【戦略コンサル内定】有名ファームより魅力的!? 知る人ぞ知る小規模戦コン各社まとめ

はじめに

こんにちは、外資就活 コンサルチームです。

今回は戦略ファーム特集の最終編です。

第1弾では三大戦略ファームであるMBB各社について、第2弾ではMBB以外の大手戦略ファームを中心にご紹介しました。本コラムでは小規模ながら戦略コンサルティングサービスを提供している優良なファームをご紹介します。

今回紹介するファームの多くは、国内でのプレゼンスの大きいファームの採用が終わった春以降でも採用を行なっているケースが多いです。そのため戦略コンサルを志望しているにも関わらずエントリーすることができなかった方や、大手ファームの選考に漏れてしまった方でも対策をする時間がありますので、一見の価値はあるのではないでしょうか。

今回解説するファームリスト

本コラムで紹介するファームは以下の通りです。

オリバー・ワイマン（Oliver Wyman）

まず最初は、アメリカに本社を持つオリバー・ワイマンです。同社の特徴は、グローバルでのポジションが非常に強いことです。米国の就活情報サイトVault.comによる戦略コンサルランキングでは、MBBなどの大規模ファームの次に位置付けられていることも少なくありません。

人事コンサルティングファームのマーサーと同じマーシュ・アンド・マクレナン・カンパニーズの傘下企業でもあります。

新卒採用について

国内では中途採用が中心ではありますが、若干名の新卒採用も行なっているようです。ただ、国内の大きなファームと違って大規模な採用ではないのでメール等で個別に調整をする必要があるようです。

マース・アンド・コー（mars & Co）

マース・アンド・コーはフランスを起源とし、世界7都市にオフィスを構える戦略コンサルティングファームです。日本法人はマース・アンド・コー・コンサルティング・ジャパンと呼ばれています。

大きな特徴はクライアント間での利害対立が起きないよう1業界1社制を採用し、限られた数のクライアントに対してサービスを提供していることです。世界各国各業界の少数のトップ企業に対してグローバルに専属的支援を行い、クライアントとの長期的な信頼関係を築いています。

新卒採用について

募集の規模は大きくありませんが、毎年新卒採用を行っています。年間を通して応募を受け付けているようです。詳しくは以下ページをご確認ください。

EYパルテノン

1991年に設立された戦略コンサルティングファームであるパルテノンを2014年にBIG4の一角であるEYが買収して、EYパルテノンとなりました。2018年の3月から国内の業務を拡大しています。

業務内容としては、成長戦略、トランザクション戦略、オペレーション戦略など戦略の仕事が多く、またクライアントの業界もライフサイエンス、消費財、製造業、商社、プライベートエクイティなど多岐にわたっています。

新卒採用について

2020年卒から国内でも新卒採用を始めました。現在は、学生向けのインターンシップ・プログラムや新卒採用を通年行っています。詳しくは以下ページをご確認ください。

モニター デロイト

モニター デロイトは、マイケル・ポーターなどのハーバードビジネススクールの教授らによって1983年に設立された戦略コンサルティングファームであるモニターグループを2013年にデロイトが統合したファームです。日本でのサービスは2018年6月に開始されました。

グローバルのクライアントは超大手企業から政府機関、非営利企業まで多岐にわたっています。公表されているプロジェクトとしては、カリフォルニア大学の事業再編支援やリビア政府の経済政策評価などもあります。

新卒採用について

以前は中途採用しか行っていなかったモニター デロイトですが、現在は枠は少ないものの新卒採用を行っています。

L.E.K.コンサルティング

L.E.K.コンサルティングは、ベイン・アンド・カンパニーの元社員が1983年にロンドンで設立した、世界14カ国、22箇所に拠点を持つグローバル戦略ファームです。

製薬などのヘルスケア業界や消費財を得意としています。また戦略や企業価値評価のエリアに特化したサービスを行っているため、他の大手ファームと比較すると各プロジェクトの期間が短いという特徴を持ちます。

