接(一次)で落ちる原因

ーー今回はまず一次のケース面接についてお伺いします。前提として、戦略コンサルの選考ではケース面接が何度も行われるファームもありますよね。そういった中で、一次のケース面接で落ちる原因って何だと思われますか?

Aさん:考えられるのはケース面接としての体裁が整っていないということですよね。ケースの体裁が整っていないというのは、ケース面接に挑む上での「検討」「心構え」が、まともにできていないということで、一言で言うと「対策不足」です。
具体的には、検討プロセスで「前提確認をしていない」「問題を構造化できていない」などのケース面接の基本ができていないということで、つまりこれは「コンサルタントとしての考え方」ができていないんです。

また、心構えで言うと「MECEで考えようとしていない」「面接官を敵だと思っている」がありますね。特に面接官を「自分を選考で落とそうとしてくる敵」だと思ってしまう人が多いようですが、それは全くの間違いです。面接官は受験者が詰まったら手助けしてくれたり、情報を与えてくれたりする存在です。それを履き違えていると落ちますね。逆に面接官との議論を楽しみ、情報ソースとして活用できれば受かります。

ケース面接の体裁
●検討プロセス
1)ケースの前提確認
2)問題をMECEに構造化
3)ボトルネック特定・原因追及
4)施策立案
5)解決策の評価

●心構え
・常にMECE(漏れなく、ダブりなく)に考える
・面接官とのコミュニケーションを円滑にする、楽しむ

Bさん:Aさんの言うことに僕も賛成です。ケースの体裁が整っていないとそもそも相手にされません(笑)。
ただ、教科書マンになっている場合も落ちるのだと思います。教科書マンとは「東大生が書いた〜」の解き方しかできず、他に全く引き出しがないような人です。この本自体はもちろん良いものなのですが、本に書いてある解き方しかできないのは問題です。なぜなら、この本に書いてある解き方が全てのケース問題に対しての最適な解き方かどうかは分からないからです。大事なのは自分の中での引き出しを増やして、問題を解く際にはどれが最適な引き出しなのかを見極めることです。全てのケース問題に対してワンパターンの解き方しかできないと一次で落ちてしまうと思いますね。

ケース面接(一次)の対策法

ーー分かりました。では、落選しないためにはどのような対策が必要だと思いますか?

Aさん:やはりケース面接の体裁を整えることですよね。そのために、具体的には対策本を解くことや、実際に頼りになる人(現役のコンサルタントや内定者など)からフィードバックをもらうといいです。対策本としては以下の2冊がおすすめです。正直、ケース対策って1人でやってもたかが知れているので、頼りになる人にフィードバックをもらうことは重要です。

■過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題

―――この本は日本のコンサルティング会社の新卒・中途使用において、実際に出題されているものに近いレベルのケース問題とそれらの解答例が多く記載されています。「イメージを持つ」「ゴールを知る」うえで非常に有用でしょう。

■戦略コンサルティング・ファームの面接試験―難関突破のための傾向と対策

―――この書籍は、海外の書籍の訳書であることからもわかる通り、海外オフィス採用向けの印象です。日本では一部のファームにて、それも終盤の選考などでしか出題されない問題が多い印象です。ハイレベルな問題ばかりなので、余裕があればストレッチする意味でも確認しておきましょう。

Bさん:教科書マンにならないためには、ケース面接の問題を解く際にも「なぜこの解き方がいいんだろう」と毎回考え、その都度復習することが重要です。いくら対策本をたくさん解いて引き出しを増やしても、それを最適に使うことができなければ意味はありません。持っている引き出しを最適に使うためにも、日々の演習から自分の出来を振り返る必要があります。

ケース面接(二次編)

ケース面接(二次)で落ちる原因とは

ーーでは次に、二次のケース面接で落ちる原因って何だと思われますか?

Aさん:このような言い方が正しいかは分かりませんが、ケースを解く力はあまりないのに、一次でたまたま上手く解けて受かっちゃった場合ですかね。ファームによって微妙に違いますが、ケースの二次で見ている項目として「再現性があるか」を見ていることが多いんです。つまり、実力がないのに運良く一次で解けたような人を弾いているんです。逆に一次と同じまたはそれ以上のパフォーマンスが発揮できれば、通過する確率は上がるでしょう。

Bさん:Aさんのおっしゃった「再現性」に加えて、ファームとの相性が合わなかったというのも考えられますね。相性というのはそのファームの「人柄」もそうですし「考え方」も指します。

例えば、いくらケースの出来が良くても人間性が合わないと判断されてしまえば落ちてしまいます。二次面接以上になってくるとマネージャーやパートナーなど年次の高い社員が面接を担当する場合があり、そうした場合にはファームとの相性が評価を左右することもあります。だから、ケースの実力とはあまり関係のないところで落ちてしまう可能性もあるのです。

ケース面接(二次)の対策法

ーー分かりました。では、落選しないためにはどのような対策が必要だと思いますか?