東京オフィスの人数は40名ほどとかなり小規模。外国人比率が高いため、社内の公用語は英語だそうです。

新卒採用について

L.E.K.コンサルティングは、現在新卒採用、中途採用やインターンの募集を停止しています。採用再開時にはホームページで告知されるため、気になっている方はホームページを確認してみましょう。

コーポレート・バリュー・アソシエイツ（CVA）

CVAはフランスで設立されたグローバルの戦略ファームで「The global strategy boutique」をコンセプトに掲げています。

日本企業向けのグローバルプロジェクトであっても日本人のみのチーム構成とせず多国籍の混成部隊でプロジェクトを行うため、グローバルな働き方ができるでしょう。

新卒採用について

CVAは国内での新卒採用を行っていません。少数精鋭を貫いているため中途ですらめったに求人がオープンになることがありません。そのため、今後も新卒採用が行われる可能性は低いかもしれません。

エム・セオリー

エム・セオリーは、モニターグループの日本支社の元社長が設立した日系のファームです。

オペレーション改善はスコープとせず、企業進化・成長戦略に焦点を当てています。またインダストリーグループの形成による業界知識の蓄積を行わず、あくまでクライアント企業が他社と差別化するための独自戦略を提案することを目指しています。

スタッフの正式な社内のタイトルをすべて「コンサルタント」に統一し、フラットな関係性の下で闊達な議論を行っている点も特徴です。

新卒採用について

ジョブなどを通じた一般的な新卒採用は行っていませんが、長期インターンの募集を行っています（2024年4月時点では停止）。パフォーマンスを出した方は長期インターンから新卒採用につながるルートがあると考えられますので、興味がある方はまずは長期インターンの応募から始めてみるとよいでしょう。

P&Eディレクションズ

P&Eディレクションズは、2001年にBCGの元社員らが設立した戦略・事業支援系のコンサルティングファームで、巨大企業から中小企業までの幅広いクライアントの成長戦略を主に支援しています。

得意領域は新規事業立案や事業成長のようです。また、DD（デュー・デリジェンス）の仕事が3～4割ほどあるため、ハードではありますが早いスピードで成長することができるのも特徴です。

新卒採用について

数十名程度の小規模の戦略ファームですが毎年新卒採用を行っています。また2ヶ月以上の長期インターンの募集も行っているので応募の参考にしてみてもいいでしょう。

XEED（シード）

XEEDは、マッキンゼー・アンド・カンパニー出身の波頭氏が1988年に設立した戦略コンサルティングファームです。企業ビジョンの策定や事業戦略立案をはじめ、組織戦略・人材育成などあらゆる領域でソリューションを提供しています。

波頭氏は経済評論家としても知られており、『思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践』や『プロフェッショナル原論』、『論理的思考のコアスキル』など数多くの著書があります。

採用新卒について

募集人数は若干名ですが新卒採用を行っています。

フィールドマネジメント

2009年に元マッキンゼー・パートナーの並木氏を筆頭にトップファーム出身者が立ち上げたコンサルティングファームです。従来のコンサルティングファームが経営者の後方からの支援者というスタンスと対照的に、経営者と共にリスクを取り合い経営者の隣に立つこと、「経営者のStep Zeroになる」ことを経営理念にしています。日本航空の再建やJリーグ、ソニーの支援などの実績が知られています。

新卒採用について

フィールドマネジメントでは、新卒採用を行っています。大規模ではないため、履歴書などをメールで送付することでエントリーが可能です。詳しくは以下ページをご確認ください。

選考対策をして戦略コンサル内定を目指そう！

いかがだったでしょうか。小規模のファームの中にも優良な戦略コンサルティングファームがあることはお分かりいただけたのではないでしょうか。本記事を参考に、ぜひ著名ファーム以外にも志望企業を広げてみてください！

各ファームの選考対策に関しては、ぜひ以下のコラムを参考にしてください。

また外資就活ドットコムには、コンサルの選考対策に役立つ先輩就活生のES・選考体験記が多数掲載されています。

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