Aさん:再現性に関しては本人の実力の問題なので、やはり「思考力」や「コミュニケーション力」を鍛えるしかないでしょうね。何回ケース面接を課されても合格できるような実力を身に付けるようにしましょう。そのため、繰り返しにはなりますが、頼りになる人と模擬ケース面接を行って良質なフィードバックをもらうことが重要です。

Bさん:ファームとの相性に関しては、正直どうにもならない所はありますね(笑)。自分を偽って無理にそのファームに寄せたとしても、入社後に苦労することも考えられますから。ただし、ファームごとにケース問題の特徴は異なっているので、それらの対策は可能です。各ファームのケース問題の特徴を把握し、それらに対応できるようにしておくと良いでしょう。

例えばマッキンゼーでは資料系のケース問題が課せられることが多いので、その演習を積んでおく必要があります。またATカーニーでは、非ビジネス系の抽象的な問題が出題される場合があります。このように、ファームごとのケース問題の特徴をつかんでおくのは有効な対策法かもしれませんね。

ジョブ・インターン編

ジョブ・インターンで落ちる原因とは

ーーでは最後に、ジョブ・インターンで落ちる原因って何だと思われますか?

Aさん:これは本当にファームによって異なりますが、思考体力がないと確実に落ちますね。

思考体力がないというのは、ジョブ期間において序盤と終盤でパフォーマンスに大きな乖離があるということです。つまり、頭が疲れてしまって思考停止状態に陥っているということですね。
具体的に思考体力がなく思考停止状態になっている人の特徴としては、序盤ではそんなことはなかったのに、終盤になるにつれて発言の量・質ともに顕著に落ちているというのが挙げられますね。何か話を振っても全く考えていないような軽い返事が返ってきたりと、学生の僕らから見てもすぐ分かりますよ(笑)。
長く思考し続けることを求められる戦略コンサルタントにとって、思考体力がないのは致命的です。なので、社員の方に少しでもそう思われたら落ちることは必至でしょう。

Bさん:Aさんの話に付け加えるとしたら僕は2つあると思いますね。1つ目は「EQ的な体力がない」ということ。2つ目は「カルチャーフィットしていない」ということです。

1つ目の「EQ的な体力がない」というのは、初めはすごく感じのいい人だったのに、終盤になり疲れてくると荒れ出すような場合ですね。前提としてジョブではEQ力が非常に重要視されています。EQ力とは具体的にコーチング、他人に協力的か、建設的にコミュニケーションをとれるか、などです。そのような力に関してはGDやケースで一応見られていますが、それが継続的に発揮できるのかというのはジョブでしか見れないですよね。
なので、ジョブではEQ力が継続して発揮できるのかという点が重要項目になっています。

2つ目に関しては先程も言いましたが「そのファームの色にあっているのか」という所です。
社員の方に一緒に働きたいと思わせることが出来なかったんですね。しかし、無理にそのファームに合わせても入社後に苦労することが考えられるので、カルチャーフィットが原因で落ちたらもう仕方ないと思います。

ジョブの対策法

ーー分かりました。では、落選しないためにはどのような対策が必要だと思いますか?

Aさん:思考体力に関しては先程も言いましたが、やはり日々思考し続けるに限ります。戦コンのジョブは大抵3日間で行われますが、日々全く思考しない人にとって3日間思考を続けるのは相当ハードなんですよね。なので、ケースの練習をしている間だけではなく、日常生活レベルで思考することが重要だと思いますね。

Bさん:EQ的な体力に関しては、周りから自分の行動はどう思われるのかということを客観的に見てみるというのは対策としてはあるかもしれませんね。

そこで「自分は疲れてくると途端に協調性がなくなる」などの自分の性格の特徴を把握しましょう。そして、それを強く意識し是正できるように努力するしかありません。
EQはコンサルタントだけではなく、社会人全般にとって必要不可欠なので、ここで見直しておいて損はないでしょう。人間力を磨くという意味でもEQ的な体力は必ず身に付けるべきです。

ーーなるほど、本日はありがとうございました。

おわりに

前編に引き続き、ケース面接一次・ケース面接二次・ジョブの落選パターンとその対策法を内定者にお聞きしましたが、みなさんいかがでしたか?

サマージョブの選考で残念ながら落選してしまった場合でも、自分がどのパターンに当てはまっているのかをしっかりと考えてオータムジョブ・本選考に活かしましょう。

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